【完結】『口口口 -ろろろ-』 ~江戸西国、妖怪ファンタジー~ 

白楠 月玻

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あとがき

あとがきです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。

あからさまに「オレたちの冒険はここからだ!」的な打ち切りエンドっぽく締めて申し訳ありません。
この作品は、もともと「少年漫画賞に来る作品は半分が『腹減ったー!』からはじまる」と言う話を聞いて、私が「空腹」から物語をはじめるとしたらどんな作品になるだろう? と思って書いた短編です。
結局、いつもの手癖で「明るく元気なおひさま系少女」と「少し影をもった少年」の話になりました。

なお、筆者は大学時代に江戸時代の庶民生活の研究をしていたので、その辺の描写はできるだけ書きました。
山がはげ山とか、シシ垣とか、イノシシが海を渡る話とか。

実は、続きも少し考えてはあるのですが(作中に出てきた仲間の話とか)、私は書き途中の作品を持ちすぎている!
そちらを完結に向けて書いていきたいので、今はこの打ち切りエンドと言う形にさせてください。

そして、よろしければいいねや感想などいただけると嬉しいです。
お鈴ちゃんの能力にちなんで、「ごちそうさまでした」だけでも構いませんので。


あと、興味があれば他の作品も読んでいただけると嬉しいです。

「龍神のうた」は「ろろろ」と同じような和風恋愛風味の作品です。
戦国日本に似た架空の世界で人々が戦い、協力し、成長していく人情系物語。

異能バトルが読みたい方は、「五百禁軍の姫」がおすすめです。
架空中国を舞台に、仙術師たちが戦っています。


あとあと、以下は本作のキャラ設定的な何か。

◆ 平坂鈴奈
名字は黄泉の国の入り口「黄泉平坂よもつひらさか」から。
「スズ」は、暴食の王「ベルゼブブ」の「ベル」=鈴じゃん、ってことで。
奈をつけて「鈴奈」にしたのは、かわいいから。

◆ 六郎
タイトルから、「ろろ」というあだ名の少年にしたかったので、江戸時代にありそうで「ろろ」になる名前を探した結果六男坊に。でも、それが逆に猟師に弟子入りした理由に説得感を与えたので、よかったかな、と。

◆ タイトル
漢字の口を三つ書いて、「ろろろ」と読みます。
お鈴ちゃんと髪の毛の口、お顔の口、おなかの口の三つで「ろろろ」です。
下の口もあるだろとか言う下ネタは言わない!

◆ 今後の構想

「黄泉のミツバチとヘンタイさん」

黄泉のミツバチの巣を探すスズとロロは、ミツバチを炒って食べる変なおじさんと出会う。
「おう、お鈴。待ってたぜ」
「ヘンタイさん、またヨモツヘグイしてるの?」
「こいつがうまいんだよ。ほら、坊主も食ってみな? 針を抜いて腹をチュッとやるんだ」

◇ ヘンタイさん(スズ命名)
本名:太平たいへい。「太平の世の太平だ」
黄泉を浄化する力は持っていないのに、黄泉の味に魅せられてしまったかわいそうな人。黄泉のモノは、彼にとって何よりもうまいらしい。ただ、ヨモツヘグイしすぎて幽霊化してしまうので、時々お鈴ちゃんのおなかのお口で浄化してもらう必要がある。お鈴ちゃんのおなかの口を露天風呂か何かだと思っている節があり、その点からお鈴ちゃんには「ヘンタイさん」と呼ばれている。

「神在月の出雲」

十月、神様が出雲に来ると同時に異界の魔物も押し寄せてくる。
「口寄せは鬼門方向に全員集合して。あたしとセイメイで一網打尽にするから!」

◇ セイメイ(スズ命名)
本名:安倍清明きよあき
安倍晴明の遠い子孫の呪術師。口寄せ体質で、お鈴ちゃん大好き。そのためロロとは火花バチバチする。ただ、有能な術師なので、ロロにあった魔よけの銃弾や短刀をくれたりもする。

そんな感じ。みんなも妄想して楽しんでみてね!
それでは、また別の作品で。


つきは
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