当方天才魔術師、推しを王にしたら、何故か溺愛監禁孕ませ展開になった件

逢坂常

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13. 魔術師はたしかに愛されている ★

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 その後もルグレアは、『愛してる』の言葉を体現したがるみたいに足繁く後宮に通い、ジャフィーを抱いた。
 
 けれども、ジャフィーは孕まなかった。

 卵が着床したかどうかは、魔術が薄れていくかどうかでわかる。一定期間経っても孕まなければ、胎はその役目を終えたと判断し形を失いはじめる。そのタイミングで薬を飲めば、胎を維持したままにすることができるので、ジャフィーは仕方なく不味い薬を飲む。
 試行回数は、片手の数を超えてしまった。これは試験時にも中々なかった数だ。『不妊』に分類されると言っていい。サクサク作ってぽんぽん産む予定だったのに、と思わずため息が漏れる。

「……ジャフィー?」
「ん?」
「それ、味は改良できねえの?」
「あー……」
 
 そのため息を、ルグレアは、薬の味のせいだと勘違いしたらしい。ジャフィーはひらひら手を振った。
 
「してるよ、十分。口の中舐めてんだからわかるでしょ、味は。普通に甘いし。……別にいいだろ、飲んでるんだから」
 
 不味かろうとなんだろうと、飲みさえすれば結果は伴う。魔術が効いてくるのを感じながら、ごく軽く見えるようにジャフィーは笑った。
 
「やろっか。……あー、今日は俺がやろっかな」
「うん?」
「準備とか、色々さ。そろそろ、任せっぱなしじゃなくても大丈夫だと思うし、アンタ、仕事とかで疲れてるでしょ?」
 
 にこにこ笑いながら提案すると、ルグレアはちっとも喜ぶ気配を見せず、むしろ警戒するみたいに眉を寄せた。
 
「……いや、別に」
「俺のこと」
 
 にや、と、ジャフィーは笑みを深める。
 
「『愛してる』んでしょ?」
 
 ルグレアが、わかりやすく嫌そうな顔をする。『だから嫌だったんだ』みたいな顔だ。そうそう、この顔が見たかったんだよな。間違いなく優位に立っていることが確認できれば機嫌が上向いて、ジャフィーはここぞとばかりに追撃した。
 
「ほらほら。……その俺から、サービスされたら嬉しくない? 嬉しいでしょ?」
「……、」
 
 嫌そうな顔のまま、けれども一瞬、わかりやすく喉が動いた。あからさまな欲望の兆しに楽しくなって、ジャフィーは寝台に座るルグレアに膝でにじり寄り、見上げるような目線とともにルグレアに触れる。
 
「ま、寝ててよ。俺が器用なのは知ってるでしょ?」
「……あー、」
 
 隣に座って、促すように膝を撫でる。ルグレアはしばしの躊躇いの後、結局は欲望に負けたらしかった。
 
「…………じゃあ、お手並み拝見するか」
「うんうん。素直でよろしい」
 
 じゃあ早速、と、寝台から下りて、ルグレアの前に膝をつく。ルグレアの驚いた顔を気にせず膝を開かせ、足の間に座り込んで性器に布越しに触れると、ルグレアが軽く息を止めるのがわかった。
 
「あれ、もうちょっとおっきいじゃん。期待してんの?」
「……お前な、」
「はいはい、わかってるって。喋るばっかりが口の使い道じゃないから、安心して?」
 
 前を寛げると、緩く芯を持ったものが顕になって、間近で見ると思ったより大きいなと思う。これが身体の中に入っている? 本当に? 人体の神秘だな……。そんなことを考えながら舌を伸ばすと、触れるより前にそれがぴくりと震えた。
 
「……、」
「……笑うなよ」
「いや、うん、……可愛いね?」
「それも……いやもういいよなんでも」
 
 やるならさっさとやれ、と、どこか投げやりにルグレアが言う。はいはい、と笑いながら舌で触れ、思い切ってぱくりと先端を咥えると、またルグレアが小さく息を呑んだ。齧ったりしないけど、そんな反応をされるとしてみたくなるな。しないけど。
 
「……っ、ふ……」
 
 とにかく大きい。全部入れたら喉まで行くどころじゃすまなそうだなと思う。口に入るところまでどうにか収めて強く吸うと、「ん、」とルグレアが小さく呻いた。反応している。気分が良くなって、添えた手を握る形に変える。ちゅうちゅう吸い、口からどうしても溢れる唾液を手で塗りつけるみたいに上下させると、それが一段と硬くなった気がした。
 
「……ん、」
 
 ちらりと上目遣いで確認すると、片手で顔を抑えたルグレアが、ひたとこちらを見ているのと目があう。
 
「っ、」
「……あー、……上手いな、ジャフィー」
 
 手が伸びてきて、ジャフィーの髪をぐしゃりと撫でる。
 
「……ひもちひ……?」
「ん、……上手い上手い」
「ん……」
 
 ならいい。
 先端を吸い、片手でごしごし擦りながら、ジャフィーはさてと自分の下半身に手を伸ばした。ちゃんと気持ち良くはなってもらっているとはいえ、ジャフィーの口淫で出してもらうのはどうやら難しそうだ。ちょっと自分の口が小さすぎるなと思いながら、もぞもぞと寝巻きのズボンを脱ぎ落とす。
 
「……ん?」
「っ、は、……まってね、」
 
 入れられるようにするから、と言って、また咥えて、咥えたまま片手の指先で自分の穴を撫でる。指を入れても抵抗は殆どなくて、すっかり慣らされているなと思った。これなら、さほど弄らなくても入るかもしれない。
 
「……ん、ん……っ……」
 
 片手で性器を支えてちゅうちゅう軽く吸い付きながら、もう片方の指をどうにか中に入れていく。中は熱くて、しっとり湿っていて滑らかで、けれども締め付けがあって、これがルグレアにとって気持ちいいならいいなと思う。どうにか二本を入れきって中で動かすと、指先がぎりぎり気持ちいいところに当たって、きゅんと肚に来るのがわかった。
 
「ん、っ、……あ、……ッは、……」
 
 気持ちいい。
 これが入ったら、もっと気持ちいい。そういう気持ちが口での吸い付きを一層強くさせ、ルグレアが熱く息を吐く。
 
「……ジャフィー、」
「ん……」
「良さそうな顔してんな。……入れねえの?」
「ん、……入れる……」
「よし」
 
 にやりと笑ったルグレアが、ジャフィーの脇の下に手を入れて、子どもを抱き上げるみたいにひょいと持ち上げる。そのままジャフィーを寝台に転がそうとするから、「待って待って」と慌てて制した。
 
「何。入れるんじゃねえの?」
「俺が入れる!」
「あ?」
「俺が上に乗るって言ってんの。アンタは寝てて」
「あー……」
 
 あからさまに面倒そうな顔をされたが無視して、ルグレアの胸をぐいぐい押すと、諦めた風に従ってくれた。なによりである。ジャフィーは意気揚々とルグレアに跨り、そそり立ったものに手を添えた。
 指先で穴を広げる。最初だけ、やはり、思い切りが必要な抵抗がある。腹に力を入れてぐっと腰を落とすと、つぷん、と先端が入り込んだのがわかった。
 
「……あ、」
 
 はいってくる。
 自分の意志でやっているからだろうか、いつもより、入ってくるのがなんだかよくわかる。
 
「ん、……ぁ、……」
「っ、……焦らすなよ、」
「じらしてな、ぁ、……っ……」
 
 見上げてくるルグレアの目、鋭く挑むような黒い瞳が、熱い情欲で濡れている。そのぎらぎらした眼差しにうわあと思った。なんなら戦場で見るみたいな目だ。
 
(俺のこと、愛してる、って、あんたは言うけど)
 
 愛ってなんだ。
 愛するって、どういうことだ。
 
「……あ、」
 
 ず、ず、と、腰を落とすたび、中が割り開かれて、自分が侵食されていく。
 
 ジャフィーは、誰かを愛したり、誰かに愛されたりしたことがない。
 ジャフィーは、親に愛されなかった子どもだった。けれどもそんなの、魔術師の家では、貴族の家では普通のことだ。それにジャフィーは天才で、だから、ジャフィーの世界には、親の愛なんてものより興味深いものが沢山あって──けれどもそのすべてが、ジャフィーが手を付けた瞬間に、一瞬で色褪せてつまらなくなった。
 
 楽しくないこと。楽しくなくなったこと。
 つまらないもの。興味深かったもの。
 
 ジャフィーの世界にはそれしか──否、物理的に手を出しづらい楽しそうなものはあって、だからジャフィーは辺境や異国の話が結構好きで、長じてからのフットワークの軽さに繋がったりもしたのだが──なかった。

 そんなジャフィーが見つけた、ずっと楽しくてずっと興味深い、たったひとつがルグレアだった。
 
「……ジャフィー?」
 
 見下ろした先に、ルグレアがいる。精悍な顔。高い鼻梁。鋭い眼差し。
 『強さ』という単語をそのまま人の形にしたような男だと思う。
 そもそも、ルグレアに出会うまで、ジャフィーは『他人に興味を持つ』という経験すらしたことがなかった。貴族間の付き合いは義務の一種で、その場その場が楽しければそれでよくて、誰かと深く付き合うこともなかった。惚れた腫れたも抱いた抱かれたも、なんでそんなことに必死になるんだろうとしか思わなかった。
 
 触りたい? 笑ってほしい? 口づけがしたい?
 自分だけを見てほしい? 傍にいてほしい?
 
 そんな思いを、したことがない。したことがないと思っていた。だって、ジャフィーにはジャフィーが一番だ。他人は道具だ。ジャフィーが楽しくて、ジャフィーの興味を満たしてくれる、そういうものがあればいいのだ。
 そういうルグレアがいればいいのだ。
 なのに。
 
「……ジャフィー、」
 
 なのに?
 動きが止まったジャフィーに、労るようにルグレアが触れる。
 大きな手のひらが、ジャフィーの太くない太ももを撫でる。ひとを怯えさせることのほうが多い鋭い黒目が、情欲に濡れてジャフィーを見上げる。
 けれども、その口から出た言葉は、途方もなく優しかった。
 
「ほら、……きついだろ、無理すんなって。一回抜け」
 
 いつからだろう。
 いつから、ジャフィーにとっての報酬は、ジャフィーの行動原理の一番は。
 
「……ん、だいじょうぶ、」
「でもな」
「だいじょうぶ、だから」
 
 緩く首を振って、動きを再開する。半分ほどはもう入っていたから、残り半分はもう勢いでどうにかなった。奥まで迎え入れたところで安堵の息が漏れ、そのままぺたんと座り込んでしまう。
 
「は、……あ……」
 
 見下ろすと、自分の薄い肚と、脚の下にある隆々とした腹筋との差に目眩がするようだった。ジャフィーは片手を自分の肚にぺたりとあてて、臍の下あたりをそうっと撫でる。
 
「ほら、……大丈夫、だろ、……っ、あ、ばか、まだ、ッ、……!」
 
 ルグレアの大きな手がジャフィーの腰を掴んで、軽く奥を揺するように突き上げる。ジャフィーは咄嗟にルグレアの胸元に手を付いて身体を支えようとして失敗し、ルグレアの胸元に倒れ込んだ。
 
「ん、……ん、ん……」
 
 胸と胸がぺたんとくっついた状態で軽く揺すられるのが気持ちよくて、ジャフィーはそのまま口づけをねだる。ルグレアの大きい手が尻を撫で、促されるままにゆるゆる腰を動かすと、腹に挟まれる形になった性器が擦れた。
 
「っあ、っ、あ、あ……!」
 
 きもちいい。
 きゅうっと中が締まって、中からも擦られて、両方の刺激でわけがわからなくなる。あ、あ、と喘ぎながら腰を振るのはもうただの自慰行為で、奉仕すると言っていたことなどもう頭から飛んでいた。
 
 きもちいい。
 
 今はただ、きもちいことしかわからない。ぎゅうっと縋り付くみたいに抱きついて、きもちいいだけの息を吐くと、小さくルグレアが笑うのがわかった。
 目を開ける。
 
(……あ)
 
 すぐ近くにあるルグレアの顔は、きもちいい、とは、違うと思う。その細められた目に宿る光が、ジャフィーの頭を混乱させる。

 愛してる。……愛してる?
 
「ルグレア、」
「……ん?」
「言って、っ、……ねえ、」
 
 確かめたい。
 
「あいしてる、って」
 
 「……いや、それはなんのサービスだよ」とルグレアが苦笑して、何を言われているのかわからないまま、ジャフィーは繰り返し「言って」とねだる。
 ルグレアが、子どもにするみたいにジャフィーの頭を撫でる。
 

「……愛してるよ」

  
 うれしい。
 なんだかすごく嬉しくて笑うと、ルグレアがわずかに眉を寄せるのがわかった。そのまま腰を掴まれて、「あ、」と静止する間もなくがつんと突き上げられて、目の前をちかちか星が回った。
 
「あ、っ、あ、……あ……!」
「あのなあ、……くそ、」
 
 必死で首にすがりつくと、了承の意ととられたのか、突き上げる動きが激しくなった。逃げそうになる腰はしっかり押さえつけられ、ジャフィーはもう喘ぐことしか出来ない。
 
「愛してるよ、……愛してる、」
 
 観念するみたいに、吐き出すみたいに、絞り出すみたいにルグレアが言う。ほんとは絶対に言いたくないみたいに。
 
(……ああ、)
 
 肚の中に、熱が籠もる。注ぎ込まれる。これはもしかしたら愛なのかもしれない、と、ばかみたいなことをジャフィーは思った。
 これが、もしかして、愛というものなのだとしたら。
 
(……孕みたいな、)
 
 きゅうきゅう、心に従うみたいに中が動いた。逃さないといいたげにきつく締め付ける。

 
(あんたの子を、孕みたい)

 
 心の底から。
 ジャフィーはそのとき、はじめて思った。

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