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10章 死霊術師の覚悟
8-2
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8-2
アラガネの町に着いたのは、日が暮れ、空が群青色に染まり切ったころのことだった。
「何なんですか、この町……」
あたりを見回しながら、ウィルが呆けたようにつぶやいた。うん、俺も似たような感想だ。
アラガネの町は、一言で表すならば、錆び鉄色の町だった。なぜなら町のあちこちに、銅金色の配管が張り巡らされていたからだ。配管は太いものもあれば細いものもあり、車輪のようなバルブが付いていたり、細い針のようなメーターが付いていたりする。配管は時折、真っ白な蒸気をピィー!と笛のように吐き出していて、そのせいかあたりはずいぶん暖かかった。
「……スチームパンク、ってやつかな?」
『アラガネの町は、カムロ鉱山で採れる豊富な鉱石と、この先のミストルティンの町で獲れる水産物を加工した魚油を利用して、盛んに工業製品を開発しているのです。この国でも有数の工場町ですよ』
「へぇ~」
アニの言う通り、こんなにサイバネチックな町は、こっちの世界に来てから初めてだった。この町からは汽車が出ているって聞いたけど、探せば蒸気で動く巨大ロボットくらい見つかるかもしれない。
「……騒々しい町」
わくわくしている俺と違って、眉間にしわを寄せたフランは、どうやらここがお気に召さないらしい。
「確かに、なかなかにぎやかだな。けど王都とかラクーンとかも、大概うるさくなかったか?」
「あれは人間の、生き物の生きる音でしょ。こういうキンキンした、人が作ったうるさい音は、嫌い」
なるほど。人工的って意味では、この町は群を抜いている。みんな田舎育ちだし、機械には慣れちゃいないんだろうな。
俺たちは機械音にぎやかな通りを進んだ。配管の熱によって雪がとけ、地面はぐちゃぐちゃとぬかるんでいる。大きな水たまりをよけながら、俺はきょろきょろと首を回した。
「ところで、汽車乗り場はどこにあるんだろうな?どこかに駅があんのかな」
「……」
しーん……誰からも返事はなかった。
「え……な、なんだよ。へーとか、さぁとか言ってくれてもいいじゃんか……」
肩を落とした俺に、ウィルがおずおずと声をかける。
「あの~……桜下さん。実は、ずっと言ってなかったことがありまして……」
「え?な、なんだよ」
「あの、夜にみなさんで話していたんですけれど……」
「なっ!?ひょっとして、俺の悪口か!?」
「ち、違いますよ!そうじゃなくて……あの、キシャって、なんなんですか?」
へ?一瞬冗談なのかとも思ったが、ウィルも、そしてみんなも、そんな表情はしていなかった。ってことは……本気で言っている?
「え、聞いたこともないのか?」
「ええ……桜下さんが知ってる風だったので、まあ大丈夫かと思ってて……」
マジか。俺はフランも見たが、黙って首を横に振った。エラゼムに至っては、そもそもこの町に入った時から、かなり仰天していたらしい。
「百年前には、このように湯気を出すものなど、やかんくらいしかなかったものですから……」
「え、じゃあこの町のこと、やかんの集合体みたいに思ってたってことか?」
「……」
無言は、時として百の言葉よりも多くを語る時がある。今のエラゼムが、それを体現していた。
「きゃはははは!ばっかだねー!やかんなわけないじゃん!」
空気を読まずに、ライラは手を叩いて笑う。
「じゃあライラは、汽車がなんだか知ってるのか?」
「……」
おい。
「えーっとだな。汽車ってのは、ようは乗り物のことなんだ」
「馬車みたいなもの?」
「いや、それよりもっとでかい。それこそ、何百人も一度に乗れるくらい」
「えぇー!でも、それだとものすごい大きくなっちゃいますよね?」
「いいや、縦に細長いんだ。客車っていう車を何台も連ねてて、それを引っ張るんだよ」
「なんと……そんなに重いものを、どんな生き物に引かせるのですか?まさか、ユニコーンかエアレーにでも?」
「いや、いや、生き物じゃなくて、機械だ。水を炎で熱して、その力を利用して……」
「水と炎?まほーの力ってこと?」
「いや、いや、いや……」
「あんた、説明ヘッタくそねぇ」
「うるせええええぇぇぇえぇ!!!」
見てもらった方が早いということになった。
「見ればわかるはずなんだ……見れば……」
「お、桜下さん……?目が怖いですよ……?」
「一目見ればわかるんだ。俺の説明が間違っちゃいないことが……」
ちょうどそのタイミングで、遠くからポォーという汽笛の音が聞こえてきて、俺は思わず小躍りしそうになった。
「これだ!この音だよ、汽車のある場所は!これ、どっから聞こえてきてんだ?」
「あっち」と、耳のいいフランが指をさす。
「よし!行こうぜみんな!特にアルルカ、お前は来いっ!」
「な、なんであたしだけ命令形なのよ……」
俺たちは音のした方へと駆け出したが、ほどなくして、俺の高揚していた気持ちは急速にしぼむことになった。なんでって?それは、ざざぁという波の音が聞こえてきたからだ。
「港じゃないか……」
俺たちがやってきたのは、人気のない寒々しい入り江だった。川にしては広いが、海にしては狭いから、やっぱり入り江だろう。港には漁船の類は一切見えず、ぽっぽと煙を吐く蒸気船が一隻停泊しているだけだった。町の活気とはえらい違いだ。
ライラが首をかしげる。
「あれが、汽車?車というか船みたいだけど」
「いや、俺にもあれは船に見える……」
なるほど、さっきの汽笛はあの船のだったのか。ぬか喜びさせやがって……なんて、あの船が悪いわけじゃないんだけど。
「ねー桜下。あの船、なんで車輪がくっ付いてるんだろ?」
「え?ああ、あれは車輪じゃなくてスクリューだよ。あれが回って、船が動くんだ」
「へぇ~……」
俺とライラが、蒸気船を観察していた時だった。近くの漁師小屋から、男が二人出てきた。男たちは俺たちに気づく事もなく、何か話し合いをしながら船へと乗り込んでいく。
「……ったく。ようやっと揺れない地面に会えたと思ったら、もう陸とはおさらばかよ」
「そう腐るなって。品物を送り届けたら、たっぷり休めるさ。今回は質がいいから、きっと高く売れるぞ」
話を聞くに、男たちは商人のようだ。てことは、あの船は輸送船か。
「ほんとかね……この前のやつらは、ずいぶん安く買い叩かれちまったじゃねえか。頭が悪いだの、容姿が悪いだの。あのクソひげジジイ、ケチ付けやがって!」
「ああ……だが、今回は文句は言わせないさ。“男も女”も、選りすぐった連中を連れてきてるからな。きっちり定額で買わせてやるとも」
(え……?)
俺は、自分の耳を疑った。その言い方は、まるで……
「……聞き間違いじゃ、ないよ」
フランが歯をむきながら、うなるように言った。耳のいい彼女が言うってことは、やっぱり……
俺が硬直しているうちに、発進準備が整ったのか、船はゆっくりと動き始めていた。煙突から蒸気が上がり、左右の水車のようなスクリューが回ると、みるみる港を離れて行く……
『……主様、変なことを考えないでくださいね』
アニが、警告するようにリンと揺れた。
「……アニは、あれがなんだかわかるのか?」
『推測ではありますが。北部のいくつかの港からは、海を渡った別の大陸へと出向く船が出ています。そこで、様々な“物資”を獲得して帰ってくるわけですが……』
「……それには、人も含まれてるってことか?」
『そういう場合もあるでしょう。おそらくあの船は、これから川をさかのぼって、三の国に向かうのだと思われます。魔術によって言語を仕込まれてから、ノーマとして売られるか、一の国の闇市あたりに送られるか……そこから先は予測もつきません』
奴隷か……俺は今まで、何人かの奴隷と知り合う機会があった。三の国ではリンとローズ、その前には、ルーガルーと共に生きた名前も知らない女性が……
(くそっ。どいつもこいつも、ろくな目にあってないじゃないか)
俺は遠ざかっていく蒸気船を見つめた。船はあっという間に港を離れ、水平線上にぽつりと浮かぶ点のようになっていた。今から追いすがったところで、何もすることはできないと分かってはいるんだけど……
「……桜下?」
ライラが、不安そうに俺のそでを引いた。
……今俺にできることは、何もない。この世界じゃ、あれも営みの一つってことなんだろうな。くそったれ。
「……いや、何でもないよ」
俺は気取られないように、ライラのふわふわの髪をぽんぽんと撫でた。するとその時、かすかにだが、さっきと似たような汽笛の音が聞こえてきた。今度は町の方からだ。俺はなるべく明るい声を出した。
「おっ。今度こそ、本命のお出ましかな。行ってみようぜ!」
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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アラガネの町に着いたのは、日が暮れ、空が群青色に染まり切ったころのことだった。
「何なんですか、この町……」
あたりを見回しながら、ウィルが呆けたようにつぶやいた。うん、俺も似たような感想だ。
アラガネの町は、一言で表すならば、錆び鉄色の町だった。なぜなら町のあちこちに、銅金色の配管が張り巡らされていたからだ。配管は太いものもあれば細いものもあり、車輪のようなバルブが付いていたり、細い針のようなメーターが付いていたりする。配管は時折、真っ白な蒸気をピィー!と笛のように吐き出していて、そのせいかあたりはずいぶん暖かかった。
「……スチームパンク、ってやつかな?」
『アラガネの町は、カムロ鉱山で採れる豊富な鉱石と、この先のミストルティンの町で獲れる水産物を加工した魚油を利用して、盛んに工業製品を開発しているのです。この国でも有数の工場町ですよ』
「へぇ~」
アニの言う通り、こんなにサイバネチックな町は、こっちの世界に来てから初めてだった。この町からは汽車が出ているって聞いたけど、探せば蒸気で動く巨大ロボットくらい見つかるかもしれない。
「……騒々しい町」
わくわくしている俺と違って、眉間にしわを寄せたフランは、どうやらここがお気に召さないらしい。
「確かに、なかなかにぎやかだな。けど王都とかラクーンとかも、大概うるさくなかったか?」
「あれは人間の、生き物の生きる音でしょ。こういうキンキンした、人が作ったうるさい音は、嫌い」
なるほど。人工的って意味では、この町は群を抜いている。みんな田舎育ちだし、機械には慣れちゃいないんだろうな。
俺たちは機械音にぎやかな通りを進んだ。配管の熱によって雪がとけ、地面はぐちゃぐちゃとぬかるんでいる。大きな水たまりをよけながら、俺はきょろきょろと首を回した。
「ところで、汽車乗り場はどこにあるんだろうな?どこかに駅があんのかな」
「……」
しーん……誰からも返事はなかった。
「え……な、なんだよ。へーとか、さぁとか言ってくれてもいいじゃんか……」
肩を落とした俺に、ウィルがおずおずと声をかける。
「あの~……桜下さん。実は、ずっと言ってなかったことがありまして……」
「え?な、なんだよ」
「あの、夜にみなさんで話していたんですけれど……」
「なっ!?ひょっとして、俺の悪口か!?」
「ち、違いますよ!そうじゃなくて……あの、キシャって、なんなんですか?」
へ?一瞬冗談なのかとも思ったが、ウィルも、そしてみんなも、そんな表情はしていなかった。ってことは……本気で言っている?
「え、聞いたこともないのか?」
「ええ……桜下さんが知ってる風だったので、まあ大丈夫かと思ってて……」
マジか。俺はフランも見たが、黙って首を横に振った。エラゼムに至っては、そもそもこの町に入った時から、かなり仰天していたらしい。
「百年前には、このように湯気を出すものなど、やかんくらいしかなかったものですから……」
「え、じゃあこの町のこと、やかんの集合体みたいに思ってたってことか?」
「……」
無言は、時として百の言葉よりも多くを語る時がある。今のエラゼムが、それを体現していた。
「きゃはははは!ばっかだねー!やかんなわけないじゃん!」
空気を読まずに、ライラは手を叩いて笑う。
「じゃあライラは、汽車がなんだか知ってるのか?」
「……」
おい。
「えーっとだな。汽車ってのは、ようは乗り物のことなんだ」
「馬車みたいなもの?」
「いや、それよりもっとでかい。それこそ、何百人も一度に乗れるくらい」
「えぇー!でも、それだとものすごい大きくなっちゃいますよね?」
「いいや、縦に細長いんだ。客車っていう車を何台も連ねてて、それを引っ張るんだよ」
「なんと……そんなに重いものを、どんな生き物に引かせるのですか?まさか、ユニコーンかエアレーにでも?」
「いや、いや、生き物じゃなくて、機械だ。水を炎で熱して、その力を利用して……」
「水と炎?まほーの力ってこと?」
「いや、いや、いや……」
「あんた、説明ヘッタくそねぇ」
「うるせええええぇぇぇえぇ!!!」
見てもらった方が早いということになった。
「見ればわかるはずなんだ……見れば……」
「お、桜下さん……?目が怖いですよ……?」
「一目見ればわかるんだ。俺の説明が間違っちゃいないことが……」
ちょうどそのタイミングで、遠くからポォーという汽笛の音が聞こえてきて、俺は思わず小躍りしそうになった。
「これだ!この音だよ、汽車のある場所は!これ、どっから聞こえてきてんだ?」
「あっち」と、耳のいいフランが指をさす。
「よし!行こうぜみんな!特にアルルカ、お前は来いっ!」
「な、なんであたしだけ命令形なのよ……」
俺たちは音のした方へと駆け出したが、ほどなくして、俺の高揚していた気持ちは急速にしぼむことになった。なんでって?それは、ざざぁという波の音が聞こえてきたからだ。
「港じゃないか……」
俺たちがやってきたのは、人気のない寒々しい入り江だった。川にしては広いが、海にしては狭いから、やっぱり入り江だろう。港には漁船の類は一切見えず、ぽっぽと煙を吐く蒸気船が一隻停泊しているだけだった。町の活気とはえらい違いだ。
ライラが首をかしげる。
「あれが、汽車?車というか船みたいだけど」
「いや、俺にもあれは船に見える……」
なるほど、さっきの汽笛はあの船のだったのか。ぬか喜びさせやがって……なんて、あの船が悪いわけじゃないんだけど。
「ねー桜下。あの船、なんで車輪がくっ付いてるんだろ?」
「え?ああ、あれは車輪じゃなくてスクリューだよ。あれが回って、船が動くんだ」
「へぇ~……」
俺とライラが、蒸気船を観察していた時だった。近くの漁師小屋から、男が二人出てきた。男たちは俺たちに気づく事もなく、何か話し合いをしながら船へと乗り込んでいく。
「……ったく。ようやっと揺れない地面に会えたと思ったら、もう陸とはおさらばかよ」
「そう腐るなって。品物を送り届けたら、たっぷり休めるさ。今回は質がいいから、きっと高く売れるぞ」
話を聞くに、男たちは商人のようだ。てことは、あの船は輸送船か。
「ほんとかね……この前のやつらは、ずいぶん安く買い叩かれちまったじゃねえか。頭が悪いだの、容姿が悪いだの。あのクソひげジジイ、ケチ付けやがって!」
「ああ……だが、今回は文句は言わせないさ。“男も女”も、選りすぐった連中を連れてきてるからな。きっちり定額で買わせてやるとも」
(え……?)
俺は、自分の耳を疑った。その言い方は、まるで……
「……聞き間違いじゃ、ないよ」
フランが歯をむきながら、うなるように言った。耳のいい彼女が言うってことは、やっぱり……
俺が硬直しているうちに、発進準備が整ったのか、船はゆっくりと動き始めていた。煙突から蒸気が上がり、左右の水車のようなスクリューが回ると、みるみる港を離れて行く……
『……主様、変なことを考えないでくださいね』
アニが、警告するようにリンと揺れた。
「……アニは、あれがなんだかわかるのか?」
『推測ではありますが。北部のいくつかの港からは、海を渡った別の大陸へと出向く船が出ています。そこで、様々な“物資”を獲得して帰ってくるわけですが……』
「……それには、人も含まれてるってことか?」
『そういう場合もあるでしょう。おそらくあの船は、これから川をさかのぼって、三の国に向かうのだと思われます。魔術によって言語を仕込まれてから、ノーマとして売られるか、一の国の闇市あたりに送られるか……そこから先は予測もつきません』
奴隷か……俺は今まで、何人かの奴隷と知り合う機会があった。三の国ではリンとローズ、その前には、ルーガルーと共に生きた名前も知らない女性が……
(くそっ。どいつもこいつも、ろくな目にあってないじゃないか)
俺は遠ざかっていく蒸気船を見つめた。船はあっという間に港を離れ、水平線上にぽつりと浮かぶ点のようになっていた。今から追いすがったところで、何もすることはできないと分かってはいるんだけど……
「……桜下?」
ライラが、不安そうに俺のそでを引いた。
……今俺にできることは、何もない。この世界じゃ、あれも営みの一つってことなんだろうな。くそったれ。
「……いや、何でもないよ」
俺は気取られないように、ライラのふわふわの髪をぽんぽんと撫でた。するとその時、かすかにだが、さっきと似たような汽笛の音が聞こえてきた。今度は町の方からだ。俺はなるべく明るい声を出した。
「おっ。今度こそ、本命のお出ましかな。行ってみようぜ!」
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