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異界渡り(ワーオランドーラ国)編
三者三様1
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陽が渡したブローチは、通信だけでなく、録音、再生、盗聴器の役目も果たす物だが、結衣子には通信出来る事しか話していない。
そのブローチからの音声を私たち側では2人の様子を探り、何かあればすぐにでも駆けつけるつもりだし、公正記録としても活用する為、2人のブローチからの音声を漏らさず録音している。
ブローチから、ワーオランドーラの筆頭公爵家ルー家の馬車に乗って以降、その家で保護されている事。ジャンヌ嬢の修道院へ入る宣言までをも、通信室で私と一兄と陽で聞いていた。
なお、加奈さんのブローチからの音声でなく、緊張から魔力がだだ漏れてしている結衣子から、ブローチへ魔力が流れていて、それでブローチが常時起動して音声をこちらに送っているようだ。
「この分なら、加奈はブローチでここぞという時の音声を録音するか、通信で流すんだろう、私の加奈だからな!」と一兄が宣う。ここで惚気るのか…。若干、陽と私が脱力して呆れていると一兄がポツリと言った。
「あそこまで拗れるとは思ってなかったけど、ヘタレだな。」と。
「ヘタレ過ぎて、とうとう修道院へ逃げられてしまうのか。」と私が言うと、
「んん、どうだろう、俺なら最初から囲んで逃がさないけどね。」と、陽が余裕のある発言をした。
「加奈が恋バナに反応して楽しんでる気がするな。」
ああ、それなら想像出来るし、ありえる事だなと、陽と私で顔を見合わせてしまった。
そんな話をして通信室から出てからも、こちらはこちらで色々な事を想定して準備をしていると、ルー家での動きがあったようで、私が呼ばれたのだった。通信室でその音声を再生すると、王家の使者とジャンヌ嬢が話しているようだ。
「心底嫌っている私に、王が断った女性の嫌がらせや呪いを向けさせる様にして、ワザと私が苦しむ様にしていたのでしょうに、何故、今になっての王命での結婚なんですか。私は王の女性関係の尻拭いする道具ではありません。嫌われている方に嫁ぐのは、死んでも嫌だとお伝え下さい。強行するなら、死をもって対抗致します。私は今回、番の居る女性を王城の王の寝室へ到着させて、側室にするつもりだった方など、汚らわしくて無理です。今回の事で、ほとほと呆れかえって、憎しみだけになりました。私のこれからを邪魔するつもりでしたら、自害をする覚悟もありますわ。とお伝えください。」
「ヘタレ極まれり!加奈が嬉々としているだろうな。(遠い目)凄く楽しんでいる様子が思い浮かぶ…。」
「やっちまったなー、拗れている中、王命で結婚を強要したかー。あそこの王様ってさ、仕事は出来んのになー。今どきの日本の小学生でも、もう少しマシじゃないかなー。」
「悪手の中の悪手。でも、ある意味、同情する。それに寒気もする。私は結衣子が素直だったから、拗れなかったけど、1歩でも間違えていたら、同じ目に遭っていたんだろうか…。」
「祥がワーオランドーラの王に同情してしまったか。…陽、あれから調べていたか。」
「まあね、何となくその理由が朧気ながら分かって来ています。全ての原因はヘタレ過ぎる王様と言う所。」
そうして、あと2日で番を迎えに行く準備を進めていた私と一兄の元へ、陽から緊急の伝言が来た。
「ワーオランドーラの宰相から、直接の使者とその書簡が来た。あの術式に関する情報だ。至急、内密の話が出来るよう、小さな部屋を用意した。すぐ来い!」一兄と一緒に居た私も、急いで用意した部屋に向かった。
小さい部屋に入ると、陽の防音魔法で話を外に漏れない様にしてあると説明がされ、ワーオランドーラの宰相補佐でロックと名乗った者が、頭を下げ謝罪をしてきた。
届けられた書簡を読んだ後、ロック殿にも話を聞く。ロック殿はワーオランドーラの王の幼馴染で、王のヘタレ具合が分かる暴露話をしてきた。陽が笑いを堪えて、肩が小刻みに震えていて、変な顔付きになっている。
