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アランからお茶会の様子を聞いた。
やっぱり女狐が出没したようだ。
そりゃそうだろう。
アランは次期侯爵家当主だし、我が家は大金持ちだ。
それに、眉目秀麗、頭脳明晰なだけでなく性格も穏やかで優しいアランだ。
言い寄ってくる令嬢がいて当たり前だ。
私の自慢の弟なんだからね。
王家だって優秀なアランに目を付けているかもしれない。
来年のお茶会にもアランは出席しなければならない。
アトラニア王国に行くまでに、予定通りならあと3回お茶会に参加することになる。
そばでアランを女狐達から守ることは出来ないが、それまでに逃げ方を伝授しなければならない。
残念なことに私の前世の記憶に異性から迫られた記憶はない。
メイドのお姉さん達に相談して対策を練らなければ!
可愛いアランはメイド達にも大人気だ。
彼女たちもアランを守るために協力は惜しまないだろう。
小説も読み漁って、どんなパターンにも対応できるようにアランに教えこもう。
私がバカなことを考えている間、アランが難しい顔をして考え込んでいることに気付かなかった。
それからの日々はアランと一緒に勉学に励み、幼い頃から習っていたダンスは難易度が上がり毎日ヘトヘトだ。
だけど私たちに激甘の祖父母に甘えさせてもらい、メイドには体全体をマッサージしてもらい、至れり尽くせりで心も体も癒されている。
両親も帰ってきて1ヶ月ぐらいは一緒に過ごすことができた。
相変わらず忙しいらしく、世界中を飛び回っている。
だからといって私たちへの愛情が減っていないことは眼差しや態度で分かる。
私もアランだって、家族や領民の為に働く両親を尊敬しているし、愛している。
つくづく思う。
私は恵まれている。
きっと私が普通じゃないことを両親も祖父母もアランだって気づいているのだろう。
それでも何も言わずに無償の愛を与えてくれる。
感謝してもしきれない。
それなのに私はここから逃げようとしているのだ。
そんな私はいつかバチが当たるかもしれない。
ゲームの終了は学院の卒業式までだ。
国境を越え、国外で卒業式を迎えることになる。
アトラニア王国でも悪役令嬢になる予定はない。
でも、どこでヒロインと繋がりができるか分からないから卒業する18歳になるまでは気を抜くことは出来ない。
家族と離れるのは嫌だが、早くアトラニア王国の学院に入りたい。
そこでなら友達も出来るかもしれない。
休みの日や学院の帰りに一緒に買い物に行ってカフェに寄って、楽しいお喋りに花を咲かせることも出来るかもしれない。
贅沢は言わない1人でいい。
親友と呼べる、なんでも話せる友達が欲しい。
気づいたら4ヶ月なんてあっという間に過ぎていた。
もう、カトルズ公爵家に向かって旅立つ日になってしまった。
今回も見送りには祖父母に侯爵家の使用人たちが勢揃いだ。
「アラン分かっているな?エリーから離れるなよ」
お爺様?前回も同じこと言ってたよ?
「アラン、エリーのことお願いね」
お祖母様まで?
「アラン様、エリザベート様のことくれぐれもよろしくお願いします。」
なんだ?メイドたちまで?
私が何をしたっていうのよ~!
「大丈夫です。僕が付いていますから。」
なんでアランは当たり前のように返事しているの?
私がお姉ちゃんなんだってば!
納得はしていないが馬車に乗り込み、メイド4人と護衛騎士8人前回と同じメンバーで出発だ。
「ねえアラン、なんでみんなアランに私のこと頼むのか分かる?」
アランが呆れた顔をして「エリーが分かってないからだよ」
???何が分かってないのだろう???
考えても分からない。
なら気にしても仕方ないね!
ふふん、久しぶりに伯父様と伯母様に会うの楽しみ~
「そんなところだよ」
アランが小さな声で言ったことは聞こえなかった。
「ようこそお越しくださいました」一糸乱れぬ礼で出迎えてくれた公爵家のメイドたち。
壮観だな。
真っ昼間に到着したのに満面の笑みで伯父様までが出迎えてくれている。
なぜ?伯父様仕事は?宰相って暇なの?
「会えて嬉しいよ」と言いながら抱きしめてくれる。
「会いたかったわ」伯母様はアランを抱きしめている。
「伯父様、伯母様お久しぶりです。お元気でしたか?」
「エリーちゃん、伯母様あなた達がいなくなって寂しくて毎日泣き暮らしてたわ」
可愛いお顔で目をウルウルさせている。
なんて庇護欲をそそるの!
「伯母様~」思いっきり抱きついた。
「はいはい、もうその辺で終わりにして中でゆっくりしようか」
伯父様の言葉にアランとメイド達まで頷いている。
荷物をメイド達に任せてサロンに通される。
今回の滞在目的である当主教育はなんと、伯母様から受けることになるそうだ。
本来伯父様は宰相の仕事が忙しく、とてもではないが領地経営や手掛けている商売に割く時間がないそうだ。
元カトルズ公爵(私たちのお爺様)も宰相を務めていたそうだ。だから忙しいお爺様に代わり元カトルズ公爵夫人(私たちのお祖母様)が当主代理をしていたらしい。
まだ私たちは会ったことがないがアトラニア王国の祖父母も健在だ。
会える日が楽しみだ。
伯母様は元公爵夫人に手取り足取り教えてもらい、そのおかげか元々才能があったのか領地をさらに栄えさせ、商売はこの国一番の商会にまで成長させたらしい。
すごい手腕だ。
まあ確かに伯母様の性格なら向いているかもしれない。
「我が愛しの妻は国一番の奥さんなんだ」
「まあ、貴方だって国一番の旦那様よ」
なんだ?
ふたりが見つめ合ってイチャイチャしだしたぞ。
アランのワザとらしい咳で私たちの存在を思い出したようだ。
ちょっと照れながら話を戻すぞ、と伯父様が話した内容は、2週間後にある侯爵家のお茶会に伯母様と一緒に2人で参加することだった。
なんでも両家は古くからの付き合いがあり、仕事でも大切な取引先だそうだ。
ウインティア王国のお茶会以外での参加は初めてだ。
「侯爵家にはお前たちと同じ歳の令嬢と、2つ上の令息がいるから仲良くなれればいいな」
なんと!初めてのお友達が出来るかも!
「嬉しい!喜んで参加します。」
アランも頷いている。
「エリー急いで準備に取り掛かるわよ!」
え?今から?2週間先だよね?
伯母様に手を引かれ私の衣装部屋に直行すると既にメイドだけでなくデザイナーまでが待機していた。
手早く身ぐるみ剥がされ下着だけにされる。
ここで騒いでも無駄なことは実家で経験済みだ。
「娘の衣装を選ぶのが夢だったの」伯母様の言葉に、既に娘として見てもらえているのだとちょっと嬉しくて感動した。
だって伯母様涙目になっているんだもん。
まあ、ここからの時間は大変だった。
疲れてしまった私はすべて伯母様にお任せした。
その頃サロンに残された伯父様とアランの会話。
「僕たちがアトラニア王国に留学することや、養子の話は王家にも他家にも漏らさないようにしようと、祖父母と話して決めました。もちろん両親にも伝えています。」
「うん、前に聞いた王子の言動や行動はエリーに好意を寄せているように感じたからね。
下手に知られて妨害されても困るから私もそれがいいと思っていたよ。」
「意見が一致して安心しました。」
「アランは国の中枢で働くのが向いてるかもしれないね。」
「え?」
「まだ12歳だ。今からなら何にでもなれる。進むべき道は1本じゃないんだよ」
難しいことを言われた気がするが、何となく意味は分かった。
きっと大切な言葉なんだろう。
忘れられない言葉になりそうだ。
伯父上は微笑みながら優しく僕の頭を撫でた。
その後、サロンに乱入してきた伯母上に連れ去らわれ、デザイナーに身体の採寸を測られた。
あっという間の出来事だった。
やっぱり女狐が出没したようだ。
そりゃそうだろう。
アランは次期侯爵家当主だし、我が家は大金持ちだ。
それに、眉目秀麗、頭脳明晰なだけでなく性格も穏やかで優しいアランだ。
言い寄ってくる令嬢がいて当たり前だ。
私の自慢の弟なんだからね。
王家だって優秀なアランに目を付けているかもしれない。
来年のお茶会にもアランは出席しなければならない。
アトラニア王国に行くまでに、予定通りならあと3回お茶会に参加することになる。
そばでアランを女狐達から守ることは出来ないが、それまでに逃げ方を伝授しなければならない。
残念なことに私の前世の記憶に異性から迫られた記憶はない。
メイドのお姉さん達に相談して対策を練らなければ!
可愛いアランはメイド達にも大人気だ。
彼女たちもアランを守るために協力は惜しまないだろう。
小説も読み漁って、どんなパターンにも対応できるようにアランに教えこもう。
私がバカなことを考えている間、アランが難しい顔をして考え込んでいることに気付かなかった。
それからの日々はアランと一緒に勉学に励み、幼い頃から習っていたダンスは難易度が上がり毎日ヘトヘトだ。
だけど私たちに激甘の祖父母に甘えさせてもらい、メイドには体全体をマッサージしてもらい、至れり尽くせりで心も体も癒されている。
両親も帰ってきて1ヶ月ぐらいは一緒に過ごすことができた。
相変わらず忙しいらしく、世界中を飛び回っている。
だからといって私たちへの愛情が減っていないことは眼差しや態度で分かる。
私もアランだって、家族や領民の為に働く両親を尊敬しているし、愛している。
つくづく思う。
私は恵まれている。
きっと私が普通じゃないことを両親も祖父母もアランだって気づいているのだろう。
それでも何も言わずに無償の愛を与えてくれる。
感謝してもしきれない。
それなのに私はここから逃げようとしているのだ。
そんな私はいつかバチが当たるかもしれない。
ゲームの終了は学院の卒業式までだ。
国境を越え、国外で卒業式を迎えることになる。
アトラニア王国でも悪役令嬢になる予定はない。
でも、どこでヒロインと繋がりができるか分からないから卒業する18歳になるまでは気を抜くことは出来ない。
家族と離れるのは嫌だが、早くアトラニア王国の学院に入りたい。
そこでなら友達も出来るかもしれない。
休みの日や学院の帰りに一緒に買い物に行ってカフェに寄って、楽しいお喋りに花を咲かせることも出来るかもしれない。
贅沢は言わない1人でいい。
親友と呼べる、なんでも話せる友達が欲しい。
気づいたら4ヶ月なんてあっという間に過ぎていた。
もう、カトルズ公爵家に向かって旅立つ日になってしまった。
今回も見送りには祖父母に侯爵家の使用人たちが勢揃いだ。
「アラン分かっているな?エリーから離れるなよ」
お爺様?前回も同じこと言ってたよ?
「アラン、エリーのことお願いね」
お祖母様まで?
「アラン様、エリザベート様のことくれぐれもよろしくお願いします。」
なんだ?メイドたちまで?
私が何をしたっていうのよ~!
「大丈夫です。僕が付いていますから。」
なんでアランは当たり前のように返事しているの?
私がお姉ちゃんなんだってば!
納得はしていないが馬車に乗り込み、メイド4人と護衛騎士8人前回と同じメンバーで出発だ。
「ねえアラン、なんでみんなアランに私のこと頼むのか分かる?」
アランが呆れた顔をして「エリーが分かってないからだよ」
???何が分かってないのだろう???
考えても分からない。
なら気にしても仕方ないね!
ふふん、久しぶりに伯父様と伯母様に会うの楽しみ~
「そんなところだよ」
アランが小さな声で言ったことは聞こえなかった。
「ようこそお越しくださいました」一糸乱れぬ礼で出迎えてくれた公爵家のメイドたち。
壮観だな。
真っ昼間に到着したのに満面の笑みで伯父様までが出迎えてくれている。
なぜ?伯父様仕事は?宰相って暇なの?
「会えて嬉しいよ」と言いながら抱きしめてくれる。
「会いたかったわ」伯母様はアランを抱きしめている。
「伯父様、伯母様お久しぶりです。お元気でしたか?」
「エリーちゃん、伯母様あなた達がいなくなって寂しくて毎日泣き暮らしてたわ」
可愛いお顔で目をウルウルさせている。
なんて庇護欲をそそるの!
「伯母様~」思いっきり抱きついた。
「はいはい、もうその辺で終わりにして中でゆっくりしようか」
伯父様の言葉にアランとメイド達まで頷いている。
荷物をメイド達に任せてサロンに通される。
今回の滞在目的である当主教育はなんと、伯母様から受けることになるそうだ。
本来伯父様は宰相の仕事が忙しく、とてもではないが領地経営や手掛けている商売に割く時間がないそうだ。
元カトルズ公爵(私たちのお爺様)も宰相を務めていたそうだ。だから忙しいお爺様に代わり元カトルズ公爵夫人(私たちのお祖母様)が当主代理をしていたらしい。
まだ私たちは会ったことがないがアトラニア王国の祖父母も健在だ。
会える日が楽しみだ。
伯母様は元公爵夫人に手取り足取り教えてもらい、そのおかげか元々才能があったのか領地をさらに栄えさせ、商売はこの国一番の商会にまで成長させたらしい。
すごい手腕だ。
まあ確かに伯母様の性格なら向いているかもしれない。
「我が愛しの妻は国一番の奥さんなんだ」
「まあ、貴方だって国一番の旦那様よ」
なんだ?
ふたりが見つめ合ってイチャイチャしだしたぞ。
アランのワザとらしい咳で私たちの存在を思い出したようだ。
ちょっと照れながら話を戻すぞ、と伯父様が話した内容は、2週間後にある侯爵家のお茶会に伯母様と一緒に2人で参加することだった。
なんでも両家は古くからの付き合いがあり、仕事でも大切な取引先だそうだ。
ウインティア王国のお茶会以外での参加は初めてだ。
「侯爵家にはお前たちと同じ歳の令嬢と、2つ上の令息がいるから仲良くなれればいいな」
なんと!初めてのお友達が出来るかも!
「嬉しい!喜んで参加します。」
アランも頷いている。
「エリー急いで準備に取り掛かるわよ!」
え?今から?2週間先だよね?
伯母様に手を引かれ私の衣装部屋に直行すると既にメイドだけでなくデザイナーまでが待機していた。
手早く身ぐるみ剥がされ下着だけにされる。
ここで騒いでも無駄なことは実家で経験済みだ。
「娘の衣装を選ぶのが夢だったの」伯母様の言葉に、既に娘として見てもらえているのだとちょっと嬉しくて感動した。
だって伯母様涙目になっているんだもん。
まあ、ここからの時間は大変だった。
疲れてしまった私はすべて伯母様にお任せした。
その頃サロンに残された伯父様とアランの会話。
「僕たちがアトラニア王国に留学することや、養子の話は王家にも他家にも漏らさないようにしようと、祖父母と話して決めました。もちろん両親にも伝えています。」
「うん、前に聞いた王子の言動や行動はエリーに好意を寄せているように感じたからね。
下手に知られて妨害されても困るから私もそれがいいと思っていたよ。」
「意見が一致して安心しました。」
「アランは国の中枢で働くのが向いてるかもしれないね。」
「え?」
「まだ12歳だ。今からなら何にでもなれる。進むべき道は1本じゃないんだよ」
難しいことを言われた気がするが、何となく意味は分かった。
きっと大切な言葉なんだろう。
忘れられない言葉になりそうだ。
伯父上は微笑みながら優しく僕の頭を撫でた。
その後、サロンに乱入してきた伯母上に連れ去らわれ、デザイナーに身体の採寸を測られた。
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