【完結】口は災いの元って本当だわ

kana

文字の大きさ
15 / 42

15

しおりを挟む
今日は朝から昨夜脳内でシュミレーションした行動に移す。

まず、さり気なくティアが校舎に入るところに偶然を装って声をかける、そしてランチの約束をする、そして去り際にティアの頭を撫でる!(←ここ大事!)
ティアは平均的な女性よりも背は高いが俺よりも頭ひとつ分くらいは低い。きっとエスコートするにも完璧な身長差だと思う。
やべ!昨日のエスコートを思い出す。また脳内でリピートがはじまった。

あれ?予鈴が鳴ったぞ?
見過ごした?
俺に限ってティアを見過ごすワケない!
とりあえず、次はランチの時間に待ち伏せだ!

あれ?あれれ?
赤髪と緑髪はいたのに、ティアいないぞ?
おかしいぞ?
俺に付き合ってたライアンとダンゼルは上手いこと誘ってランチタイムに突入したようだ。
俺の横の席は空いてるぞ?
「ティア」と呟いた声を拾った赤髪が「聞いてください。」と昨日の出来事を話し出した。
話が進むごとに、俺の頭は怒りでおさまらない!
あのピンク頭め!
ティアに怪我をさせるなんて!

その時、「お邪魔しま~す」と横から声が聞こえた。
でも俺の耳はティア以外の女の声には反応しないから聞き流した。

「貴方何しに来たの?」赤髪が低い声を出す。
なんだ?赤髪の嫌いな奴でも来たのか?

「酷い!席が空いてるから座っただけなのに!」

確かに空いてるには空いてるが、このメンバーの中によく入ってこれたな!とは思う。
心臓にどれだけ毛が生えてるんだよ!

あ~面倒臭い!ほっとこ!俺はリピートに忙しい。

「貴方のせいで、ティアが怪我をしたのよ!今日だってそれで休んでるというのに」

はぁ?な・ん・だ・と!

横を向くと、ピンク頭が赤髪を睨んでる。しかし!俺と目が合った瞬間口の端が上がったのを見た。すぐに悲しそうな顔を作ったがな!こんなヤツの言うことを信じるヤツなんているのか?
そして、目をうるうるさせて「私の方が被害者です。昨日だってワザとぶつかってきたのはティアリーゼ様の方です」

周りからは「え、あのアスパルト様が?」
「いくら顔が綺麗でもそんな性格じゃな」
「幻滅したわ」なんて声が聞こえる。
騙される奴いたわ!

「ふざけないで!」赤髪が怒りで震えている。
気持ちはわかる。俺もだ!

「おい!お前なんなの?いつから名前で呼んでる?ティアから許されたのか?」

「あの人からそう呼ぶようにいわれたんです!」

「お前嘘つきだな。おいそこの2人こいつの名前知ってるか?」

赤髪と緑髪の2人は首を横に振る。

「お前誰だよ、名前ぐらい言ってから話しかけろ」

「あの、私はローズ・・男爵家のローズ・ウエストと申します。ローズと呼んで下さい。」
何故か照れくさそうに言うが
「男爵令嬢が公爵令嬢のティアを陥れ入れようとするなんて覚悟はできてるよな?」

「嘘なんかじゃありません!皆さん信じてください。」
また泣きだした。

「証拠は?」

「え、そんなの誰も見てない時に意地悪されるのですから証拠なんてありません」

「話にならないな」

それだけ言って席を立つ。
4人も一緒に立った。
そのまま解散したが、気分が悪い。

なんでティアをターゲットにしてるのか調べないとな。
しおりを挟む
感想 50

あなたにおすすめの小説

婚約破棄されたので、自由に生きたら王太子が失脚しましたあ

鍛高譚
恋愛
名門アーデン公爵家の令嬢 ロザリー・フォン・アーデン は、王太子 エドワード・カミル・レグノード の婚約者として誰もが認める完璧な貴族令嬢だった。 しかしある日、王太子は突如 “聖女” を名乗る平民の少女 セシリア・ブランシュ に夢中になり、ロザリーに無情な婚約破棄を言い渡す。 「これは神の導きだ! 私の本当の運命の相手はセシリアなんだ!」 「ロザリー様、あなたは王太子妃にふさわしくありませんわ」 ──ふたりの言葉を前に、ロザリーは静かに微笑んだ。 「……そうですか。では、私も自由に生きさせていただきますわね?」 だが、これがロザリーの “ざまぁ” 逆転劇の幕開けだった! 神託と称して王太子を操る “聖女” の正体は、なんと偽者!? さらに王室財政を私物化する 汚職貴族との黒い繋がり も発覚!? 次々と暴かれる陰謀の数々に、王宮は大混乱。 そして、すべての証拠が王の手に渡ったとき──王太子 エドワードは王太子の地位を剥奪され、偽の聖女と共に国外追放 となる! 「ロザリー様を捨てた王太子は大馬鹿者だ!」 「やっぱり王妃にふさわしかったのはロザリー様だったのよ!」 社交界ではロザリーへの称賛が止まらない。 そしてそんな彼女のもとに、なんと隣国の 若き王クラウス・アレクサンドル から正式な求婚が──!? 「私はあなたの聡明さと誇り高き心に惹かれました。私の王妃になっていただけませんか?」 かつての婚約破棄が嘘のように、今度は 本物の愛と自由を手にするチャンス が巡ってくる。 しかし、ロザリーはすぐに頷かない。 「私はもう、誰かに振り回されるだけの人生は選びません」 王妃となる道を選ぶのか、それとも公爵家の令嬢として新たな未来を切り開くのか──?

そう言うと思ってた

mios
恋愛
公爵令息のアランは馬鹿ではない。ちゃんとわかっていた。自分が夢中になっているアナスタシアが自分をそれほど好きでないことも、自分の婚約者であるカリナが自分を愛していることも。 ※いつものように視点がバラバラします。

婚約者の恋は全力で応援します!

透明
恋愛
伯爵令嬢ジュディスと伯爵令息アランは婚約者同士。 ジュディスはアランが大好きだがアランには他に好きな人がいてジュディスのことはほったらかし。 ジュディスはアランの恋を応援することにしたが、なぜかアランはジュディスに執着してきて・・・ チグハグな2人の思いはどうなるか。

なくなって気付く愛

戒月冷音
恋愛
生まれて死ぬまで…意味があるのかしら?

第一王子は私(醜女姫)と婚姻解消したいらしい

麻竹
恋愛
第一王子は病に倒れた父王の命令で、隣国の第一王女と結婚させられることになっていた。 しかし第一王子には、幼馴染で将来を誓い合った恋人である侯爵令嬢がいた。 しかし父親である国王は、王子に「侯爵令嬢と、どうしても結婚したければ側妃にしろ」と突っぱねられてしまう。 第一王子は渋々この婚姻を承諾するのだが……しかし隣国から来た王女は、そんな王子の決断を後悔させるほどの人物だった。

幼馴染が熱を出した? どうせいつもの仮病でしょう?【完結】

小平ニコ
恋愛
「パメラが熱を出したから、今日は約束の場所に行けなくなった。今度埋め合わせするから許してくれ」 ジョセフはそう言って、婚約者である私とのデートをキャンセルした。……いったいこれで、何度目のドタキャンだろう。彼はいつも、体の弱い幼馴染――パメラを優先し、私をないがしろにする。『埋め合わせするから』というのも、口だけだ。 きっと私のことを、適当に謝っておけば何でも許してくれる、甘い女だと思っているのだろう。 いい加減うんざりした私は、ジョセフとの婚約関係を終わらせることにした。パメラは嬉しそうに笑っていたが、ジョセフは大いにショックを受けている。……それはそうでしょうね。私のお父様からの援助がなければ、ジョセフの家は、貴族らしい、ぜいたくな暮らしを続けることはできないのだから。

彼女が望むなら

mios
恋愛
公爵令嬢と王太子殿下の婚約は円満に解消された。揉めるかと思っていた男爵令嬢リリスは、拍子抜けした。男爵令嬢という身分でも、王妃になれるなんて、予定とは違うが高位貴族は皆好意的だし、王太子殿下の元婚約者も応援してくれている。 リリスは王太子妃教育を受ける為、王妃と会い、そこで常に身につけるようにと、ある首飾りを渡される。

(完)イケメン侯爵嫡男様は、妹と間違えて私に告白したらしいー婚約解消ですか?嬉しいです!

青空一夏
恋愛
私は学園でも女生徒に憧れられているアール・シュトン候爵嫡男様に告白されました。 図書館でいきなり『愛している』と言われた私ですが、妹と勘違いされたようです? 全5話。ゆるふわ。

処理中です...