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6章 風の守護する都
3-3
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「パグマボルト!」
ガガーン!激しい雷が水面にはじけ、水柱が上がる。金髪碧眼の勇者クラークは、崖の下をのぞき込みながら、再び呪文を唱えようと剣を構えた。
「もう無駄よ、クラーク。あいつら、急流に乗って逃げていくわ」
クラークの肩を、赤髪の魔法使い・コルルがそっと押さえる。クラークは悔しそうに唇をかむと、剣を持つ腕をだらりと垂らした。
「くっ……逃がしてしまった。あんな危険な罪人を。悪の勇者を……」
「そうね……でも、あれだけ痛めつければ、しばらくは動けないんじゃないかしら?」
「いいや。僕の雷は、あの勇者には当たっていなかった。アンデッド相手じゃ、そこまでのダメージは与えられていないだろう……」
「まあ、そうかもしれないけど……でも、もう過ぎたことじゃない。それより、夜通しあいつらを追いかけてたから疲れたんじゃない?少し休みましょ。ミカエル、お茶を淹れるの、手伝ってくれない?」
「は、はいっ」
コルルに呼ばれ、小柄なシスター・ミカエルは、あわあわと荷物から茶葉とティーカップを取り出した。一緒に旅をするようになってからずいぶん経つのに、ミカエルの他人行儀な態度はいまだに軟化を見せない。コルルは肩をすくめて笑った。
「……しかし、久々になかなか骨のある相手だったな」
長身で隻眼のアドリアは、弓を背中に担ぎなおすと、どっかりと腰を下ろして疲れたように言った。
「さすがに勇者と呼ばれるだけのことはある。仲間もいい腕のやつがそろっていた」
「あっ。バカッ、アドリア……」
コルルがあわててアドリアの口をおさえるが、一足遅かった。クラークが顔をゆがませ、悔しさを顔全体で表していたからだ。
「……あいつは、強くなんかない!ネクロマンサーなんて、他人の死体を操って、自分は何もしない卑怯者だ!」
「そっ、そうよ!あんなやつ、きっと近いうちにとっ捕まるまるわよ!」
コルルはせいいっぱいのフォローを入れたが、そのせいでアドリアの口から手を放してしまったのが失敗だった。
「そうだろうか?やつ自身、いい指揮官だったと思うが。こちらに敵わんと見るや、被害が拡大する前にすぐに撤退した。頭の切れが早い証拠だ。それに、なにやらまだ奥の手も隠していたようだぞ。目がずっとチャンスを狙っていたからな」
「…………」
「アドリアァァ!あんた、どっちの味方なのよっ!」
コルルが咆哮する。どんどん険悪になっていくムードに、ミカエルは茶葉の袋を握りしめたまま半べそをかいていた。
「……やっぱり、あの勇者を追いかけよう!僕たちの手で、やつを捕らえるんだ!」
ああ、言ってしまったと、コルルは頭を抱えた。これだけは言わせないようにと、必死にフォローをしていたのに。
「……クラーク、だめよ。一度、一の国に帰るべきだわ」
「コルル、どうしてだ!前は悪の勇者を追うことに賛成してくれたじゃないか!」
「そうね、でも前と今とじゃ、状況が変わったのよ」
「……状況?コルル、どういうことだい?」
「ここに来る途中で聞いたでしょ。王都で、クーデターが起こっているって話。あれのせいよ」
「クーデター?でも、あれはここからずっと離れた所の話じゃないか。それに、僕たちも人づてに聞いただけだし、ただのウワサってことも……」
「そうね。でもあたしは、結構ほんとうだと思ってるわ。あたしたちが王都を出る前の日、すごい数の町民が王城に押しかけてたでしょ。王家が勇者を逃がしたんじゃないかって、みんなカンカンだったわ」
「でも、だったらなおさら、あの勇者を捕らえないと!」
「あたしはもう、これ以上よその国の事情に首を突っ込むべきじゃないと思うわ。ねえ、今回反乱を起こした中心人物だろうって言われていた人、覚えてる?」
「え?ああ、確か……ハルペリン、とか言っていたっけ」
「そうよ。ハルペリン家っていえば、二の国でもけっこう有数の名家なの。武家だかなんだかで、力も強いわ。その名家が反旗を翻したとなれば、この戦いはかなり大きなものになるはずよ。下手したら、二の国の名前が“ギネンベルナ”じゃなくなるかもしれないほど、ね」
クラークはごくりと喉を鳴らした。国の名前が変わる。それはすなわち、今の王家が倒され、新しい者が王になるということ……
「それじゃあ、下手したら国中を巻き込んだ戦いになることも……?」
「かも、知れないわ。たぶん、王都だけで決着はつくとは思うけど……でも、国のトップが変われば、国内が乱れるのは目に見えてる。そんな国に長居しても、ろくなことにならないわよ。今まではあの勇者も一の国のほうに向かっていたけれど、さっきあいつらが逃げていった方向は、それとは真反対よ。それを追いかけていったら、あたしたちまで王都へ逆戻りしちゃう。もうこれ以上、深追いすべきじゃないわ」
「……」
クラークは考え込んだ。コルルの言った内容もそうだが、彼女の反論を許さない態度のほうがクラークには衝撃的だった。コルルはなんだかんだ言って、最後にはクラークに賛成してくれることが多かった。訪れた村の小役人の不正が見逃せずに口論になった時も、コルルは終始クラークの味方をしてくれた。出された料理がどうしても嫌いで困っていたときは、かわりに自分の皿と交換してくれた。そんな彼女が、ここまできっぱりと物事を言い切るなんて。
「……コルルの言うことはわかった。でも、だとしたら僕は、もう一つ気になることがあるんだ」
「なにかしら?」
「この国、二の国のことだよ。国の歴史を揺るがすほどの出来事が、今まさに王都で起きつつあるんだろう?あの王女様も、今頃剣に追い立てられているかもしれない。だったら、助けに行くべきなんじゃないのかな」
「……いいえ、クラーク。そっちのほうは、あの勇者の後を追うよりも、もっとよしたほうがいいわ」
コルルは静かに首を振った。
「今王都に戻ることは、戦火の真っただ中に飛び込んでいくことと同じなのよ」
「わかっているよ。でも、僕は勇者だ。そこに悪があるのなら、国の違いなんか関係ない。火の中だろうが水の中だろうが、僕は行く」
「……そうね。あなたなら、そう言うわよね……でも、それならやっぱり、反対よ。だってね、クラーク。あそこで戦っているのは、悪と正義なんかじゃないわ。正義と、それとは別の正義が戦っているのよ」
「……それとは別の、正義?」
「ええ。どちらが国をよりよくできるかっていう、信念と信念のぶつかり合い……そこに善悪の差はないのかもね。勝ったほうが、正義になるんだわ。あなたの言葉を借りるなら、勝者こそが民の、世間の信頼を勝ち得て、正義になれるの」
「……」
「たとえ汚い手を使っても、強引な手段を取っても。勝って、国民が受け入れたのなら、それは正義よ。そしてそれは、戦いが終わってみるまでわからないわ。それでもあなたは、王都にもどって戦いに馳せ参ずるつもりかしら?」
「……わかったよ。降参だ、コルル」
クラークはようやく、ずっと握っていた魔法剣を鞘に戻した。コルルはにっこり笑うと、ぽんぽんと地面を叩いて、自分の隣を勧めた。クラークが腰を下ろすと、コルルは火打石の発火装置で、魔法の火がつく屋外用コンロに火を灯した。ミカエルがそこにスリムな旅行用やかんをかけると、水を入れたばかりなのに、すぐにしゅんしゅんと湯気が立ち始めた。
「……本当は、あなたの望むとおりに進めたらいいって、思ってるのよ?」
コルルはおずおずと、すねたように唇を尖らせるクラークの横顔に声をかけた。
「……わかってるよ。コルルはいつだって、僕のことを一番に考えてくれたから。今回もそうなんだろうって思ったから、賛成したんだよ」
「そ、そう……」
「いつもありがとね、コルル」
「~~~~っ」
また始まった。アドリアはやれやれと頬杖をついた。ミカエルは真っ赤になって湯気を吹くコルルの顔を見て、やかんが二つになったようだと、気づかれないように笑みをこぼしたのだった。
つづく
====================
【年末年始は小説を!投稿量をいつもの2倍に!】
年の瀬に差し掛かり、物語も佳境です!
もっとお楽しみいただけるよう、しばらくの間、小説の更新を毎日二回、
【夜0時】と【お昼12時】にさせていただきます。
寒い冬の夜のお供に、どうぞよろしくお願いします!
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ガガーン!激しい雷が水面にはじけ、水柱が上がる。金髪碧眼の勇者クラークは、崖の下をのぞき込みながら、再び呪文を唱えようと剣を構えた。
「もう無駄よ、クラーク。あいつら、急流に乗って逃げていくわ」
クラークの肩を、赤髪の魔法使い・コルルがそっと押さえる。クラークは悔しそうに唇をかむと、剣を持つ腕をだらりと垂らした。
「くっ……逃がしてしまった。あんな危険な罪人を。悪の勇者を……」
「そうね……でも、あれだけ痛めつければ、しばらくは動けないんじゃないかしら?」
「いいや。僕の雷は、あの勇者には当たっていなかった。アンデッド相手じゃ、そこまでのダメージは与えられていないだろう……」
「まあ、そうかもしれないけど……でも、もう過ぎたことじゃない。それより、夜通しあいつらを追いかけてたから疲れたんじゃない?少し休みましょ。ミカエル、お茶を淹れるの、手伝ってくれない?」
「は、はいっ」
コルルに呼ばれ、小柄なシスター・ミカエルは、あわあわと荷物から茶葉とティーカップを取り出した。一緒に旅をするようになってからずいぶん経つのに、ミカエルの他人行儀な態度はいまだに軟化を見せない。コルルは肩をすくめて笑った。
「……しかし、久々になかなか骨のある相手だったな」
長身で隻眼のアドリアは、弓を背中に担ぎなおすと、どっかりと腰を下ろして疲れたように言った。
「さすがに勇者と呼ばれるだけのことはある。仲間もいい腕のやつがそろっていた」
「あっ。バカッ、アドリア……」
コルルがあわててアドリアの口をおさえるが、一足遅かった。クラークが顔をゆがませ、悔しさを顔全体で表していたからだ。
「……あいつは、強くなんかない!ネクロマンサーなんて、他人の死体を操って、自分は何もしない卑怯者だ!」
「そっ、そうよ!あんなやつ、きっと近いうちにとっ捕まるまるわよ!」
コルルはせいいっぱいのフォローを入れたが、そのせいでアドリアの口から手を放してしまったのが失敗だった。
「そうだろうか?やつ自身、いい指揮官だったと思うが。こちらに敵わんと見るや、被害が拡大する前にすぐに撤退した。頭の切れが早い証拠だ。それに、なにやらまだ奥の手も隠していたようだぞ。目がずっとチャンスを狙っていたからな」
「…………」
「アドリアァァ!あんた、どっちの味方なのよっ!」
コルルが咆哮する。どんどん険悪になっていくムードに、ミカエルは茶葉の袋を握りしめたまま半べそをかいていた。
「……やっぱり、あの勇者を追いかけよう!僕たちの手で、やつを捕らえるんだ!」
ああ、言ってしまったと、コルルは頭を抱えた。これだけは言わせないようにと、必死にフォローをしていたのに。
「……クラーク、だめよ。一度、一の国に帰るべきだわ」
「コルル、どうしてだ!前は悪の勇者を追うことに賛成してくれたじゃないか!」
「そうね、でも前と今とじゃ、状況が変わったのよ」
「……状況?コルル、どういうことだい?」
「ここに来る途中で聞いたでしょ。王都で、クーデターが起こっているって話。あれのせいよ」
「クーデター?でも、あれはここからずっと離れた所の話じゃないか。それに、僕たちも人づてに聞いただけだし、ただのウワサってことも……」
「そうね。でもあたしは、結構ほんとうだと思ってるわ。あたしたちが王都を出る前の日、すごい数の町民が王城に押しかけてたでしょ。王家が勇者を逃がしたんじゃないかって、みんなカンカンだったわ」
「でも、だったらなおさら、あの勇者を捕らえないと!」
「あたしはもう、これ以上よその国の事情に首を突っ込むべきじゃないと思うわ。ねえ、今回反乱を起こした中心人物だろうって言われていた人、覚えてる?」
「え?ああ、確か……ハルペリン、とか言っていたっけ」
「そうよ。ハルペリン家っていえば、二の国でもけっこう有数の名家なの。武家だかなんだかで、力も強いわ。その名家が反旗を翻したとなれば、この戦いはかなり大きなものになるはずよ。下手したら、二の国の名前が“ギネンベルナ”じゃなくなるかもしれないほど、ね」
クラークはごくりと喉を鳴らした。国の名前が変わる。それはすなわち、今の王家が倒され、新しい者が王になるということ……
「それじゃあ、下手したら国中を巻き込んだ戦いになることも……?」
「かも、知れないわ。たぶん、王都だけで決着はつくとは思うけど……でも、国のトップが変われば、国内が乱れるのは目に見えてる。そんな国に長居しても、ろくなことにならないわよ。今まではあの勇者も一の国のほうに向かっていたけれど、さっきあいつらが逃げていった方向は、それとは真反対よ。それを追いかけていったら、あたしたちまで王都へ逆戻りしちゃう。もうこれ以上、深追いすべきじゃないわ」
「……」
クラークは考え込んだ。コルルの言った内容もそうだが、彼女の反論を許さない態度のほうがクラークには衝撃的だった。コルルはなんだかんだ言って、最後にはクラークに賛成してくれることが多かった。訪れた村の小役人の不正が見逃せずに口論になった時も、コルルは終始クラークの味方をしてくれた。出された料理がどうしても嫌いで困っていたときは、かわりに自分の皿と交換してくれた。そんな彼女が、ここまできっぱりと物事を言い切るなんて。
「……コルルの言うことはわかった。でも、だとしたら僕は、もう一つ気になることがあるんだ」
「なにかしら?」
「この国、二の国のことだよ。国の歴史を揺るがすほどの出来事が、今まさに王都で起きつつあるんだろう?あの王女様も、今頃剣に追い立てられているかもしれない。だったら、助けに行くべきなんじゃないのかな」
「……いいえ、クラーク。そっちのほうは、あの勇者の後を追うよりも、もっとよしたほうがいいわ」
コルルは静かに首を振った。
「今王都に戻ることは、戦火の真っただ中に飛び込んでいくことと同じなのよ」
「わかっているよ。でも、僕は勇者だ。そこに悪があるのなら、国の違いなんか関係ない。火の中だろうが水の中だろうが、僕は行く」
「……そうね。あなたなら、そう言うわよね……でも、それならやっぱり、反対よ。だってね、クラーク。あそこで戦っているのは、悪と正義なんかじゃないわ。正義と、それとは別の正義が戦っているのよ」
「……それとは別の、正義?」
「ええ。どちらが国をよりよくできるかっていう、信念と信念のぶつかり合い……そこに善悪の差はないのかもね。勝ったほうが、正義になるんだわ。あなたの言葉を借りるなら、勝者こそが民の、世間の信頼を勝ち得て、正義になれるの」
「……」
「たとえ汚い手を使っても、強引な手段を取っても。勝って、国民が受け入れたのなら、それは正義よ。そしてそれは、戦いが終わってみるまでわからないわ。それでもあなたは、王都にもどって戦いに馳せ参ずるつもりかしら?」
「……わかったよ。降参だ、コルル」
クラークはようやく、ずっと握っていた魔法剣を鞘に戻した。コルルはにっこり笑うと、ぽんぽんと地面を叩いて、自分の隣を勧めた。クラークが腰を下ろすと、コルルは火打石の発火装置で、魔法の火がつく屋外用コンロに火を灯した。ミカエルがそこにスリムな旅行用やかんをかけると、水を入れたばかりなのに、すぐにしゅんしゅんと湯気が立ち始めた。
「……本当は、あなたの望むとおりに進めたらいいって、思ってるのよ?」
コルルはおずおずと、すねたように唇を尖らせるクラークの横顔に声をかけた。
「……わかってるよ。コルルはいつだって、僕のことを一番に考えてくれたから。今回もそうなんだろうって思ったから、賛成したんだよ」
「そ、そう……」
「いつもありがとね、コルル」
「~~~~っ」
また始まった。アドリアはやれやれと頬杖をついた。ミカエルは真っ赤になって湯気を吹くコルルの顔を見て、やかんが二つになったようだと、気づかれないように笑みをこぼしたのだった。
つづく
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