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10章 死霊術師の覚悟
9-1 車上にて
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9-1 車上にて
さんざん笑い転げたせいか、ライラはあの後すぐにこっくりこっくり舟をこぎ、俺の肩にもたれて眠ってしまった。ウィルも拗ねて口を利かなくなったので、俺も目をつぶっているうちに、ウトウトと浅い眠りに落ちていた。
「ん……」
体が揺れた気がして、ふと目が覚める。たぶん、列車が揺れたんだろう。座った体勢だから、熟睡できなかったんだな。
「うっ」
腰と、それからケツが、石になったようだ。体がガチガチに固まってしまっている。綿が薄いんだよ、この座席……
ふと目線を下ろすと、ライラのもさもさの頭が、俺の足を枕にしていた。どうりで足が重いわけだ……起こすのも忍びないけど、さすがに一度体を伸ばしたい。俺はそうっとライラの頭をのけると、そろりと立ち上がった。
「どこか行くの?」
わっ。闇の中に、深紅の瞳が浮かんでいる。
「ああ、フランか」
アンデッドが夜眠らないのは百も承知だが、不意打ちだとびっくりするんだよな。
「ちょっと、体を伸ばしにな……いてて」
ぐっと腰を伸ばすと、ボキキと嫌な音がした。こりゃ、ちょっとその辺を歩いたほうがよさそうだ。
「少し、汽車ん中を歩いてくるよ」
「わたしも行く」
フランは間髪入れずに立ち上がった。
「え?けど、その辺を、ほんとに少しの間だぞ?」
「いいよ。行こう」
なんと言おうと、付いてくるつもりらしかった。さすがに汽車の中で、モンスターに襲われることはないと思うんだけどな。
「ま、じゃあ一緒に行くか」
俺たちは他の仲間に一声掛けると、二人並んで客車のはしっこへと向かった。
扉を開けると、ゴウゴウと強い風が吹きつけてきた。次いで、ガタンタタンという車輪の音。連結部は、前いたの世界の電車と違って、外に剥き出しだった。
「うひー、寒いなぁ」
強い風に涙が滲む。フランはそれもどこ吹く風で、軽やかに向かいの客車に飛び移った。
「手。出して」
フランがガントレットのはまった手を差し出してきたので、俺は素直にその手に掴まった。ぐいっと、大人顔負けの力で引っ張られ、俺も反対側へと着地する。フランは俺の手を握ったまま、扉を開けて次の客車へと入っていった。
「あの……フラン?手、もういいけど……」
「……」
フランは、俺の言葉に何も返さなかった。どうしたんだろう?
次の客車には、数人の客の姿が見えた。けど全員、毛布をかぶって眠っているみたいだ。フランはさっさと通路を突っ切り、次の車両へ移った。
次の車両には、乗客の代わりに、山のような荷物が積まれていた。木箱、麻袋、ぐるぐる巻きの小包、たる……
「なんだ、こりゃ」
「人間より、貨物がメインのお客なんじゃないの」
なるほど。これだけ乗客が少なきゃ、完全に赤字路線だもんな。普段からこの汽車は、こんな感じなのだろう。
積み荷の間を縫って、フランはどんどん奥へと進んでいく。それ以降一言も喋らない彼女の背中に、俺はなんだか、深い森の奥へといざなわれているような気がしてきた。ほら、昔話によくあるじゃないか。子どもを誘って、森の奥で食っちまう魔女みたいな……あほらしい。俺、どうしてこんな事を考えているんだろう。
そしてついに、一番最後の車両までやってきた。フランが最後尾の扉を開けると、もうその先には何もない。わずかばかりのステップの先は、びゅんびゅんと後ろにすっ飛ぶレールと、闇だけだ。
「フラン、どうしたんだよ。歩きたいって言ったのは俺だけど……」
俺はずっと気になっていた事をたずねる。外は相変わらず風が強かったが、会話をするくらいなら問題なかった。彼女は、いったい何を考えているのだろう?
「ちょうどいい機会だと思って」
フランはそう言うと、しゃがみこんで、手すりに背中をもたれた。いい機会?
「訊いときたいことがあったんだ」
「はあ……みんながいるとこじゃ、ダメだったのか?」
「うん。あなたの、昔のことについてだったから」
っと、昔について、か……前にボーテングの町で話して以来かな。あんときは俺がしゃがみこんで、フランが立っていた。ちょうど今と逆の構図だ。
「……なるほどな。それで、何について知りたいんだ?」
「前に、あの勇者と話してたこと。あなたの、一番大事な人について」
「あー……」
クラークと話していたことって言うと……
「尊のことか?」
「そんなだっけ?まあ、心当たりがあるなら、そうなんだろうね」
「でも、なんだって尊を?」
「……どうしても。この後することの前に、知っておきたいんだ。それ次第で、するかしないか、決めたいから」
フランの声は、いつにもまして固かった。まるで、出会った当初に戻ってしまったかのようだ……
(うーん?)
聞きたいことは、いくつもある。このあと何をするつもりなんだとか、どうしてそんなに態度が固いのかとか。いくつもあるけど……
「……わかったよ」
俺は手すりに腕を乗せて、夜空を見上げた。あいにくの曇り模様で、星は見えない。
昔の話は、あまりしたくない。いい思い出はほとんどないし、あの頃の俺は、どう取り繕ってもロクな人間じゃなかった。話せば呆れられるかもしれない。軽蔑されるかもしれない。
けど……フランになら、話してもいいかと思えたんだ。彼女がそれを、望むのであれば。
「尊とは……病院で、出会ったんだ」
初めての出会いは、消毒液の香りだった。
「病院?そういえば、あの勇者も病院に居たって……」
「そう。だからあいつも、尊のことを知ってたんだろうな。不思議なもんだ、たまたまあそこに居た二人が、そろって勇者として召喚されるだなんて」
「あなたも、病気だったの?」
「ん、ああ。ここに来る直前くらいだったかな。大した事じゃなかったんだけど、若いやつが掛かる腹の病気でな。しばらく入院することになったんだ」
「それで、その時に?」
「そういうこと。確か、ロビーのすぐ横の、自販機の所だったかな……って、フランはわかんないか。まあとにかく、そこで尊と知り合った。けど、そんなに長い付き合いじゃなかったんだ。たぶん、二カ月もなかったと思う」
「……その人のこと、もっと話して」
フランは相変わらず固い声で続きを促す。感情は読み取れないままだ。
「んー、つってもなぁ……俺も、そこまで詳しくは知らないんだ。ものすごく親しかったわけじゃないし、俺が先に退院してからは、ほんとに月に一、二回会う程度で……たぶん尊は、俺より少し年上のお姉さんだった、と思う。髪が短くて、子どもみたいによく笑って、肌が白くて……あと、優しかったな」
「……」
今でもはっきりと、尊の姿は思い出すことができる。いつも花柄の、薄桃色のパジャマを着ていた。スリッパはふわふわの白いやつだ。尊はそれを、たいそう気にいっていたっけ。
俺は、灰色の夜空を見上げたまま続ける。当然だが、フランの顔は見えない。
「尊は、俺よりも重い病気で入院してたみたいだった。だいぶ長い事病院に居たみたいだけど、詳しくは知らない。あんまり、そういうことは話さなかったんだ。いっつも、くだらない事ばかり話してたっけ……」
ロビーに置いてあるマンガがつまらないだとか、売店のお菓子はどれがおいしいだとか、何階の自販機は古くてジュースがぬるいだとか。当時からガキだった俺はともかく、俺より二つほど年上だった尊にとっては、ずいぶん子どもっぽい話題だったと思う。だけど尊は、そんな話でも楽しそうにしていた。
「尊の病気について、俺は詳しくなかったけど、一つだけわかってることがあったんだ。尊は……脳の病気にかかっていた。それだけは、はっきりわかったよ。尊は、だんだん子どもになっていってたんだ」
「……子どもに?」
「子どもっぽいんじゃないぞ。精神が、幼いころに戻っていってた」
少し話しをしただけでも分かった。俺でも知っている簡単な地名を、尊は知らなかった。小銭の計算をしょっちゅう間違えた。俺とのくだらない会話にも心底楽しそうにしていたのは、たぶんそう理由もあったんだろう……それくらい、尊は幼く、無知で、そして純粋だった。
「俺も、はじめは戸惑ったんだ。急に泣き出したり、暴れたりしたこともあったから。けど尊は……本当の尊は、それ以上に、優しかったんだよ。帽子を外さない俺を、気味悪がったりしなかった。そんな人、生まれて初めてだった……」
「……その人のこと」
フランの声は、さっきよりも一段とこわばっていた。まるで、さび付いた金属から発せられた音みたいだった。
「その人のことが、好きなの?それがあなたの、一番大切な人?」
尊の事を、か。俺は……
「それは……」
つづく
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読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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「ん……」
体が揺れた気がして、ふと目が覚める。たぶん、列車が揺れたんだろう。座った体勢だから、熟睡できなかったんだな。
「うっ」
腰と、それからケツが、石になったようだ。体がガチガチに固まってしまっている。綿が薄いんだよ、この座席……
ふと目線を下ろすと、ライラのもさもさの頭が、俺の足を枕にしていた。どうりで足が重いわけだ……起こすのも忍びないけど、さすがに一度体を伸ばしたい。俺はそうっとライラの頭をのけると、そろりと立ち上がった。
「どこか行くの?」
わっ。闇の中に、深紅の瞳が浮かんでいる。
「ああ、フランか」
アンデッドが夜眠らないのは百も承知だが、不意打ちだとびっくりするんだよな。
「ちょっと、体を伸ばしにな……いてて」
ぐっと腰を伸ばすと、ボキキと嫌な音がした。こりゃ、ちょっとその辺を歩いたほうがよさそうだ。
「少し、汽車ん中を歩いてくるよ」
「わたしも行く」
フランは間髪入れずに立ち上がった。
「え?けど、その辺を、ほんとに少しの間だぞ?」
「いいよ。行こう」
なんと言おうと、付いてくるつもりらしかった。さすがに汽車の中で、モンスターに襲われることはないと思うんだけどな。
「ま、じゃあ一緒に行くか」
俺たちは他の仲間に一声掛けると、二人並んで客車のはしっこへと向かった。
扉を開けると、ゴウゴウと強い風が吹きつけてきた。次いで、ガタンタタンという車輪の音。連結部は、前いたの世界の電車と違って、外に剥き出しだった。
「うひー、寒いなぁ」
強い風に涙が滲む。フランはそれもどこ吹く風で、軽やかに向かいの客車に飛び移った。
「手。出して」
フランがガントレットのはまった手を差し出してきたので、俺は素直にその手に掴まった。ぐいっと、大人顔負けの力で引っ張られ、俺も反対側へと着地する。フランは俺の手を握ったまま、扉を開けて次の客車へと入っていった。
「あの……フラン?手、もういいけど……」
「……」
フランは、俺の言葉に何も返さなかった。どうしたんだろう?
次の客車には、数人の客の姿が見えた。けど全員、毛布をかぶって眠っているみたいだ。フランはさっさと通路を突っ切り、次の車両へ移った。
次の車両には、乗客の代わりに、山のような荷物が積まれていた。木箱、麻袋、ぐるぐる巻きの小包、たる……
「なんだ、こりゃ」
「人間より、貨物がメインのお客なんじゃないの」
なるほど。これだけ乗客が少なきゃ、完全に赤字路線だもんな。普段からこの汽車は、こんな感じなのだろう。
積み荷の間を縫って、フランはどんどん奥へと進んでいく。それ以降一言も喋らない彼女の背中に、俺はなんだか、深い森の奥へといざなわれているような気がしてきた。ほら、昔話によくあるじゃないか。子どもを誘って、森の奥で食っちまう魔女みたいな……あほらしい。俺、どうしてこんな事を考えているんだろう。
そしてついに、一番最後の車両までやってきた。フランが最後尾の扉を開けると、もうその先には何もない。わずかばかりのステップの先は、びゅんびゅんと後ろにすっ飛ぶレールと、闇だけだ。
「フラン、どうしたんだよ。歩きたいって言ったのは俺だけど……」
俺はずっと気になっていた事をたずねる。外は相変わらず風が強かったが、会話をするくらいなら問題なかった。彼女は、いったい何を考えているのだろう?
「ちょうどいい機会だと思って」
フランはそう言うと、しゃがみこんで、手すりに背中をもたれた。いい機会?
「訊いときたいことがあったんだ」
「はあ……みんながいるとこじゃ、ダメだったのか?」
「うん。あなたの、昔のことについてだったから」
っと、昔について、か……前にボーテングの町で話して以来かな。あんときは俺がしゃがみこんで、フランが立っていた。ちょうど今と逆の構図だ。
「……なるほどな。それで、何について知りたいんだ?」
「前に、あの勇者と話してたこと。あなたの、一番大事な人について」
「あー……」
クラークと話していたことって言うと……
「尊のことか?」
「そんなだっけ?まあ、心当たりがあるなら、そうなんだろうね」
「でも、なんだって尊を?」
「……どうしても。この後することの前に、知っておきたいんだ。それ次第で、するかしないか、決めたいから」
フランの声は、いつにもまして固かった。まるで、出会った当初に戻ってしまったかのようだ……
(うーん?)
聞きたいことは、いくつもある。このあと何をするつもりなんだとか、どうしてそんなに態度が固いのかとか。いくつもあるけど……
「……わかったよ」
俺は手すりに腕を乗せて、夜空を見上げた。あいにくの曇り模様で、星は見えない。
昔の話は、あまりしたくない。いい思い出はほとんどないし、あの頃の俺は、どう取り繕ってもロクな人間じゃなかった。話せば呆れられるかもしれない。軽蔑されるかもしれない。
けど……フランになら、話してもいいかと思えたんだ。彼女がそれを、望むのであれば。
「尊とは……病院で、出会ったんだ」
初めての出会いは、消毒液の香りだった。
「病院?そういえば、あの勇者も病院に居たって……」
「そう。だからあいつも、尊のことを知ってたんだろうな。不思議なもんだ、たまたまあそこに居た二人が、そろって勇者として召喚されるだなんて」
「あなたも、病気だったの?」
「ん、ああ。ここに来る直前くらいだったかな。大した事じゃなかったんだけど、若いやつが掛かる腹の病気でな。しばらく入院することになったんだ」
「それで、その時に?」
「そういうこと。確か、ロビーのすぐ横の、自販機の所だったかな……って、フランはわかんないか。まあとにかく、そこで尊と知り合った。けど、そんなに長い付き合いじゃなかったんだ。たぶん、二カ月もなかったと思う」
「……その人のこと、もっと話して」
フランは相変わらず固い声で続きを促す。感情は読み取れないままだ。
「んー、つってもなぁ……俺も、そこまで詳しくは知らないんだ。ものすごく親しかったわけじゃないし、俺が先に退院してからは、ほんとに月に一、二回会う程度で……たぶん尊は、俺より少し年上のお姉さんだった、と思う。髪が短くて、子どもみたいによく笑って、肌が白くて……あと、優しかったな」
「……」
今でもはっきりと、尊の姿は思い出すことができる。いつも花柄の、薄桃色のパジャマを着ていた。スリッパはふわふわの白いやつだ。尊はそれを、たいそう気にいっていたっけ。
俺は、灰色の夜空を見上げたまま続ける。当然だが、フランの顔は見えない。
「尊は、俺よりも重い病気で入院してたみたいだった。だいぶ長い事病院に居たみたいだけど、詳しくは知らない。あんまり、そういうことは話さなかったんだ。いっつも、くだらない事ばかり話してたっけ……」
ロビーに置いてあるマンガがつまらないだとか、売店のお菓子はどれがおいしいだとか、何階の自販機は古くてジュースがぬるいだとか。当時からガキだった俺はともかく、俺より二つほど年上だった尊にとっては、ずいぶん子どもっぽい話題だったと思う。だけど尊は、そんな話でも楽しそうにしていた。
「尊の病気について、俺は詳しくなかったけど、一つだけわかってることがあったんだ。尊は……脳の病気にかかっていた。それだけは、はっきりわかったよ。尊は、だんだん子どもになっていってたんだ」
「……子どもに?」
「子どもっぽいんじゃないぞ。精神が、幼いころに戻っていってた」
少し話しをしただけでも分かった。俺でも知っている簡単な地名を、尊は知らなかった。小銭の計算をしょっちゅう間違えた。俺とのくだらない会話にも心底楽しそうにしていたのは、たぶんそう理由もあったんだろう……それくらい、尊は幼く、無知で、そして純粋だった。
「俺も、はじめは戸惑ったんだ。急に泣き出したり、暴れたりしたこともあったから。けど尊は……本当の尊は、それ以上に、優しかったんだよ。帽子を外さない俺を、気味悪がったりしなかった。そんな人、生まれて初めてだった……」
「……その人のこと」
フランの声は、さっきよりも一段とこわばっていた。まるで、さび付いた金属から発せられた音みたいだった。
「その人のことが、好きなの?それがあなたの、一番大切な人?」
尊の事を、か。俺は……
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