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9章 金色の朝
13-1 ウィルの失踪
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13-1 ウィルの失踪
「……なんだか、色んなことがあったな」
俺は城への帰り道を歩きながら、ぽつりとこぼした。前半の乱痴気騒ぎはともかくとして……ウィルに関わりのある人が、一日に二人も現れるなんて。さすが、何万人もの人が行きかう王都と言ったところだろうか。
「……おねーちゃん、大丈夫?」
ライラが心配そうに、ウィルの顔をのぞきこむ。ウィルはまだ少し酔いが残っているのか、ぽーっとした顔をしていた。
「ライラさん……ええ、大丈夫ですよ。ただ、私もちょっと驚いてしまったというか……少し、悪酔いしてしまったかもしれませんね」
ウィルは無理して笑ったが、そのぎこちなさは誰の目にも明らかだった。
「……あの、すみません。すこし、酔いを醒ましていってもいいですか?」
「え?そりゃ、いいけど……」
「皆さんは先に戻っていてください。少し、そのあたりを散歩したら戻りますから」
ウィルの声は静かだったが、その声にはどこか、他人を寄せ付けない拒絶感があった。彼女の気持ちを汲むと……
「……わかった。それじゃ、先に戻ってるぞ」
「ええ。ありがとうございます……」
ウィルは小さく頭を下げると、ふらふらと夜の街並みへと溶け込んでいってしまった。
「桜下。おねーちゃんのこと、ほっといていいの?」
雑踏の中に消えていくウィルを見て、ライラが不安そうに俺の袖にすがる。俺はライラの手を握ると、ウィルの消えていった方向を見た。
「……誰だって、たまには一人になりたいときがあるんだよ。たぶんウィルも、今夜はそんな気分だったんだ」
ウィルの悩みは、俺にはわからない。デュアンとの再会や、お父さんの話。村の人たちを思い出したのかもしれないし、自分を捨てた人たちを思い出したのかもしれない。だけど……
「今は、そっとしておいてやろう」
ウィル自身が、一人になりたいと言ったんだ。今は少し、自分の心と向き合う時間が必要なんだろう。だけど、ほんの少しだけ……俺じゃ力になれないことが、寂しい気がした。
ライラが、ぎゅっと俺の手を握って、上目遣いに顔をのぞき込む。
「桜下……?」
「……戻ろうか」
俺はライラの手を引いて、帰路に就いた。夜の街に、ウィルを残して……
それから営舎に戻って、十二時を告げる鐘の音が鳴り響いても、ウィルは戻ってこなかった。
「おねーちゃん、大丈夫かなぁ……」
ライラは、ウィルがいつまでも戻ってこないので、部屋の中を忙しなくウロウロしていた。いつもならとっくに眠りこけている時間だが、不安のあまり眠くもならないらしい。
「さすがに少々、心配ですな。事故や事件の不安はないでしょうが……」
エラゼムの言う通り、幽霊であるウィルは事件に巻き込まれる心配はない。だが、ということはつまり、ウィルは自分の意思で戻ってきていないことになる。
「どうしようか。探しに行ったほうがいいのか……?」
一人にしてくれと言ったのはウィルだが、ここまで遅いと……しかし、アニがチリンと揺れると、それは無理だと告げてくる。
『十二時以降、城門の跳ね橋は通ることができなくなります。翌朝六時になるまで、城から出ることはできませんよ』
「ええ!そうなのか……」
なんてこった。城の周りは高い城壁に囲まれ、さらにその周囲をお堀が囲っている。門を通らずに外に出ることは不可能だ。以前の俺みたく、上から飛び降りでもしないかぎりは……
「……わたしなら、城壁を越えることはできると思う」
「え?フラン?」
フランが窓の外を見つめながら言った。確かにフランなら、鉤爪を壁に突き刺してよじ登れるかもしれないが……
「でも、そこまでするか……?ほら、まだウィルが戻ってこないと決まったわけじゃないし……」
「それ、本気で言ってるの?」
ドキリ。フランの深紅の瞳にまっすぐ見据えられて、俺は胸がわななくのを感じた。思わず、目をそらしてしまう……
「まあけど。たぶんわたしが行っても、意味ないと思う」
「え?それは……?」
「迎えに行くったって、首根っこ掴んで引きずってくればいいわけじゃないでしょ。ウィルの悩みを聞いて、説得して、連れ戻さないといけないんだ」
それは、そうだ。無理やり連れ帰るんじゃ、何の意味もない。あいつが戻ってこないということは、まだ悩みを振り切れていないということだから……
「わたしには、ウィルを説得できないよ。いくつもの夜を過ごして、いろんなことを話してきたけれど……きっと、今あの子に必要なのは、わたしじゃない」
「そ、そうか……でも、それじゃあ誰が?」
そんな説得に適役なやつなんて……すると、フランがこちらをじっと見つめていた。エラゼムも、ライラも。
「……俺か?」
フランは、こくりとうなずいた。
「そうだと思う。今、あの子のそばに必要なのは、生きてる人の温かさだと思うから」
まあ確かに、それなら俺しか適任はいないが……
「で、でも。そりゃたしかに、俺は生きてるし、ネクロマンサーだけど。俺、ウィルの悩みなんて、さっぱりわからないんだ。人の相談に乗ったこともないし。俺なんかじゃ……」
「ねえ」
ぴしゃりと遮られて、俺ははっと視界を上げた。いつの間にか、うつむいていたのか?
見上げた先には、また深紅の瞳。
「何をそんなに、不安そうにしているの?」
フランの言葉は、俺の胸にずぐりと刺さった。
「いつものあなたなら、こっちが頼まなくたって、ずかずかおせっかいを焼くくせに」
「う……まあ、そうなんだけど。けど俺だって、悩む時くらいあるさ。そしてそれは、ウィルもそうだろ?」
正直言うと……俺は、怖いのだ。たぶん、ウィルが今悩んでいることは、彼女の根っこに座すことなんだと思う。それはつまり、心の奥底の、一番深い部分の悩みだということだ……俺は少し前に、その部分に触れられて、暴走してしまった。なら、ウィルは?
「……この王都に来てから、ウィルと何度か話す機会があったんだけどさ。その中で、何回意外だな、知らなかったなって思ったか。そこそこ一緒にいたつもりだったけど、俺はまだまだ、ウィルのことぜんぜん知らないんだ。それなのに、あいつの悩みを分かってあげられるのかな……」
「じゃあ、あの子を見捨てるの?」
ぎゅっと、心臓が縮んだ。フランは、真剣だった。
「たぶん、今夜を逃したら。あの子……もう、戻ってこないよ」
「そんな、まさか……」
「わたしも、零時になるまではそう思ってた。けど、それは間違い。今しかない……そうじゃないときっと、手遅れになる」
手遅れに……その言葉が、俺の頭の中で何度もこだました。ちょっとだけ、ほんの少しの散歩にでも行くかのように、夜の街に消えていったウィル。まさか、大げさすぎだ、じきに戻ってくるさ……脳裏に浮かんだ言葉は、一つも口をついてはこなかった。なんでか、俺も胸騒ぎがするのだ。さっきまでは、ウィルを心配する気持ちだと思っていた。けど、それだけじゃない……
……これは、予感だ。最悪の、予感。
「……フラン。一発、どついてくれないか」
フランはまばたきを一つして、俺を見つめ返した。
「なっさけないよな、日和ってたみたいだ。俺たちは、誰一人欠けちゃいけない……みんなが未練を見つけて、成仏するまではな」
「やっと、思い出した?」
「おう。だから、気合を入れなおしたいんだ……頼む」
俺はぎゅっと目をつむった。普段から、俺の尻に強烈な蹴りを入れてくるフランだ。キツイ一撃を覚悟しておいた方がいいだろう。
フランと思しき気配が、俺の至近距離に立つ。くるか……
とすっ。
(え?)
俺は思わず、目を開けてしまった。俺の胸のあたりに、さらさらとした銀色のものが押し当てられている……フランの頭だと理解するのに、数秒かかった。背中に回されているのは……フランの、手?
「心配しないで。わたしたちは、あなたを信じてるから……きっと、あの子も同じ」
「……」
俺が何も言えずにいると、フランはすっと俺から離れた。その顔は、いつもと変わらず無表情だ……いや、ほんの少しだけ違う気がする。けど、今まで見たことない顔だ……
「気合い、入った?」
「えっ?あ、お、おう」
予想外の方法で喝を入れられ、ちょっとドギマギしたけれど。とはいえ、これで気持ちは固まった。
「行ってくるよ……ウィルを、迎えにな」
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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「……なんだか、色んなことがあったな」
俺は城への帰り道を歩きながら、ぽつりとこぼした。前半の乱痴気騒ぎはともかくとして……ウィルに関わりのある人が、一日に二人も現れるなんて。さすが、何万人もの人が行きかう王都と言ったところだろうか。
「……おねーちゃん、大丈夫?」
ライラが心配そうに、ウィルの顔をのぞきこむ。ウィルはまだ少し酔いが残っているのか、ぽーっとした顔をしていた。
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「……あの、すみません。すこし、酔いを醒ましていってもいいですか?」
「え?そりゃ、いいけど……」
「皆さんは先に戻っていてください。少し、そのあたりを散歩したら戻りますから」
ウィルの声は静かだったが、その声にはどこか、他人を寄せ付けない拒絶感があった。彼女の気持ちを汲むと……
「……わかった。それじゃ、先に戻ってるぞ」
「ええ。ありがとうございます……」
ウィルは小さく頭を下げると、ふらふらと夜の街並みへと溶け込んでいってしまった。
「桜下。おねーちゃんのこと、ほっといていいの?」
雑踏の中に消えていくウィルを見て、ライラが不安そうに俺の袖にすがる。俺はライラの手を握ると、ウィルの消えていった方向を見た。
「……誰だって、たまには一人になりたいときがあるんだよ。たぶんウィルも、今夜はそんな気分だったんだ」
ウィルの悩みは、俺にはわからない。デュアンとの再会や、お父さんの話。村の人たちを思い出したのかもしれないし、自分を捨てた人たちを思い出したのかもしれない。だけど……
「今は、そっとしておいてやろう」
ウィル自身が、一人になりたいと言ったんだ。今は少し、自分の心と向き合う時間が必要なんだろう。だけど、ほんの少しだけ……俺じゃ力になれないことが、寂しい気がした。
ライラが、ぎゅっと俺の手を握って、上目遣いに顔をのぞき込む。
「桜下……?」
「……戻ろうか」
俺はライラの手を引いて、帰路に就いた。夜の街に、ウィルを残して……
それから営舎に戻って、十二時を告げる鐘の音が鳴り響いても、ウィルは戻ってこなかった。
「おねーちゃん、大丈夫かなぁ……」
ライラは、ウィルがいつまでも戻ってこないので、部屋の中を忙しなくウロウロしていた。いつもならとっくに眠りこけている時間だが、不安のあまり眠くもならないらしい。
「さすがに少々、心配ですな。事故や事件の不安はないでしょうが……」
エラゼムの言う通り、幽霊であるウィルは事件に巻き込まれる心配はない。だが、ということはつまり、ウィルは自分の意思で戻ってきていないことになる。
「どうしようか。探しに行ったほうがいいのか……?」
一人にしてくれと言ったのはウィルだが、ここまで遅いと……しかし、アニがチリンと揺れると、それは無理だと告げてくる。
『十二時以降、城門の跳ね橋は通ることができなくなります。翌朝六時になるまで、城から出ることはできませんよ』
「ええ!そうなのか……」
なんてこった。城の周りは高い城壁に囲まれ、さらにその周囲をお堀が囲っている。門を通らずに外に出ることは不可能だ。以前の俺みたく、上から飛び降りでもしないかぎりは……
「……わたしなら、城壁を越えることはできると思う」
「え?フラン?」
フランが窓の外を見つめながら言った。確かにフランなら、鉤爪を壁に突き刺してよじ登れるかもしれないが……
「でも、そこまでするか……?ほら、まだウィルが戻ってこないと決まったわけじゃないし……」
「それ、本気で言ってるの?」
ドキリ。フランの深紅の瞳にまっすぐ見据えられて、俺は胸がわななくのを感じた。思わず、目をそらしてしまう……
「まあけど。たぶんわたしが行っても、意味ないと思う」
「え?それは……?」
「迎えに行くったって、首根っこ掴んで引きずってくればいいわけじゃないでしょ。ウィルの悩みを聞いて、説得して、連れ戻さないといけないんだ」
それは、そうだ。無理やり連れ帰るんじゃ、何の意味もない。あいつが戻ってこないということは、まだ悩みを振り切れていないということだから……
「わたしには、ウィルを説得できないよ。いくつもの夜を過ごして、いろんなことを話してきたけれど……きっと、今あの子に必要なのは、わたしじゃない」
「そ、そうか……でも、それじゃあ誰が?」
そんな説得に適役なやつなんて……すると、フランがこちらをじっと見つめていた。エラゼムも、ライラも。
「……俺か?」
フランは、こくりとうなずいた。
「そうだと思う。今、あの子のそばに必要なのは、生きてる人の温かさだと思うから」
まあ確かに、それなら俺しか適任はいないが……
「で、でも。そりゃたしかに、俺は生きてるし、ネクロマンサーだけど。俺、ウィルの悩みなんて、さっぱりわからないんだ。人の相談に乗ったこともないし。俺なんかじゃ……」
「ねえ」
ぴしゃりと遮られて、俺ははっと視界を上げた。いつの間にか、うつむいていたのか?
見上げた先には、また深紅の瞳。
「何をそんなに、不安そうにしているの?」
フランの言葉は、俺の胸にずぐりと刺さった。
「いつものあなたなら、こっちが頼まなくたって、ずかずかおせっかいを焼くくせに」
「う……まあ、そうなんだけど。けど俺だって、悩む時くらいあるさ。そしてそれは、ウィルもそうだろ?」
正直言うと……俺は、怖いのだ。たぶん、ウィルが今悩んでいることは、彼女の根っこに座すことなんだと思う。それはつまり、心の奥底の、一番深い部分の悩みだということだ……俺は少し前に、その部分に触れられて、暴走してしまった。なら、ウィルは?
「……この王都に来てから、ウィルと何度か話す機会があったんだけどさ。その中で、何回意外だな、知らなかったなって思ったか。そこそこ一緒にいたつもりだったけど、俺はまだまだ、ウィルのことぜんぜん知らないんだ。それなのに、あいつの悩みを分かってあげられるのかな……」
「じゃあ、あの子を見捨てるの?」
ぎゅっと、心臓が縮んだ。フランは、真剣だった。
「たぶん、今夜を逃したら。あの子……もう、戻ってこないよ」
「そんな、まさか……」
「わたしも、零時になるまではそう思ってた。けど、それは間違い。今しかない……そうじゃないときっと、手遅れになる」
手遅れに……その言葉が、俺の頭の中で何度もこだました。ちょっとだけ、ほんの少しの散歩にでも行くかのように、夜の街に消えていったウィル。まさか、大げさすぎだ、じきに戻ってくるさ……脳裏に浮かんだ言葉は、一つも口をついてはこなかった。なんでか、俺も胸騒ぎがするのだ。さっきまでは、ウィルを心配する気持ちだと思っていた。けど、それだけじゃない……
……これは、予感だ。最悪の、予感。
「……フラン。一発、どついてくれないか」
フランはまばたきを一つして、俺を見つめ返した。
「なっさけないよな、日和ってたみたいだ。俺たちは、誰一人欠けちゃいけない……みんなが未練を見つけて、成仏するまではな」
「やっと、思い出した?」
「おう。だから、気合を入れなおしたいんだ……頼む」
俺はぎゅっと目をつむった。普段から、俺の尻に強烈な蹴りを入れてくるフランだ。キツイ一撃を覚悟しておいた方がいいだろう。
フランと思しき気配が、俺の至近距離に立つ。くるか……
とすっ。
(え?)
俺は思わず、目を開けてしまった。俺の胸のあたりに、さらさらとした銀色のものが押し当てられている……フランの頭だと理解するのに、数秒かかった。背中に回されているのは……フランの、手?
「心配しないで。わたしたちは、あなたを信じてるから……きっと、あの子も同じ」
「……」
俺が何も言えずにいると、フランはすっと俺から離れた。その顔は、いつもと変わらず無表情だ……いや、ほんの少しだけ違う気がする。けど、今まで見たことない顔だ……
「気合い、入った?」
「えっ?あ、お、おう」
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