今回の術式もジャンヌ嬢が逃げたら捕まえられる様にと、王が単独で仕掛けたモノであったと説明がされた。だから、この国の公爵令嬢、それも番のいる2人は断じて側妃候補ではないのです。ジャンヌ嬢と2人が友人となったので、その縁で滞在しているだけに過ぎないだけで、ワーオランドーラは戦争を起こす気など全くないのです。と言ってくる。宰相の寄越した書簡にも、術式の誤解と戦争回避が盛り込まれていたので、本当の事だろう。
私と一兄が戦争を起こす気がない事、誤解があった事を了承すると、ロック殿が「助かりました…。」と、溜め息をはいていた。
「では、あるヘタレの話を幾つかお話し致しましょう。聞いて頂ければ、今回の事が起こったのにも、ご理解と納得が出来ますでしょう。」と言うので、話を聞き始めたのだが…。
そのまま、王のヘタレ話を聞いていて、場が盛り上がってしまい、そのまま、酒やツマミが一兄と陽の手配で用意され、男だけの下世話な飲み会に突入したのだった。…他では、話せない事まで聞かされたような気がする…。
一兄が宰相に頼んでおいたであろうワーオランドーラの宰相へ渡す書簡と、2人へ渡す書簡、ジャンヌ嬢へのお礼状と滞在延長許可を求める書簡を、夜が明ける前、それらを使者のロック殿へ渡すと、すぐに国へ帰って行ったのだった。
こちらとしてもワーオランドーラの王の番であるジャンヌ嬢と、結衣子や加奈さんが仲良くなるのは個人的にも国家的にも大歓迎だ。だからこそ、結衣子の見聞を増やす為にも、ワーオランドーラでの滞在延長をしたのだから。
急いで明日ワーオランドーラへ向かう筈だった予定を、5日後に変更するよう、各所へ通達してから、結衣子の両親へ、「術式の事故に巻き込まれた結衣子と加奈さんがワーオランドーラの王の番の屋敷に滞在する事になりました。こちらも2人の行方を探して見つけて、その様子を見ておりました。無事ですし安全です。ジャンヌ嬢とは友人になったと報告がありました。ご安心下さい。」と手紙を書いた。その手紙を王城へ出仕して来た結衣子の父に渡してから、私は自分の仕事をしたのだった。
ヘタレなワーオランドーラの王には、昨日、王の幼馴染から話を聞いて以降、同情している自分に気が付いて、つい苦笑したけど、ね。
そのブローチからの音声を私たち側では2人の様子を探り、何かあればすぐにでも駆けつけるつもりだし、公正記録としても活用する為、2人のブローチからの音声を漏らさず録音している。
ブローチから、ワーオランドーラの筆頭公爵家ルー家の馬車に乗って以降、その家で保護されている事。ジャンヌ嬢の修道院へ入る宣言までをも、通信室で私と一兄と陽で聞いていた。
なお、加奈さんのブローチからの音声でなく、緊張から魔力がだだ漏れてしている結衣子から、ブローチへ魔力が流れていて、それでブローチが常時起動して音声をこちらに送っているようだ。
「この分なら、加奈はブローチでここぞという時の音声を録音するか、通信で流すんだろう、私の加奈だからな!」と一兄が宣う。ここで惚気るのか…。若干、陽と私が脱力して呆れていると一兄がポツリと言った。
「あそこまで拗れるとは思ってなかったけど、ヘタレだな。」と。
「ヘタレ過ぎて、とうとう修道院へ逃げられてしまうのか。」と私が言うと、
「んん、どうだろう、俺なら最初から囲んで逃がさないけどね。」と、陽が余裕のある発言をした。
「加奈が恋バナに反応して楽しんでる気がするな。」
ああ、それなら想像出来るし、ありえる事だなと、陽と私で顔を見合わせてしまった。
そんな話をして通信室から出てからも、こちらはこちらで色々な事を想定して準備をしていると、ルー家での動きがあったようで、私が呼ばれたのだった。通信室でその音声を再生すると、王家の使者とジャンヌ嬢が話しているようだ。
「心底嫌っている私に、王が断った女性の嫌がらせや呪いを向けさせる様にして、ワザと私が苦しむ様にしていたのでしょうに、何故、今になっての王命での結婚なんですか。私は王の女性関係の尻拭いする道具ではありません。嫌われている方に嫁ぐのは、死んでも嫌だとお伝え下さい。強行するなら、死をもって対抗致します。私は今回、番の居る女性を王城の王の寝室へ到着させて、側室にするつもりだった方など、汚らわしくて無理です。今回の事で、ほとほと呆れかえって、憎しみだけになりました。私のこれからを邪魔するつもりでしたら、自害をする覚悟もありますわ。とお伝えください。」
「ヘタレ極まれり!加奈が嬉々としているだろうな。(遠い目)凄く楽しんでいる様子が思い浮かぶ…。」
「やっちまったなー、拗れている中、王命で結婚を強要したかー。あそこの王様ってさ、仕事は出来んのになー。今どきの日本の小学生でも、もう少しマシじゃないかなー。」
「悪手の中の悪手。でも、ある意味、同情する。それに寒気もする。私は結衣子が素直だったから、拗れなかったけど、1歩でも間違えていたら、同じ目に遭っていたんだろうか…。」
「祥がワーオランドーラの王に同情してしまったか。…陽、あれから調べていたか。」
「まあね、何となくその理由が朧気ながら分かって来ています。全ての原因はヘタレ過ぎる王様と言う所。」
そうして、あと2日で番を迎えに行く準備を進めていた私と一兄の元へ、陽から緊急の伝言が来た。
「ワーオランドーラの宰相から、直接の使者とその書簡が来た。あの術式に関する情報だ。至急、内密の話が出来るよう、小さな部屋を用意した。すぐ来い!」一兄と一緒に居た私も、急いで用意した部屋に向かった。
小さい部屋に入ると、陽の防音魔法で話を外に漏れない様にしてあると説明がされ、ワーオランドーラの宰相補佐でロックと名乗った者が、頭を下げ謝罪をしてきた。
届けられた書簡を読んだ後、ロック殿にも話を聞く。ロック殿はワーオランドーラの王の幼馴染で、王のヘタレ具合が分かる暴露話をしてきた。陽が笑いを堪えて、肩が小刻みに震えていて、変な顔付きになっている。
今回の術式もジャンヌ嬢が逃げたら捕まえられる様にと、王が単独で仕掛けたモノであったと説明がされた。だから、この国の公爵令嬢、それも番のいる2人は断じて側妃候補ではないのです。ジャンヌ嬢と2人が友人となったので、その縁で滞在しているだけに過ぎないだけで、ワーオランドーラは戦争を起こす気など全くないのです。と言ってくる。宰相の寄越した書簡にも、術式の誤解と戦争回避が盛り込まれていたので、本当の事だろう。
私と一兄が戦争を起こす気がない事、誤解があった事を了承すると、ロック殿が「助かりました…。」と、溜め息をはいていた。
「では、あるヘタレの話を幾つかお話し致しましょう。聞いて頂ければ、今回の事が起こったのにも、ご理解と納得が出来ますでしょう。」と言うので、話を聞き始めたのだが…。
そのまま、王のヘタレ話を聞いていて、場が盛り上がってしまい、そのまま、酒やツマミが一兄と陽の手配で用意され、男だけの下世話な飲み会に突入したのだった。…他では、話せない事まで聞かされたような気がする…。
一兄が宰相に頼んでおいたであろうワーオランドーラの宰相へ渡す書簡と、2人へ渡す書簡、ジャンヌ嬢へのお礼状と滞在延長許可を求める書簡を、夜が明ける前、それらを使者のロック殿へ渡すと、すぐに国へ帰って行ったのだった。
こちらとしてもワーオランドーラの王の番であるジャンヌ嬢と、結衣子や加奈さんが仲良くなるのは個人的にも国家的にも大歓迎だ。だからこそ、結衣子の見聞を増やす為にも、ワーオランドーラでの滞在延長をしたのだから。
急いで明日ワーオランドーラへ向かう筈だった予定を、5日後に変更するよう、各所へ通達してから、結衣子の両親へ、「術式の事故に巻き込まれた結衣子と加奈さんがワーオランドーラの王の番の屋敷に滞在する事になりました。こちらも2人の行方を探して見つけて、その様子を見ておりました。無事ですし安全です。ジャンヌ嬢とは友人になったと報告がありました。ご安心下さい。」と手紙を書いた。その手紙を王城へ出仕して来た結衣子の父に渡してから、私は自分の仕事をしたのだった。
ヘタレなワーオランドーラの王には、昨日、王の幼馴染から話を聞いて以降、同情している自分に気が付いて、つい苦笑したけど、ね。
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