9 / 11
第八話
しおりを挟む
シュゼット達はジェルマンと話したその翌日、町を出て本神殿へと旅立った。
仲間であるジェルマンであれば、彼等も話をきちんと聞くだろうとシュゼットは安心して旅立った。しかし、別の土地で偶然再会したジェルマンから、その後のまさかの顛末を聞き、唖然とする羽目になるとは、夢にも思わなかったのだ。
***
ジェルマンはシュゼットから話を聞き、ジャンに話があると言って呼び止めた。その場所は彼等元勇者パーティーがチームで借りている一軒家であり、ジェルマンはジャンのプライベートな話であったので、自室で話そうと言ったのだが、何故かアイリスがそれについて来ようとした。
「おい、アイリス。大切な話だから、ちょっと今は遠慮してくれ」
「何故? 良いではないですか、二人にとって大切な話なら、私にとってもきっと大切な話ですわ」
ふわふわとした微笑みを浮かべながら、強請る様な上目遣いのオネガイに、ジャンは「仕方ないな」と言わんばかりに苦笑したが、ジェルマンは鬱陶しそうに目を細めただけだった。
そんなジェルマンの反応に、アイリスは何故、と言わんばかりに不思議そうな顔をし、ジェルマンに体調が悪いのか、と尋ねてきたが、それに対してジェルマンは溜息を吐きそうになるのを堪えながら、大丈夫だ、と答えた。
ジェルマンがどうにもイラッ、とする一つが、このアイリスの無意識の甘えだった。ジェルマンも最初のうちは気にならなかったのだが、アイリスは自分のオネダリがジェルマンに却下されたり、通用しなかったりすると、不思議そうな顔をして体調が悪いのか、何かあったのかと心配してくるのだ。恐らくはジェルマンの前世である護衛騎士はお姫様のそれに弱かったのだろうが、ジェルマンにとってジャンの恋人であるアイリスは恋愛対象外であり、何より好みのタイプで無かったため、スッパリ断る事が出来た。しかし、それが可笑しい、と言われ続ければ、段々とストレスが溜まってくる。
そして、そんな反応をするのはアイリスだけでは無かった。他の仲間達もそうだったのだ。
前世の記憶が鮮明に有り、地続きの未来として前世を引きずって今世を生きる彼等にとっては、ジェルマンが変わってしまったように見えるのだろう。
しかし、その変わってしまった、というのはその言葉通りなのだ。ジェルマンは、既に前世の護衛騎士の男ではなく、商家の五男坊として生まれたジェルマン・ヴァロという別人なのである。
ジェルマンはもちろん仲間達にそれを言ったことがある。その時は確かにその通りだ、と頷き、謝罪された。しかし、しばらくすると、言葉には出さないものの、態度や雰囲気でジェルマンに前世の護衛騎士の振る舞いを求められているのを感じ取った。
それで何度か仲間達と衝突したが、今日までどうにかパーティーを組んでいた。けれど、我慢してこのパーティーに居続ける気にもならなかった。故に、ジェルマンとしては近いうちに抜けようとも考えていた。
最早、ジェルマンはジェルマンでしかないのた。死んでしまった護衛騎士の男を求められても困るのである。
既に溜まりに溜まったストレスは、最近では前世の護衛騎士を求めるような些細な行動にもイラつく様になってしまっていた。
それに、最近の仲間達の行動にもついて行けないものを感じていた。それは、シュゼット達の根も葉もないうわさを流した事である。
確かに、今まで元勇者であるジャンに群がる女達を見てきた仲間達の感情も分かるのだ。しかし、後半はどうにも様子が変わり、周りの人間もどうにも訳ありに見える、と言って、話を自分が聞いてみようか、と気を使ってくる者まで出て来たのだ。これは今までの女達とは違うのではないか、とジェルマンも思い、仲間達にそれを言ってみたのだが、何故かその意見に返ってきたのは、人を見る目が無い、仲間を危険にさらす気か、裏切るのか、という罵声だった。
