46 / 860
2章 夜の友
6-1 幽霊さわぎ
しおりを挟む
6-1 幽霊さわぎ
俺は夢を見ていた。
俺のネクロマンスの能力で、あの名前も知らない女を蘇らせて、どこか遠くに逃してやる内容だった。女は幸せそうに笑い、それを見ている俺も晴れやかな気持ちだった。なんとも勝手で都合のいい、けれど幸福な夢だった……
「ニシデラさん!」
「うわ!」
突然の叫び声に、俺はベッドから飛び起きた。なんだ、なんだ。
「ああよかった、わたしの声が聞こえるんですね」
「はれ?ウィル?」
俺を叩き起こしたのは、真っ白な顔をしたウィルだった。ずいぶん顔色が悪いな、どうしたんだろう。
「ニシデラさん、私を助けてください!」
寝起きで事情が飲み込めない俺に、ウィルがまくし立てる。ずいぶんな慌てようだ。
「ウィル、落ち着いてくれよ。まずは一旦説明してくれ。いったい何があったんだ?」
「あの、それは……」
ウィルが言葉に詰まる。するとわきから、ひょこっとフランが顔を出した。あれ、どうしてフランがここに……ああ、いっしょの部屋で寝たんだっけか。正確には寝たのは俺だけだけど。フランは片腕を上げると、よく見ておけとばかりにふりふり振った。
「口より見た方が早い。こういうこと」
フランはガントレットのはまった腕を、ウィルの方へ突き出した。
腕は、ウィルの体をするりとすり抜けた。
「うひぃ!?」
「きゃあ!ちょっと、いきなり何するんですか!」
「これでわかったでしょ。この子、霊体になってる」
れ、霊体?それって、レイスとか、幽霊とかと同じってことか?
「って、ええ!ウィル、死んじまったのか!?」
「ち、違います!」
ウィルは俺の声にかぶせるように、食い気味に否定した。
「私、死んでなんかいません!今朝目が覚めたら、突然こんなことになってしまっていたんです。何がなんだか、私にもよくわからないんです……」
目が覚めたら幽霊になっていた。それは、誰だって驚くだろうな。けどそれってつまり、突然死んでしまったってことなんじゃないか?けれどウィルは、自分は死んでいないと断言する。うーん……?確かに、ウィルは昨日の時点ではピンピンしてたよな。
「ウィル、持病があったりとかは?」
「ありません。少なくとも、私の知る限りでは、病気とは無縁に暮らしてきたはずです」
「昨日、妙なものを食ったり……」
「してません!あなたも見てたでしょう!同じ場所にいたんですから」
「そうだよな。うーん、さっぱりわからない。フラン、お前は何かわかるか?」
「さあ。わたしだってゾンビだし、もう死んでるけど、そんなこと詳しくないし。けど、あのムカつく鈴なら、何かわかるかもと思って」
「そうだな……っておい!フラン、ウィルの前で……!」
俺はウィルの視線を気にしながら、あわあわと手を振った。フランがもう死んでゾンビだってことを話したら、俺が元勇者だってバレちゃうじゃないか!
「あ、ニシデラさん。隠さなくてもいいです、事情は聞きましたから」
「へ?」
ウィルは慌てふためく俺をよそに、こくりと落ち着いてうなずいた。
「ですから、フランセスさんに聞きました。ニシデラさん、勇者様なのでしょう?」
え?俺がフランを見やると、フランもまたこくんとうなずいた。
「わたしから話した。というかばれた。今朝、この子が扉を突き抜けて部屋に飛び込んできたときに」
「あ、あの時は気が動転してたんですよ」
「ノックくらいすればいいのに」
「扉に触れられないんです!」
「……えーっと、話が見えないんだけど?」
フランとウィルはハッとすると、お互い邪魔するなとばかりににらみ合った。まったく、少しの間にずいぶん仲良くなったみたいだな?
フランが咳払いをして続ける。
「コホン。それで、この子がいきなり飛び込んできて、私は敵だと思ったから、爪を抜いて切りかかったの」
「あ、それでばれたのか」
「うん。それに、この子の姿が見えたこと自体、普通じゃない。今この子が見えているのは、わたしとあなただけみたいだから」
「え?ほかの人には見えていないのか?」
俺には、ウィルの声も姿もはっきり(ではない。よく目を凝らすと、うっすら向こう側が透けている……)知覚できているけれど。ウィルは困り顔でうなずいた。
「はい。村の人たちには私の声が届かないようで……気づいてくれたのは、ニシデラさんとフランセスさんだけです」
「なんでまた……あ、ネクロマンスの能力か!」
「と、わたしも思って。そこまで話したとこ」
なるほど、事情は分かった。ばれてしまったことは仕方ない、緊急事態だしな。
「って、ことらしいんだけど。専門家のアニさん、どう思う?」
俺はガラスの鈴を服の下から引っ張り出した。ここに来てからずっと隠してばかりで、ずいぶん久々にアニを外に出した気がするな。
『……話は聞かせていただきました。要は、その幽霊娘が幽体離脱したのではないか、ということでしょう』
全員の視線がアニに集中する。ウィルは薄青に光るアニを見て、物珍しそうにしいていた。幽体離脱?体はそのままに、魂だけが抜け出てしまうってやつだっけ?
『幽体離脱であれば、肉体そのものは無事なはず。つまりこの幽霊娘は生霊、生きたままの幽霊ということになります』
「っ!やっぱり!私、まだ死んでないんですね!」
ウィルが目を輝かせた。
『ええ。ただ、あなたの話を百パーセント事実とするならです。もし前提が間違っていたら……』
「いいえ、それが真実のはずです!なら私は、自分の体に戻ることができればいいんですね」
『ええ。ただし、本来魂だけが肉体から抜け出るなど、あってはならない事象。それが起こってしまったということは、なにか尋常ならざる要因があるはずです』
「え?……とすると?」
『体の上に重なれば元に戻る、という簡単な話ではないということです。一度抜け出た魂を戻すには、繊細かつ専門的な技術が要求されます』
「そんな……この村に、そんな知識のある人なんて……」
『が、ここにいる主様の能力であれば、それも可能でしょう』
「……お。俺か?」
俺はすっかり聞き手に回っていたので、突然の指名に反応が遅れた。ウィルの黄金色の瞳がすがるように向けられる。
「ニシデラさん!本当ですか!」
「え、いや、俺はそんなの知らな……」
「お願いします!どうか助けてください!」
「話を……」
「お礼ならします!私にできることなら、なんだってしますから!」
「……」
ここでノーと言ったら、俺は末代までたたられそうだな。もちろんウィルを助けることに異存はないけど、魂を肉体に戻す方法なんか、俺は知らないぞ?
「アニ、本当にネクロマンスの能力でどうにかできるのか?」
『問題ないと思いますよ。生霊だろうが死霊だろうが、魂に変わりはありませんから』
「そーいう問題かね……」
『そういう問題です。幽霊と生霊と悪霊と、主様は見分けられますか?』
……そういわれると、どれも同じな気がしてくるな。なんにしても、やるしかなさそうだ。ウィルが見えるのは、現状俺たちだけなんだし。
「わかった。ウィル、引き受けたぜ」
「ほ、本当ですか!ニシデラさん、ありがとうございます!」
「ただし、条件がある。何でもしてくれるって、さっき言ったよな?」
ぱあっと明るくなったウィルの顔が、ぎくりとひきつった。
「あの、その、言いましたけど……」
「絶対だな?後で破ったりしないよな?」
「あの、はい。ただ私は、神に一生を捧げた身なので、その……」
「じゃあ、条件一つ目。俺たちのことは、村の人たちにナイショにしてくれ」
「へ?」
ウィルはぽかんと口を開けた。
「俺は訳あって、勇者をやめたんだ。だから俺が勇者ってことや、フランがゾンビだってことは秘密にしてくれ。勇者がよく思われないのは、ウィルも知ってるだろ?ウッドたちとは、笑顔でさよならしたいからさ」
「そ、それだけ……?あ、いえ、わかりました。ニシデラさんたちのことは秘密にします。それで、二つ目は……?」
「うん。それなんだけど、いい加減ニシデラさんはよしてくれよ。歳も変わらないんだし、桜下でいいよ」
「は、はい?」
「俺は名前で呼んでくれって言ってるのに、フランもアニもずっとあなたとか主とか……せめてウィルだけは、桜下にしてくれよ。口調もそんなにかしこまらなくていいから」
「あ、敬語は神殿暮らしのくせというか……けど、わかりました。では、桜下さんと呼ばせてもらいます」
「おう。改めてよろしくな、ウィル。それじゃあさっそくだけど、ウィルの部屋に行こうぜ。生霊っつっても、早いとこ体に戻しちまったほうがいいだろ」
「あ、そうですね。ただ……」
「あん?ただ、なんだよ」
俺が部屋を出ようとすると、ウィルは決まり悪そうに俺を引き留めた。
「なんだよ、まさか部屋が散らかってるとか言わないよな?」
「わ、私の部屋はきれいに片付いてます!じゃなくて、あの、私の体についてなんですけど……」
「うん?だって幽体離脱したのは今朝なんだから、体はベッドで眠ってるはずだろ?」
「いえ、それが……私が今朝目覚めたのは、祭壇だったんです」
へ?祭壇?なんだってそんなところで寝てたんだ?
「変わったところで寝てるんだな。けどじゃあ、祭壇に行けばいいってことか」
「いえ、ちがくって……実は、ないんです」
「は?」
「私の体……見つから、ないんです」
「ええー!?」
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
====================
Twitterでは、次話の投稿のお知らせや、
作中に登場するキャラ、モンスターなどのイラストを公開しています。
よければ見てみてください。
↓ ↓ ↓
https://twitter.com/ragoradonma
俺は夢を見ていた。
俺のネクロマンスの能力で、あの名前も知らない女を蘇らせて、どこか遠くに逃してやる内容だった。女は幸せそうに笑い、それを見ている俺も晴れやかな気持ちだった。なんとも勝手で都合のいい、けれど幸福な夢だった……
「ニシデラさん!」
「うわ!」
突然の叫び声に、俺はベッドから飛び起きた。なんだ、なんだ。
「ああよかった、わたしの声が聞こえるんですね」
「はれ?ウィル?」
俺を叩き起こしたのは、真っ白な顔をしたウィルだった。ずいぶん顔色が悪いな、どうしたんだろう。
「ニシデラさん、私を助けてください!」
寝起きで事情が飲み込めない俺に、ウィルがまくし立てる。ずいぶんな慌てようだ。
「ウィル、落ち着いてくれよ。まずは一旦説明してくれ。いったい何があったんだ?」
「あの、それは……」
ウィルが言葉に詰まる。するとわきから、ひょこっとフランが顔を出した。あれ、どうしてフランがここに……ああ、いっしょの部屋で寝たんだっけか。正確には寝たのは俺だけだけど。フランは片腕を上げると、よく見ておけとばかりにふりふり振った。
「口より見た方が早い。こういうこと」
フランはガントレットのはまった腕を、ウィルの方へ突き出した。
腕は、ウィルの体をするりとすり抜けた。
「うひぃ!?」
「きゃあ!ちょっと、いきなり何するんですか!」
「これでわかったでしょ。この子、霊体になってる」
れ、霊体?それって、レイスとか、幽霊とかと同じってことか?
「って、ええ!ウィル、死んじまったのか!?」
「ち、違います!」
ウィルは俺の声にかぶせるように、食い気味に否定した。
「私、死んでなんかいません!今朝目が覚めたら、突然こんなことになってしまっていたんです。何がなんだか、私にもよくわからないんです……」
目が覚めたら幽霊になっていた。それは、誰だって驚くだろうな。けどそれってつまり、突然死んでしまったってことなんじゃないか?けれどウィルは、自分は死んでいないと断言する。うーん……?確かに、ウィルは昨日の時点ではピンピンしてたよな。
「ウィル、持病があったりとかは?」
「ありません。少なくとも、私の知る限りでは、病気とは無縁に暮らしてきたはずです」
「昨日、妙なものを食ったり……」
「してません!あなたも見てたでしょう!同じ場所にいたんですから」
「そうだよな。うーん、さっぱりわからない。フラン、お前は何かわかるか?」
「さあ。わたしだってゾンビだし、もう死んでるけど、そんなこと詳しくないし。けど、あのムカつく鈴なら、何かわかるかもと思って」
「そうだな……っておい!フラン、ウィルの前で……!」
俺はウィルの視線を気にしながら、あわあわと手を振った。フランがもう死んでゾンビだってことを話したら、俺が元勇者だってバレちゃうじゃないか!
「あ、ニシデラさん。隠さなくてもいいです、事情は聞きましたから」
「へ?」
ウィルは慌てふためく俺をよそに、こくりと落ち着いてうなずいた。
「ですから、フランセスさんに聞きました。ニシデラさん、勇者様なのでしょう?」
え?俺がフランを見やると、フランもまたこくんとうなずいた。
「わたしから話した。というかばれた。今朝、この子が扉を突き抜けて部屋に飛び込んできたときに」
「あ、あの時は気が動転してたんですよ」
「ノックくらいすればいいのに」
「扉に触れられないんです!」
「……えーっと、話が見えないんだけど?」
フランとウィルはハッとすると、お互い邪魔するなとばかりににらみ合った。まったく、少しの間にずいぶん仲良くなったみたいだな?
フランが咳払いをして続ける。
「コホン。それで、この子がいきなり飛び込んできて、私は敵だと思ったから、爪を抜いて切りかかったの」
「あ、それでばれたのか」
「うん。それに、この子の姿が見えたこと自体、普通じゃない。今この子が見えているのは、わたしとあなただけみたいだから」
「え?ほかの人には見えていないのか?」
俺には、ウィルの声も姿もはっきり(ではない。よく目を凝らすと、うっすら向こう側が透けている……)知覚できているけれど。ウィルは困り顔でうなずいた。
「はい。村の人たちには私の声が届かないようで……気づいてくれたのは、ニシデラさんとフランセスさんだけです」
「なんでまた……あ、ネクロマンスの能力か!」
「と、わたしも思って。そこまで話したとこ」
なるほど、事情は分かった。ばれてしまったことは仕方ない、緊急事態だしな。
「って、ことらしいんだけど。専門家のアニさん、どう思う?」
俺はガラスの鈴を服の下から引っ張り出した。ここに来てからずっと隠してばかりで、ずいぶん久々にアニを外に出した気がするな。
『……話は聞かせていただきました。要は、その幽霊娘が幽体離脱したのではないか、ということでしょう』
全員の視線がアニに集中する。ウィルは薄青に光るアニを見て、物珍しそうにしいていた。幽体離脱?体はそのままに、魂だけが抜け出てしまうってやつだっけ?
『幽体離脱であれば、肉体そのものは無事なはず。つまりこの幽霊娘は生霊、生きたままの幽霊ということになります』
「っ!やっぱり!私、まだ死んでないんですね!」
ウィルが目を輝かせた。
『ええ。ただ、あなたの話を百パーセント事実とするならです。もし前提が間違っていたら……』
「いいえ、それが真実のはずです!なら私は、自分の体に戻ることができればいいんですね」
『ええ。ただし、本来魂だけが肉体から抜け出るなど、あってはならない事象。それが起こってしまったということは、なにか尋常ならざる要因があるはずです』
「え?……とすると?」
『体の上に重なれば元に戻る、という簡単な話ではないということです。一度抜け出た魂を戻すには、繊細かつ専門的な技術が要求されます』
「そんな……この村に、そんな知識のある人なんて……」
『が、ここにいる主様の能力であれば、それも可能でしょう』
「……お。俺か?」
俺はすっかり聞き手に回っていたので、突然の指名に反応が遅れた。ウィルの黄金色の瞳がすがるように向けられる。
「ニシデラさん!本当ですか!」
「え、いや、俺はそんなの知らな……」
「お願いします!どうか助けてください!」
「話を……」
「お礼ならします!私にできることなら、なんだってしますから!」
「……」
ここでノーと言ったら、俺は末代までたたられそうだな。もちろんウィルを助けることに異存はないけど、魂を肉体に戻す方法なんか、俺は知らないぞ?
「アニ、本当にネクロマンスの能力でどうにかできるのか?」
『問題ないと思いますよ。生霊だろうが死霊だろうが、魂に変わりはありませんから』
「そーいう問題かね……」
『そういう問題です。幽霊と生霊と悪霊と、主様は見分けられますか?』
……そういわれると、どれも同じな気がしてくるな。なんにしても、やるしかなさそうだ。ウィルが見えるのは、現状俺たちだけなんだし。
「わかった。ウィル、引き受けたぜ」
「ほ、本当ですか!ニシデラさん、ありがとうございます!」
「ただし、条件がある。何でもしてくれるって、さっき言ったよな?」
ぱあっと明るくなったウィルの顔が、ぎくりとひきつった。
「あの、その、言いましたけど……」
「絶対だな?後で破ったりしないよな?」
「あの、はい。ただ私は、神に一生を捧げた身なので、その……」
「じゃあ、条件一つ目。俺たちのことは、村の人たちにナイショにしてくれ」
「へ?」
ウィルはぽかんと口を開けた。
「俺は訳あって、勇者をやめたんだ。だから俺が勇者ってことや、フランがゾンビだってことは秘密にしてくれ。勇者がよく思われないのは、ウィルも知ってるだろ?ウッドたちとは、笑顔でさよならしたいからさ」
「そ、それだけ……?あ、いえ、わかりました。ニシデラさんたちのことは秘密にします。それで、二つ目は……?」
「うん。それなんだけど、いい加減ニシデラさんはよしてくれよ。歳も変わらないんだし、桜下でいいよ」
「は、はい?」
「俺は名前で呼んでくれって言ってるのに、フランもアニもずっとあなたとか主とか……せめてウィルだけは、桜下にしてくれよ。口調もそんなにかしこまらなくていいから」
「あ、敬語は神殿暮らしのくせというか……けど、わかりました。では、桜下さんと呼ばせてもらいます」
「おう。改めてよろしくな、ウィル。それじゃあさっそくだけど、ウィルの部屋に行こうぜ。生霊っつっても、早いとこ体に戻しちまったほうがいいだろ」
「あ、そうですね。ただ……」
「あん?ただ、なんだよ」
俺が部屋を出ようとすると、ウィルは決まり悪そうに俺を引き留めた。
「なんだよ、まさか部屋が散らかってるとか言わないよな?」
「わ、私の部屋はきれいに片付いてます!じゃなくて、あの、私の体についてなんですけど……」
「うん?だって幽体離脱したのは今朝なんだから、体はベッドで眠ってるはずだろ?」
「いえ、それが……私が今朝目覚めたのは、祭壇だったんです」
へ?祭壇?なんだってそんなところで寝てたんだ?
「変わったところで寝てるんだな。けどじゃあ、祭壇に行けばいいってことか」
「いえ、ちがくって……実は、ないんです」
「は?」
「私の体……見つから、ないんです」
「ええー!?」
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
====================
Twitterでは、次話の投稿のお知らせや、
作中に登場するキャラ、モンスターなどのイラストを公開しています。
よければ見てみてください。
↓ ↓ ↓
https://twitter.com/ragoradonma
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる