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異界渡り(ワーオランドーラ国)編
私、友人が出来ましたの!
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あの王命への返事をしたのだから何かしらの反応や返事がある筈!と思っていたのに、王や王城からは何も連絡がなくて、しょげていた私。
そんな私を気遣い、沢山のお話しをして下さったマミ様とミサ様のお二方と友人になりました!!
私と同じ様な立場であるのにも関わらず、家や権力に頭を垂れたりしないで話し合えるのは、とても楽しかったですの。それに、王がした仕打ちのせいで、こちらから友人になって欲しいだなんて頼めません。モジモジしていた私に、ミサ様から「ご友人になって頂きたいです。」と、マミ様からは「ジャンヌ様が妹の様に思えるので、私とも友人になって下さらないかしら?」とお言葉を頂けたのですわ!
私、友人と言う名の取り巻きには、些か辟易していましたの。だからこそ、『ただの友人』になって下さったお二方の前で、気持ちが溢れてしまい、不覚にも泣いてしまいました。泣きながら、王との今までの事を洗いざらい話してしまったのです。
「まぁ!(なんてヘタレ!)ジャンヌ様は、(そのままでいれば、王の出方を見れるので暫くは真っ直ぐなままで突き進んで頂かなければ、話にならないですし、)間違ってなどいませんわ!(是非、話のネタになるように)そのままでいらして。ね。」と、マミ様が慰めて下さいましたし、(ジャンヌにはカッコ内の事は伝わっていません。)
「ジャンヌ様も色々頑張っていらしたのですね、その頑張りを周りが認めて下さるといいですね。(私が聞いても、ヘタレだと思った!なんて王様!)」と、ミサ様にも元気が出る様な言葉を頂けましたの。(同じく、ジャンヌにはカッコ内の事は伝わっていません。)
「私、お二方とご友人になれて良かったですわ。」とニコニコしたら、お二方から抱きしめられましたの。
(「このツンデレ具合が凄いわ!さすが天然!養殖モノとは比べられないっ!」とマミ(加奈)は見悶えて、抱きつき、ミサは「何この可愛い生き物!」と抱きついたのでした。)
他国の公爵家ご令嬢であるマミ様とミサ様をそれぞれ我が家の客用部屋へメイドが案内して、晩餐もご一緒して、私の家族にも紹介致しました。
後から、父には「でかしたぞ!」と言われたのですが、他国の公爵令嬢と知り合った事を褒めているだけだと思い、私自身は、あまり気に留めませんでした。
翌日の昼過ぎに王城からの使者であるマシロ殿、シロがまた我が家へ来ましたが、私への王からの処分や婚約破棄、王命の取り消しでもありませんでしたわ…。何故だか、肩透かしを食った気がしますの。
我が家に滞在中のマミ様、ミサ様お二方に対して、国からの使者として、マシロ殿が書簡を運んで来たのでした。
私は国対国のやり取りのは口を出せる立場ではない、ただの貴族の令嬢です。折角、仲良くなれたお二方の邪魔をしたくなくて、庭園を散策していますの。
溜め息をついてからも、散策をしていますと、庭の茂みから、ぴょこん!と大きな黒と白のブチのモノが飛び出てきました。
「あ!!クロ!!」
私が7才のなった頃、王妃教育や勉強が本格的に始まり、それらが上手く出来ずにいた日は、庭の茂みの前でよく泣いていました。すると、いつからかは忘れてしまいましたけど、黒と白のブチの大きな犬が、私の涙で濡れた頬をベロン!と嘗めて、私が落ち着くまで横にいてくれましたの。
家の庭に入り込めるのは、害意や敵意のない者だけなので、私は安心してその大きな犬に懐きました。そうして「名前がないのは不便ですもの、耳が私と同じで黒いから、『クロ』ってあなたの事を呼ぶわ。」と言っても、クロは何も言わずにいたので、その日から15才になるまでの間、庭に度々来るクロに慰められていました。
15才を過ぎたある日、クロが庭に来なくなりました。悲しくて、でも16才で成人する私に気を遣ったのだと理解出来たので、「クロ、ありがとう。」と呟いて、庭の茂みの前にはそれ以来、来ていなかったのです。
それから月日が経ち、今は成人である16才を過ぎて、私はもうすぐ17才になるのです、その私の元にクロが来ました。クロが何処の誰かも構わない、私を心配して来てくれた気持ちが嬉しくて、クロに抱き着きました。
クロがビクッ!としたのも無視して、そのままで話しました。
友達が出来た事、王命で嫌いな私と結婚する王の事、側妃候補からの嫌がらせや呪いの内容。それらが怖くて夜も碌に眠れずにツラくて、王に相談したかったけど嫌われている私は相談出来なかった事、本当は王様の絵姿と黒に支えられて王妃教育や勉強をしてこれた事、修道院へは仕方なく入るつもりな事まで、今までの事を全て話していました。
クロが温かくて、話したい事を話せて、気が緩んだのでしょう。そのまま眠ってしまったのです。
…気付いたら、クロに包まれて、眠っていました。クロも眠っています。クロの頭を撫でて、「起きましたわ。クロ、寒くない?」と聞くと、「ふぁーっ!」とクロが大きな欠伸をしました。クロと離れ難かったので、そのまま屋敷の中へ連れて行き、私が黒の足をキレイに拭いて、私の部屋まで連れて行きました。
屋敷の者はクロの大きさに驚いて、私の近くには寄って来ませんでした。
部屋の中で置いてあったティーセットで、お茶を淹れて飲んでいます。クロにもティーセットで淹れたお茶をミニテーブルへ出しました。クロは大きな舌でお茶を舐めて飲んでいます。「クロは器用にお茶を飲むものだわ。」と思いながら、1人と1匹でお茶を飲んでいました。
そこへ、マミ様とミサ様が「使者殿の渡して来た書簡の内容をジャンヌ様に知らせたいので、お訪ねしました。」とやって来ました。お二方の後ろには使者のマシロ殿と家令のヤイバが居ます。
マシロ殿が目を見開いて、口を塞いで、立ち尽くしています。
「マシロ殿、どうしました?ああ、私の知り合いのクロです。ブチが綺麗な模様ですし、やっぱり、クロはマシロ殿の親戚ですか?」
そう私が声をかけると、マシロ殿が私に挨拶をした後、何かを考えています。まぁ、親戚が私の所にいたら、驚きもするでしょうし、ビックリしても仕方ないです。
「あ、あ、あ、はい。えーと、部屋の隅でクロ殿と話をさせて頂いても?」
「ええ、クロもいいですよね。」
クロが首を縦に振ったので、マシロ殿がクロと部屋の隅に行きましたわ。そうして、私はマミ様とミサ様に向き合い、メイドにはお茶を淹れるように指示して、お二方に聞きました。
「で、使者様からのお話しとは何でしたの?」
「私達の国からの書簡の内容と、滞在が延びた事を私達を招いたジャンヌ様に話に来ましたわ。」
「国からは何と来たのですか?」
「行き違いがあっただけなので、戦争はしないと。私達も側妃候補でなく、たまたま術式の事故に巻き込まれただけだったとの調査結果が詳細に書いてありましたわ。」
「では、誤解が解けたと?」
「ええ。正式に国から、私達を見つけて下さったジャンヌ・ルー公爵令嬢へのお礼状と、滞在延長を許可して頂きたい旨をしたためた書状が一緒に届いていたのですわ。その2つをお渡し致します。お確かめ下さいな。」
マミ様から渡されたお礼状と、ルー家での滞在延長を希望する書状を読んで、確認しました。あと5日の滞在延長を求めています。昨日と今日で2日、全部で7日間の滞在許可ですわね。
家令のルーを側に呼んで、お父様にこの書簡を読んでもらうように話し、その後は私の方へお父様からの返事と、書簡の返却をするように申し付けても、まだ、…マシロ殿とクロの話は続いているようですわね。
メイドが私達のお茶のおかわりを淹れている間も、私は友人のお二方よりもクロが気になります。
「あの大きな方、クロ様でしたっけ、気になりますの?」
「…どうしてマミ様にはお判りになるのかしら…。」
「元の姿でしたら、ジャンヌ様とは変わらない年齢ですが、異界渡りした国で色々と見聞きして鍛えられましたの。」
「ミサ様は?」
「ミサは深い事情がありまして、詳しくは話せませんが、今まで友人が居なかったのです。だから、ジャンヌ様と友人になれて、昨日は嬉しくてなかなか寝付けなかったんですって。ふふふ。」
「もう!そんなことまでジャンヌ様に話さなくったって!」
「まぁ、嬉しい!」
友人2人と話している間に、「マシロ様とクロ様が部屋から出て着替えてくると出て行きました。すぐ戻るとの伝言を頂いております。」とメイドが私へ伝えて来たのでした。
そんな私を気遣い、沢山のお話しをして下さったマミ様とミサ様のお二方と友人になりました!!
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「ジャンヌ様も色々頑張っていらしたのですね、その頑張りを周りが認めて下さるといいですね。(私が聞いても、ヘタレだと思った!なんて王様!)」と、ミサ様にも元気が出る様な言葉を頂けましたの。(同じく、ジャンヌにはカッコ内の事は伝わっていません。)
「私、お二方とご友人になれて良かったですわ。」とニコニコしたら、お二方から抱きしめられましたの。
(「このツンデレ具合が凄いわ!さすが天然!養殖モノとは比べられないっ!」とマミ(加奈)は見悶えて、抱きつき、ミサは「何この可愛い生き物!」と抱きついたのでした。)
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後から、父には「でかしたぞ!」と言われたのですが、他国の公爵令嬢と知り合った事を褒めているだけだと思い、私自身は、あまり気に留めませんでした。
翌日の昼過ぎに王城からの使者であるマシロ殿、シロがまた我が家へ来ましたが、私への王からの処分や婚約破棄、王命の取り消しでもありませんでしたわ…。何故だか、肩透かしを食った気がしますの。
我が家に滞在中のマミ様、ミサ様お二方に対して、国からの使者として、マシロ殿が書簡を運んで来たのでした。
私は国対国のやり取りのは口を出せる立場ではない、ただの貴族の令嬢です。折角、仲良くなれたお二方の邪魔をしたくなくて、庭園を散策していますの。
溜め息をついてからも、散策をしていますと、庭の茂みから、ぴょこん!と大きな黒と白のブチのモノが飛び出てきました。
「あ!!クロ!!」
私が7才のなった頃、王妃教育や勉強が本格的に始まり、それらが上手く出来ずにいた日は、庭の茂みの前でよく泣いていました。すると、いつからかは忘れてしまいましたけど、黒と白のブチの大きな犬が、私の涙で濡れた頬をベロン!と嘗めて、私が落ち着くまで横にいてくれましたの。
家の庭に入り込めるのは、害意や敵意のない者だけなので、私は安心してその大きな犬に懐きました。そうして「名前がないのは不便ですもの、耳が私と同じで黒いから、『クロ』ってあなたの事を呼ぶわ。」と言っても、クロは何も言わずにいたので、その日から15才になるまでの間、庭に度々来るクロに慰められていました。
15才を過ぎたある日、クロが庭に来なくなりました。悲しくて、でも16才で成人する私に気を遣ったのだと理解出来たので、「クロ、ありがとう。」と呟いて、庭の茂みの前にはそれ以来、来ていなかったのです。
それから月日が経ち、今は成人である16才を過ぎて、私はもうすぐ17才になるのです、その私の元にクロが来ました。クロが何処の誰かも構わない、私を心配して来てくれた気持ちが嬉しくて、クロに抱き着きました。
クロがビクッ!としたのも無視して、そのままで話しました。
友達が出来た事、王命で嫌いな私と結婚する王の事、側妃候補からの嫌がらせや呪いの内容。それらが怖くて夜も碌に眠れずにツラくて、王に相談したかったけど嫌われている私は相談出来なかった事、本当は王様の絵姿と黒に支えられて王妃教育や勉強をしてこれた事、修道院へは仕方なく入るつもりな事まで、今までの事を全て話していました。
クロが温かくて、話したい事を話せて、気が緩んだのでしょう。そのまま眠ってしまったのです。
…気付いたら、クロに包まれて、眠っていました。クロも眠っています。クロの頭を撫でて、「起きましたわ。クロ、寒くない?」と聞くと、「ふぁーっ!」とクロが大きな欠伸をしました。クロと離れ難かったので、そのまま屋敷の中へ連れて行き、私が黒の足をキレイに拭いて、私の部屋まで連れて行きました。
屋敷の者はクロの大きさに驚いて、私の近くには寄って来ませんでした。
部屋の中で置いてあったティーセットで、お茶を淹れて飲んでいます。クロにもティーセットで淹れたお茶をミニテーブルへ出しました。クロは大きな舌でお茶を舐めて飲んでいます。「クロは器用にお茶を飲むものだわ。」と思いながら、1人と1匹でお茶を飲んでいました。
そこへ、マミ様とミサ様が「使者殿の渡して来た書簡の内容をジャンヌ様に知らせたいので、お訪ねしました。」とやって来ました。お二方の後ろには使者のマシロ殿と家令のヤイバが居ます。
マシロ殿が目を見開いて、口を塞いで、立ち尽くしています。
「マシロ殿、どうしました?ああ、私の知り合いのクロです。ブチが綺麗な模様ですし、やっぱり、クロはマシロ殿の親戚ですか?」
そう私が声をかけると、マシロ殿が私に挨拶をした後、何かを考えています。まぁ、親戚が私の所にいたら、驚きもするでしょうし、ビックリしても仕方ないです。
「あ、あ、あ、はい。えーと、部屋の隅でクロ殿と話をさせて頂いても?」
「ええ、クロもいいですよね。」
クロが首を縦に振ったので、マシロ殿がクロと部屋の隅に行きましたわ。そうして、私はマミ様とミサ様に向き合い、メイドにはお茶を淹れるように指示して、お二方に聞きました。
「で、使者様からのお話しとは何でしたの?」
「私達の国からの書簡の内容と、滞在が延びた事を私達を招いたジャンヌ様に話に来ましたわ。」
「国からは何と来たのですか?」
「行き違いがあっただけなので、戦争はしないと。私達も側妃候補でなく、たまたま術式の事故に巻き込まれただけだったとの調査結果が詳細に書いてありましたわ。」
「では、誤解が解けたと?」
「ええ。正式に国から、私達を見つけて下さったジャンヌ・ルー公爵令嬢へのお礼状と、滞在延長を許可して頂きたい旨をしたためた書状が一緒に届いていたのですわ。その2つをお渡し致します。お確かめ下さいな。」
マミ様から渡されたお礼状と、ルー家での滞在延長を希望する書状を読んで、確認しました。あと5日の滞在延長を求めています。昨日と今日で2日、全部で7日間の滞在許可ですわね。
家令のルーを側に呼んで、お父様にこの書簡を読んでもらうように話し、その後は私の方へお父様からの返事と、書簡の返却をするように申し付けても、まだ、…マシロ殿とクロの話は続いているようですわね。
メイドが私達のお茶のおかわりを淹れている間も、私は友人のお二方よりもクロが気になります。
「あの大きな方、クロ様でしたっけ、気になりますの?」
「…どうしてマミ様にはお判りになるのかしら…。」
「元の姿でしたら、ジャンヌ様とは変わらない年齢ですが、異界渡りした国で色々と見聞きして鍛えられましたの。」
「ミサ様は?」
「ミサは深い事情がありまして、詳しくは話せませんが、今まで友人が居なかったのです。だから、ジャンヌ様と友人になれて、昨日は嬉しくてなかなか寝付けなかったんですって。ふふふ。」
「もう!そんなことまでジャンヌ様に話さなくったって!」
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