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ナーオ・ロウ国編Ⅱ
新たな動き1 胎動
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「ワタシハ、死ニタクナカッタ。消エタクナカッタ。」
「私は公爵として最高になりたかった。」
「私は孫を一人占めしたかったのに、邪魔な嫁を追い出せなかった。」
「アノ娘ト一緒ニナリタカッタ。」
「私の成績が悪かったのは、私のせいじゃないのに!お父様のせいよ!」
「娘の頭が悪かったのは、妻のせいだ。ホスト遊びが好きで、堕落していた。他の家の夫を誑かして、この家から出ていったままだ。噂をもみ消して仕事をしないと、家が無くなってしまう。娘に気を遣う余裕など、私には無かったのだ。」
黒くて、何処にも消えない呪詛の様な行き場のない気持ちが集まって来ていた。ソレラは、日本にある、とある社に向かって行く。
『ココに救いを求めるのは勝手だが、この者はそなた達に救いを与える者ではない。即刻ココから立ち去れ!』
黒い靄達はそこから動かない。
『浄化!!』
半分は消えていったが、残り半分は、色が薄く白っぽい灰色や濃い灰色になっただけで、その場に留まっている。
『半分しか浄化出来ぬ。女神よ、手伝え。そなたの世界からやって来ているようだ。』
その声に答えるかのように、何処からか『分かった。』と声が聞こえた後、光が満ちて、残りが浄化されていった。
妻のいる世界から引き取ったモノは、黒い感情を引き寄せる様で、何回も浄化をしているのだが、妻の世界の黒い感情までもが異界渡りをしてまでも、ココの社まで跳んで集まって来るのだ。
今はまだいい。だが、この先、私が処理しきれない位になってしまったら?
その時に備えて、RPGみたく、勇者やその仲間になりそうな者達を見つけて、鍛えておかなければならない。
厄介な者を聖獣になるようにと、私が妻に勧めて預けた魂だったのだから。後始末までしなくてはならないな。
その上、対になるのかと渡した魂の気持ちまで無下にしていた自分に嫌気が差してしまったのだが、妻である女神には言えないな…と、自虐心で自分を責めてみるも、やる事には変わりがないのだと思い直し、動き始めたのであった。
まずは、各国の分身に、勇者やそれに連なる者になりそうな者達をリストにしてもらわなければならない。
女神にもその都度、細かく連絡をしておかなくてはと、詳細を記したモノを送っておく。
こんな派手な失態は何千年振りだろうかと、深い溜め息をついたが、自分達の上にいるモノ達への報告書を仕上げ、送ってから、私が作った日本にいる候補者リストの中から、一人一人の確認へ出かけたのであった。
面倒でも、確実にしなければと。
「私は公爵として最高になりたかった。」
「私は孫を一人占めしたかったのに、邪魔な嫁を追い出せなかった。」
「アノ娘ト一緒ニナリタカッタ。」
「私の成績が悪かったのは、私のせいじゃないのに!お父様のせいよ!」
「娘の頭が悪かったのは、妻のせいだ。ホスト遊びが好きで、堕落していた。他の家の夫を誑かして、この家から出ていったままだ。噂をもみ消して仕事をしないと、家が無くなってしまう。娘に気を遣う余裕など、私には無かったのだ。」
黒くて、何処にも消えない呪詛の様な行き場のない気持ちが集まって来ていた。ソレラは、日本にある、とある社に向かって行く。
『ココに救いを求めるのは勝手だが、この者はそなた達に救いを与える者ではない。即刻ココから立ち去れ!』
黒い靄達はそこから動かない。
『浄化!!』
半分は消えていったが、残り半分は、色が薄く白っぽい灰色や濃い灰色になっただけで、その場に留まっている。
『半分しか浄化出来ぬ。女神よ、手伝え。そなたの世界からやって来ているようだ。』
その声に答えるかのように、何処からか『分かった。』と声が聞こえた後、光が満ちて、残りが浄化されていった。
妻のいる世界から引き取ったモノは、黒い感情を引き寄せる様で、何回も浄化をしているのだが、妻の世界の黒い感情までもが異界渡りをしてまでも、ココの社まで跳んで集まって来るのだ。
今はまだいい。だが、この先、私が処理しきれない位になってしまったら?
その時に備えて、RPGみたく、勇者やその仲間になりそうな者達を見つけて、鍛えておかなければならない。
厄介な者を聖獣になるようにと、私が妻に勧めて預けた魂だったのだから。後始末までしなくてはならないな。
その上、対になるのかと渡した魂の気持ちまで無下にしていた自分に嫌気が差してしまったのだが、妻である女神には言えないな…と、自虐心で自分を責めてみるも、やる事には変わりがないのだと思い直し、動き始めたのであった。
まずは、各国の分身に、勇者やそれに連なる者になりそうな者達をリストにしてもらわなければならない。
女神にもその都度、細かく連絡をしておかなくてはと、詳細を記したモノを送っておく。
こんな派手な失態は何千年振りだろうかと、深い溜め息をついたが、自分達の上にいるモノ達への報告書を仕上げ、送ってから、私が作った日本にいる候補者リストの中から、一人一人の確認へ出かけたのであった。
面倒でも、確実にしなければと。
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