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ガオン・ロード国編
虎の国では2 グレイルと番の白花
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虎の国では、グレイル王太子の溺愛が過ぎて、白花王太子妃様が寝台から出て来れなくなっていると従者や女官達に噂をされていた。ただし、王太子の名誉のために、王城でだけでの限定的な噂であったが。
国民には、仲が良過ぎるので、後継ぎがすぐにでも出来そうだと噂されているだけだ。
そのグレイルも、幼少時に番であった前の婚約者が亡くなって以来、自分は愛のない政略結婚での将来を覚悟をしていたし、周りもそれを否定しなかったし、そういう風に囁かれ続けていた。
だが、乙女な思考であったグレイルは、どこかにまだ見ぬ自分の番がいるのではと思い、あちこちの国へとお忍びや、視察と言う名の探りを入れていたのだ。
国内では、ワーオランドーラ国の王の結婚した年までは結婚しない宣言をしていたのだ。
それが今では、盛ったサルの様に白花が離せないグレイルと、溺愛されて抱き潰されてもその愛が嬉しい白花がグレイルを甘やかしていたのだ。
女官達がぐったりと寝台から動けなくなっている白花の世話をしながら、白花の代わりに「白花様の事を考えてくださらない!」と怒っても、「白花様は王太子様を甘やかし過ぎです。」と言っても、
「私、母が私を産んだのと引き換えに亡くなってしまったの。だから、母の愛も知らないし、父は幼い私を人質として他国へ送り出してしまうような人で、愛された記憶がないの。
だから、グレイル様の真っ直ぐな愛が嬉しいの。
それに私が耐えられなくなるまで、グレイル様からの愛を受け止めたいの。いいでしょう?」と言って、回復薬を毎日飲む生活をしていた。
その頃、グレイルは、王城の侍医のいる医務室にいた。もちろん、看護師である男性も女性も同席していたが。
「いい加減になさいませっ!!白花様を抱き殺す気ですかっ!!」
姉代わりの親戚の女性の侍医に、怒鳴られていた。
「…白花がイイっていうから…。」
小さい頃から、姉の様に接していた侍医に、きょどきょどと弱気な態度を見せているグレイル。周りには、看護師達がいるので、恥ずかしさも相まって、小さい声で答えたのだが。
「グレイル様っ!回復薬を毎日2本も服用するまで抱き潰していると、白花様の体力が低下しますし、抵抗力も低くなります!
弱っている白花様が病気になったら、体力も抵抗力も低いままですと、本人の治癒力で治す治癒魔法も効かず、病に勝てません!!そうなると、どうなりますでしょうか?お分かりになりますか?!」
真っ赤な顔で怒鳴る侍医。グレイルの顔が恥ずかしさの赤い色から、青白い色に変わった。
「…ま、まさか、そんな…。」
目を見開いて、最悪の何かを想像したであろうグレイルが言葉を紡げなくなっていた。
「休息の日を作るとか、回数をセーブするとか、抱き潰す回数を減らす様にしてくださいね!いいですね!!」
最後通告の様な事を言われたように、シュンとして、「善処します…。」とグレイルは答えた。
「白花様が甘やかしてくれるからと、我慢をさせていると、我慢が出来なくなった時点で、いつか家出をされてしまいますわよっ!!
女官達にも色々と聞いていますし、私も毎日、白花様のご様子を診察しています。今日からは加減なさいませ!!
ヤヤコが出来る前に、白花様が、折角見つけた番が、死んでしまいますよ…。
それにしても、グレイル様、王家は閨の教育もあったでしょうに。どうしていたんですか?」
溜め息を吐かれながら、質問されたグレイルがモジモジしてから、答えた。
「ええと、その、机上の空論だけは…。」
「あー!グレイル様って、乙女思考でしたっけ。そっか、実践出来なかった口か。」
身もふたもない言い方をされて、うなだれるグレイルを看護師の男性が庇った。
「わ、私も、同じでしたっ!」
あからさまな慰めでも、少しは気分が上向きに回復したであろうグレイルが顔を上げると、女性の看護師のうちの一人が言った。
「先生、この国の男は、乙女か、タラシの両極端のどちらかが大多数なんです。その中間の男は希少なんですよ。
先生は、その希少な男性とご結婚されているので、分からないんですよ。」
「済まないです。うちでは起こらない事態だったので、つい熱くなってしまいました。」
「先生、うちなんて他所で子供を作らないけど、他の女性と食事やらデートやら平気でするんですよ!やんなっちゃうわ!もうっ!」
「へぇー、タラシ男はそんな風なんですか。」先程、グレイルを庇った男性の看護師がそう返した。
「キスまで私の前でするの!最低でしょ!」女性の看護師が答えた。
「私には分かんないし、理解出来ないなぁ。」これまた男性の看護師が言葉を返す。
看護師達が雑談を始めると、いつの間にかグレイルの前に茶が淹れられて置かれていた。
患者が途切れたので、休憩に入ったのか。今は、時間の区切りが悪いな。ここで話を聞くのもいいか。
グレイルが看護師同士の話にしばらくの間、聞き入って茶を飲んでいると、グレイルの視界内に移動してきた侍医に口パクで、白花様に花でも差し入れたら?と言われた。
グレイルも口パクで、ああ。と肯定すると、医務室を出て、白花の所へ向かったのだった。
グレイルはこれでもこの国の王太子。花をもらい受ける事を庭師に風の魔法で言葉を伝えてから、転移魔法で花を何本か取り寄せた。
乙女思考のグレイルが取り寄せたのは、地球でも「愛している気持ちを伝える」お馴染みの真っ赤なバラの花であった。
王妃である母の所にも、転移魔法で、赤いカーネーションを送っておいた。母付きの侍女に花を生けるようにと風魔法で伝えておく。
白花が居るであろう王太子夫妻の部屋の中へ入ったグレイルがソファを見ると、白花が座っていた。
今日はもうこの時間で起き上がれるようになったのか。前は夕方まで起き上がれなかったんだ。以前よりは体力が付いたんだろうな。でも、無理を重ねさせるのはこれから控えよう。抱き殺すつもりはないのだから。
子が出来たら、控え気味な交尾にするのだから、その予行練習を兼ねて、って所かな。今日からは、強弱?メリハリ?をつけた交尾を日ごとに趣旨を変えて実行していこう。
あー、ショウにもどうやってその辺りをクリアしているのか、聞いてみようか。
「白花、感謝を込めて私の気持ちを伝えるよ。
愛している。今日も抱き潰してしまって、ごめん。白花が好き過ぎて、どうしていいのか、止まれなくって、ええと、白花が大事なんだ。でも、私のモノだって自己主張もしたいんだ。
どうしていいのか分からない程、目茶苦茶に愛したいんだ。毎日、昨日よりもっと白花を愛してしまう。こんな気持ちは白花にしか感じたことがない。ツライって分かっていても、愛さずにはいられない。」
私が真っ赤なバラの花を4本(死ぬまで気持ちは変わらないの意味)を白花へ差し出すと、白花の全開の笑顔が見れた。
なんて可愛くて、愛しいんだ!堪らない!
花を生けるようにと侍女へ渡した白花をすぐに抱きしめると、「私もグレイルを愛しています。」と言ってくれた。
なんでこんなに可愛くてキレイな妻なんだ!!あー!!抱きたいー、でも、我慢ー!!夜まで我慢ー!!
この話をショウにしたら、「よーく分かる!!」と同意してくれた上、妻の体力を付ける運動をさせると良いよと言ってくれた事と、効果的な催淫剤の使い方、効率の良い回復薬の使い方を教えてくれたのだった。
そして、毎日抱き潰すとそのうち番の感情がどこかで爆発するので、気晴らしと言う名のガス抜きと、メリハリが大事だとアドバイスをしてもらえた。
そうか。ショウも苦労したんだね。と言うと、グレイルは俺の気持ちを理解してくれる友だよ!と、とても喜んでくれていた。
私も教えてもらえた事へのお礼を言うと、お互い様だから。と言ってくれた。持つべき者は境遇が似ている友人だとこの件で、改めて認識したのであった。
国民には、仲が良過ぎるので、後継ぎがすぐにでも出来そうだと噂されているだけだ。
そのグレイルも、幼少時に番であった前の婚約者が亡くなって以来、自分は愛のない政略結婚での将来を覚悟をしていたし、周りもそれを否定しなかったし、そういう風に囁かれ続けていた。
だが、乙女な思考であったグレイルは、どこかにまだ見ぬ自分の番がいるのではと思い、あちこちの国へとお忍びや、視察と言う名の探りを入れていたのだ。
国内では、ワーオランドーラ国の王の結婚した年までは結婚しない宣言をしていたのだ。
それが今では、盛ったサルの様に白花が離せないグレイルと、溺愛されて抱き潰されてもその愛が嬉しい白花がグレイルを甘やかしていたのだ。
女官達がぐったりと寝台から動けなくなっている白花の世話をしながら、白花の代わりに「白花様の事を考えてくださらない!」と怒っても、「白花様は王太子様を甘やかし過ぎです。」と言っても、
「私、母が私を産んだのと引き換えに亡くなってしまったの。だから、母の愛も知らないし、父は幼い私を人質として他国へ送り出してしまうような人で、愛された記憶がないの。
だから、グレイル様の真っ直ぐな愛が嬉しいの。
それに私が耐えられなくなるまで、グレイル様からの愛を受け止めたいの。いいでしょう?」と言って、回復薬を毎日飲む生活をしていた。
その頃、グレイルは、王城の侍医のいる医務室にいた。もちろん、看護師である男性も女性も同席していたが。
「いい加減になさいませっ!!白花様を抱き殺す気ですかっ!!」
姉代わりの親戚の女性の侍医に、怒鳴られていた。
「…白花がイイっていうから…。」
小さい頃から、姉の様に接していた侍医に、きょどきょどと弱気な態度を見せているグレイル。周りには、看護師達がいるので、恥ずかしさも相まって、小さい声で答えたのだが。
「グレイル様っ!回復薬を毎日2本も服用するまで抱き潰していると、白花様の体力が低下しますし、抵抗力も低くなります!
弱っている白花様が病気になったら、体力も抵抗力も低いままですと、本人の治癒力で治す治癒魔法も効かず、病に勝てません!!そうなると、どうなりますでしょうか?お分かりになりますか?!」
真っ赤な顔で怒鳴る侍医。グレイルの顔が恥ずかしさの赤い色から、青白い色に変わった。
「…ま、まさか、そんな…。」
目を見開いて、最悪の何かを想像したであろうグレイルが言葉を紡げなくなっていた。
「休息の日を作るとか、回数をセーブするとか、抱き潰す回数を減らす様にしてくださいね!いいですね!!」
最後通告の様な事を言われたように、シュンとして、「善処します…。」とグレイルは答えた。
「白花様が甘やかしてくれるからと、我慢をさせていると、我慢が出来なくなった時点で、いつか家出をされてしまいますわよっ!!
女官達にも色々と聞いていますし、私も毎日、白花様のご様子を診察しています。今日からは加減なさいませ!!
ヤヤコが出来る前に、白花様が、折角見つけた番が、死んでしまいますよ…。
それにしても、グレイル様、王家は閨の教育もあったでしょうに。どうしていたんですか?」
溜め息を吐かれながら、質問されたグレイルがモジモジしてから、答えた。
「ええと、その、机上の空論だけは…。」
「あー!グレイル様って、乙女思考でしたっけ。そっか、実践出来なかった口か。」
身もふたもない言い方をされて、うなだれるグレイルを看護師の男性が庇った。
「わ、私も、同じでしたっ!」
あからさまな慰めでも、少しは気分が上向きに回復したであろうグレイルが顔を上げると、女性の看護師のうちの一人が言った。
「先生、この国の男は、乙女か、タラシの両極端のどちらかが大多数なんです。その中間の男は希少なんですよ。
先生は、その希少な男性とご結婚されているので、分からないんですよ。」
「済まないです。うちでは起こらない事態だったので、つい熱くなってしまいました。」
「先生、うちなんて他所で子供を作らないけど、他の女性と食事やらデートやら平気でするんですよ!やんなっちゃうわ!もうっ!」
「へぇー、タラシ男はそんな風なんですか。」先程、グレイルを庇った男性の看護師がそう返した。
「キスまで私の前でするの!最低でしょ!」女性の看護師が答えた。
「私には分かんないし、理解出来ないなぁ。」これまた男性の看護師が言葉を返す。
看護師達が雑談を始めると、いつの間にかグレイルの前に茶が淹れられて置かれていた。
患者が途切れたので、休憩に入ったのか。今は、時間の区切りが悪いな。ここで話を聞くのもいいか。
グレイルが看護師同士の話にしばらくの間、聞き入って茶を飲んでいると、グレイルの視界内に移動してきた侍医に口パクで、白花様に花でも差し入れたら?と言われた。
グレイルも口パクで、ああ。と肯定すると、医務室を出て、白花の所へ向かったのだった。
グレイルはこれでもこの国の王太子。花をもらい受ける事を庭師に風の魔法で言葉を伝えてから、転移魔法で花を何本か取り寄せた。
乙女思考のグレイルが取り寄せたのは、地球でも「愛している気持ちを伝える」お馴染みの真っ赤なバラの花であった。
王妃である母の所にも、転移魔法で、赤いカーネーションを送っておいた。母付きの侍女に花を生けるようにと風魔法で伝えておく。
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あー、ショウにもどうやってその辺りをクリアしているのか、聞いてみようか。
「白花、感謝を込めて私の気持ちを伝えるよ。
愛している。今日も抱き潰してしまって、ごめん。白花が好き過ぎて、どうしていいのか、止まれなくって、ええと、白花が大事なんだ。でも、私のモノだって自己主張もしたいんだ。
どうしていいのか分からない程、目茶苦茶に愛したいんだ。毎日、昨日よりもっと白花を愛してしまう。こんな気持ちは白花にしか感じたことがない。ツライって分かっていても、愛さずにはいられない。」
私が真っ赤なバラの花を4本(死ぬまで気持ちは変わらないの意味)を白花へ差し出すと、白花の全開の笑顔が見れた。
なんて可愛くて、愛しいんだ!堪らない!
花を生けるようにと侍女へ渡した白花をすぐに抱きしめると、「私もグレイルを愛しています。」と言ってくれた。
なんでこんなに可愛くてキレイな妻なんだ!!あー!!抱きたいー、でも、我慢ー!!夜まで我慢ー!!
この話をショウにしたら、「よーく分かる!!」と同意してくれた上、妻の体力を付ける運動をさせると良いよと言ってくれた事と、効果的な催淫剤の使い方、効率の良い回復薬の使い方を教えてくれたのだった。
そして、毎日抱き潰すとそのうち番の感情がどこかで爆発するので、気晴らしと言う名のガス抜きと、メリハリが大事だとアドバイスをしてもらえた。
そうか。ショウも苦労したんだね。と言うと、グレイルは俺の気持ちを理解してくれる友だよ!と、とても喜んでくれていた。
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