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12. 魔術師は過去を夢に見る
……その夜、ジャフィーは『夢』の夢を見た。
──そう、それは、ルグレアもジャフィーも等しく若く、愚かだった頃の『夢』の話だ。
『昔この国を……この国のもとになった小さな国を建国した王は、竜を殺してその屍の上に城を築いたんだって!』
ジャフィーとルグレアは、ふたりで酒を飲んでいた。
ふたりとも酒は好きだったが、酔った自分たちが何をしでかすかわからなかったから、大勢で飲むよりふたりで飲む方が気楽だった。お互いであれば、多少暴れても、抑え込めるという自信があったからだ。そういう理由で、王に命じられてほうぼうへ飛ばされる遠征の合間に、広い割に人のいない公爵邸の一室で、ふたりはだらだらとよく飲んだ。
ルグレアが、小さな炎を机の上に灯す。ルグレアの魔力で作られた火は普通の火とは違う色をしていて綺麗だから、ジャフィーはいつもそれを点けて欲しいと強請る。そうして、その炎をうっとりと眺めながらジャフィーが披露した雑な蘊蓄に、『へえ』と、赤い顔をしてルグレアは応じた。
『初耳だな』
ルグレアはあまり喋る方ではなくて、ジャフィーの話をいつも興味深げに聞いてくれていた。面倒見がいいのだ。ジャフィーは辛い酒を一口舐めて、『多分ねえ』と自説を展開する。
『今はさ、竜って、聖なるもののイメージがあるじゃん? 神の使いみたいな? その炎で世界を浄化したとかなんとか? ……きっと、今も昔も、そっちが主流の解釈なんだよね。倒したってのはかなりマイナーで、そのうえなんか野蛮じゃん。だから、外聞が悪いってんで、だんだん消えてったんじゃないかなあって思うんだよね』
『そんなところを取り繕ったところで、この国が野蛮なことに変わりはねえのに?』
『それはそう』
古代より今に至るまで、諸国を統一した『征服王』の時代を挟めばより一層のこと、文より武で鳴らし続けるのがジェレニアである。まあ直近は王家と貴族社会の腐敗もあって、その武にもだいぶ陰りが見られるが。
『でもまあ、竜がどんなもんか知らないが、獣一体殺すぐらいで国が手に入るってなら、楽なもんだよな』
『あ、そういうこと言う?』
『言うだろそりゃ。こんだけこき使われて、城の一つも手に入らねえ』
ルグレアの口調が若干不貞腐れた風になり、そういえばこの宴会は慰労も兼ねてるんだったなと思い出す。またまた地方の反乱の平定に飛ばされて、お互いよく頑張りましたの会だ。ぼやくルグレアに、ジャフィーは笑う。
『まあ、城、そのうちルグレアのものになるじゃん。公爵家の領地のやつがさ』
『いつだよそれ』
『それに、あんまりいいもんじゃないよ? 城。維持するには人手が要るけど、人雇うのも、人選とか面倒だし。かといって変なのに紛れ込まれるともっと面倒だし』
『あー……』
それはそうかとルグレアは言って、ジャフィーは『それに』と話を戻した。
『竜って、ただの獣じゃないんだよ? それこそ、城より大きいとかなんとか』
『城? 流石に誇張されてるだろそれは』
『そのうえ空も飛べるとかなんとか』
『その巨体で?』
どうやって、と真面目にルグレアが聞くので、『魔術かな?』と真面目に答える。そもそも炎を吐くという話が本当なら、『竜』が通常の生物でありえるはずがなく、人間以外には使えないはずの魔術を使える獣である可能性が高かった──もし、万が一、実在していたのなら、の話だが。そんなことを考えるジャフィーの前で、『でもまあ』とルグレアはにやりと笑った。
『どんなんにせよ、俺に斬れねえ獣はいねえよ』
相変わらずの大言壮語に、そうだねえと言ってジャフィーは笑った。大口ではあるが、あながち嘘とも言いきれない。あらゆる魔術に自信を持つジャフィーだが、こと剣や自らに掛ける戦闘魔術の威力とセンスにおいては、とてもルグレアに叶わない。
ルグレアは、所謂一般の『魔術』はほとんど使えないが、剣の鍛錬を通して魔術に『目覚め』た『魔術剣士』だった。
魔力を持ちながら魔術師として訓練することのなかったものが、極稀に、系統的な『魔術』ではない形で魔力を発動させることがある。特に剣士など命のやり取りが発生する場合に多く『目覚め』は訪れ、ルグレアはその『目覚め』によって『魔術剣士』になった存在なのだった。
『魔術剣士』は、『目覚め』てからも、通常の魔術はごく簡単なものしか習得できない。その代わり、剣を経由して発動させる魔術において、一点特化でジャフィーたち魔術師を凌駕するのだ。
ルグレアが剣に宿して操る炎は、天才たるジャフィーであっても真似できない、特別な火だ。
その鮮烈すぎる紅色の炎は、まるで生き物であるかのように動き、あらゆるものを絡め取り、跡形もなく消し尽くす。圧倒的な戦闘力を誇るルグレアと、凡そ全ての魔術を使いこなすジャフィー。そんな二人が揃っているのだ。勝てない戦があるはずがない。
──でも。
そうか、とジャフィーは思った。
『ルグレアは、国が欲しいの?』
『……うん?』
『楽なもんだな、とか言うから。手に入るなら、欲しいってこと?』
『そりゃ欲しいだろ』
『こんな国でも?』
この国はもうだめだと、ジャフィーもルグレアも知っている。
今、地方の反乱を抑え込むことができているのは、ジャフィーとルグレアがいるからだ。つまり、自分たち二人が手を引いただけで、ジェレニアは一気に内乱状態に陥るのだ。
そしてジャフィーは、別に、そうなってもいいと思っている。
ジャフィーは天才魔術師だから、どこへだって逃げられるし、どこでだって生きていける。立場や家への未練も特にない。ルグレアには母親がいるが、彼女を国外に逃がすことができさえすれば、ルグレアだって、この国に拘る理由はないはずだ。
だから、この泥船が沈むとき、ジャフィーはただ、ルグレアについていけばいい。
ジャフィーは知らない土地にいくのが好きだったし、ルグレアと遠征に行くのを旅行感覚で楽しんでもいた。北の二国のうちどちらかでも、あるいは海を超えて別の大陸を目指してもいい。二人で行くならどこだって楽しいに違いない──と、ジャフィーは気軽にそう考えていたのだが。
『……ああ』
と、ルグレアは、少し考えてから頷いた。
そっか、と、ジャフィーは思った。
欲しいのか。そっかあ。なら、考えを改めなきゃ。
思いながら、ジャフィーは笑う。
『じゃあ、貰えればよかったのにねえ』
『ん?』
『御前試合でさ……そういや、あんときから欲しいって言ってたっけ。結局、無茶な任務しか貰えなかったけど』
『ああ……よく覚えてるな』
『覚えてるよ』
ルグレアのことは、何でも覚えてる。まさか、あの『国とか?』に、ほんの少しでも本気が含まれていたとは思わなかったけど。
『でもさあ。こんな国、手に入れたところで、どうするの?』
『んん……? そうだな』
『やることは腐るほどありそうだな』と、ルグレアは少し真面目に考えこんだ。
ルグレアは自分勝手な男だけれど、ジャフィーにすら好き勝手させているような男でもあるから、生来の性質としては世話好きなのだろう。だからこそ、国の世話さえしてしまいたいと思うのかもしれない。国家の建て直しといえば、堕落した貴族共を皆殺し? はたまた、不正まみれの軍の再編成? 首を傾げるジャフィーの前で、ルグレアはにやりと唇を曲げて笑った。
『ま、──どうせやるなら、『大陸統一』だろ』
度数の高い酒を一気に開けたルグレアは、すっかり酒精に侵されている。けれども、その声は本気に聞こえた。
『大陸統一』。
遠い昔に、偉大なる王が掲げた夢幻。これ以上無い大言壮語だ。ジャフィーはルグレアが好き勝手に大きなことを言うのが好きなので、うれしくなって手をたたいて笑った。そっかそっか。いいぞいいぞ。
『じゃあ、やろうよ』
『うん?』
『国を盗ってさ。大陸も奪おう。だってさ。──竜なんてものを殺すより、今のほうがずっと、簡単だよ?』
何せ、『国盗り』の相手は、肥え太った爺ひとりだ。
ジャフィーの言葉に、そりゃそうだなとルグレアは笑った。
──そしてそれは、本当に、拍子抜けするぐらいに簡単だったのだ。
──そう、それは、ルグレアもジャフィーも等しく若く、愚かだった頃の『夢』の話だ。
『昔この国を……この国のもとになった小さな国を建国した王は、竜を殺してその屍の上に城を築いたんだって!』
ジャフィーとルグレアは、ふたりで酒を飲んでいた。
ふたりとも酒は好きだったが、酔った自分たちが何をしでかすかわからなかったから、大勢で飲むよりふたりで飲む方が気楽だった。お互いであれば、多少暴れても、抑え込めるという自信があったからだ。そういう理由で、王に命じられてほうぼうへ飛ばされる遠征の合間に、広い割に人のいない公爵邸の一室で、ふたりはだらだらとよく飲んだ。
ルグレアが、小さな炎を机の上に灯す。ルグレアの魔力で作られた火は普通の火とは違う色をしていて綺麗だから、ジャフィーはいつもそれを点けて欲しいと強請る。そうして、その炎をうっとりと眺めながらジャフィーが披露した雑な蘊蓄に、『へえ』と、赤い顔をしてルグレアは応じた。
『初耳だな』
ルグレアはあまり喋る方ではなくて、ジャフィーの話をいつも興味深げに聞いてくれていた。面倒見がいいのだ。ジャフィーは辛い酒を一口舐めて、『多分ねえ』と自説を展開する。
『今はさ、竜って、聖なるもののイメージがあるじゃん? 神の使いみたいな? その炎で世界を浄化したとかなんとか? ……きっと、今も昔も、そっちが主流の解釈なんだよね。倒したってのはかなりマイナーで、そのうえなんか野蛮じゃん。だから、外聞が悪いってんで、だんだん消えてったんじゃないかなあって思うんだよね』
『そんなところを取り繕ったところで、この国が野蛮なことに変わりはねえのに?』
『それはそう』
古代より今に至るまで、諸国を統一した『征服王』の時代を挟めばより一層のこと、文より武で鳴らし続けるのがジェレニアである。まあ直近は王家と貴族社会の腐敗もあって、その武にもだいぶ陰りが見られるが。
『でもまあ、竜がどんなもんか知らないが、獣一体殺すぐらいで国が手に入るってなら、楽なもんだよな』
『あ、そういうこと言う?』
『言うだろそりゃ。こんだけこき使われて、城の一つも手に入らねえ』
ルグレアの口調が若干不貞腐れた風になり、そういえばこの宴会は慰労も兼ねてるんだったなと思い出す。またまた地方の反乱の平定に飛ばされて、お互いよく頑張りましたの会だ。ぼやくルグレアに、ジャフィーは笑う。
『まあ、城、そのうちルグレアのものになるじゃん。公爵家の領地のやつがさ』
『いつだよそれ』
『それに、あんまりいいもんじゃないよ? 城。維持するには人手が要るけど、人雇うのも、人選とか面倒だし。かといって変なのに紛れ込まれるともっと面倒だし』
『あー……』
それはそうかとルグレアは言って、ジャフィーは『それに』と話を戻した。
『竜って、ただの獣じゃないんだよ? それこそ、城より大きいとかなんとか』
『城? 流石に誇張されてるだろそれは』
『そのうえ空も飛べるとかなんとか』
『その巨体で?』
どうやって、と真面目にルグレアが聞くので、『魔術かな?』と真面目に答える。そもそも炎を吐くという話が本当なら、『竜』が通常の生物でありえるはずがなく、人間以外には使えないはずの魔術を使える獣である可能性が高かった──もし、万が一、実在していたのなら、の話だが。そんなことを考えるジャフィーの前で、『でもまあ』とルグレアはにやりと笑った。
『どんなんにせよ、俺に斬れねえ獣はいねえよ』
相変わらずの大言壮語に、そうだねえと言ってジャフィーは笑った。大口ではあるが、あながち嘘とも言いきれない。あらゆる魔術に自信を持つジャフィーだが、こと剣や自らに掛ける戦闘魔術の威力とセンスにおいては、とてもルグレアに叶わない。
ルグレアは、所謂一般の『魔術』はほとんど使えないが、剣の鍛錬を通して魔術に『目覚め』た『魔術剣士』だった。
魔力を持ちながら魔術師として訓練することのなかったものが、極稀に、系統的な『魔術』ではない形で魔力を発動させることがある。特に剣士など命のやり取りが発生する場合に多く『目覚め』は訪れ、ルグレアはその『目覚め』によって『魔術剣士』になった存在なのだった。
『魔術剣士』は、『目覚め』てからも、通常の魔術はごく簡単なものしか習得できない。その代わり、剣を経由して発動させる魔術において、一点特化でジャフィーたち魔術師を凌駕するのだ。
ルグレアが剣に宿して操る炎は、天才たるジャフィーであっても真似できない、特別な火だ。
その鮮烈すぎる紅色の炎は、まるで生き物であるかのように動き、あらゆるものを絡め取り、跡形もなく消し尽くす。圧倒的な戦闘力を誇るルグレアと、凡そ全ての魔術を使いこなすジャフィー。そんな二人が揃っているのだ。勝てない戦があるはずがない。
──でも。
そうか、とジャフィーは思った。
『ルグレアは、国が欲しいの?』
『……うん?』
『楽なもんだな、とか言うから。手に入るなら、欲しいってこと?』
『そりゃ欲しいだろ』
『こんな国でも?』
この国はもうだめだと、ジャフィーもルグレアも知っている。
今、地方の反乱を抑え込むことができているのは、ジャフィーとルグレアがいるからだ。つまり、自分たち二人が手を引いただけで、ジェレニアは一気に内乱状態に陥るのだ。
そしてジャフィーは、別に、そうなってもいいと思っている。
ジャフィーは天才魔術師だから、どこへだって逃げられるし、どこでだって生きていける。立場や家への未練も特にない。ルグレアには母親がいるが、彼女を国外に逃がすことができさえすれば、ルグレアだって、この国に拘る理由はないはずだ。
だから、この泥船が沈むとき、ジャフィーはただ、ルグレアについていけばいい。
ジャフィーは知らない土地にいくのが好きだったし、ルグレアと遠征に行くのを旅行感覚で楽しんでもいた。北の二国のうちどちらかでも、あるいは海を超えて別の大陸を目指してもいい。二人で行くならどこだって楽しいに違いない──と、ジャフィーは気軽にそう考えていたのだが。
『……ああ』
と、ルグレアは、少し考えてから頷いた。
そっか、と、ジャフィーは思った。
欲しいのか。そっかあ。なら、考えを改めなきゃ。
思いながら、ジャフィーは笑う。
『じゃあ、貰えればよかったのにねえ』
『ん?』
『御前試合でさ……そういや、あんときから欲しいって言ってたっけ。結局、無茶な任務しか貰えなかったけど』
『ああ……よく覚えてるな』
『覚えてるよ』
ルグレアのことは、何でも覚えてる。まさか、あの『国とか?』に、ほんの少しでも本気が含まれていたとは思わなかったけど。
『でもさあ。こんな国、手に入れたところで、どうするの?』
『んん……? そうだな』
『やることは腐るほどありそうだな』と、ルグレアは少し真面目に考えこんだ。
ルグレアは自分勝手な男だけれど、ジャフィーにすら好き勝手させているような男でもあるから、生来の性質としては世話好きなのだろう。だからこそ、国の世話さえしてしまいたいと思うのかもしれない。国家の建て直しといえば、堕落した貴族共を皆殺し? はたまた、不正まみれの軍の再編成? 首を傾げるジャフィーの前で、ルグレアはにやりと唇を曲げて笑った。
『ま、──どうせやるなら、『大陸統一』だろ』
度数の高い酒を一気に開けたルグレアは、すっかり酒精に侵されている。けれども、その声は本気に聞こえた。
『大陸統一』。
遠い昔に、偉大なる王が掲げた夢幻。これ以上無い大言壮語だ。ジャフィーはルグレアが好き勝手に大きなことを言うのが好きなので、うれしくなって手をたたいて笑った。そっかそっか。いいぞいいぞ。
『じゃあ、やろうよ』
『うん?』
『国を盗ってさ。大陸も奪おう。だってさ。──竜なんてものを殺すより、今のほうがずっと、簡単だよ?』
何せ、『国盗り』の相手は、肥え太った爺ひとりだ。
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