677 / 860
16章 奪われた姫君
6-2
しおりを挟む
6-2
「あれ?アルアじゃないか。どうしたんだ?」
そこにいたのは、一の国で傭兵をしている、アルアだった。この前旅に同行してもらって以来だな。アルアは俺と目が合うと、気まずそうに目を逸らす。
「あ、あの……すみません、お食事中でしたか?」
「いや、もうほとんど終わってたよ。なんか用か?」
「えっと……特に用事、というほどでもないのですが。ただ、みなさんもこちらにいらしてると聞いたので……」
んん?用もないのに訪ねてきたアルア。それってつまり……
「挨拶しに来てくれた、ってことか?いや、あはは。そんなわけないよな。ごめん、忘れてくれ」
「あ、いや!その、あってます」
「え?」
「あ、挨拶に伺ったんです!い、いけませんか!」
逆にキレられてしまった。でもまさか、あのアルアが挨拶?この前まで、俺のことをあれほど毛嫌いしていたくせにか?
(いったいどんな風の吹き回しだか)
けどまあ、わざわざ訪ねてきてくれた女の子を突っぱねるほど、俺も野暮じゃないさ。
「そっか。そりゃ、ご丁寧にどうも。せっかくだから、入ってくか?」
「え、でも……」
「大したもてなしもできないけど、立ち話もなんだろ。この前の話もしたいしさ」
俺がどうだ?と扉の中を指さすと、アルアはたどたどしく、ではお言葉に甘えて、とぺこりとお辞儀した。
アルアも加えて輪になって座ると、俺はさっそく訊ねた。
「で、アルア。あんたもここにいるってことは、やっぱり参加するんだよな?」
「もちろんです。勇者ファーストの末裔が、魔王との戦争に参戦しないわけにはいきません」
ま、だろうな。アルアの祖父は、伝説の勇者ファースト。彼女はその血を継ぐ上での、さまざまなしがらみを抱えて生きている。この前の旅でその辺の事情を知ったことで、アルアの見え方はずいぶん変わった。
「みなさんも、戦争に行かれるのですね。確か、あまり乗り気でなかった気がしますけど」
「ああ、ほんとはな。でも、聞いてるだろ?うちの国の女王様のこと」
するとアルアの目が、きゅっと細められた。
「はい。王が攫われるとは、民もさぞや不安でしょう。ではみなさんは、そんな民の為に戦うことを決意したんですね」
「え?あははは!アルア、俺がそんな品行方正なやつかよ。そういうのは、そっちの勇者の専売特許だろ」
「では、違うのですか?」
「違うよ。女王とは、まあ、顔なじみなんだ。それに、攫われた人たちの中に、俺の友達がいる。そいつを取り戻すために、俺たちはここに来たんだ」
俺たちの事情を聞いて、アルアは目をパチパチしばたいている。前の彼女なら、そんな動機不純だ!と怒り出すところだが。
「そうでしたか。お友達が……それなら、必ず勝たないといけませんね」
おや。ずいぶんと丸い答えが返ってきた。どうやら、もうケンカするつもりはなくなったみたいだな。
「あ、ところでみなさん、ヒルコの町の件はどうなりましたか?」
アルアが思い出したように訊ねてくる。彼女は途中で帝都に戻ったので、事の顛末を知らない。
「うん。おかげさまで、無事に片付いたよ。牧師さんにも世話になった。今度会ったら、礼を言ってたって伝えてくれ」
「そうでしたか。何よりです。……それで、あの。あの鎧の騎士さまは、どちらに?」
っと……アルアの目が、彼を探すようにあたりを見渡す。当然彼女は、俺たちの目的のことも、彼がその結果旅立っていったことも知らない。あまり言いふらすような事でもないが……今のアルアには、教えてもいいと思えた。
「……実は俺たち、あそこにとある人を探しに行ったんだ。その人は、エラゼムの未練の原因でな。で、無事に見つかって、未練は絶たれたんだよ」
「え……それでは……」
「ああ。逝っちまった……だから、もう一緒にはいないんだ」
アルアは、ずいぶんとショックを受けているようだった。詳しくは知らないが、アルアは彼と、何かの話をしていたらしい。そのことで、もっと彼に訊きたいことがあったのかもしれないな。
「……そう、でしたか。あの、一つ訊いても?」
「うん?」
「あの方は……最期は、どのようにして、旅立たれたのですか」
最期、か。彼との別れは、忘れもしない。
「笑ってた、と思う。それに、満足そうだったよ」
「……そうですか。笑って……」
アルアは軽くうつむいて、なにか考えているようだった。エラゼムは、彼女の中にも、なにかを残していったようだな。
「……できれば、もう一度お会いしたかったです。ですが、笑って逝かれたのなら、いいことですよね」
「ああ。俺もそう思うよ」
彼との別れの寂しさは、まだ残っている。でも、こうして彼を覚えている人が、俺たち以外にもいるってことは、なんだか嬉しいな。
「ん、そうだアルア。俺からも訊いていいかな?」
「はい?なんですか」
「この戦争の、今の状況についてだよ。傭兵のあんたなら詳しいんじゃないか」
現状の最前線は、フィドラーズグリーン戦線という。地図で言うと、一の国の西の果てだ。そんな遠くの話は、俺たちにまでは回ってこない。今、戦線はどんな状況なんだろう?
「はい、確かにいろいろな話が入ってきます。ただその、すみません、全てをお話しすることは……軍の機密に関することもあるので」
「もちろん、話せる範囲で構わないよ」
「わかりました。えっと、最前線に関しては、目立った動きの報告はないんです」
「え?あれだけ派手に、あちこちで人を攫ってんのにか?」
「そうなんです。戦闘があったという報告もなく、実際ライカニール軍としても、そちらの報せを聞いて初めて事態を把握したくらいです」
「なんだ、どういうことだ?魔王軍は最前線を放置して、国を直接攻撃したってことか?」
「そういう形にはなります。ただ今回の襲撃、もちろん事の重大さは理解していますが、攻撃としての規模は極めて小さいと言えませんか」
小さい?あの大破した城を見てもそう言えるのかと思ったが、実際破壊されたのは城だけだ。王都の他の家々は無事だった。被害規模だったら、この前の反乱軍の暴動の方が大きいだろう。
「一の国も三の国も、大規模な攻勢を掛けられたわけではありません。秘密裏に、痕跡を残さぬよう、人々が連れ去られたんです」
「……そこまでくると、バレずに完遂したかったっていう意志すら感じられるな」
だが、どういうことだ?これから戦争だっていうのに、戦線そっちのけで、こっそり人を攫う意味とは?
「魔王のすることですからね。私たちには理解できない思惑があるのかもしれません」
アルアとしても、その理由までは分からないようだ。するとアルアが、いきなり声を潜めた。
「ただですね……このことは、他言無用でお願いしたいんですけど」
なんだ、なんだ?思わず身を乗り出す。秘密の話か?
「実は……前に、戦線には三千人の兵がいるとお話したこと、覚えてますか?」
「ああ、確かそんなこと言ってたな」
「その部隊との連絡が取れていないんです」
「え!だ、だって……さっき、戦闘はなかったって」
「はい。最前線の観測所からは、そう報告が来ています。ですがその三千の兵は、そことは別地点……もう少し踏み込んだ、魔王の大陸側で陣を張っていたんです」
「じ、じゃあまさか……」
「まだ、はっきりしたことは分かりません。消息が絶たれたのも、つい先日のことのようですし。何かのトラブルで、連絡ができていないだけならいいのですが……」
トラブルか……そう考えたい気持ちも分かる。というか、三千人が全く気付かれずに消えたなんて、普通は信じられないだろ。そんな恐ろしいこと、信じたくもないし……
「……ひょっとしたら戦線も、だいぶまずい状況だったりするのかな」
俺たちの顔が青ざめているのに気付いてか、アルアは慌てて手をパタパタ振った。
「あ、あの、そこまで悲観することはないと思います。まだ全滅したと決まったわけじゃないですし、戦闘が行われていないのも本当ですから。それにほら、今の連合軍には、勇者様もいます。クラーク様ももちろんいらっしゃいますよ」
「ああ、そっか。あいつもいるのか」
「ええ。だからえっと、きっと大丈夫ですよ」
こういうのには慣れないのか、アルアの励まし方はずいぶんとぎこちない。へへ、でもまあ、前に比べたら大した進歩か。
「アルアは、一の国の軍に入るのか?」
「そうです。今後の作戦次第ですが、みなさんと会うことは少ないでしょうね」
「だな。まあ、お互い頑張ろうぜ。死なない程度にな」
「そうですね。みなさんも、どうかお気をつけて」
そう言って、アルアはきれいな角度で礼をした。
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
====================
Twitterでは、次話の投稿のお知らせや、
作中に登場するキャラ、モンスターなどのイラストを公開しています。
よければ見てみてください。
↓ ↓ ↓
https://twitter.com/ragoradonma
「あれ?アルアじゃないか。どうしたんだ?」
そこにいたのは、一の国で傭兵をしている、アルアだった。この前旅に同行してもらって以来だな。アルアは俺と目が合うと、気まずそうに目を逸らす。
「あ、あの……すみません、お食事中でしたか?」
「いや、もうほとんど終わってたよ。なんか用か?」
「えっと……特に用事、というほどでもないのですが。ただ、みなさんもこちらにいらしてると聞いたので……」
んん?用もないのに訪ねてきたアルア。それってつまり……
「挨拶しに来てくれた、ってことか?いや、あはは。そんなわけないよな。ごめん、忘れてくれ」
「あ、いや!その、あってます」
「え?」
「あ、挨拶に伺ったんです!い、いけませんか!」
逆にキレられてしまった。でもまさか、あのアルアが挨拶?この前まで、俺のことをあれほど毛嫌いしていたくせにか?
(いったいどんな風の吹き回しだか)
けどまあ、わざわざ訪ねてきてくれた女の子を突っぱねるほど、俺も野暮じゃないさ。
「そっか。そりゃ、ご丁寧にどうも。せっかくだから、入ってくか?」
「え、でも……」
「大したもてなしもできないけど、立ち話もなんだろ。この前の話もしたいしさ」
俺がどうだ?と扉の中を指さすと、アルアはたどたどしく、ではお言葉に甘えて、とぺこりとお辞儀した。
アルアも加えて輪になって座ると、俺はさっそく訊ねた。
「で、アルア。あんたもここにいるってことは、やっぱり参加するんだよな?」
「もちろんです。勇者ファーストの末裔が、魔王との戦争に参戦しないわけにはいきません」
ま、だろうな。アルアの祖父は、伝説の勇者ファースト。彼女はその血を継ぐ上での、さまざまなしがらみを抱えて生きている。この前の旅でその辺の事情を知ったことで、アルアの見え方はずいぶん変わった。
「みなさんも、戦争に行かれるのですね。確か、あまり乗り気でなかった気がしますけど」
「ああ、ほんとはな。でも、聞いてるだろ?うちの国の女王様のこと」
するとアルアの目が、きゅっと細められた。
「はい。王が攫われるとは、民もさぞや不安でしょう。ではみなさんは、そんな民の為に戦うことを決意したんですね」
「え?あははは!アルア、俺がそんな品行方正なやつかよ。そういうのは、そっちの勇者の専売特許だろ」
「では、違うのですか?」
「違うよ。女王とは、まあ、顔なじみなんだ。それに、攫われた人たちの中に、俺の友達がいる。そいつを取り戻すために、俺たちはここに来たんだ」
俺たちの事情を聞いて、アルアは目をパチパチしばたいている。前の彼女なら、そんな動機不純だ!と怒り出すところだが。
「そうでしたか。お友達が……それなら、必ず勝たないといけませんね」
おや。ずいぶんと丸い答えが返ってきた。どうやら、もうケンカするつもりはなくなったみたいだな。
「あ、ところでみなさん、ヒルコの町の件はどうなりましたか?」
アルアが思い出したように訊ねてくる。彼女は途中で帝都に戻ったので、事の顛末を知らない。
「うん。おかげさまで、無事に片付いたよ。牧師さんにも世話になった。今度会ったら、礼を言ってたって伝えてくれ」
「そうでしたか。何よりです。……それで、あの。あの鎧の騎士さまは、どちらに?」
っと……アルアの目が、彼を探すようにあたりを見渡す。当然彼女は、俺たちの目的のことも、彼がその結果旅立っていったことも知らない。あまり言いふらすような事でもないが……今のアルアには、教えてもいいと思えた。
「……実は俺たち、あそこにとある人を探しに行ったんだ。その人は、エラゼムの未練の原因でな。で、無事に見つかって、未練は絶たれたんだよ」
「え……それでは……」
「ああ。逝っちまった……だから、もう一緒にはいないんだ」
アルアは、ずいぶんとショックを受けているようだった。詳しくは知らないが、アルアは彼と、何かの話をしていたらしい。そのことで、もっと彼に訊きたいことがあったのかもしれないな。
「……そう、でしたか。あの、一つ訊いても?」
「うん?」
「あの方は……最期は、どのようにして、旅立たれたのですか」
最期、か。彼との別れは、忘れもしない。
「笑ってた、と思う。それに、満足そうだったよ」
「……そうですか。笑って……」
アルアは軽くうつむいて、なにか考えているようだった。エラゼムは、彼女の中にも、なにかを残していったようだな。
「……できれば、もう一度お会いしたかったです。ですが、笑って逝かれたのなら、いいことですよね」
「ああ。俺もそう思うよ」
彼との別れの寂しさは、まだ残っている。でも、こうして彼を覚えている人が、俺たち以外にもいるってことは、なんだか嬉しいな。
「ん、そうだアルア。俺からも訊いていいかな?」
「はい?なんですか」
「この戦争の、今の状況についてだよ。傭兵のあんたなら詳しいんじゃないか」
現状の最前線は、フィドラーズグリーン戦線という。地図で言うと、一の国の西の果てだ。そんな遠くの話は、俺たちにまでは回ってこない。今、戦線はどんな状況なんだろう?
「はい、確かにいろいろな話が入ってきます。ただその、すみません、全てをお話しすることは……軍の機密に関することもあるので」
「もちろん、話せる範囲で構わないよ」
「わかりました。えっと、最前線に関しては、目立った動きの報告はないんです」
「え?あれだけ派手に、あちこちで人を攫ってんのにか?」
「そうなんです。戦闘があったという報告もなく、実際ライカニール軍としても、そちらの報せを聞いて初めて事態を把握したくらいです」
「なんだ、どういうことだ?魔王軍は最前線を放置して、国を直接攻撃したってことか?」
「そういう形にはなります。ただ今回の襲撃、もちろん事の重大さは理解していますが、攻撃としての規模は極めて小さいと言えませんか」
小さい?あの大破した城を見てもそう言えるのかと思ったが、実際破壊されたのは城だけだ。王都の他の家々は無事だった。被害規模だったら、この前の反乱軍の暴動の方が大きいだろう。
「一の国も三の国も、大規模な攻勢を掛けられたわけではありません。秘密裏に、痕跡を残さぬよう、人々が連れ去られたんです」
「……そこまでくると、バレずに完遂したかったっていう意志すら感じられるな」
だが、どういうことだ?これから戦争だっていうのに、戦線そっちのけで、こっそり人を攫う意味とは?
「魔王のすることですからね。私たちには理解できない思惑があるのかもしれません」
アルアとしても、その理由までは分からないようだ。するとアルアが、いきなり声を潜めた。
「ただですね……このことは、他言無用でお願いしたいんですけど」
なんだ、なんだ?思わず身を乗り出す。秘密の話か?
「実は……前に、戦線には三千人の兵がいるとお話したこと、覚えてますか?」
「ああ、確かそんなこと言ってたな」
「その部隊との連絡が取れていないんです」
「え!だ、だって……さっき、戦闘はなかったって」
「はい。最前線の観測所からは、そう報告が来ています。ですがその三千の兵は、そことは別地点……もう少し踏み込んだ、魔王の大陸側で陣を張っていたんです」
「じ、じゃあまさか……」
「まだ、はっきりしたことは分かりません。消息が絶たれたのも、つい先日のことのようですし。何かのトラブルで、連絡ができていないだけならいいのですが……」
トラブルか……そう考えたい気持ちも分かる。というか、三千人が全く気付かれずに消えたなんて、普通は信じられないだろ。そんな恐ろしいこと、信じたくもないし……
「……ひょっとしたら戦線も、だいぶまずい状況だったりするのかな」
俺たちの顔が青ざめているのに気付いてか、アルアは慌てて手をパタパタ振った。
「あ、あの、そこまで悲観することはないと思います。まだ全滅したと決まったわけじゃないですし、戦闘が行われていないのも本当ですから。それにほら、今の連合軍には、勇者様もいます。クラーク様ももちろんいらっしゃいますよ」
「ああ、そっか。あいつもいるのか」
「ええ。だからえっと、きっと大丈夫ですよ」
こういうのには慣れないのか、アルアの励まし方はずいぶんとぎこちない。へへ、でもまあ、前に比べたら大した進歩か。
「アルアは、一の国の軍に入るのか?」
「そうです。今後の作戦次第ですが、みなさんと会うことは少ないでしょうね」
「だな。まあ、お互い頑張ろうぜ。死なない程度にな」
「そうですね。みなさんも、どうかお気をつけて」
そう言って、アルアはきれいな角度で礼をした。
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
====================
Twitterでは、次話の投稿のお知らせや、
作中に登場するキャラ、モンスターなどのイラストを公開しています。
よければ見てみてください。
↓ ↓ ↓
https://twitter.com/ragoradonma
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる