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第一部
第12話 会議紛糾!☆
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「は?銀の公子の従姉妹?そんな令嬢きいたことないぞ?」
「へ?」
「エスト大公の弟の子どもたちは皆、男子。大公妃は一人っ子みたいなものだ」
「さっき、そんな噂話が…」
「聞き間違いじゃないのか?昔、儂も先代エスト公の隠し子を洗ったことはあるが、そんな気配は全くないわ。今も昔も恋愛に関しては固い一途な一族だからな。ふぁ~ぁ……眠た」
狸オヤジは一瞬、興味深そうに食いついたが、すぐに興味を失って眼を瞑る。
どういうこと?従姉妹いないの?
じゃあ、大切な方って誰?
迷探偵律子の推理がガラガラと崩れていく。
「じゃあ、アスティ様とソーヴェ様って?」
「あ~?アスティ……?お前、既婚者は事後処理が大変だから止めろ、とあれほど言ったのに。エストのくそ真面目な跡取りと何かあったのか?」
「なるほど。銀の公子のお兄様なわけね」
「何をブツブツ言っておるのだ?まだ知恵熱とやらの副作用か?」
「そう!副作用で大事なことはスッパリサッパリ忘れ去ってしまうのですわ。特に人の名前が」
「ふん、意外に不便なもんだ」
「会議の前に四公の名前だけでも教えてくださいな。お父様~」
お父様呼びに、思わずへらっとする狸オヤジ。
知ってるのよ、娘からのお父様呼びで喜んでること。
マルサネが一回もそんな風に呼ばなかったんでしょうねぇ。
「仕方ないな。名前なら多分、そこにある開催通知に書いてあるぞ」
散乱する文書机の一番上に放置されていた通知文を顎でしゃくった。
いいものあるじゃない。早く聞けばよかった。
何なに?
ゲンメ公タウラージ様。
へ~。
そんな名前だったんだ。
ゴメン、私ずっとハゲ狸か狸オヤジ、もしくはバーコードで処理してた。
主催はユッカ大公、サングリア・エスト。
これがエスト公ね。
次は出席予定者、と。
カルゾ公ソーヴェ様 代理ご子息 ヴィンセント・カルゾ様。
イスキア公ラマンドロ様。
通知者 エスト公代理 ウィルブラン・エスト。
なるほど。
ソーヴェ様はヴィンセント様のお母様で、現カルゾ公ってことね。
議題詳細は当日にお伝えします、か。
ふ~ん?
ヴィンセント様を代理に出しているのに、ソーヴェ様が控え室にいらっしゃるのって、変ね。
体調良くなったのかしら?
しかも、控室にもう一人、血縁ではないけどウィルを溺愛している人物がいるような話だったわよね。
やっぱり謎だわ。
コンコン……。
「皆様おそろいですので、よろしくお願いいたします」
「お、やっと始まるか。早く来てしまったから待ちくたびれたわ」
自分の腰をさすりながら立ち上がり、会議場へ向かうバーコード後頭部を私は慌てて追いかけた。
※ ※ ※
「わぁ…」
赤い絨毯が敷きつめられ、半円に席が設置されたすり鉢状の会議場。
国会中継のニュースもほとんど見たことはないが、同じような厳かな空気感。私は社会見学に来た子どものようにキョロキョロ見回して歩いた。
半円の中心に豪華な円卓が設置されている。東西南北の領地でそれぞれの席が決まっているようだ。
狸オヤジは慣れた様子で北側の豪華な椅子に座る。
私は先に控えていたゲンメ公の片腕ガルダの隣に座った。
向かい側には背の高い、鋭い細い瞳に浅黒い肌、黒い短髪の男がゆったりと椅子に座っている。背後から同じ目鼻立ちの蛇姫が絡みつくように、何かチラチラこちらを見ながら囁いていた。
これが南部イスキア公ラマンドロ、かぁ。
めっちゃ、蛇姫そっくりじゃん。
年齢は三十歳前後?肌の色や髪型、紫リップは違うけど、見た目に醸し出すねっちょり感が妹と瓜二つ。
ゲンメから見て右手にヴィンセント様が座り、左手にウィルが見える。
「さて、そろそろ始めさせてもらいます。本日は急な召集でしたが、お集まりいただきありがとうございました。若輩ですが、大公代理で本日は私がつとめさせてもらいます」
ウィルが口火をきった。
あ、やっとはじまるのね。
「いかに大公のお気に入りとはいえ、なぜエストはお前なのだ。留学中のフレイザはともかく、アスティはどうした?」
粘っこい口調でいきなり、イスキア公が進行を止める。
「兄は今、領地の方で手が離せない問題があってそちらの対応しております」
「ふん、いくら弟が優秀だといえ次期公主が会議を抜けるとは、優先順位が間違っているのではないか?」
「お褒めいただき、畏れ入ります。今回は私では対応しかねる事態でしたので、優秀な兄が現地で対応しております。ご了承のほどを。では、まずはこちらをご覧下さい」
ウィルは動じることなく、議題資料を回す。
狸オヤジの手元を後ろから身を乗り出すように覗きこむと、各公邸警備隊の報告書の抜粋でエスト大公宮とカルゾ公邸に続けて侵入者があったことが見てとれた。
「こんな表向きの報告はどうでもいい。つまり、四公を狙う者がいる、ということか?」
もっぱら、イスキア公が口を開く。露骨にウィルを年下の格下扱いしている口調だ。
「と、思われますが、皆様心当たりはございますか?」
「ないな。お前の方があるのではないか?」
「どういうことです?」
「お前、昨夜は何処にいた」
イスキア公の質問に、ウィルは表情一つ崩さない。
「それが今回と何か関係が?」
「しらばっくれるな。お前が昨日、ゲンメ邸へ拉致されたと我が諜報員から報告があった」
「は?ゲンメ?何の話だ」
それまで腕を組んで目を瞑り、黙って聞いていた狸オヤジが口を挟んだ。
あら、寝てたんじゃなかったのね……。
「まて、九番街で暗殺ギルドに接触してたのはそこのカルドンヌだろう」
ハゲ狸!ぶっこんできたわね……。
犯人がイスキアだって告発したようなもんじゃない。
そして、いつの間にそんな情報掴んでるのよ?
実はユッカの闇社会を仕切ってるのはゲンメ公っていう噂があるってルーチェに聞いていたけど……本当にただのハゲ狸じゃなかったのね。
「ふん、マルサネも九番街に頻繁に出入りしていただろう?」
「え……?」
いきなり、イスキア公からとんできた流れ弾に傍観者のつもりだった私はフリーズしてしまった。
「完璧言いがかりだな。うちのマルサネが暗殺ギルドと接触できるような人間らしい芸当ができれば、こんな苦労はしない。九番街の飲み屋で男襲って暴れるが関の山だ」
全く動じる様子もなく、ハゲ狸は切り返す。
まぁそうだろうと思いますけど、実の娘にその言い方……。
そして、誰もが納得で反論しないのね。
「では、ウィルブランがゲンメ邸に拉致された件は何と?」
イスキア公は追及の手をゆるめない。ゲンメが絡んでいると言外に言いたいようだ。
露骨ね~。魂胆ミエミエだわ。
うちが大公とカルゾ公を狙ったことにしたいのね。
「それこそ、そちらの捏造ではないのか?」
ハゲ狸は相手にしない。
「ウィルブラン、事実どうなのだ?」
「事実、ですか。確かに昨日夕刻、いきなり先日の侵入者と同じ者に襲われました。不意打ちに不覚にも気を失ったところ、気がつくとゲンメの庭園に拘束されていたことは間違いありません」
「ほぅ……」
ウィルの言葉にイスキア公の蛇のような眼がすっと細められた。
「こちらは全く心当たりはない。それであればゲンメも侵入されたのだ」
苦虫を潰したようにハゲ狸はイスキア公を睨みつける。
「なぜ私をゲンメの庭園に拉致し、わざわざ放置したのか侵入者の男は目的は述べませんでした。ただ、私は、マルサネ姫に助けられ、縄を解いて逃れることができました。ゲンメが主犯であればそのようなことはしないと思いますが」
「なに?本当か、マルサネ……!」
ドングリ眼をさらに真ん丸にして、凄い勢いでバーコード頭が振り向く。
「本当です。庭園で拘束されていたので、驚いて確かに縄をほどきました。全く事情はわかりませんでしたが……」
一気に注目を集めたが、私は落ち着いて答えた。
皆が驚いてざわついているのが手に取るようにわかる。
(「猿姫が銀の公子を襲ったのではないのか?」
「なんか猿姫の様子がいつもと違うぞ。別人のように落ち着いている」
「やはり、襲撃犯はイスキア?ゲンメ?」)
「へ?」
「エスト大公の弟の子どもたちは皆、男子。大公妃は一人っ子みたいなものだ」
「さっき、そんな噂話が…」
「聞き間違いじゃないのか?昔、儂も先代エスト公の隠し子を洗ったことはあるが、そんな気配は全くないわ。今も昔も恋愛に関しては固い一途な一族だからな。ふぁ~ぁ……眠た」
狸オヤジは一瞬、興味深そうに食いついたが、すぐに興味を失って眼を瞑る。
どういうこと?従姉妹いないの?
じゃあ、大切な方って誰?
迷探偵律子の推理がガラガラと崩れていく。
「じゃあ、アスティ様とソーヴェ様って?」
「あ~?アスティ……?お前、既婚者は事後処理が大変だから止めろ、とあれほど言ったのに。エストのくそ真面目な跡取りと何かあったのか?」
「なるほど。銀の公子のお兄様なわけね」
「何をブツブツ言っておるのだ?まだ知恵熱とやらの副作用か?」
「そう!副作用で大事なことはスッパリサッパリ忘れ去ってしまうのですわ。特に人の名前が」
「ふん、意外に不便なもんだ」
「会議の前に四公の名前だけでも教えてくださいな。お父様~」
お父様呼びに、思わずへらっとする狸オヤジ。
知ってるのよ、娘からのお父様呼びで喜んでること。
マルサネが一回もそんな風に呼ばなかったんでしょうねぇ。
「仕方ないな。名前なら多分、そこにある開催通知に書いてあるぞ」
散乱する文書机の一番上に放置されていた通知文を顎でしゃくった。
いいものあるじゃない。早く聞けばよかった。
何なに?
ゲンメ公タウラージ様。
へ~。
そんな名前だったんだ。
ゴメン、私ずっとハゲ狸か狸オヤジ、もしくはバーコードで処理してた。
主催はユッカ大公、サングリア・エスト。
これがエスト公ね。
次は出席予定者、と。
カルゾ公ソーヴェ様 代理ご子息 ヴィンセント・カルゾ様。
イスキア公ラマンドロ様。
通知者 エスト公代理 ウィルブラン・エスト。
なるほど。
ソーヴェ様はヴィンセント様のお母様で、現カルゾ公ってことね。
議題詳細は当日にお伝えします、か。
ふ~ん?
ヴィンセント様を代理に出しているのに、ソーヴェ様が控え室にいらっしゃるのって、変ね。
体調良くなったのかしら?
しかも、控室にもう一人、血縁ではないけどウィルを溺愛している人物がいるような話だったわよね。
やっぱり謎だわ。
コンコン……。
「皆様おそろいですので、よろしくお願いいたします」
「お、やっと始まるか。早く来てしまったから待ちくたびれたわ」
自分の腰をさすりながら立ち上がり、会議場へ向かうバーコード後頭部を私は慌てて追いかけた。
※ ※ ※
「わぁ…」
赤い絨毯が敷きつめられ、半円に席が設置されたすり鉢状の会議場。
国会中継のニュースもほとんど見たことはないが、同じような厳かな空気感。私は社会見学に来た子どものようにキョロキョロ見回して歩いた。
半円の中心に豪華な円卓が設置されている。東西南北の領地でそれぞれの席が決まっているようだ。
狸オヤジは慣れた様子で北側の豪華な椅子に座る。
私は先に控えていたゲンメ公の片腕ガルダの隣に座った。
向かい側には背の高い、鋭い細い瞳に浅黒い肌、黒い短髪の男がゆったりと椅子に座っている。背後から同じ目鼻立ちの蛇姫が絡みつくように、何かチラチラこちらを見ながら囁いていた。
これが南部イスキア公ラマンドロ、かぁ。
めっちゃ、蛇姫そっくりじゃん。
年齢は三十歳前後?肌の色や髪型、紫リップは違うけど、見た目に醸し出すねっちょり感が妹と瓜二つ。
ゲンメから見て右手にヴィンセント様が座り、左手にウィルが見える。
「さて、そろそろ始めさせてもらいます。本日は急な召集でしたが、お集まりいただきありがとうございました。若輩ですが、大公代理で本日は私がつとめさせてもらいます」
ウィルが口火をきった。
あ、やっとはじまるのね。
「いかに大公のお気に入りとはいえ、なぜエストはお前なのだ。留学中のフレイザはともかく、アスティはどうした?」
粘っこい口調でいきなり、イスキア公が進行を止める。
「兄は今、領地の方で手が離せない問題があってそちらの対応しております」
「ふん、いくら弟が優秀だといえ次期公主が会議を抜けるとは、優先順位が間違っているのではないか?」
「お褒めいただき、畏れ入ります。今回は私では対応しかねる事態でしたので、優秀な兄が現地で対応しております。ご了承のほどを。では、まずはこちらをご覧下さい」
ウィルは動じることなく、議題資料を回す。
狸オヤジの手元を後ろから身を乗り出すように覗きこむと、各公邸警備隊の報告書の抜粋でエスト大公宮とカルゾ公邸に続けて侵入者があったことが見てとれた。
「こんな表向きの報告はどうでもいい。つまり、四公を狙う者がいる、ということか?」
もっぱら、イスキア公が口を開く。露骨にウィルを年下の格下扱いしている口調だ。
「と、思われますが、皆様心当たりはございますか?」
「ないな。お前の方があるのではないか?」
「どういうことです?」
「お前、昨夜は何処にいた」
イスキア公の質問に、ウィルは表情一つ崩さない。
「それが今回と何か関係が?」
「しらばっくれるな。お前が昨日、ゲンメ邸へ拉致されたと我が諜報員から報告があった」
「は?ゲンメ?何の話だ」
それまで腕を組んで目を瞑り、黙って聞いていた狸オヤジが口を挟んだ。
あら、寝てたんじゃなかったのね……。
「まて、九番街で暗殺ギルドに接触してたのはそこのカルドンヌだろう」
ハゲ狸!ぶっこんできたわね……。
犯人がイスキアだって告発したようなもんじゃない。
そして、いつの間にそんな情報掴んでるのよ?
実はユッカの闇社会を仕切ってるのはゲンメ公っていう噂があるってルーチェに聞いていたけど……本当にただのハゲ狸じゃなかったのね。
「ふん、マルサネも九番街に頻繁に出入りしていただろう?」
「え……?」
いきなり、イスキア公からとんできた流れ弾に傍観者のつもりだった私はフリーズしてしまった。
「完璧言いがかりだな。うちのマルサネが暗殺ギルドと接触できるような人間らしい芸当ができれば、こんな苦労はしない。九番街の飲み屋で男襲って暴れるが関の山だ」
全く動じる様子もなく、ハゲ狸は切り返す。
まぁそうだろうと思いますけど、実の娘にその言い方……。
そして、誰もが納得で反論しないのね。
「では、ウィルブランがゲンメ邸に拉致された件は何と?」
イスキア公は追及の手をゆるめない。ゲンメが絡んでいると言外に言いたいようだ。
露骨ね~。魂胆ミエミエだわ。
うちが大公とカルゾ公を狙ったことにしたいのね。
「それこそ、そちらの捏造ではないのか?」
ハゲ狸は相手にしない。
「ウィルブラン、事実どうなのだ?」
「事実、ですか。確かに昨日夕刻、いきなり先日の侵入者と同じ者に襲われました。不意打ちに不覚にも気を失ったところ、気がつくとゲンメの庭園に拘束されていたことは間違いありません」
「ほぅ……」
ウィルの言葉にイスキア公の蛇のような眼がすっと細められた。
「こちらは全く心当たりはない。それであればゲンメも侵入されたのだ」
苦虫を潰したようにハゲ狸はイスキア公を睨みつける。
「なぜ私をゲンメの庭園に拉致し、わざわざ放置したのか侵入者の男は目的は述べませんでした。ただ、私は、マルサネ姫に助けられ、縄を解いて逃れることができました。ゲンメが主犯であればそのようなことはしないと思いますが」
「なに?本当か、マルサネ……!」
ドングリ眼をさらに真ん丸にして、凄い勢いでバーコード頭が振り向く。
「本当です。庭園で拘束されていたので、驚いて確かに縄をほどきました。全く事情はわかりませんでしたが……」
一気に注目を集めたが、私は落ち着いて答えた。
皆が驚いてざわついているのが手に取るようにわかる。
(「猿姫が銀の公子を襲ったのではないのか?」
「なんか猿姫の様子がいつもと違うぞ。別人のように落ち着いている」
「やはり、襲撃犯はイスキア?ゲンメ?」)
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