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13章 歪な三角星
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クレアはアルルカの前にグラスを置くと、彼女が手を取る前にチンとグラスをぶつけて、一人で乾杯した。そのままぐいっと煽る。アルルカが呆れた顔をしているのが面白くて、俺はぷははと笑ってから、ミートパイにかぶりついた。うん、相変わらずうまい。
「はぁー!あー、やっぱりこれねー」
豪快に口元を拭ったクレアを見て、アルルカが小ばかにしたように笑う。
「ふふん。飲み方がなってないわね、ビールじゃあるまいし。いい?ワインって言うのは、一口一口を楽しむもんなのよ」
アルルカはもったいぶった口ぶりで、グラスを一度くゆらせてから、優雅に口元へと運んだ。次の瞬間。
「っ!!!ふぐっ……!」
うわ!アルルカはワインを一口含んだ瞬間、めいっぱい頬を膨らませた。向かいの席に座っていたフランは、がたっと椅子を引いて、いつ噴き出されてもいいように身構える。だがアルルカはぎゅっと目をつむると、ここにいる全員に聞こえるくらい大きく喉を鳴らして、何とか飲み込んだ。ごっくん。
「ぁ……あ、かはぁ。ひゃに、これ……?」
呂律の怪しいアルルカは、顔を真っ赤に染め、目に涙を浮かべている。うわ、たった一口でこれかよ。それを煽っても平然としているクレアは、どれだけ酒に強いんだ?
「うふふ。あたしのお気に入り、シュテンワインよ。ちょこっと強いお酒だけど、呑み慣れたあなたなら平気よね?」
クレアの仕返しも、アルルカの耳には届いていないようだ。すでにまぶたが半分閉じている。ちょこっとだけ強いって、どの基準で言ってるんだか。
「おっそろしい酒だな……クレア、あんた普段から、こんなのを飲んでるのか?」
「まさか。こういう時だけよ。今日は飲まなきゃ、ぐっすり眠れない気がしてね……」
ふむ。俺は未成年だから、お酒の力を借りたいっていうのは、まだ分からない。年長者であるエラゼムは、ある程度理解を示しているようだ。ところで、一番わかりますよという顔をしているのがウィルなのは、ツッコんだほうがいいのか?
「ま、俺たちでよければ聞くけれど。何があったんだ?」
「はあ……実は、おっきなお仕事がぽしゃっちゃってね。金額的にも大きな取引になりそうだったから、けっこうがっくりきてるのよ」
「へえ、大口案件みたいな?クレアって、あの店以外にもいろいろやってるんだな」
「まあ、ちょこちょこっとね。基本的に売り買いなのは変わらないわ。で、その中にそこそこたくさんの品物をご所望のお客さんがいて、いろんなところに掛け合った結果、ようやく納品までのめどが立った矢先だったのよ」
「何かあったんだな?」
「仕入先にトラブルがあって、ぜーんぶぱぁ。真っ白に戻されちゃった」
「うわ。それじゃ、その取引は」
「そ。あたしも先走り過ぎたわ。先方に何とかなりそうだって言っちゃってたもんだから、そりゃもうカンカンに怒っちゃって。平謝りしてきたけど、結局さんざん苦労させられて、一セーファの得もなし。まさに骨折り損のくたびれ儲けってやつね。あはは……はぁ」
そんなことがあったのか。でも聞いた限り、品物の手配ができなくなったのは仕入先が原因だ。クレアは悪くないと思うし、それに腹を立てて怒るお客もどうかと思うが……俺がそのままを伝えると、クレアは眉をㇵの字にして笑った。
「あはは、そうね、あたしもそう思うわ。けどあたしが残念なのは、そこそこの時間を費やしたのに、その費用分すら回収できなかったことなのよ。上手くいけば、お互いにいい取引になってたはずなのに……なんて、いまさら言ってもしょうがないんだけどね」
「ふーん……その仕入先ってのは、どうしていきなり手のひら返してきたんだろうな」
「わかんないわ。商会ギルドに聞いてみたら、西の方でなにかがあったらしい、みたいなことは聞いたけど。今回のルートは西側経由だったから、なにかしら影響があったのね。何にしても、はるか西での出来事なんて、あたしの手には負えませーん。完全にお手上げ、打つ手なーし」
クレアは天を仰ぐように腕を上げると、そのままだらりと垂らした。うーん、働く女性の悩みって感じだなぁ。俺が言えることなんて、なんもないぜ?けどクレアからしても、アドバイスや励ましの言葉を求めているわけじゃなさそうだ。独り言を誰かに聞いてほしい、そんな気分なんじゃないかな。
「あっ、そうだわ。ねえ、あなたたちはどこをどうしてたの?」
「え?俺たち?」
「前に会ってから、ずいぶん経ったじゃない。あちこち旅してきたんでしょ?あたしの辛気臭い話より、そっちのほうが面白そうだわ」
「えぇ~?面白いかどうか、保証はできかねるがな……」
ま、酒の席のつまみ話だ。俺はミートパイの残りをつまみながら、これまでの旅の話をした。クレアは相づちを打ちながら時おりグラスを傾け、酒のまわったアルルカは完全につぶれて机に突っ伏していた。
「へえー、一の国に。何かと賑やかだったでしょう、あそこは」
「ああ、何かにつけてすぐ盛り上がってな。あれには面食らったなぁ……ってところまでが、最近かな。はは、近頃は旅の話をする機会が多いや。ちょっと慣れちゃったよ」
「あら、他にも聞かれることがあったのね?当然だわ、長旅から帰った者ならば、例えどれほど愚かな者であっても、賢者は耳を傾けるって言うじゃない」
クレアはうなずくと、ワイングラスをくゆらせる。
「旅はそれだけの知識と試練を旅人に与え、それを乗り越えた者はどれだけ風変りに見えても、得難い魅力を授かっているのだから……あなたも同じ。みんなが話をせびるのもわかるわよ」
「ふ、ふーん。そうか?……てことは、あんたが旅人向けの店をやってるのも、そう言う理由か?」
「そ。昔から旅人の背中に憧れながら育ってきたからね。でも、それならどうしてラクーンへ?次の目的地は南のほうなの?」
「うおっと、それは……」
まだこの先どうするかは、俺自身決めていない。三冠の宴に出る気はまだないし、かといってどこに行くか……
「……なあ、ちょっと変なことを聞くかもなんだけど。クレアって、三冠の宴って知ってるか?」
「んんぅ?ごくん。三冠の宴?」
またワインを飲んでいたクレアは、とろんとした目をしばたいた。さっきからだいぶ飲んでいるから、さすがに顔が赤くなってきている。クレアは赤くなった耳たぶを触りながら、うっとりとした目をする。
「知ってるわよぉ。三冠の宴って言ったら、大陸最高のパーティーってことで有名じゃない。憧れるなぁ、あたしも一度でいいから覗いてみたい」
「へえ、そんなに……って、覗くだけか?自分が出るんじゃなくて?」
「え?あははは!あたしがプリンセスにでも見える?あんなパーティーに一般人が参加できるわけないじゃない。せいぜい、遠くの山の山頂から、双眼鏡で覗き見するのが関の山よ。でもそれだとしても、一目見てみたいことに変わりはないけどねぇ」
「はぁ。ところで、大陸最高っつったけど、何がどう最高なんだ?」
「そらもう、最高ったら、最高よ!まず、会場のシェオル島が素晴らしいリゾートでしょ。一年中温暖で、水は瑠璃色、砂浜は真っ白。色とりどりの花と蝶。天国みたいな島の上には、これまた最っ高の建築家が腕によりをかけたホテルが建ってて……」
「ほわぁ……」
感嘆の声を漏らしたのはウィルだ。ウィルははちみつ色の瞳をキラキラ輝かせて、クレアの話に聞き入っている。さっきまで眠たそうにしていたライラも、目をぱっちりさせていた。好きだなぁ、二人とも……けどまあ、確かに話を聞く限り、ワクワクしそうではある。ハワイとかグアムとか、一度も行ったことないんだよな。南国のリゾートって、どんなとこなんだろ?
「……それで、島のあちこちに光の魔法が永久化されてるから、夜でも昼間みたいに明るいの。でもそれでいて、夜景を損なうような無粋なマネ、匠はしないわ。地上のあらゆる芸術品よりも、天上の夜空の方が何倍も美しいって言うでしょ。でねでね、島のとある湖には、鏡のように星空が映り込むらしいわ。それのロマンチックのなんのって!それを見た人は、一生その光景を忘れられないそうよ。まるで星空の中に浮かんでいる気分になれるって……」
「すてき……」
ウィルは感動して、花でも投げそうな雰囲気だ。ライラは天井をぼんやり見あげて、その光景を思い浮かべているらしい。
「……あー、ごほん、ごほん。クレア、ありがとう。すげーいい所って言うのは、よく分かったよ。ところで、ずいぶん詳しいんだな?どっかの本にでも出てたのか?」
「え?ああ、そうじゃないわ。もちろん、後から知ったこともあったけれど……大部分は、昔聞いた話を、そのまま覚えてるの」
「あ、え?覚えてる?知り合いに、三冠の宴に出た人がいたのか?」
さっきの話では、宴にはそうそう参加できないってことじゃ……?しかしクレアは、さも当たり前のように、こくんとうなずく。
「ええ。知り合いも何も、ここの主人よ。あたしの父さん、昔勇者のパーティーだったの」
つづく
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読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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クレアはアルルカの前にグラスを置くと、彼女が手を取る前にチンとグラスをぶつけて、一人で乾杯した。そのままぐいっと煽る。アルルカが呆れた顔をしているのが面白くて、俺はぷははと笑ってから、ミートパイにかぶりついた。うん、相変わらずうまい。
「はぁー!あー、やっぱりこれねー」
豪快に口元を拭ったクレアを見て、アルルカが小ばかにしたように笑う。
「ふふん。飲み方がなってないわね、ビールじゃあるまいし。いい?ワインって言うのは、一口一口を楽しむもんなのよ」
アルルカはもったいぶった口ぶりで、グラスを一度くゆらせてから、優雅に口元へと運んだ。次の瞬間。
「っ!!!ふぐっ……!」
うわ!アルルカはワインを一口含んだ瞬間、めいっぱい頬を膨らませた。向かいの席に座っていたフランは、がたっと椅子を引いて、いつ噴き出されてもいいように身構える。だがアルルカはぎゅっと目をつむると、ここにいる全員に聞こえるくらい大きく喉を鳴らして、何とか飲み込んだ。ごっくん。
「ぁ……あ、かはぁ。ひゃに、これ……?」
呂律の怪しいアルルカは、顔を真っ赤に染め、目に涙を浮かべている。うわ、たった一口でこれかよ。それを煽っても平然としているクレアは、どれだけ酒に強いんだ?
「うふふ。あたしのお気に入り、シュテンワインよ。ちょこっと強いお酒だけど、呑み慣れたあなたなら平気よね?」
クレアの仕返しも、アルルカの耳には届いていないようだ。すでにまぶたが半分閉じている。ちょこっとだけ強いって、どの基準で言ってるんだか。
「おっそろしい酒だな……クレア、あんた普段から、こんなのを飲んでるのか?」
「まさか。こういう時だけよ。今日は飲まなきゃ、ぐっすり眠れない気がしてね……」
ふむ。俺は未成年だから、お酒の力を借りたいっていうのは、まだ分からない。年長者であるエラゼムは、ある程度理解を示しているようだ。ところで、一番わかりますよという顔をしているのがウィルなのは、ツッコんだほうがいいのか?
「ま、俺たちでよければ聞くけれど。何があったんだ?」
「はあ……実は、おっきなお仕事がぽしゃっちゃってね。金額的にも大きな取引になりそうだったから、けっこうがっくりきてるのよ」
「へえ、大口案件みたいな?クレアって、あの店以外にもいろいろやってるんだな」
「まあ、ちょこちょこっとね。基本的に売り買いなのは変わらないわ。で、その中にそこそこたくさんの品物をご所望のお客さんがいて、いろんなところに掛け合った結果、ようやく納品までのめどが立った矢先だったのよ」
「何かあったんだな?」
「仕入先にトラブルがあって、ぜーんぶぱぁ。真っ白に戻されちゃった」
「うわ。それじゃ、その取引は」
「そ。あたしも先走り過ぎたわ。先方に何とかなりそうだって言っちゃってたもんだから、そりゃもうカンカンに怒っちゃって。平謝りしてきたけど、結局さんざん苦労させられて、一セーファの得もなし。まさに骨折り損のくたびれ儲けってやつね。あはは……はぁ」
そんなことがあったのか。でも聞いた限り、品物の手配ができなくなったのは仕入先が原因だ。クレアは悪くないと思うし、それに腹を立てて怒るお客もどうかと思うが……俺がそのままを伝えると、クレアは眉をㇵの字にして笑った。
「あはは、そうね、あたしもそう思うわ。けどあたしが残念なのは、そこそこの時間を費やしたのに、その費用分すら回収できなかったことなのよ。上手くいけば、お互いにいい取引になってたはずなのに……なんて、いまさら言ってもしょうがないんだけどね」
「ふーん……その仕入先ってのは、どうしていきなり手のひら返してきたんだろうな」
「わかんないわ。商会ギルドに聞いてみたら、西の方でなにかがあったらしい、みたいなことは聞いたけど。今回のルートは西側経由だったから、なにかしら影響があったのね。何にしても、はるか西での出来事なんて、あたしの手には負えませーん。完全にお手上げ、打つ手なーし」
クレアは天を仰ぐように腕を上げると、そのままだらりと垂らした。うーん、働く女性の悩みって感じだなぁ。俺が言えることなんて、なんもないぜ?けどクレアからしても、アドバイスや励ましの言葉を求めているわけじゃなさそうだ。独り言を誰かに聞いてほしい、そんな気分なんじゃないかな。
「あっ、そうだわ。ねえ、あなたたちはどこをどうしてたの?」
「え?俺たち?」
「前に会ってから、ずいぶん経ったじゃない。あちこち旅してきたんでしょ?あたしの辛気臭い話より、そっちのほうが面白そうだわ」
「えぇ~?面白いかどうか、保証はできかねるがな……」
ま、酒の席のつまみ話だ。俺はミートパイの残りをつまみながら、これまでの旅の話をした。クレアは相づちを打ちながら時おりグラスを傾け、酒のまわったアルルカは完全につぶれて机に突っ伏していた。
「へえー、一の国に。何かと賑やかだったでしょう、あそこは」
「ああ、何かにつけてすぐ盛り上がってな。あれには面食らったなぁ……ってところまでが、最近かな。はは、近頃は旅の話をする機会が多いや。ちょっと慣れちゃったよ」
「あら、他にも聞かれることがあったのね?当然だわ、長旅から帰った者ならば、例えどれほど愚かな者であっても、賢者は耳を傾けるって言うじゃない」
クレアはうなずくと、ワイングラスをくゆらせる。
「旅はそれだけの知識と試練を旅人に与え、それを乗り越えた者はどれだけ風変りに見えても、得難い魅力を授かっているのだから……あなたも同じ。みんなが話をせびるのもわかるわよ」
「ふ、ふーん。そうか?……てことは、あんたが旅人向けの店をやってるのも、そう言う理由か?」
「そ。昔から旅人の背中に憧れながら育ってきたからね。でも、それならどうしてラクーンへ?次の目的地は南のほうなの?」
「うおっと、それは……」
まだこの先どうするかは、俺自身決めていない。三冠の宴に出る気はまだないし、かといってどこに行くか……
「……なあ、ちょっと変なことを聞くかもなんだけど。クレアって、三冠の宴って知ってるか?」
「んんぅ?ごくん。三冠の宴?」
またワインを飲んでいたクレアは、とろんとした目をしばたいた。さっきからだいぶ飲んでいるから、さすがに顔が赤くなってきている。クレアは赤くなった耳たぶを触りながら、うっとりとした目をする。
「知ってるわよぉ。三冠の宴って言ったら、大陸最高のパーティーってことで有名じゃない。憧れるなぁ、あたしも一度でいいから覗いてみたい」
「へえ、そんなに……って、覗くだけか?自分が出るんじゃなくて?」
「え?あははは!あたしがプリンセスにでも見える?あんなパーティーに一般人が参加できるわけないじゃない。せいぜい、遠くの山の山頂から、双眼鏡で覗き見するのが関の山よ。でもそれだとしても、一目見てみたいことに変わりはないけどねぇ」
「はぁ。ところで、大陸最高っつったけど、何がどう最高なんだ?」
「そらもう、最高ったら、最高よ!まず、会場のシェオル島が素晴らしいリゾートでしょ。一年中温暖で、水は瑠璃色、砂浜は真っ白。色とりどりの花と蝶。天国みたいな島の上には、これまた最っ高の建築家が腕によりをかけたホテルが建ってて……」
「ほわぁ……」
感嘆の声を漏らしたのはウィルだ。ウィルははちみつ色の瞳をキラキラ輝かせて、クレアの話に聞き入っている。さっきまで眠たそうにしていたライラも、目をぱっちりさせていた。好きだなぁ、二人とも……けどまあ、確かに話を聞く限り、ワクワクしそうではある。ハワイとかグアムとか、一度も行ったことないんだよな。南国のリゾートって、どんなとこなんだろ?
「……それで、島のあちこちに光の魔法が永久化されてるから、夜でも昼間みたいに明るいの。でもそれでいて、夜景を損なうような無粋なマネ、匠はしないわ。地上のあらゆる芸術品よりも、天上の夜空の方が何倍も美しいって言うでしょ。でねでね、島のとある湖には、鏡のように星空が映り込むらしいわ。それのロマンチックのなんのって!それを見た人は、一生その光景を忘れられないそうよ。まるで星空の中に浮かんでいる気分になれるって……」
「すてき……」
ウィルは感動して、花でも投げそうな雰囲気だ。ライラは天井をぼんやり見あげて、その光景を思い浮かべているらしい。
「……あー、ごほん、ごほん。クレア、ありがとう。すげーいい所って言うのは、よく分かったよ。ところで、ずいぶん詳しいんだな?どっかの本にでも出てたのか?」
「え?ああ、そうじゃないわ。もちろん、後から知ったこともあったけれど……大部分は、昔聞いた話を、そのまま覚えてるの」
「あ、え?覚えてる?知り合いに、三冠の宴に出た人がいたのか?」
さっきの話では、宴にはそうそう参加できないってことじゃ……?しかしクレアは、さも当たり前のように、こくんとうなずく。
「ええ。知り合いも何も、ここの主人よ。あたしの父さん、昔勇者のパーティーだったの」
つづく
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