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9章 金色の朝
13-2
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13-2
「でも、どうやって城門を越えようか?」
ウィルを迎えに行くと言ったはいいものの、その前には物理的な障壁が待ち受けている。城門の跳ね橋は、十二時になると通れなくなってしまうのだ。
「ライラが、風のまほーで飛ばしてあげよっか?」
ライラが指をくるくると回す。しかし、それにはエラゼムが首を横に振った。
「おそらく、城壁の上には歩哨の兵がいるでしょう。怪しげな人影を見つけられれば、最悪攻撃を受けかねないかと」
ライラはムッとしたが、エラゼムの言う通りだ。ライラの風の魔法は、ふわふわとゆっくりしか動けない。そんな状態で見つかったら、恰好の的、七面鳥だ。城門の上には、松明も照らされているから、闇夜に紛れることもできない。俺たちを出迎えるのは、きっと矢の嵐だろう。
「……だったら、見つからないくらい早く飛んだらいい」
「え?フラン?」
フランが、突拍子もないことを言う。けど、フランは冗談を言うタイプじゃないから、本気だろう。ならば……
「……俺を、投げ飛ばす?フランの力なら、壁を剛速球で飛び越えて……」
「は?寝ぼけてるの?」
「……」
「そうじゃなくて、いるでしょ。自力で空を飛べるのが一人」
フランはそう言って、部屋のすみで壁にもたれていた、アルルカを見た。
「は?あたし?」
アルルカはきょとんとして、自分の顔を指さした。俺も驚きだ。まさか、アルルカの力を借りようってことか?
「お前なら、人ひとり抱えて飛ぶくらい余裕でしょ」
「はぁ~?あたしに、このボウズを担いで飛べってこと?」
確かに、ヴァンパイアのアルルカならば、闇夜の中を人目に見られず飛ぶことができるかもしれない。正直不安も残るが……ほかに妙案も思いつかなかった。
「……それが、一番良さそうだな。背に腹は代えられないか」
「あ、あんたたちねぇ……この際、はっきりさせてもらうけどね!!あたしを、便利屋か何かと勘違いしてるんじゃない!?いい?あたしは、高貴なる……」
「よし、そうと決まれば早速実行だ!外にいこう!」
「聞きなさいよ!何回目よこのパターン!」
営舎を出れば、目の前には高くそびえる城壁が、漆黒の帳のように立ちふさがっていた。はるか頭上に、星が煌めく夜空が見える。これを越えていかなきゃならないのか……
「アルルカ、いけそうか?」
「誰にモノを言ってんのよ。あたしは偉大なる、強大なる、尊大なるヴァンパイアよ?こんなちゃちな壁どころか、山一つだって飛び越えられるわ」
「よし、じゃあ問題ないな」
「けどね、できるのとやるのとは違う話よ。お断りだわ、オ・コ・ト・ワ・リ!」
「なんだよ、ここまで来てまだゴネるのか?」
「だーかーらー、あたしは最初っからオッケーなんてしてないんだって!あんたたちが勝手に……」
ふつと、言葉を途切れさせるアルルカ。な、なんだ?急に黙って……
「……いいわ。引き受けてあげる」
「え?」
ど、どういう風の吹き回しだ?アルルカは突然、ぶーぶー言うのをやめ、素直に従い始めた。ぶー垂れるのがデフォルトのこいつだ、逆に怖いんだけど……
(けど、変なこと言って、また機嫌を崩されてもめんどうだな)
今は、四の五の言っていられない。逆にチャンスだととらえよう。
「それじゃ、行ってくるな」
仲間たちは、こくりとうなずいた。
「桜下殿、ご武運を」
「桜下、おねーちゃんを必ず連れ戻してね!」
エラゼムとライラが、珍しく息を合わせて激励する。フランはアルルカをギロリと睨みつけた。
「……お前なんかにこの人を任せるのは、不本意だけど。何かあったらどうなるのかくらい、さすがにわかってると思うから」
「わーってるわよ。あたしもそこまで馬鹿じゃないわ。ま、大船に乗ったつもりで、安心なさいな」
驚くべきことに、そのあとにフランが「泥船の間違いじゃないの」とつぶやいたにもかかわらず、アルルカは声を荒立てなかった。従順すぎて、逆に不安になるレベルなんだけど……
「ほら。いくわよ」
「う、うん」
アルルカに後ろから抱きしめられる形で、俺は彼女の腕に捕らえられた。もう逃げられないな……ええい、ままよ。腹を括ろう。
「そお、れ!」
バサー!アルルカは、マントが変化した翼を広げた。大きく翼を振り下ろすと、ふわりと俺たちの体が浮く。へその下がぐいっと引っ張られるようだ。
そのまま数回羽ばたいただけで、俺たちはみるみる地上から離れ、真っ暗な空へと舞い上がっていった。
「う、う、うわ。どうなってるんだ、こんなに軽々と……」
「ヴァンパイアの能力よ。体を軽くして、風に乗りやすくしてんの」
な、なるほど……確かに、明らかに物理法則を無視した上昇の仕方をしている。魔法の存在するこの世界じゃ、今更だけども。
そんなことを考えているうちにも、あっという間に営舎の屋根を追い越し、城壁の中ほどまで差し掛かろうとしていた。もう半分も上昇すれば、高い城壁も軽々飛び越えてしまえるだろう。
「……ねぇ、ところでぇ……」
ぞくっ。うわ、アルルカが突然、俺の耳元でぼそりとささやいた。
「うぉ、耳元でぼそぼそしゃべるなよ」
「うふふ、そんなこと気にしている場合?あなた、ちょっと油断しすぎなんじゃないの?」
油断……?
「なんのことだ?」
「ばっかねぇ。護衛とも離れて、あんたは今、あたしと夜空に二人っきりなのよ?今あたしが変な気を起こしたら、あんたはどうなると思う?」
なんだと……?その間にもアルルカはどんどん高度を上げていき、今や営舎すらおもちゃのように小さく見えるほどになった。そして俺はというと、アルルカに抱きかかえられて、一歩たりとも動くことはできない。
「……何が言いたいんだ?」
「くふふ、とぼけないでよ。たーしか、あんたも言ってたわよねぇ?人の心は変わりやすいって。もしもあたしの気が変わって、今ここであんたを宙にほっぽりだしたら、どうなると思う……?」
アルルカは上昇を止めると、空の上で制止した。城壁の高さはもうとっくに超えていた。もう俺たちの上にあるものは、薄い雲とまたたく星だけだった。
「あんたはなす術もなく、地上に真っ逆さま。地面にたたきつけられて、潰れたトマトみたいに、真っ赤な血をぶちまけることになるのよ。くすくす……あんたの血を失うのは惜しいけれど、それでも自由になれるんだったら、悪くない話だと思わない?」
「……それは、本気で言ってるのか?俺を殺したところで、そのマスクは外れない。どころか、一生取れなくなるぞ。それを外せるのは、俺だけなんだからな」
「あら、意外と冷静ね。もっと慌てふためくかと思ったのに」
「あのなぁ、今はそれどころじゃないんだってば。気が済んだなら、早いとこ……」
「うふふ、だぁーめ。あたしがあんたのためだけに、わざわざこんな役を引き受けると思ったの?」
「……じゃあ、なんだってんだよ」
俺がイライラと聞き返すと、アルルカの指が、俺の胸の上を這い回った。ぞわぞわぞわっと、鳥肌が走る。
「やめろよ!くすぐったいだろうが……」
「ほんとに?ほんとにそれだけ?そうじゃなくて、気持ちよかったんじゃなくって?」
「は、あ?」
アルルカがもうひと撫でしたので、途中で声が震えてしまった。それをどう捉えたのか、アルルカは上機嫌で笑う。
「うふふふ!かぁーわいぃわねぇ、カラダは正直で。若い子はいいわ、ビンカンで感じやすいもの」
「……お前、まだ酔ってるのか?」
「強がらなくてもいいのよ。素直になりなさい……あたし、あんたのこと憎たらしいけど、結構気に入ってもいるのよ。あのクソ村の連中みたいに、あたしを酷い目にはあわせないし。それに、あんたの血は格別だわ。あたし、病みつきになっちゃった」
アルルカの腕が、今度はぎゅっと、俺を抱きしめた。背中に二つ、ふくよかな膨らみが押しつけられる。その部分だけ、肌がジリジリと熱を持っているみたいだった。
「ねぇ……あたし、あんたのこと好きよ。あんたは、あたしのこと嫌い?」
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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「でも、どうやって城門を越えようか?」
ウィルを迎えに行くと言ったはいいものの、その前には物理的な障壁が待ち受けている。城門の跳ね橋は、十二時になると通れなくなってしまうのだ。
「ライラが、風のまほーで飛ばしてあげよっか?」
ライラが指をくるくると回す。しかし、それにはエラゼムが首を横に振った。
「おそらく、城壁の上には歩哨の兵がいるでしょう。怪しげな人影を見つけられれば、最悪攻撃を受けかねないかと」
ライラはムッとしたが、エラゼムの言う通りだ。ライラの風の魔法は、ふわふわとゆっくりしか動けない。そんな状態で見つかったら、恰好の的、七面鳥だ。城門の上には、松明も照らされているから、闇夜に紛れることもできない。俺たちを出迎えるのは、きっと矢の嵐だろう。
「……だったら、見つからないくらい早く飛んだらいい」
「え?フラン?」
フランが、突拍子もないことを言う。けど、フランは冗談を言うタイプじゃないから、本気だろう。ならば……
「……俺を、投げ飛ばす?フランの力なら、壁を剛速球で飛び越えて……」
「は?寝ぼけてるの?」
「……」
「そうじゃなくて、いるでしょ。自力で空を飛べるのが一人」
フランはそう言って、部屋のすみで壁にもたれていた、アルルカを見た。
「は?あたし?」
アルルカはきょとんとして、自分の顔を指さした。俺も驚きだ。まさか、アルルカの力を借りようってことか?
「お前なら、人ひとり抱えて飛ぶくらい余裕でしょ」
「はぁ~?あたしに、このボウズを担いで飛べってこと?」
確かに、ヴァンパイアのアルルカならば、闇夜の中を人目に見られず飛ぶことができるかもしれない。正直不安も残るが……ほかに妙案も思いつかなかった。
「……それが、一番良さそうだな。背に腹は代えられないか」
「あ、あんたたちねぇ……この際、はっきりさせてもらうけどね!!あたしを、便利屋か何かと勘違いしてるんじゃない!?いい?あたしは、高貴なる……」
「よし、そうと決まれば早速実行だ!外にいこう!」
「聞きなさいよ!何回目よこのパターン!」
営舎を出れば、目の前には高くそびえる城壁が、漆黒の帳のように立ちふさがっていた。はるか頭上に、星が煌めく夜空が見える。これを越えていかなきゃならないのか……
「アルルカ、いけそうか?」
「誰にモノを言ってんのよ。あたしは偉大なる、強大なる、尊大なるヴァンパイアよ?こんなちゃちな壁どころか、山一つだって飛び越えられるわ」
「よし、じゃあ問題ないな」
「けどね、できるのとやるのとは違う話よ。お断りだわ、オ・コ・ト・ワ・リ!」
「なんだよ、ここまで来てまだゴネるのか?」
「だーかーらー、あたしは最初っからオッケーなんてしてないんだって!あんたたちが勝手に……」
ふつと、言葉を途切れさせるアルルカ。な、なんだ?急に黙って……
「……いいわ。引き受けてあげる」
「え?」
ど、どういう風の吹き回しだ?アルルカは突然、ぶーぶー言うのをやめ、素直に従い始めた。ぶー垂れるのがデフォルトのこいつだ、逆に怖いんだけど……
(けど、変なこと言って、また機嫌を崩されてもめんどうだな)
今は、四の五の言っていられない。逆にチャンスだととらえよう。
「それじゃ、行ってくるな」
仲間たちは、こくりとうなずいた。
「桜下殿、ご武運を」
「桜下、おねーちゃんを必ず連れ戻してね!」
エラゼムとライラが、珍しく息を合わせて激励する。フランはアルルカをギロリと睨みつけた。
「……お前なんかにこの人を任せるのは、不本意だけど。何かあったらどうなるのかくらい、さすがにわかってると思うから」
「わーってるわよ。あたしもそこまで馬鹿じゃないわ。ま、大船に乗ったつもりで、安心なさいな」
驚くべきことに、そのあとにフランが「泥船の間違いじゃないの」とつぶやいたにもかかわらず、アルルカは声を荒立てなかった。従順すぎて、逆に不安になるレベルなんだけど……
「ほら。いくわよ」
「う、うん」
アルルカに後ろから抱きしめられる形で、俺は彼女の腕に捕らえられた。もう逃げられないな……ええい、ままよ。腹を括ろう。
「そお、れ!」
バサー!アルルカは、マントが変化した翼を広げた。大きく翼を振り下ろすと、ふわりと俺たちの体が浮く。へその下がぐいっと引っ張られるようだ。
そのまま数回羽ばたいただけで、俺たちはみるみる地上から離れ、真っ暗な空へと舞い上がっていった。
「う、う、うわ。どうなってるんだ、こんなに軽々と……」
「ヴァンパイアの能力よ。体を軽くして、風に乗りやすくしてんの」
な、なるほど……確かに、明らかに物理法則を無視した上昇の仕方をしている。魔法の存在するこの世界じゃ、今更だけども。
そんなことを考えているうちにも、あっという間に営舎の屋根を追い越し、城壁の中ほどまで差し掛かろうとしていた。もう半分も上昇すれば、高い城壁も軽々飛び越えてしまえるだろう。
「……ねぇ、ところでぇ……」
ぞくっ。うわ、アルルカが突然、俺の耳元でぼそりとささやいた。
「うぉ、耳元でぼそぼそしゃべるなよ」
「うふふ、そんなこと気にしている場合?あなた、ちょっと油断しすぎなんじゃないの?」
油断……?
「なんのことだ?」
「ばっかねぇ。護衛とも離れて、あんたは今、あたしと夜空に二人っきりなのよ?今あたしが変な気を起こしたら、あんたはどうなると思う?」
なんだと……?その間にもアルルカはどんどん高度を上げていき、今や営舎すらおもちゃのように小さく見えるほどになった。そして俺はというと、アルルカに抱きかかえられて、一歩たりとも動くことはできない。
「……何が言いたいんだ?」
「くふふ、とぼけないでよ。たーしか、あんたも言ってたわよねぇ?人の心は変わりやすいって。もしもあたしの気が変わって、今ここであんたを宙にほっぽりだしたら、どうなると思う……?」
アルルカは上昇を止めると、空の上で制止した。城壁の高さはもうとっくに超えていた。もう俺たちの上にあるものは、薄い雲とまたたく星だけだった。
「あんたはなす術もなく、地上に真っ逆さま。地面にたたきつけられて、潰れたトマトみたいに、真っ赤な血をぶちまけることになるのよ。くすくす……あんたの血を失うのは惜しいけれど、それでも自由になれるんだったら、悪くない話だと思わない?」
「……それは、本気で言ってるのか?俺を殺したところで、そのマスクは外れない。どころか、一生取れなくなるぞ。それを外せるのは、俺だけなんだからな」
「あら、意外と冷静ね。もっと慌てふためくかと思ったのに」
「あのなぁ、今はそれどころじゃないんだってば。気が済んだなら、早いとこ……」
「うふふ、だぁーめ。あたしがあんたのためだけに、わざわざこんな役を引き受けると思ったの?」
「……じゃあ、なんだってんだよ」
俺がイライラと聞き返すと、アルルカの指が、俺の胸の上を這い回った。ぞわぞわぞわっと、鳥肌が走る。
「やめろよ!くすぐったいだろうが……」
「ほんとに?ほんとにそれだけ?そうじゃなくて、気持ちよかったんじゃなくって?」
「は、あ?」
アルルカがもうひと撫でしたので、途中で声が震えてしまった。それをどう捉えたのか、アルルカは上機嫌で笑う。
「うふふふ!かぁーわいぃわねぇ、カラダは正直で。若い子はいいわ、ビンカンで感じやすいもの」
「……お前、まだ酔ってるのか?」
「強がらなくてもいいのよ。素直になりなさい……あたし、あんたのこと憎たらしいけど、結構気に入ってもいるのよ。あのクソ村の連中みたいに、あたしを酷い目にはあわせないし。それに、あんたの血は格別だわ。あたし、病みつきになっちゃった」
アルルカの腕が、今度はぎゅっと、俺を抱きしめた。背中に二つ、ふくよかな膨らみが押しつけられる。その部分だけ、肌がジリジリと熱を持っているみたいだった。
「ねぇ……あたし、あんたのこと好きよ。あんたは、あたしのこと嫌い?」
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