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大使館1年目・秋(6部分)
大使館でのおしごと
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大使館での仕事は朝、同僚のオーロフと2人がかりでの清掃から始まる。
客人を迎える大使館では汚れひとつも許されない。
天井から床まで毎日掃除しており、建物が新しいのも相まってまだ目立つ汚れはない。
天井にははたきをかけ、壁は雑巾で汚れを拭い、床はモップで磨く。これを毎日やるのだ。
掃除は大変だけど日本から持ち込んだ道具を自由に使わせてもらってるのでかなり楽をさせてもらってる。
大使館の掃除が終われば次は寮の掃除がある。
寮の掃除のときは、大使館の皆さんから洗って欲しいものを詰めた袋回収するのも忘れない。
そして最後は掃除用の備品の確認だ。
「モップの紙はまだ足りてる?」
「そろそろなくなりそうだね、そろそろお願いしようか」
掃除が終わればオーロフは飯山さんの料理の手伝いに、俺は大使館の皆さんの洗濯物を洗う。
とは言っても大使館では洗濯はかなり簡略化されていて、手回し洗濯機という機械が導入されている。
使い方は簡単で中にツタ製のかごのある大きな箱の中に洗うものと洗剤を入れ、かごを思い切り回すと水と衣類が混ざってこすり合って汚れが落ちる仕組みだ。大使は『電気が使えればスイッチひとつで済むんだけどな』と言うけれど、洗濯板でゴシゴシやるよりはずっと楽だ。
籠ごと服を回収して水を入れ替えてもう一度カゴを回して洋服をすすぎ、最後に水の入ってない洗濯機で衣類の水を切って日に晒せばよく乾く。
空気が乾き始めて天気もいいこの季節なら、夕方には乾いてお返しできる。
「アントリ、ご飯出来たって」
「今日は何?」
「豚汁うどんって言ってたね、お肉と野菜の沢山入ったスープに小麦の麺を入れたやつだった」
大使館では僕らにも賄いが出る。
飯山さんは味の感想を聞いてこの土地の人にも馴染む味にしたい、と言うけど僕らには思ってもないことだ。
「昔ならありえなかったよね」
「本当にね。僕のとこは朝薄い麦がゆしか出して貰えなかったし」
「うちは持ち主一家の残飯だった、それもたまに無い日があると空腹のまま仕事しないとならなくったし」
3食食べられると言うのは本当にありがたい。しかも僕らが大使館で食べる食事代は飯山さんの現地の食文化研究の一環とか言う理由で大使館が出してくれる。
「2人ともおつかれー、これ2人の分だよー」
大きな丼に色とりどりの野菜とお肉がたっぷり入ったスープはご馳走と言ってもいい。
大使館の人たちは二本の棒で器用に食べるけど、僕らはあの箸という道具ではなくフォークとスプーンで食べさせて貰う。
ツルツルの小麦の麺にスープの優しい味が染み込み、野菜のシャキシャキが口の中で楽しくなる。
「味はどうかなー?」
「「とっても美味しいです!」」
あまり勉強が出来ない僕らなりに褒めたり気になったところを伝えると、飯山さんはニコニコしながら「ありがとうねー」と言ってくれる。
午後からは大使館の庭掃除だ。
嘉神さんの飼ってるジョンくんが雑草や残り物を食べてくれるから割と綺麗な方だけど、庭木や芝生の手入れがあるし中庭にあるトイレの清掃もしなきゃならない。
枯れ草は1か所に集めてし尿などと一緒に回収してもらっており、これも埋めておくと畑の肥料になるんだそうだ。
「ごめんくださーい、回収屋ですー」
「あっ、はーい!」
大使館には毎日し尿の回収人が来てくれ、中庭のトイレの地下にあるし尿瓶を取っては新しいものに置き換えてくれる。
「そうだ、今度の収穫祭に合わせてお客さんが来るので回収を午前と午後の2回お願い出来ないかと大使がおっしゃってまして」
し尿回収人は昔から獣人の仕事とされる汚れ仕事ではあるけれど、都市生活を支える大事な仕事だからいう宰相閣下のお考えで彼らは都市監督官直轄の高給取りで細かい決まりが多いらしいから勝手に決めると叱られるらしい。でもお願いするだけしてみよう。
「収穫祭ですか、一応相談はしますけど人集まるかな……」
「ダメならダメで気にしませんので」
そう伝えてから回収人を見送って庭掃除の続きに戻る。
軽い水浴びで汚れを落としたら、洗濯物を回収してシワ取りをしなくてはいけない。
シワ取りのスプレー(これも大使館からの支給品だ)をして、魔術で手を熱くしたあとに手で洋服を伸ばすとシワが取れる。
これくらいなら魔術があまり使えない僕らでも出来るし、魔術が使えなくても鉄のひしゃくに炭を入れることで同じようなことができるそうだ。
「大使館での仕事を辞める日が来たら今度は洗濯屋さんをしようかな」
「やめたくないけどなぁ」
「それはそうなんだけどね」
指示通りにシワを取って衣服を元の袋に戻し、お部屋の前に戻しておく。
そうやって仕事をこなしていればもう日が傾き始める。
きょうは幸いにも他に頼まれごともないから、そろそろ帰っても大丈夫だろう。
仕事を終えたら大使館の中の誰かに報告と帰りの挨拶さえしたらいつ帰ってもいい、と言って貰えてるからあとは大使館の誰かに報告するだけだ。
「おっ、オーロフとアントリ」
声をかけてきたのは納村さんだ。
話好きな彼女を相手にするとうっかりすると長話になってしまうから早めに切り上げるようにしないとならない。
「おつかれさまです、今日の仕事が全部終わりましたのでご報告お願いします。
それとモップに巻く紙が無くなりそうなのでそろそろ補充をお願い出来ますか?」
「了解、ところで少し聞き取り調査したいんだけどこのあと大丈夫?」
来た。これが来ると2~3時間は帰れなくなる。
「すいません、今日は妻のお祝い事がありまして」
オーロフがそう口を挟むので自分も用事があると言う風に誤魔化した。まあ本当は最近家でゆっくり出来てなくて娘が拗ねてるから家族とゆっくりしたいだけなのだが。
「じゃあしょうがないね、また明日にでも」
そうして大使館を出ると空は真っ赤な夕焼け。
綺麗な夕焼けは晴れの印と言うし、明日もよく晴れそうだ。
「じゃあ、また明日」
客人を迎える大使館では汚れひとつも許されない。
天井から床まで毎日掃除しており、建物が新しいのも相まってまだ目立つ汚れはない。
天井にははたきをかけ、壁は雑巾で汚れを拭い、床はモップで磨く。これを毎日やるのだ。
掃除は大変だけど日本から持ち込んだ道具を自由に使わせてもらってるのでかなり楽をさせてもらってる。
大使館の掃除が終われば次は寮の掃除がある。
寮の掃除のときは、大使館の皆さんから洗って欲しいものを詰めた袋回収するのも忘れない。
そして最後は掃除用の備品の確認だ。
「モップの紙はまだ足りてる?」
「そろそろなくなりそうだね、そろそろお願いしようか」
掃除が終わればオーロフは飯山さんの料理の手伝いに、俺は大使館の皆さんの洗濯物を洗う。
とは言っても大使館では洗濯はかなり簡略化されていて、手回し洗濯機という機械が導入されている。
使い方は簡単で中にツタ製のかごのある大きな箱の中に洗うものと洗剤を入れ、かごを思い切り回すと水と衣類が混ざってこすり合って汚れが落ちる仕組みだ。大使は『電気が使えればスイッチひとつで済むんだけどな』と言うけれど、洗濯板でゴシゴシやるよりはずっと楽だ。
籠ごと服を回収して水を入れ替えてもう一度カゴを回して洋服をすすぎ、最後に水の入ってない洗濯機で衣類の水を切って日に晒せばよく乾く。
空気が乾き始めて天気もいいこの季節なら、夕方には乾いてお返しできる。
「アントリ、ご飯出来たって」
「今日は何?」
「豚汁うどんって言ってたね、お肉と野菜の沢山入ったスープに小麦の麺を入れたやつだった」
大使館では僕らにも賄いが出る。
飯山さんは味の感想を聞いてこの土地の人にも馴染む味にしたい、と言うけど僕らには思ってもないことだ。
「昔ならありえなかったよね」
「本当にね。僕のとこは朝薄い麦がゆしか出して貰えなかったし」
「うちは持ち主一家の残飯だった、それもたまに無い日があると空腹のまま仕事しないとならなくったし」
3食食べられると言うのは本当にありがたい。しかも僕らが大使館で食べる食事代は飯山さんの現地の食文化研究の一環とか言う理由で大使館が出してくれる。
「2人ともおつかれー、これ2人の分だよー」
大きな丼に色とりどりの野菜とお肉がたっぷり入ったスープはご馳走と言ってもいい。
大使館の人たちは二本の棒で器用に食べるけど、僕らはあの箸という道具ではなくフォークとスプーンで食べさせて貰う。
ツルツルの小麦の麺にスープの優しい味が染み込み、野菜のシャキシャキが口の中で楽しくなる。
「味はどうかなー?」
「「とっても美味しいです!」」
あまり勉強が出来ない僕らなりに褒めたり気になったところを伝えると、飯山さんはニコニコしながら「ありがとうねー」と言ってくれる。
午後からは大使館の庭掃除だ。
嘉神さんの飼ってるジョンくんが雑草や残り物を食べてくれるから割と綺麗な方だけど、庭木や芝生の手入れがあるし中庭にあるトイレの清掃もしなきゃならない。
枯れ草は1か所に集めてし尿などと一緒に回収してもらっており、これも埋めておくと畑の肥料になるんだそうだ。
「ごめんくださーい、回収屋ですー」
「あっ、はーい!」
大使館には毎日し尿の回収人が来てくれ、中庭のトイレの地下にあるし尿瓶を取っては新しいものに置き換えてくれる。
「そうだ、今度の収穫祭に合わせてお客さんが来るので回収を午前と午後の2回お願い出来ないかと大使がおっしゃってまして」
し尿回収人は昔から獣人の仕事とされる汚れ仕事ではあるけれど、都市生活を支える大事な仕事だからいう宰相閣下のお考えで彼らは都市監督官直轄の高給取りで細かい決まりが多いらしいから勝手に決めると叱られるらしい。でもお願いするだけしてみよう。
「収穫祭ですか、一応相談はしますけど人集まるかな……」
「ダメならダメで気にしませんので」
そう伝えてから回収人を見送って庭掃除の続きに戻る。
軽い水浴びで汚れを落としたら、洗濯物を回収してシワ取りをしなくてはいけない。
シワ取りのスプレー(これも大使館からの支給品だ)をして、魔術で手を熱くしたあとに手で洋服を伸ばすとシワが取れる。
これくらいなら魔術があまり使えない僕らでも出来るし、魔術が使えなくても鉄のひしゃくに炭を入れることで同じようなことができるそうだ。
「大使館での仕事を辞める日が来たら今度は洗濯屋さんをしようかな」
「やめたくないけどなぁ」
「それはそうなんだけどね」
指示通りにシワを取って衣服を元の袋に戻し、お部屋の前に戻しておく。
そうやって仕事をこなしていればもう日が傾き始める。
きょうは幸いにも他に頼まれごともないから、そろそろ帰っても大丈夫だろう。
仕事を終えたら大使館の中の誰かに報告と帰りの挨拶さえしたらいつ帰ってもいい、と言って貰えてるからあとは大使館の誰かに報告するだけだ。
「おっ、オーロフとアントリ」
声をかけてきたのは納村さんだ。
話好きな彼女を相手にするとうっかりすると長話になってしまうから早めに切り上げるようにしないとならない。
「おつかれさまです、今日の仕事が全部終わりましたのでご報告お願いします。
それとモップに巻く紙が無くなりそうなのでそろそろ補充をお願い出来ますか?」
「了解、ところで少し聞き取り調査したいんだけどこのあと大丈夫?」
来た。これが来ると2~3時間は帰れなくなる。
「すいません、今日は妻のお祝い事がありまして」
オーロフがそう口を挟むので自分も用事があると言う風に誤魔化した。まあ本当は最近家でゆっくり出来てなくて娘が拗ねてるから家族とゆっくりしたいだけなのだが。
「じゃあしょうがないね、また明日にでも」
そうして大使館を出ると空は真っ赤な夕焼け。
綺麗な夕焼けは晴れの印と言うし、明日もよく晴れそうだ。
「じゃあ、また明日」
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