女二人に何が出来る、少し話を聞くだけじゃないか、と言っても彼等はジェルマンの提案を馬鹿馬鹿しいと言って取り合わなかった。
それから、何故か彼等はジェルマンに相談する事無くあの悪質な噂を流したのだ。
ジェルマンがその妙な噂の発信源が己の仲間達からだと知ったのは、かなり後になってからだった。驚いたジェルマンは何故そんな事をしたのかと仲間達を問い詰め、その答えを聞き、失望した。
「周りの奴らもあの女の毒牙にかかって、近頃可笑しくなっている。なら、あの女に近づかない様情報操作すべきだ。どうせ碌でもない女達なんだ。嘘にはならないさ」
彼等の言い分は、ジェルマンには理解し難いものだった。情報操作、って何だ。お前たちはいつお貴族様の様なお偉い人間になったというのか。碌に調べもせず、何が情報操作だ。やり過ぎだ、何という事をしたのだと言えば、あちらが悪いのだと言って話にならず、結局ジェルマンが噂を打ち消すために方々で事情を話し、謝罪して回った。しかし、広まった噂はそう簡単には消えはしない。おかげでジェルマンはここ最近、胃薬を常飲する羽目になっている。
そうして、これ以上馬鹿な事を仕出かす前に彼女達の人となりを知るために観察し、無事に接触を果たしたのだ。
そして、忘れ去られた約束の話を聞いたのだ。なんて事だと頭を抱え、早急にジャンに話さねばならないと思った。しかし、ジェルマンはまず先にジャンのみにこの話をしようと思っていた。何故なら、このシュゼットとの約束は、ジャンにとって忘れてしまったとはいえ、大事な記憶だと思えたからだ。
故に、アイリスには遠慮してほしかった。確かにアイリスは無関係ではないが、彼女は感情の制御が下手だ。全てを話しきる前に、感情のままに嘘だと断じてジャンを引きずって行ってしまう可能性があった。
ジェルマンとしては、こんな感情の制御が下手なオコチャマ姫が前世は姫君だったとか嘘だろ、と思っていたが、仲間達は仕方ないなぁ、とばかりに甘やかすので彼女は未だにオコチャマのままだ。何度か苦言を呈した事はあったが、上手くいかず、ジェルマンはパーティーを抜ける決意をしてからは、ジャンに一生面倒を見てもらえ、とばかりにオコチャマの矯正を放り投げた。
そんなオコチャマ姫であるが故に、ジェルマンはジャンとの話し合いの同席は遠慮してくれと言ったのだが、アイリスはごねた。そして、そんなアイリスに甘いジャンも良いじゃないか、と言い、そんな三人の言い合いに何だ何だと他の仲間達も寄ってきて、最終的に皆の前で話せばいい、となってしまった。
それじゃあ意味がない、ジャンとだけで話したいのだと言っても、仲間だろう、皆で話し合おう、と何故か善意の顔で言われ、ジェルマンは頭痛のする思いを味わった。
なら今度で良い、と言って席を立とうとすれば、良いから話せと言って捕まり、話すまでは解放されないと悟った。
そうして、最早どうにもならないと感じ取ったジェルマンは、盛大な溜息を吐いてシュゼットから聞いた話をする覚悟を決めた。
仲間であるジェルマンであれば、彼等も話をきちんと聞くだろうとシュゼットは安心して旅立った。しかし、別の土地で偶然再会したジェルマンから、その後のまさかの顛末を聞き、唖然とする羽目になるとは、夢にも思わなかったのだ。
***
ジェルマンはシュゼットから話を聞き、ジャンに話があると言って呼び止めた。その場所は彼等元勇者パーティーがチームで借りている一軒家であり、ジェルマンはジャンのプライベートな話であったので、自室で話そうと言ったのだが、何故かアイリスがそれについて来ようとした。
「おい、アイリス。大切な話だから、ちょっと今は遠慮してくれ」
「何故? 良いではないですか、二人にとって大切な話なら、私にとってもきっと大切な話ですわ」
ふわふわとした微笑みを浮かべながら、強請る様な上目遣いのオネガイに、ジャンは「仕方ないな」と言わんばかりに苦笑したが、ジェルマンは鬱陶しそうに目を細めただけだった。
そんなジェルマンの反応に、アイリスは何故、と言わんばかりに不思議そうな顔をし、ジェルマンに体調が悪いのか、と尋ねてきたが、それに対してジェルマンは溜息を吐きそうになるのを堪えながら、大丈夫だ、と答えた。
ジェルマンがどうにもイラッ、とする一つが、このアイリスの無意識の甘えだった。ジェルマンも最初のうちは気にならなかったのだが、アイリスは自分のオネダリがジェルマンに却下されたり、通用しなかったりすると、不思議そうな顔をして体調が悪いのか、何かあったのかと心配してくるのだ。恐らくはジェルマンの前世である護衛騎士はお姫様のそれに弱かったのだろうが、ジェルマンにとってジャンの恋人であるアイリスは恋愛対象外であり、何より好みのタイプで無かったため、スッパリ断る事が出来た。しかし、それが可笑しい、と言われ続ければ、段々とストレスが溜まってくる。
そして、そんな反応をするのはアイリスだけでは無かった。他の仲間達もそうだったのだ。
前世の記憶が鮮明に有り、地続きの未来として前世を引きずって今世を生きる彼等にとっては、ジェルマンが変わってしまったように見えるのだろう。
しかし、その変わってしまった、というのはその言葉通りなのだ。ジェルマンは、既に前世の護衛騎士の男ではなく、商家の五男坊として生まれたジェルマン・ヴァロという別人なのである。
ジェルマンはもちろん仲間達にそれを言ったことがある。その時は確かにその通りだ、と頷き、謝罪された。しかし、しばらくすると、言葉には出さないものの、態度や雰囲気でジェルマンに前世の護衛騎士の振る舞いを求められているのを感じ取った。
それで何度か仲間達と衝突したが、今日までどうにかパーティーを組んでいた。けれど、我慢してこのパーティーに居続ける気にもならなかった。故に、ジェルマンとしては近いうちに抜けようとも考えていた。
最早、ジェルマンはジェルマンでしかないのた。死んでしまった護衛騎士の男を求められても困るのである。
既に溜まりに溜まったストレスは、最近では前世の護衛騎士を求めるような些細な行動にもイラつく様になってしまっていた。
それに、最近の仲間達の行動にもついて行けないものを感じていた。それは、シュゼット達の根も葉もないうわさを流した事である。
確かに、今まで元勇者であるジャンに群がる女達を見てきた仲間達の感情も分かるのだ。しかし、後半はどうにも様子が変わり、周りの人間もどうにも訳ありに見える、と言って、話を自分が聞いてみようか、と気を使ってくる者まで出て来たのだ。これは今までの女達とは違うのではないか、とジェルマンも思い、仲間達にそれを言ってみたのだが、何故かその意見に返ってきたのは、人を見る目が無い、仲間を危険にさらす気か、裏切るのか、という罵声だった。
女二人に何が出来る、少し話を聞くだけじゃないか、と言っても彼等はジェルマンの提案を馬鹿馬鹿しいと言って取り合わなかった。
それから、何故か彼等はジェルマンに相談する事無くあの悪質な噂を流したのだ。
ジェルマンがその妙な噂の発信源が己の仲間達からだと知ったのは、かなり後になってからだった。驚いたジェルマンは何故そんな事をしたのかと仲間達を問い詰め、その答えを聞き、失望した。
「周りの奴らもあの女の毒牙にかかって、近頃可笑しくなっている。なら、あの女に近づかない様情報操作すべきだ。どうせ碌でもない女達なんだ。嘘にはならないさ」
彼等の言い分は、ジェルマンには理解し難いものだった。情報操作、って何だ。お前たちはいつお貴族様の様なお偉い人間になったというのか。碌に調べもせず、何が情報操作だ。やり過ぎだ、何という事をしたのだと言えば、あちらが悪いのだと言って話にならず、結局ジェルマンが噂を打ち消すために方々で事情を話し、謝罪して回った。しかし、広まった噂はそう簡単には消えはしない。おかげでジェルマンはここ最近、胃薬を常飲する羽目になっている。
そうして、これ以上馬鹿な事を仕出かす前に彼女達の人となりを知るために観察し、無事に接触を果たしたのだ。
そして、忘れ去られた約束の話を聞いたのだ。なんて事だと頭を抱え、早急にジャンに話さねばならないと思った。しかし、ジェルマンはまず先にジャンのみにこの話をしようと思っていた。何故なら、このシュゼットとの約束は、ジャンにとって忘れてしまったとはいえ、大事な記憶だと思えたからだ。
故に、アイリスには遠慮してほしかった。確かにアイリスは無関係ではないが、彼女は感情の制御が下手だ。全てを話しきる前に、感情のままに嘘だと断じてジャンを引きずって行ってしまう可能性があった。
ジェルマンとしては、こんな感情の制御が下手なオコチャマ姫が前世は姫君だったとか嘘だろ、と思っていたが、仲間達は仕方ないなぁ、とばかりに甘やかすので彼女は未だにオコチャマのままだ。何度か苦言を呈した事はあったが、上手くいかず、ジェルマンはパーティーを抜ける決意をしてからは、ジャンに一生面倒を見てもらえ、とばかりにオコチャマの矯正を放り投げた。
そんなオコチャマ姫であるが故に、ジェルマンはジャンとの話し合いの同席は遠慮してくれと言ったのだが、アイリスはごねた。そして、そんなアイリスに甘いジャンも良いじゃないか、と言い、そんな三人の言い合いに何だ何だと他の仲間達も寄ってきて、最終的に皆の前で話せばいい、となってしまった。
それじゃあ意味がない、ジャンとだけで話したいのだと言っても、仲間だろう、皆で話し合おう、と何故か善意の顔で言われ、ジェルマンは頭痛のする思いを味わった。
なら今度で良い、と言って席を立とうとすれば、良いから話せと言って捕まり、話すまでは解放されないと悟った。
そうして、最早どうにもならないと感じ取ったジェルマンは、盛大な溜息を吐いてシュゼットから聞いた話をする覚悟を決めた。
242
あなたにおすすめの小説
【完結】人生2回目の少女は、年上騎士団長から逃げられない
櫻野くるみ
恋愛
伯爵家の長女、エミリアは前世の記憶を持つ転生者だった。
手のかからない赤ちゃんとして可愛がられたが、前世の記憶を活かし類稀なる才能を見せ、まわりを驚かせていた。
大人びた子供だと思われていた5歳の時、18歳の騎士ダニエルと出会う。
成り行きで、父の死を悔やんでいる彼を慰めてみたら、うっかり気に入られてしまったようで?
歳の差13歳、未来の騎士団長候補は執着と溺愛が凄かった!
出世するたびにアプローチを繰り返す一途なダニエルと、年齢差を理由に断り続けながらも離れられないエミリア。
騎士団副団長になり、団長までもう少しのところで訪れる愛の試練。乗り越えたダニエルは、いよいよエミリアと結ばれる?
