10 / 860
1章 月の平原
2-2
しおりを挟む
2-2
そこからは、よく覚えていない。俺はぐずぐずの斜面を猛スピードで転がり落ちて行って、天と地とが何度もひっくり返って、藪にしこたま突っ込んで……断片的だが、そんな感じだった気がする。
どすぅん!
「ぐえっ」
でっかい木にぶつかって、俺の体はようやく静止した。
「いってぇ!つうぅ~……」
『つくづく落ちるのが好きな人ですね』
「好きなわけじゃ……けど良かった、折れてはないな。アニもヒビ入ってない?」
『あの程度で壊れはしませんよ。私も、あなたも』
「いやいや、俺は人間だからね。あっさり壊れるよ、人間」
今まで奇跡的にケガをしてないけど、運が悪ければ全治何カ月じゃすまなかったかもしれないのだ。そう考えると、ちょっと恐ろしい……けれどもアニは、俺の言葉を否定する。
『あなたは人間である以前に、勇者ではないですか。頑強さは並の人間以上なんですよ?』
「え、そういうもんなの?その勇者っての、単なる肩書き?だと思ってたんだけど」
『なわけないでしょう。あなた、まだ召喚された事実を消化し切れていませんね?』
「いやぁ、漫画とかではよく聞くけどさ。流石に当事者になっちゃなぁ。すんなりハイそうですかとはならないよ」
『そうですか。あなたぐらいの世代の勇者は、大抵すぐ状況を受け入れますけどね。我々によく“ステータス”を要求しますよ』
「みんな適応能力高いなぁ」
その時ふと思ったけど、そうか。この世界には、俺以外にも勇者がいるかもしれないんだな。そのうち同郷の仲間にあえるだろうか。かつて俺がいた場所……もしかしたら、俺みたいな境遇だったやつも……
『……もしもし、聞いてますか?』
「へ、ああ。悪い、ちょっとぼーっとしてた。なんだって?」
『いえ、とはいえ頑丈さにかまけるのもよくないでしょう、と。用心に越した事はありませんから、ここでひとつ、護衛を召喚しておきませんか?』
「ごえー?」
『あなたはネクロマンサーですよ。本来は死霊を召喚して初めて戦闘が可能になる、後方支援系の能力です』
「あー……だよなぁ。俺もそういうイメージだ」
ゾンビの大群の中で、一人怪しげな術を行使する悪の魔術師……ネクロマンサーって、なんかそういう印象だ。自分で言ってて悲しくなる。
「でもなぁ……ゾンビなぁ……うーん」
『しのごの言ってられないと思いますよ。後ろを見てください』
「後ろ?」
後ろったって、俺がぶつかった巨木があるだけだ……けど、木にしては枝がほとんど無いな。つるっとした幹は、先に進むにつれてどんどん細くなっている。大きなタケノコみたいだ。
「変わった形の木だな?」
『でしたら、横に回り込んでみてください』
俺は言われた通りにぐるりと回り込む。するとすぐそばに、そっくりな木がもう一本生えている事に気付いた……いや待て、一本どころじゃない。一定の間隔で、同じ木がいくつも生えている。
「これってもしかして……牙?」
『おそらくは。大蛇か、もしくは竜のアギトではないかと』
竜!ドラゴンってことかよ!
「すごいな……この世界ってドラゴンまでいるの?」
『います。そうホイホイと出会うモンスターではないですが……骸があるということは、この森に生息している可能性があります。とすれば、ここは非常に危険な場所ということです』
「あ、やっぱりドラゴンってヤバイ感じ?」
『ヤバイ感じですね。履歴を参照すると……過去にブレスで跡形もなく吹っ飛ばされた勇者が二人います。それ以外にも噛み跡から腐食して溶けたのが一人、尾に潰されてペシャンコになったのが一人……』
「うわぁ……オッケー、わかった、想像するのはやめよう。とりあえず、安全第一ってのは俺も賛成。でもさ、死霊の召喚ってどうやるんだ?」
『既に一度やっているではないですか。あの骸骨剣士を召喚したのは、他でもないネクロマンスの力です』
あ、あれってそうなのか。ネクロマンスとしては意識してなかったけど、そう言われれば確かにそうだな。
『より具体的に言うなら、この世に未練を残して留まる魂を、自分の魂と同調させる事で使役を可能にします』
「んー……?」
『言葉より、実際に試したほうが早いかもしれませんね。でしたら、ここは好都合です。そこら中彷徨える魂ばかりですから』
え゛。マジ……?
「それって、幽霊ってことだよな?」
『ええ。意識すればあなたにも見えてくるはずです。集中して』
「むりムリ無理!俺、霊感なんてからっきしだよ!絶対見えない!」
『いや、そんな頑なに否定しなくても……だいたい、あなたの能力の関係上、そのうちいやおうなしに見えてきますよ』
そう言われると、本当に見えてきた気がする……いや、これ気のせいなんかじゃないぞ。俺の目は、青白い魂が辺りにふよふよ浮かんでいるのを、はっきり捉えはじめていた。
「見えるもんだね……」
『それがあなたの能力ですから。次は右手を出してください』
「み、右手?こうか?」
言われた通りに右手を突き出す。
『では、私に続いてください。これが始動語……あなたが能力を使う呪文になりますので』
「呪文?あれ、能力使うのって呪文いるんだっけ?」
『より高度な能力の使用をする場合、魔力の出力量を高めるために詠唱が必要なんです。簡単なものは省略できますが』
「へぇー」
『では、気を取り直して……我が手に掲げしは、魂の灯火』
「わが手に、え?なんだって?ていうか呪文って、そういう感じなの?」
『だからそうだって言っているでしょう。ほら、続いて』
まるでマンガか何かみたいだな。俺は少し恥ずかしかったけど、とりあえず素直にアニに続けることにした。
『「我が手に掲げしは、魂の灯火」』
『「汝の悔恨を我が命運に託せ。対価は我が魂」』
『「響け」』
『「ディストーションハンド!」』
ぶわぁっ!
「うおお!なんだ?」
俺の右手が!まるで陽炎のようにブレて、輪郭を失っている!
『今です!死霊の魂に触れてください!』
「えっ。こ、こうか!」
俺は近くに漂う青いもやに、実体を失った右手を突っ込んだ。ボンッ!その瞬間、もやは一度激しく燃え上がったかと思うと、その色を淡いピンクへと変えた。
「わっ。これは……?」
『成功です。これでその霊はあなたの軍門に下りました』
「おお……思ったより簡単だな?」
『今回は低級霊相手というのもありますがね。彼はレイス、霊魂型の死霊の中では最も下等な部類に入ります』
「へぇ。浮遊霊みたいなもんか」
『似たようなものです。ただし、純度は低いですね。この森には無数の残留思念が漂っているせいで、互いに溶け合っているようです』
ん、どういうことだ?幽霊同士溶け合ってる?俺はピンク色になったもや……もといレイスを眺めてみた。するともやの中にも、何かの形があるのがわかった。よ~く見てみると、それは無数により集まった人の顔だった。
「……!……!」
『どうかしましたか?』
「いや……アニの言ってる意味がわかったから……」
『はあ。よかったです』
とりあえず、忘れよう。これに手を突っ込んだことも、一旦忘れよう。
「そうだよ。今はこいつも俺の頼れる仲間なんだ。気味悪がっちゃ失礼だよな。よし、気にしない!」
『あまり頼りにはなりませんがね。レイスは実体がないので、護衛には不向きです』
「あ、そう……」
『ですが、偵察役にはうってつけです。もう二、三人レイスを使って、周囲を探ってもらいましょう』
「……わかった。ええっと、なんて呪文だったかな」
『あ、以降は最後の部分だけで大丈夫ですよ。あんな長々言う必要はありません』
「へ?じゃあ、なんで」
『最初の一回は、ああいう長い呪文のほうが趣があるでしょう?ほかの勇者には大変好評とのことで、私も取り入れてみました』
な、なるほど。アニがやたら俗っぽいのは、こういうのを真に受けてるからなのかもしれない。
『たいていは最初だけで、あとは面倒なので省略されることが多いです。レイス程度なら、始動語もいらないくらいですね』
「そっか。じゃあ、ちゃちゃっとやるかな」
つづく
====================
Twitterでは、次話の投稿予定や、作中に登場するモンスターなどの設定を公開しています。
よければ見てみてください。
↓ ↓ ↓
https://twitter.com/ragoradonma
読了ありがとうございました。
そこからは、よく覚えていない。俺はぐずぐずの斜面を猛スピードで転がり落ちて行って、天と地とが何度もひっくり返って、藪にしこたま突っ込んで……断片的だが、そんな感じだった気がする。
どすぅん!
「ぐえっ」
でっかい木にぶつかって、俺の体はようやく静止した。
「いってぇ!つうぅ~……」
『つくづく落ちるのが好きな人ですね』
「好きなわけじゃ……けど良かった、折れてはないな。アニもヒビ入ってない?」
『あの程度で壊れはしませんよ。私も、あなたも』
「いやいや、俺は人間だからね。あっさり壊れるよ、人間」
今まで奇跡的にケガをしてないけど、運が悪ければ全治何カ月じゃすまなかったかもしれないのだ。そう考えると、ちょっと恐ろしい……けれどもアニは、俺の言葉を否定する。
『あなたは人間である以前に、勇者ではないですか。頑強さは並の人間以上なんですよ?』
「え、そういうもんなの?その勇者っての、単なる肩書き?だと思ってたんだけど」
『なわけないでしょう。あなた、まだ召喚された事実を消化し切れていませんね?』
「いやぁ、漫画とかではよく聞くけどさ。流石に当事者になっちゃなぁ。すんなりハイそうですかとはならないよ」
『そうですか。あなたぐらいの世代の勇者は、大抵すぐ状況を受け入れますけどね。我々によく“ステータス”を要求しますよ』
「みんな適応能力高いなぁ」
その時ふと思ったけど、そうか。この世界には、俺以外にも勇者がいるかもしれないんだな。そのうち同郷の仲間にあえるだろうか。かつて俺がいた場所……もしかしたら、俺みたいな境遇だったやつも……
『……もしもし、聞いてますか?』
「へ、ああ。悪い、ちょっとぼーっとしてた。なんだって?」
『いえ、とはいえ頑丈さにかまけるのもよくないでしょう、と。用心に越した事はありませんから、ここでひとつ、護衛を召喚しておきませんか?』
「ごえー?」
『あなたはネクロマンサーですよ。本来は死霊を召喚して初めて戦闘が可能になる、後方支援系の能力です』
「あー……だよなぁ。俺もそういうイメージだ」
ゾンビの大群の中で、一人怪しげな術を行使する悪の魔術師……ネクロマンサーって、なんかそういう印象だ。自分で言ってて悲しくなる。
「でもなぁ……ゾンビなぁ……うーん」
『しのごの言ってられないと思いますよ。後ろを見てください』
「後ろ?」
後ろったって、俺がぶつかった巨木があるだけだ……けど、木にしては枝がほとんど無いな。つるっとした幹は、先に進むにつれてどんどん細くなっている。大きなタケノコみたいだ。
「変わった形の木だな?」
『でしたら、横に回り込んでみてください』
俺は言われた通りにぐるりと回り込む。するとすぐそばに、そっくりな木がもう一本生えている事に気付いた……いや待て、一本どころじゃない。一定の間隔で、同じ木がいくつも生えている。
「これってもしかして……牙?」
『おそらくは。大蛇か、もしくは竜のアギトではないかと』
竜!ドラゴンってことかよ!
「すごいな……この世界ってドラゴンまでいるの?」
『います。そうホイホイと出会うモンスターではないですが……骸があるということは、この森に生息している可能性があります。とすれば、ここは非常に危険な場所ということです』
「あ、やっぱりドラゴンってヤバイ感じ?」
『ヤバイ感じですね。履歴を参照すると……過去にブレスで跡形もなく吹っ飛ばされた勇者が二人います。それ以外にも噛み跡から腐食して溶けたのが一人、尾に潰されてペシャンコになったのが一人……』
「うわぁ……オッケー、わかった、想像するのはやめよう。とりあえず、安全第一ってのは俺も賛成。でもさ、死霊の召喚ってどうやるんだ?」
『既に一度やっているではないですか。あの骸骨剣士を召喚したのは、他でもないネクロマンスの力です』
あ、あれってそうなのか。ネクロマンスとしては意識してなかったけど、そう言われれば確かにそうだな。
『より具体的に言うなら、この世に未練を残して留まる魂を、自分の魂と同調させる事で使役を可能にします』
「んー……?」
『言葉より、実際に試したほうが早いかもしれませんね。でしたら、ここは好都合です。そこら中彷徨える魂ばかりですから』
え゛。マジ……?
