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序
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ダンジョンとよばれる洞窟から血まみれの女性が現れたのは、8月のある暑い日のことだった。
日本最高峰のダンジョン探索者の証拠である北斗七星の勲章を鮮血に染めた彼女は、入り口近くで人と巡り会うとそのまま気を失うように倒れた。
そのまま病院に搬送されて緊急手術とダンジョン製の特効薬の注射により一命を取り留めた彼女は、駆けつけた両親にこう聞いた。
「……だれですか」
医師は一時的な記憶の混乱だろう、しばらく静養すればきっと思い出すさ。そう言って彼女を退院させ、彼女を実家へ送り出した。
そうしてそのまま、記憶を取り戻せぬまま年が終わろうとしていた……。
日本最高峰のダンジョン探索者の証拠である北斗七星の勲章を鮮血に染めた彼女は、入り口近くで人と巡り会うとそのまま気を失うように倒れた。
そのまま病院に搬送されて緊急手術とダンジョン製の特効薬の注射により一命を取り留めた彼女は、駆けつけた両親にこう聞いた。
「……だれですか」
医師は一時的な記憶の混乱だろう、しばらく静養すればきっと思い出すさ。そう言って彼女を退院させ、彼女を実家へ送り出した。
そうしてそのまま、記憶を取り戻せぬまま年が終わろうとしていた……。
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