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12章 負けられない闘い
11-3
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わぁぁぁぁぁ!
耳が割れそうなほどの歓声のなか、俺、ウィル、ライラは「どはぁっ」とでっかいため息をついた。
「あんのやろう……冷や冷やさせやがって」
「途中から、二人とも本気になってませんでした?すごい応酬でしたよ」
「でもさ、けっこういい試合だったよね?ライラ、ちょっぴりわくわくしたよ」
まあ、確かに。仲間を見世物にされるのは納得いかないが、それはそれとしても、さっきの二人の闘いは、手に汗握る激闘だった。アルルカは不死のアンデッドだが、アドリアの人間離れした気迫は、途中までアルルカが負けるかもと思わせるほどだったから。
俺は、隣で同じくホッとしているクラークに声を掛ける。
「おい、クラーク。アドリアって、あんなに強かったんだな」
「え?ああ、そうだよ。本気を出したアドリアは、僕でも手こずるからね」
「へー。けど、前に戦った時は、あんなだったか?あの、片目が赤くなるやつ」
「いいや。彼女は、人間相手にはああはならない。あの姿を見せるのは、モンスターと戦う時だけさ。前にミカエルがさらわれたときは、なりかけていたけれど」
「う……じゃあ、俺たちは手加減されてたのか」
「それは、どうだろうね。アドリアは、好き好んで誰かをいたぶる人じゃないから。彼女なりのルールがあるんだよ」
「ふーん」
ルール、か。クラークたちにも、俺たちの“殺しはしない”のような決めごとがあるのだろうか。
リングに目を戻すと、二人が退場していくところだった。アルルカは駆け寄ってきた救護班を追い払って、脇腹と腕の矢を抜くとぽいと投げ捨て、救護班を唖然とさせている。アルルカがヴァンパイアだってこと、バレてないよな?空を飛んだりもしていたけど……対して、気絶してしまったアドリアは、担架に乗せられて運ばれていくところだった。クラークは沈痛な面持ちでそれを見つめている。
「……まずは、そちらが一勝というわけだね」
「あん?まあ、そうだな。勝ち負けなんざ、俺はどうでもいいと思ってるけどな」
「それは、僕もさ。けどやっぱり、仲間が倒れるのを見るのは辛い……」
おっと、そうか。アルルカが勝ったからよかったものの、立場が逆だったら、俺もいい気はしないだろう。はしゃいだりして悪かったかな?ええい、向こうが勝っていたら、クラークだってはしゃいでいただろ。仲間が勝って喜ぶのは、仲間が負けて悲しむくらい当然のことだ。
「……アドリア、すぐ目が覚めるといいな」
「ああ……けど、彼女もやわじゃないさ。血も出ていなかったし、ヒーラーたちに任せておけば大丈夫なはずだよ。そっちこそ、平気なのかい?矢を受けていたし、血もすごかったけれど」
「ああ、あいつなら大丈夫だよ。なんたってアンデッドだから」
「そうだった……初めて会ったときにはいなかったよな?けど、あの破廉恥な格好はなんなんだい?君の趣味か?」
「んなわけあるか!」
くそ、人を変態扱いしやがって。俺たちが話し合っている間に、リングの清掃が済み(恐ろしい早さだった。アルルカの魔法でグチャグチャだったのに……)、次の試合が始まろうとしていた。
「さあ、続きまして、第二試合!先ほどは見事な戦いが繰り広げられましたが、次はどうなるでしょうか!注目の対戦カードは、こちらだー!」
第二試合……ってことは、ついにあいつとアイツが当たることになるのか。俺たちは再び身を乗り出して、リングを見下ろした。
「まずは一の国!小柄な体には、大きな信心が宿っている!癒し手が、此度は戦いに参戦だ!ミカエルゥゥゥゥ、ヘイィィィィン!」
一の国側のゲートから現れたミカエルは、哀れなほど震えていた。手には申し訳程度の杖を持っているが、ほとんど彼女の身長と同じ大きさだ。とても振り回せはしないだろう。
「対するは、二の国!重厚な鎧はあらゆる攻撃を跳ね返す!この騎士を相手に、果たしてシスターに攻略の手立てはあるのか!?エラゼム、ブラァァァァッド、ジャマァァァァァ!」
二の国側のゲートからは、がしゃりがしゃりと鎧を鳴らして、エラゼムが現れたが……エラゼムもまた、哀れなほど辛そうだった。一歩一歩が鉛のように重そうだ。彼の場合、気が心底重いのだろう。
ミカエルとエラゼムが立ち並ぶと、その差はさらに明らかになる。ミカエルの頭は、エラゼムの胸に届くかどうかだ。流石にこれだけ対格差があると、いくらホーム側の一の国の住民と言えど、期待は持てないようだった。
「頑張れよ、シスター!せめて一太刀は負わせてやれー!」
「十分でいいから粘ってくれよー!俺はそれに全額賭けてんだー!」
けっ、血も涙もない連中だ。試合結果を予想する賭けでは、どちらが勝つかではなく、ミカエルが何分間粘れるかを予想している。敗北前提の賭けなんかしやがって、胸くそ悪いな。
けど、俺たちだって悩んだ末に、こうするしかなかったんだ。ミカエルの相手を誰にするかとなった時、適任なのはエラゼムしかいなかった。
「桜下殿、吾輩が彼女の対戦相手なのですか?」
クラークたちとの話し合いの前、エラゼムは珍しく慌てた様子で、俺にそう訊ねた。
「ああ。お前に頼みたい」
「は、はあ。桜下殿の頼みとあれば、お引き受けいたしますが……その前に、理由だけお訊ねしてもよろしいでしょうか?」
「まあ、ぶっちゃけ消去法なところもあるんだ。まず、アルルカだけど、あいつは絶対ダメだ。あいつがいい感じに手加減できるとは思えないし、なんなら抵抗できないミカエルをボコすかもしれないだろ」
「む、それは……確かに」
「んで、フランにも聞いてみた。そしたら、自信がないって言うんだ。フランは怪力だろ?ミカエルみたいな子をどついたりしたら、大ケガさせそうで不安だって。いつも俺のことは蹴っ飛ばすくせにな?たく……」
「そ、それで吾輩に?」
「ああ。エラゼムなら、間違ってもミカエルを酷いようにはしないだろ?俺と剣の稽古をしてる時だって、一度も俺に怪我させなかったしな」
「なるほど……そう聞かされますと、桜下殿の人選にも納得です。承知いたしました」
「ああ。気乗りしないのは分かってるんだけど……悪いな。ビンボーくじ引かせたみたいで」
「とんでもない。元々、こうなることを望んだのは吾輩自身です。自らの役目はきちんとこなしましょう。ただ……」
「ただ?」
「ただ、やはり胸が弾むとは言い難いですな。ミカエル嬢と吾輩が立ち会った際を考えますと……」
「ああ……ほんとにな」
そして今、それは現実となっている。誰がどう見ても、勝負の結果は明らかだ。ミカエルの細腕では、エラゼムの鎧に傷一つ付けることはできないだろう。それでも、やるしかない。ミカエルも覚悟のうえで、あの舞台に立っているんだ。それに、この試合でエラゼムが勝てば、俺たちの二勝で大会を終わらせることができる。見ているだけでも辛いが、頑張れと祈るほかない。
「それでは、第二試合を開始いたします!果たして奇跡は起こるのか!?試合開始まで、三、二ぃ、一……ゼロォォォォォ!」
ゴワァァン。ドラがかき鳴らされ、勇演武闘の第二試合が始まった。
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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まあ、確かに。仲間を見世物にされるのは納得いかないが、それはそれとしても、さっきの二人の闘いは、手に汗握る激闘だった。アルルカは不死のアンデッドだが、アドリアの人間離れした気迫は、途中までアルルカが負けるかもと思わせるほどだったから。
俺は、隣で同じくホッとしているクラークに声を掛ける。
「おい、クラーク。アドリアって、あんなに強かったんだな」
「え?ああ、そうだよ。本気を出したアドリアは、僕でも手こずるからね」
「へー。けど、前に戦った時は、あんなだったか?あの、片目が赤くなるやつ」
「いいや。彼女は、人間相手にはああはならない。あの姿を見せるのは、モンスターと戦う時だけさ。前にミカエルがさらわれたときは、なりかけていたけれど」
「う……じゃあ、俺たちは手加減されてたのか」
「それは、どうだろうね。アドリアは、好き好んで誰かをいたぶる人じゃないから。彼女なりのルールがあるんだよ」
「ふーん」
ルール、か。クラークたちにも、俺たちの“殺しはしない”のような決めごとがあるのだろうか。
リングに目を戻すと、二人が退場していくところだった。アルルカは駆け寄ってきた救護班を追い払って、脇腹と腕の矢を抜くとぽいと投げ捨て、救護班を唖然とさせている。アルルカがヴァンパイアだってこと、バレてないよな?空を飛んだりもしていたけど……対して、気絶してしまったアドリアは、担架に乗せられて運ばれていくところだった。クラークは沈痛な面持ちでそれを見つめている。
「……まずは、そちらが一勝というわけだね」
「あん?まあ、そうだな。勝ち負けなんざ、俺はどうでもいいと思ってるけどな」
「それは、僕もさ。けどやっぱり、仲間が倒れるのを見るのは辛い……」
おっと、そうか。アルルカが勝ったからよかったものの、立場が逆だったら、俺もいい気はしないだろう。はしゃいだりして悪かったかな?ええい、向こうが勝っていたら、クラークだってはしゃいでいただろ。仲間が勝って喜ぶのは、仲間が負けて悲しむくらい当然のことだ。
「……アドリア、すぐ目が覚めるといいな」
「ああ……けど、彼女もやわじゃないさ。血も出ていなかったし、ヒーラーたちに任せておけば大丈夫なはずだよ。そっちこそ、平気なのかい?矢を受けていたし、血もすごかったけれど」
「ああ、あいつなら大丈夫だよ。なんたってアンデッドだから」
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くそ、人を変態扱いしやがって。俺たちが話し合っている間に、リングの清掃が済み(恐ろしい早さだった。アルルカの魔法でグチャグチャだったのに……)、次の試合が始まろうとしていた。
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第二試合……ってことは、ついにあいつとアイツが当たることになるのか。俺たちは再び身を乗り出して、リングを見下ろした。
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一の国側のゲートから現れたミカエルは、哀れなほど震えていた。手には申し訳程度の杖を持っているが、ほとんど彼女の身長と同じ大きさだ。とても振り回せはしないだろう。
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二の国側のゲートからは、がしゃりがしゃりと鎧を鳴らして、エラゼムが現れたが……エラゼムもまた、哀れなほど辛そうだった。一歩一歩が鉛のように重そうだ。彼の場合、気が心底重いのだろう。
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