「それって、幽霊ってことだよな?」
『ええ。意識すればあなたにも見えてくるはずです。集中して』
「むりムリ無理!俺、霊感なんてからっきしだよ!絶対見えない!」
『いや、そんな頑なに否定しなくても……だいたい、あなたの能力の関係上、そのうちいやおうなしに見えてきますよ』
そう言われると、本当に見えてきた気がする……いや、これ気のせいなんかじゃないぞ。俺の目は、青白い魂が辺りにふよふよ浮かんでいるのを、はっきり捉えはじめていた。
「見えるもんだね……」
『それがあなたの能力ですから。次は右手を出してください』
「み、右手?こうか?」
言われた通りに右手を突き出す。
『では、私に続いてください。これが始動語……あなたが能力を使う呪文になりますので』
「呪文?あれ、能力使うのって呪文いるんだっけ?」
『より高度な能力の使用をする場合、魔力の出力量を高めるために詠唱が必要なんです。簡単なものは省略できますが』
「へぇー」
『では、気を取り直して……我が手に掲げしは、魂の灯火』
「わが手に、え?なんだって?ていうか呪文って、そういう感じなの?」
『だからそうだって言っているでしょう。ほら、続いて』
まるでマンガか何かみたいだな。俺は少し恥ずかしかったけど、とりあえず素直にアニに続けることにした。
『「我が手に掲げしは、魂の灯火」』
『「汝の悔恨を我が命運に託せ。対価は我が魂」』
『「響け」』
『「ディストーションハンド!」』
ぶわぁっ!
「うおお!なんだ?」
俺の右手が!まるで陽炎のようにブレて、輪郭を失っている!
『今です!死霊の魂に触れてください!』
「えっ。こ、こうか!」
俺は近くに漂う青いもやに、実体を失った右手を突っ込んだ。ボンッ!その瞬間、もやは一度激しく燃え上がったかと思うと、その色を淡いピンクへと変えた。
「わっ。これは……?」
『成功です。これでその霊はあなたの軍門に下りました』
「おお……思ったより簡単だな?」
『今回は低級霊相手というのもありますがね。彼はレイス、霊魂型の死霊の中では最も下等な部類に入ります』
「へぇ。浮遊霊みたいなもんか」
『似たようなものです。ただし、純度は低いですね。この森には無数の残留思念が漂っているせいで、互いに溶け合っているようです』
ん、どういうことだ?幽霊同士溶け合ってる?俺はピンク色になったもや……もといレイスを眺めてみた。するともやの中にも、何かの形があるのがわかった。よ~く見てみると、それは無数により集まった人の顔だった。
「……!……!」
『どうかしましたか?』
「いや……アニの言ってる意味がわかったから……」
『はあ。よかったです』
とりあえず、忘れよう。これに手を突っ込んだことも、一旦忘れよう。
「そうだよ。今はこいつも俺の頼れる仲間なんだ。気味悪がっちゃ失礼だよな。よし、気にしない!」
『あまり頼りにはなりませんがね。レイスは実体がないので、護衛には不向きです』
「あ、そう……」
『ですが、偵察役にはうってつけです。もう二、三人レイスを使って、周囲を探ってもらいましょう』
「……わかった。ええっと、なんて呪文だったかな」
『あ、以降は最後の部分だけで大丈夫ですよ。あんな長々言う必要はありません』
「へ?じゃあ、なんで」
『最初の一回は、ああいう長い呪文のほうが趣があるでしょう?ほかの勇者には大変好評とのことで、私も取り入れてみました』
な、なるほど。アニがやたら俗っぽいのは、こういうのを真に受けてるからなのかもしれない。
『たいていは最初だけで、あとは面倒なので省略されることが多いです。レイス程度なら、始動語もいらないくらいですね』
「そっか。じゃあ、ちゃちゃっとやるかな」
つづく
====================
Twitterでは、次話の投稿予定や、作中に登場するモンスターなどの設定を公開しています。
よければ見てみてください。
↓ ↓ ↓
https://twitter.com/ragoradonma
読了ありがとうございました。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
「お前は無能だ」と追放した勇者パーティ、俺が抜けた3秒後に全滅したらしい
夏見ナイ
ファンタジー
【荷物持ち】のアッシュは、勇者パーティで「無能」と罵られ、ダンジョン攻略の直前に追放されてしまう。だが彼がいなくなった3秒後、勇者パーティは罠と奇襲で一瞬にして全滅した。
彼らは知らなかったのだ。アッシュのスキル【運命肩代わり】が、パーティに降りかかる全ての不運や即死攻撃を、彼の些細なドジに変換して無効化していたことを。
そんなこととは露知らず、念願の自由を手にしたアッシュは辺境の村で穏やかなスローライフを開始。心優しいエルフやドワーフの仲間にも恵まれ、幸せな日々を送る。
しかし、勇者を失った王国に魔族と内通する宰相の陰謀が迫る。大切な居場所を守るため、無能と蔑まれた男は、その規格外の“幸運”で理不尽な運命に立ち向かう!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる