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17章 再開の約束
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「……」
男は考えるそぶりを見せた後、慎重に口を開く。
「……すべてを、把握しているわけじゃない。さっきも言ったが、僕は捕えられていた。だが、かなり長い間、僕は魔王の膝元にいたも同然だ。知っていることは多いと思う」
ヘイズはそれを待っていた、とばかりにうなずく。
「なるほど。なら、まずはこの戦争のきっかけになった出来事について訊こうか。各国から、大勢の人間が攫われている。その人たちについて、なにか知っているか?」
……!ヘイズは、ロアたちのことを確かめるつもりなんだ。俺は固唾を飲んで、サード(俺の中では、とりあえずこう呼ぶことに決めた)とヘイズを見守る。
「……知っている。最近になって、連れてこられた人たちのことだろう」
「っ!なら、その人らの居場所は?どこに囚われている?」
「……なんと、言ったらいいのかな。その人たちはもう、囚われてはいないんだ」
え……
さぁーっと、冷たい風が、体の中に吹き付けたようだ。エドガーはかっと目を見開き。ヘイズは逆に目を細める。もう、囚われていない?解放されたという意味じゃないだろう。まさか、もうみんな……?
「おい、それは……」
「ああ、誤解しないでくれ。死んだわけじゃない。彼らはみな、ちゃんと生きている」
え?な、なんだよ、紛らわしいこと言いやがって!俺は地面がぶっ飛びそうなため息をついた。隣では、フランもほっとした顔をしている。
「ただ……」
「ただ、なんだ?」
「……少し、説明が難しい。仮に言ったとしても、君たちは信じないだろう」
「……引っかかる言い方だな。どういうことだ?」
「僕は、彼らのいる場所を知っている。教えるから、見てきたらどうだろうか。きっと、その方が早い」
どういうことだ……?じわりじわりと、不安がぶり返してくるようだ。一体ロアたちに、何があったというんだろう……?
「……なんだ、これは」
ガシャリと、エドガーが膝から崩れ落ちた。
彼は今、自らの主君と再会を果たしたところだ。だがしかし、その間に会話はない。ロアは、一言も発することはない。
今俺たちは、サードに教えられた、ヘルズニルのとある一角にいる。そこはさながら美術館のような空間だ。黒い大理石で壁も床も造られていて、展示品が収められる壁際には、大きなクリスタルが一面に並べられている。
話しを聞いた直後、ヘイズは罠の可能性も考慮し、自分を含めた少数の兵士のみで、その場に向かった。数十分後、戻ってきた彼らの顔は、土気色になっていた。嫌な胸騒ぎを覚えながら、俺たちやエドガーが、そこへ向かうと……
「なんだこの、結晶は……?」
ヘイズは何も言わない。俺たちは訝し気ながらも、壁にならんだクリスタルに近づいた。よく見ると、中に何かが……
「……え」
そこにあったのは、クリスタルの中に閉じ込められた、大勢の人たちの姿だった。
大昔、樹液にからめとられて宝石となった、哀れな羽虫のように。人間が、透明な結晶の中で、身じろぎ一つせずに凍り付いている。
「ロア様……ロア様!」
エドガーが吠える。俺は行きたくない、見たくない気持ちを押し殺して、そこへ向かった。
ロアは、ひときわ大きな結晶に閉じ込められていた。ご丁寧に台座に乗せられているところを見ても、明らかに他とは扱いが違う。
「ロア様!」
エドガーは君主が閉じ込められた結晶にすがりついて、大声で呼びかける。が、ロアはぴくりとも動きはしない。息すらもしていないような……
「これは……どういうことなんだ!貴様はさっき、生きていると言ったではないか!」
振り返ったエドガーは、血走った目で叫んだ。ヘイズが一緒に連れてきたサードは、相変わらず縄で縛られたままだったが、それでも淡々と告げる。
「その通りだ。彼女は、死んではいない。水晶の中に閉じ込められて、生きている時間を凍結されたんだ」
「なに……?」
「彼女たちは生きてはいないが、死もまた、彼女の下へは訪れない。止まった時計が、永遠に時を刻まないのと同じようにね」
何を……?よく意味は理解できないが、ともかく、ロアは死んでいないのか?
そう言われて改めて見ると、ロアが死んでいないと思える要素も、なくはなかった。たとえば、薄く開かれた瞳や、風になびくように広がった髪。さっきまでそこに立っていたかのような、躍動感のある手足。死んだ後に閉じ込めたというよりは、生きているその瞬間を、写真のように映し取ったみたいだ。
「……なにかの、まほーのちからだ」
ライラが掠れ声で呟く。こんなことは、魔法じゃないと起こらないだろう。だが、どんな魔法だ?
「なにを、ふざけたことを!こんなの、生きていると呼べるものか……!」
エドガーは完全に動転していた。ヘイズが暗く沈んだ顔で、たしなめる。
「隊長……ロア様は、生きておられます。少なくともオレは、そう信じます」
「くっ……ぐうぅ」
エドガーは腹を引き裂かれるような声を絞り出し、その場にうずくまってしまった。見ていられないな……ロアはエドガーを、父のように慕っていた。エドガーも同じだとすれば、その心境は痛いほどわかるから。
「……」
ヘイズは唇を引き結んで、その顔は蝋のように白い。普段あまり真面目じゃない彼だが、この時ばかりは、シリアスそのものだ。
「ヘイズ……」
俺が呼びかけると、彼はうつむいたまま、こちらを向いた。今はわずかでも、希望にすがりたい。
「お前が、生きているって信じる理由は、なんなんだ?あんたのことだ、なんの根拠もないわけじゃないんだろ?」
「へっ……分かってるじゃないか」
ヘイズは笑おうとしたようだったが、口元はまるで上がっていない。彼も諦めたのか、ぼそぼそと続ける。
「ロア様がこうなったのは、闇の魔力の影響だそうだ」
「闇の……?」
闇の魔力に、こんな力が?唯一、人間の感情に作用できる魔法だとは聞いていたが。いや、けどその前に、アニがこう言っていたっけ。闇の魔力は、“万能の悪意”だと。あらゆる悪事を叶える力になるのが、闇の魔力の恐ろしいところだと……
「なるほど……こんなことは、闇の魔法でもないと起こらないか」
「そうだ。呪文の名前は、フリーズ・フェニックス。生き物の時間を止め、永久に凍り付かせる魔法だ。今のロア様は正確には、生きていても、死んでもいない。いうなれば、石にされたようなもんか」
「……でもさ、でも!魔法でこうなったのなら、それを解けばいいんだろ?そうだ、キサカは?あいつの光の魔法ならもしかしたら!」
「いや……恐らく、無理だ。無論、後で相談には行くが……光の聖女様の力をもってしても、この呪いは破れない」
「なんでだよ!キサカに解けなかった呪いはなかったじゃないか?」
「簡単だ。闇の魔法は、闇の魔法でなきゃ破れんからだそうだよ」
な、なに?俺はライラを見たが、彼女も沈んだ顔で、首を横に振った。くそ、そんなのあったっけ?
「だ……だったら、術者を引っ張ってくればいい!これをやった奴が、魔王軍にいるんだろ?そいつの首根っこ掴んで、この魔法を解かせればいいんだ!」
「分かってる。分かってるさ……オレだって、諦めたくはない。だが、これを掛けたのは、他でもない。魔王本人らしいんだ」
「な……なんだって……?」
考えらえる限り、最悪のケースだ……
「ふぅー……どうやら魔王は、強力な闇の魔力を持っているようでな。奴じゃないと、この魔法は解けない。肝心なのは、奴を殺せば済むわけじゃないってことだ。お前の言ったとおり、魔王の首根っこを捕まえて、ここに引きずって来なくちゃならねえ。その上で、魔王がこの魔法を解くかどうかは……」
そんな……俺はふらりとよろめき、膝に手をついた。ここに来るまで、魔王の異常さは、嫌と言うほど目の当たりにしてきたんだぞ。それなのに、解けと言われて、魔法を解くと思えるか?俺はどちらかと言えば楽観的な方だと思うけど、今回ばかりは、そうも言っていられない……
「……まだ、希望はあるよ」
俺は、顔を上げた。ヘイズもだ。
声をあげたのは、サード。彼が、澄んだ瞳で、俺たちを見つめていた。
「君たちは、この人たちを取り戻したいんだろう?」
「なに……?」
「僕なら、その方法を知っている。知っていると、思っている。少なくとも、ヒントになりそうなことは話せるだろう」
「……お前を、信じろって言いたいのか」
「信じる信じないは、自由でいいさ。けれど、君たちは、魔王を知らないだろう?僕は、魔王がどんな存在なのか、よく知っている。それを聞けば、何か解決法が見つかるかもしれないじゃないか。もちろん信じずに、自分たちで方法を探るという手もあるけれど」
……癪に障る言い方だが、そんな風に言われちゃ、聞かざるを得ないだろ。ヘイズも折れたようだ。
「聞かせてもらおうか。お前の知る、魔王の話とやらを」
つづく
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読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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男は考えるそぶりを見せた後、慎重に口を開く。
「……すべてを、把握しているわけじゃない。さっきも言ったが、僕は捕えられていた。だが、かなり長い間、僕は魔王の膝元にいたも同然だ。知っていることは多いと思う」
ヘイズはそれを待っていた、とばかりにうなずく。
「なるほど。なら、まずはこの戦争のきっかけになった出来事について訊こうか。各国から、大勢の人間が攫われている。その人たちについて、なにか知っているか?」
……!ヘイズは、ロアたちのことを確かめるつもりなんだ。俺は固唾を飲んで、サード(俺の中では、とりあえずこう呼ぶことに決めた)とヘイズを見守る。
「……知っている。最近になって、連れてこられた人たちのことだろう」
「っ!なら、その人らの居場所は?どこに囚われている?」
「……なんと、言ったらいいのかな。その人たちはもう、囚われてはいないんだ」
え……
さぁーっと、冷たい風が、体の中に吹き付けたようだ。エドガーはかっと目を見開き。ヘイズは逆に目を細める。もう、囚われていない?解放されたという意味じゃないだろう。まさか、もうみんな……?
「おい、それは……」
「ああ、誤解しないでくれ。死んだわけじゃない。彼らはみな、ちゃんと生きている」
え?な、なんだよ、紛らわしいこと言いやがって!俺は地面がぶっ飛びそうなため息をついた。隣では、フランもほっとした顔をしている。
「ただ……」
「ただ、なんだ?」
「……少し、説明が難しい。仮に言ったとしても、君たちは信じないだろう」
「……引っかかる言い方だな。どういうことだ?」
「僕は、彼らのいる場所を知っている。教えるから、見てきたらどうだろうか。きっと、その方が早い」
どういうことだ……?じわりじわりと、不安がぶり返してくるようだ。一体ロアたちに、何があったというんだろう……?
「……なんだ、これは」
ガシャリと、エドガーが膝から崩れ落ちた。
彼は今、自らの主君と再会を果たしたところだ。だがしかし、その間に会話はない。ロアは、一言も発することはない。
今俺たちは、サードに教えられた、ヘルズニルのとある一角にいる。そこはさながら美術館のような空間だ。黒い大理石で壁も床も造られていて、展示品が収められる壁際には、大きなクリスタルが一面に並べられている。
話しを聞いた直後、ヘイズは罠の可能性も考慮し、自分を含めた少数の兵士のみで、その場に向かった。数十分後、戻ってきた彼らの顔は、土気色になっていた。嫌な胸騒ぎを覚えながら、俺たちやエドガーが、そこへ向かうと……
「なんだこの、結晶は……?」
ヘイズは何も言わない。俺たちは訝し気ながらも、壁にならんだクリスタルに近づいた。よく見ると、中に何かが……
「……え」
そこにあったのは、クリスタルの中に閉じ込められた、大勢の人たちの姿だった。
大昔、樹液にからめとられて宝石となった、哀れな羽虫のように。人間が、透明な結晶の中で、身じろぎ一つせずに凍り付いている。
「ロア様……ロア様!」
エドガーが吠える。俺は行きたくない、見たくない気持ちを押し殺して、そこへ向かった。
ロアは、ひときわ大きな結晶に閉じ込められていた。ご丁寧に台座に乗せられているところを見ても、明らかに他とは扱いが違う。
「ロア様!」
エドガーは君主が閉じ込められた結晶にすがりついて、大声で呼びかける。が、ロアはぴくりとも動きはしない。息すらもしていないような……
「これは……どういうことなんだ!貴様はさっき、生きていると言ったではないか!」
振り返ったエドガーは、血走った目で叫んだ。ヘイズが一緒に連れてきたサードは、相変わらず縄で縛られたままだったが、それでも淡々と告げる。
「その通りだ。彼女は、死んではいない。水晶の中に閉じ込められて、生きている時間を凍結されたんだ」
「なに……?」
「彼女たちは生きてはいないが、死もまた、彼女の下へは訪れない。止まった時計が、永遠に時を刻まないのと同じようにね」
何を……?よく意味は理解できないが、ともかく、ロアは死んでいないのか?
そう言われて改めて見ると、ロアが死んでいないと思える要素も、なくはなかった。たとえば、薄く開かれた瞳や、風になびくように広がった髪。さっきまでそこに立っていたかのような、躍動感のある手足。死んだ後に閉じ込めたというよりは、生きているその瞬間を、写真のように映し取ったみたいだ。
「……なにかの、まほーのちからだ」
ライラが掠れ声で呟く。こんなことは、魔法じゃないと起こらないだろう。だが、どんな魔法だ?
「なにを、ふざけたことを!こんなの、生きていると呼べるものか……!」
エドガーは完全に動転していた。ヘイズが暗く沈んだ顔で、たしなめる。
「隊長……ロア様は、生きておられます。少なくともオレは、そう信じます」
「くっ……ぐうぅ」
エドガーは腹を引き裂かれるような声を絞り出し、その場にうずくまってしまった。見ていられないな……ロアはエドガーを、父のように慕っていた。エドガーも同じだとすれば、その心境は痛いほどわかるから。
「……」
ヘイズは唇を引き結んで、その顔は蝋のように白い。普段あまり真面目じゃない彼だが、この時ばかりは、シリアスそのものだ。
「ヘイズ……」
俺が呼びかけると、彼はうつむいたまま、こちらを向いた。今はわずかでも、希望にすがりたい。
「お前が、生きているって信じる理由は、なんなんだ?あんたのことだ、なんの根拠もないわけじゃないんだろ?」
「へっ……分かってるじゃないか」
ヘイズは笑おうとしたようだったが、口元はまるで上がっていない。彼も諦めたのか、ぼそぼそと続ける。
「ロア様がこうなったのは、闇の魔力の影響だそうだ」
「闇の……?」
闇の魔力に、こんな力が?唯一、人間の感情に作用できる魔法だとは聞いていたが。いや、けどその前に、アニがこう言っていたっけ。闇の魔力は、“万能の悪意”だと。あらゆる悪事を叶える力になるのが、闇の魔力の恐ろしいところだと……
「なるほど……こんなことは、闇の魔法でもないと起こらないか」
「そうだ。呪文の名前は、フリーズ・フェニックス。生き物の時間を止め、永久に凍り付かせる魔法だ。今のロア様は正確には、生きていても、死んでもいない。いうなれば、石にされたようなもんか」
「……でもさ、でも!魔法でこうなったのなら、それを解けばいいんだろ?そうだ、キサカは?あいつの光の魔法ならもしかしたら!」
「いや……恐らく、無理だ。無論、後で相談には行くが……光の聖女様の力をもってしても、この呪いは破れない」
「なんでだよ!キサカに解けなかった呪いはなかったじゃないか?」
「簡単だ。闇の魔法は、闇の魔法でなきゃ破れんからだそうだよ」
な、なに?俺はライラを見たが、彼女も沈んだ顔で、首を横に振った。くそ、そんなのあったっけ?
「だ……だったら、術者を引っ張ってくればいい!これをやった奴が、魔王軍にいるんだろ?そいつの首根っこ掴んで、この魔法を解かせればいいんだ!」
「分かってる。分かってるさ……オレだって、諦めたくはない。だが、これを掛けたのは、他でもない。魔王本人らしいんだ」
「な……なんだって……?」
考えらえる限り、最悪のケースだ……
「ふぅー……どうやら魔王は、強力な闇の魔力を持っているようでな。奴じゃないと、この魔法は解けない。肝心なのは、奴を殺せば済むわけじゃないってことだ。お前の言ったとおり、魔王の首根っこを捕まえて、ここに引きずって来なくちゃならねえ。その上で、魔王がこの魔法を解くかどうかは……」
そんな……俺はふらりとよろめき、膝に手をついた。ここに来るまで、魔王の異常さは、嫌と言うほど目の当たりにしてきたんだぞ。それなのに、解けと言われて、魔法を解くと思えるか?俺はどちらかと言えば楽観的な方だと思うけど、今回ばかりは、そうも言っていられない……
「……まだ、希望はあるよ」
俺は、顔を上げた。ヘイズもだ。
声をあげたのは、サード。彼が、澄んだ瞳で、俺たちを見つめていた。
「君たちは、この人たちを取り戻したいんだろう?」
「なに……?」
「僕なら、その方法を知っている。知っていると、思っている。少なくとも、ヒントになりそうなことは話せるだろう」
「……お前を、信じろって言いたいのか」
「信じる信じないは、自由でいいさ。けれど、君たちは、魔王を知らないだろう?僕は、魔王がどんな存在なのか、よく知っている。それを聞けば、何か解決法が見つかるかもしれないじゃないか。もちろん信じずに、自分たちで方法を探るという手もあるけれど」
……癪に障る言い方だが、そんな風に言われちゃ、聞かざるを得ないだろ。ヘイズも折れたようだ。
「聞かせてもらおうか。お前の知る、魔王の話とやらを」
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