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わたくしボケたの?
あまりにも何もなく平和に過ごしすぎていたかも?
ジークと前世でいうバカップルのお花畑状態だったわ。
だって!
いつの間にか今日がカイザー殿下と側近候補の2人の卒業式なの。
え~マジ?
だけど記憶には楽しく長期休暇を過ごした記憶もあるし、楽しみにしていたモコモコも兄やジークとも見せあってキュンキュンした記憶もあるわね。
思いのほか兄のクマさんは可愛かった♡
結論!幸せな時間って早く過ぎる。ということね。
もちろん、卒業式で断罪なんてなかったわよ?
わたくし、もっとしっかりしないとね。
なんて思っていたのに、今日からわたくしは2年生、兄とジークは最終学年の3年生、そして今は新入生の入学式の最中だ。
なぜ素面に戻ったか!
そう!
新入生の中に、とびきり可愛い子がいたから!
まさに彼女こそヒロイン的存在なの。
皆んながチラチラと彼女を見ているの。
小柄で可愛らしい庇護欲をそそる見た目だし、ピンクの髪よ!
ゲームのヒロインって、ピンク色の髪が多かったよね?
ん?あれ???
デジャビュ?
落ち着け!落ち着いて考えて!
そうそう、ナタリー様のこともそう思っていたわ。
彼女とナタリー様が同じ色?
瞳の色まで同じよ。
身内なの?
ナタリー様もスゴく可愛かったけど、彼女はその上をいくわね。
見ただけで庇護欲がそそるのよ?
まさに守ってあげたくなる子ね。
彼女が目をうるうるさせて、上目遣いで見てきたら?
断言出来る。大抵の男は落ちるわ!
ゲームの世界とは限らないけど、彼女がヒロインなら悪役令嬢はわたくし?
いやいや悪役令嬢にはならないとしても、気を引き締めないと。
何かに巻き込まれることの無いように慎重に残りの学生生活を過ごそう。
もちろん楽しく過ごすこと前提でね。
入学式も終わり、ジークの迎えで馬車に向かう。
今日は兄も一緒に帰るので3人で歩いていた。
そこへ横から走ってきた彼女が兄にぶつかった。
最初に思ったことが『イベント?』だった。
だって不自然すぎる。
貴族が通うこの学園で走る?
しかもタイミングが良過ぎない?
「大丈夫か?」兄は普通に言うと、彼女はほんのり頬を染めて、目に涙を溜めて上目遣いで兄を見つめているの。
これ、あざとくないか?
「ありがとうございます。私ハウゼン侯爵家次女のアリサです。」
!!!わたくし達は一気に警戒したわ。
ナタリー様の妹さんだもの。
「あの私そそっかしくて」と言いながら兄に手を伸ばして近づこうとした。
「気をつけるように」
そう兄が彼女の話しを遮って言ったあとは馬車乗り場まで無言で行ったわ。
馬車に乗り込むなり
「あれは狙ってぶつかってきたね」
「私も同感だ」
「え?なんで分かるの?」
「あの手を使うのは今まで何人もいたからだよ」
「あんな手に私やジークが乗る訳がない」
「え~そんなことが今までに何回もあった事がびっくりだわ」
大丈夫な気もするが、前世持ちだと知っている2人には前世の小説やゲームの転生物の話しをした方がいいと思う。
うん。帰ったら2人に話そう。
あまりにも何もなく平和に過ごしすぎていたかも?
ジークと前世でいうバカップルのお花畑状態だったわ。
だって!
いつの間にか今日がカイザー殿下と側近候補の2人の卒業式なの。
え~マジ?
だけど記憶には楽しく長期休暇を過ごした記憶もあるし、楽しみにしていたモコモコも兄やジークとも見せあってキュンキュンした記憶もあるわね。
思いのほか兄のクマさんは可愛かった♡
結論!幸せな時間って早く過ぎる。ということね。
もちろん、卒業式で断罪なんてなかったわよ?
わたくし、もっとしっかりしないとね。
なんて思っていたのに、今日からわたくしは2年生、兄とジークは最終学年の3年生、そして今は新入生の入学式の最中だ。
なぜ素面に戻ったか!
そう!
新入生の中に、とびきり可愛い子がいたから!
まさに彼女こそヒロイン的存在なの。
皆んながチラチラと彼女を見ているの。
小柄で可愛らしい庇護欲をそそる見た目だし、ピンクの髪よ!
ゲームのヒロインって、ピンク色の髪が多かったよね?
ん?あれ???
デジャビュ?
落ち着け!落ち着いて考えて!
そうそう、ナタリー様のこともそう思っていたわ。
彼女とナタリー様が同じ色?
瞳の色まで同じよ。
身内なの?
ナタリー様もスゴく可愛かったけど、彼女はその上をいくわね。
見ただけで庇護欲がそそるのよ?
まさに守ってあげたくなる子ね。
彼女が目をうるうるさせて、上目遣いで見てきたら?
断言出来る。大抵の男は落ちるわ!
ゲームの世界とは限らないけど、彼女がヒロインなら悪役令嬢はわたくし?
いやいや悪役令嬢にはならないとしても、気を引き締めないと。
何かに巻き込まれることの無いように慎重に残りの学生生活を過ごそう。
もちろん楽しく過ごすこと前提でね。
入学式も終わり、ジークの迎えで馬車に向かう。
今日は兄も一緒に帰るので3人で歩いていた。
そこへ横から走ってきた彼女が兄にぶつかった。
最初に思ったことが『イベント?』だった。
だって不自然すぎる。
貴族が通うこの学園で走る?
しかもタイミングが良過ぎない?
「大丈夫か?」兄は普通に言うと、彼女はほんのり頬を染めて、目に涙を溜めて上目遣いで兄を見つめているの。
これ、あざとくないか?
「ありがとうございます。私ハウゼン侯爵家次女のアリサです。」
!!!わたくし達は一気に警戒したわ。
ナタリー様の妹さんだもの。
「あの私そそっかしくて」と言いながら兄に手を伸ばして近づこうとした。
「気をつけるように」
そう兄が彼女の話しを遮って言ったあとは馬車乗り場まで無言で行ったわ。
馬車に乗り込むなり
「あれは狙ってぶつかってきたね」
「私も同感だ」
「え?なんで分かるの?」
「あの手を使うのは今まで何人もいたからだよ」
「あんな手に私やジークが乗る訳がない」
「え~そんなことが今までに何回もあった事がびっくりだわ」
大丈夫な気もするが、前世持ちだと知っている2人には前世の小説やゲームの転生物の話しをした方がいいと思う。
うん。帰ったら2人に話そう。
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