5歳で出会ってからエミリアが年頃になり、逃げられないまま騎士団長のお嫁さんになるお話。
ハッピーエンドです。
完結しています。
小説家になろう様にも投稿していて、そちらでは少し修正しています。
顔がタイプじゃないからと、結婚を引き延ばされた本当の理由
翠月るるな
恋愛
「顔が……好みじゃないんだ!!」
婚約して早一年が経とうとしている。いい加減、周りからの期待もあって結婚式はいつにするのかと聞いたら、この回答。
セシリアは唖然としてしまう。
トドメのように彼は続けた。
「結婚はもう少し考えさせてくれないかな? ほら、まだ他の選択肢が出てくるかもしれないし」
この上なく失礼なその言葉に彼女はその場から身を翻し、駆け出した。
そのまま婚約解消になるものと覚悟し、新しい相手を探すために舞踏会に行くことに。
しかし、そこでの出会いから思いもよらない方向へ進み────。
顔が気に入らないのに、無為に結婚を引き延ばした本当の理由を知ることになる。
【完結】小さなマリーは僕の物
miniko
恋愛
マリーは小柄で胸元も寂しい自分の容姿にコンプレックスを抱いていた。
彼女の子供の頃からの婚約者は、容姿端麗、性格も良く、とても大事にしてくれる完璧な人。
しかし、周囲からの圧力もあり、自分は彼に不釣り合いだと感じて、婚約解消を目指す。
※マリー視点とアラン視点、同じ内容を交互に書く予定です。(最終話はマリー視点のみ)
【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
女避けの為の婚約なので卒業したら穏やかに婚約破棄される予定です
くじら
恋愛
「俺の…婚約者のフリをしてくれないか」
身分や肩書きだけで何人もの男性に声を掛ける留学生から逃れる為、彼は私に恋人のふりをしてほしいと言う。
期間は卒業まで。
彼のことが気になっていたので快諾したものの、別れの時は近づいて…。
【完結】お荷物王女は婚約解消を願う
miniko
恋愛
王家の瞳と呼ばれる色を持たずに生まれて来た王女アンジェリーナは、一部の貴族から『お荷物王女』と蔑まれる存在だった。
それがエスカレートするのを危惧した国王は、アンジェリーナの後ろ楯を強くする為、彼女の従兄弟でもある筆頭公爵家次男との婚約を整える。
アンジェリーナは八歳年上の優しい婚約者が大好きだった。
今は妹扱いでも、自分が大人になれば年の差も気にならなくなり、少しづつ愛情が育つ事もあるだろうと思っていた。
だが、彼女はある日聞いてしまう。
「お役御免になる迄は、しっかりアンジーを守る」と言う彼の宣言を。
───そうか、彼は私を守る為に、一時的に婚約者になってくれただけなのね。
それなら出来るだけ早く、彼を解放してあげなくちゃ・・・・・・。
そして二人は盛大にすれ違って行くのだった。
※設定ユルユルですが、笑って許してくださると嬉しいです。
※感想欄、ネタバレ配慮しておりません。ご了承ください。
勇者様がお望みなのはどうやら王女様ではないようです
ララ
恋愛
大好きな幼馴染で恋人のアレン。
彼は5年ほど前に神託によって勇者に選ばれた。
先日、ようやく魔王討伐を終えて帰ってきた。
帰還を祝うパーティーで見た彼は以前よりもさらにかっこよく、魅力的になっていた。
ずっと待ってた。
帰ってくるって言った言葉を信じて。
あの日のプロポーズを信じて。
でも帰ってきた彼からはなんの連絡もない。
それどころか街中勇者と王女の密やかな恋の話で大盛り上がり。
なんで‥‥どうして?
【完結】悪役令嬢だったみたいなので婚約から回避してみた
22時完結
恋愛
春風に彩られた王国で、名門貴族ロゼリア家の娘ナタリアは、ある日見た悪夢によって人生が一変する。夢の中、彼女は「悪役令嬢」として婚約を破棄され、王国から追放される未来を目撃する。それを避けるため、彼女は最愛の王太子アレクサンダーから距離を置き、自らを守ろうとするが、彼の深い愛と執着が彼女の運命を変えていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる