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第8章<最後の戦い>
1、年齢
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春が過ぎ、私は16歳になった。
16歳と言えば、女性は結婚できる年齢。
セイフィード様も18歳になり、同じく結婚できる年齢だ。
まだ、正式な日程は決めてないけれど、セイフィード様と結婚できる日もそう遠くないはず。
ただ、結婚すると宮廷学校へは少し行き辛くなる。
何故なら、女性は結婚すると殆どの人が宮廷学校を辞めてしまうから。
それに宮廷学校は入学するだけでステータスとなるので、皆、無理に単位取得しない。
また単位取得が少なくても、卒業できる。
とは言っても、官僚などのエリートコースに進みたい場合は、ある程度高評価の単位取得が必須になる。
私はもちろん官僚になりたいとかの野望はないけれど、できれば結婚後も宮廷学校に通い続けたい。
一方、セイフィード様は優秀なので、単位取得も完璧で、もう宮廷学校で学ぶことは無いらしい。
だから、宮廷学校へは、あまり登校していない。
そういえば⋯⋯、セイフィード様は卒業したらどうするんだろう⋯⋯。
私は早速学校帰りにセイフィード様のお屋敷に伺うことにした。
「ご機嫌よう、セイフィード様」
セイフィード様は、今日は本ではなく2枚の用紙を見つめている。
「あぁ、アンナ。少し迷っているんだ」
「何を迷っているんですか?」
「卒業後、親衛隊に入隊するか、魔法騎士団に入団するかを迷っているんだ」
どちらかといえば、魔法騎士団より親衛隊の方が、スーパーエリートコースだ。
魔法騎士団はそれほど剣を扱えなくても良いが、親衛隊は魔法も剣も頭も品格も全てが優秀でなければならない。
それに確か、誰かの推薦が無ければ入隊できなかった気がする。
「親衛隊ですと、ゾフィー兄様と一緒ですね」
ゾフィー兄様は、今や副隊長になっている。
私としては、ゾフィー兄様とセイフィード様が一緒の職場だと安心感がある。
「それが、嫌だから悩んでいる。ただ、第二王子から親衛隊に入隊するようにとの推薦状が来てる。断れないだろうな」
「親衛隊に入隊したら、忙しくなりますね」
「アンナ、大丈夫か?」
「大丈夫です⋯⋯、でも、その⋯⋯、たまに、ぎゅーっと抱きしめて欲しいです」
ゾフィー兄様は、入隊後2、3年は殆ど家に居なかった。
だからきっとセイフィード様も同じく家に帰れない日々が続くに違いない。
寂しいだろうな⋯⋯。
でも、魔法騎士団に入団しても忙しいだろうし。
どちらにせよ、私はセイフィード様が選んだ道を応援したい。
「アンナは、俺と一緒になったら、もちろん家にいるよな」
「ええっと⋯⋯、それは、その⋯⋯」
「やっぱりな。学校に通い続ける気か?」
「できれば⋯⋯、通い続けたいです。駄目でしょうか?」
「居づらくなると思うぞ。それでも構わないなら通い続ければいい」
「ありがとうございます。私、反対されると思っていました」
「あぁ、反対だ。俺はアンナには家にいて欲しい」
ええー、そんな嬉しいこと言われたら、家に居たくなってしまう。
私って、もともとインドアだから家にいるの苦痛じゃないし。
寂しさに耐えて、健気に旦那を待つお嫁さん⋯⋯、意外にいいかも。
暇だったらケーキでも、作ればいいし。
あ、でも、そんな生活していたら確実に太る。
やっぱり学校に行った方が、刺激があっていいかも。
「なるべく家に居ます」
「そうか、わかった」
「来週、とうとうシャーロットと第二王子の婚約パーティーですね。私、セイフィード様と一緒に出席できるのがとても嬉しくて、楽しみです」
「パーティー当日、俺と離れるなよ」
「はい」
この頃の、私とセイフィード様は、少しづつだけど、将来について話し合っている。
また、時間の余裕があれば、お茶を飲んで、ケーキを食べて、その繰り返し。
最高に幸せなひととき。
家に戻ると、シャーロットや、シャーロットのお父様が婚約パーティーの準備に追われている。
忙しくて大変そうだけど、みんな幸せそう。
今回の婚約パーティーは離宮で行われ、王様も、王妃も出席なさる。
そして、瞬く間に日が経ち、婚約パーティー当日を迎えることとなった。
「シャーロット、素敵、とても素敵」
私やセイフィード様、コルベーナ家の人達は離宮の待合室で、シャーロットを取り囲んでいる。
シャーロットはラベンダー色の光沢があるドレスを身に纏っている。
装飾とかは一切なく、とてもシンプルな作りだが、逆にそのシンプルさがシャーロットの気品を引き立たせる。
私は、まだ結婚式でもないのにシャーロットのその姿を見ただけで、歓喜まわって泣けてくる。
「アンナ、泣くのはまだ早すぎるわ。化粧も落ちてしまうわよ」
「うん。そうだよね、そうだよねっ」
一生懸命涙を止めようとしているのに、なかなか涙が止まらない。
シャーロットの幸せそうな笑顔を見ていると、私までとても嬉しくなる。
その嬉しさが胸いっぱいに溢れて、自然と涙も溢れてくる。
そんな私に対してセイフィード様は、そっとハンカチを出し、私に手渡してくれた。
その優しさに感激し、また泣いてしまう。
今日の私は感受性が強すぎて、些細な親切でも、些細な幸せでも、私の心が震え泣いてしまう。
自分でも、呆れてしまうほどだ。
なんとか、私の涙が止まりかけた時、待合室の扉が盛大に開き、第二王子が一直線にシャーロットの元へ近付く。
「シャーロット、さあ行こう」
第二王子はそう言うと、シャーロットをお姫様抱っこし、パーティー会場へと颯爽と歩き出した。
その姿はまるで、勇敢な勇者が、囚われていたプリンセスを見事救い出したようである。
あまりに、感動的なシーンに、また私は涙ぐむ。
「セイフィード様、呆れてますよね⋯⋯、私が泣き過ぎてしまってることに⋯⋯」
「別に呆れてない。シャーロットの結婚式の時には大きなタオルを用意しといてやるよ」
「ありがとうございます。きっと、とても大きなタオルが必要です」
「そうだな。俺たちも会場へ行くぞ」
私とセイフィード様は腕を組み、パーティー会場へと足を進める。
そして、会場に着くと、私にも見知っている人が数多くいた。
魔法陣学のラウル先生に、エルフ語講座の先生、驚いたことにマーリン師とミランダさんもいる。
「お久しぶりです。マーリン師、ミランダさん」
「アンナちゃんに、セイフィード、久しぶりだねー。僕も一応貴族だからね、招待を受けちゃった。それにしても美味しそうなご飯がいっぱいあるね。楽しみー」
そういえば離宮の料理って前回食べ損なったよね。
美味しいらしいし、是非今回こそ頂きたいな。
私が料理がどこにあるのかと、会場内をキョロキョロと見回した時、突如、ラッパの音が響き渡る。
同時に水の妖精達が、何処からともなく現れ、虹を作り出す。
その虹をくぐりながら、王様と王妃様が来場した。
王様と王妃様はゆっくりと会場中央を歩き、上座へと足を進める。
念願だった王様、王妃様にようやく私は拝顔できた。
王様は赤いマントをたなびかせ、威風堂々と歩く。
王妃様も同じく赤いマントを纏い、頭上には真っ赤なルビーが何個も付いているティアラを乗せている。
そのティアラが虹の光と重なり、眩しいほど光り輝いている。
王妃様も王様に負けず劣らず威風堂々としていて、身長も高く、真の強そうな女性に思われる。
第二王子は王妃似で、間違いない。
そして、王様が婚約についてのお言葉を述べ終わると、一挙に会場内は盛り上がる。
会場にいる人々は、王様、王妃様に挨拶したり、第二王子とシャーロットにお祝いの言葉を掛けたり、お酒を嗜みつつお喋りに興じている。
「セイフィード様、私達も王様と王妃様に挨拶に伺いましょうか?」
「そうだな」
「物凄く緊張します⋯⋯」
「ウー様に対して物怖じしなかったアンナだ、神様に比べれば全然、問題ないだろ」
「神様より、緊張します」
「アンナは、ほんと変なやつだ」
セイフィード様は私の緊張を解くように、私の頭をポンポンする。
セイフィード様に頭をポンポンされると、ほんと、和む⋯⋯。
なんなら、頭ポンポンされながら、王様と王妃様に挨拶したいぐらい。
かなり緊張しつつ、私はセイフィード様と一緒に、王様と王妃様の目の前に行き挨拶をしようとお辞儀をする。
その次の瞬間、突如、パーティー会場は闇に包まれた。
16歳と言えば、女性は結婚できる年齢。
セイフィード様も18歳になり、同じく結婚できる年齢だ。
まだ、正式な日程は決めてないけれど、セイフィード様と結婚できる日もそう遠くないはず。
ただ、結婚すると宮廷学校へは少し行き辛くなる。
何故なら、女性は結婚すると殆どの人が宮廷学校を辞めてしまうから。
それに宮廷学校は入学するだけでステータスとなるので、皆、無理に単位取得しない。
また単位取得が少なくても、卒業できる。
とは言っても、官僚などのエリートコースに進みたい場合は、ある程度高評価の単位取得が必須になる。
私はもちろん官僚になりたいとかの野望はないけれど、できれば結婚後も宮廷学校に通い続けたい。
一方、セイフィード様は優秀なので、単位取得も完璧で、もう宮廷学校で学ぶことは無いらしい。
だから、宮廷学校へは、あまり登校していない。
そういえば⋯⋯、セイフィード様は卒業したらどうするんだろう⋯⋯。
私は早速学校帰りにセイフィード様のお屋敷に伺うことにした。
「ご機嫌よう、セイフィード様」
セイフィード様は、今日は本ではなく2枚の用紙を見つめている。
「あぁ、アンナ。少し迷っているんだ」
「何を迷っているんですか?」
「卒業後、親衛隊に入隊するか、魔法騎士団に入団するかを迷っているんだ」
どちらかといえば、魔法騎士団より親衛隊の方が、スーパーエリートコースだ。
魔法騎士団はそれほど剣を扱えなくても良いが、親衛隊は魔法も剣も頭も品格も全てが優秀でなければならない。
それに確か、誰かの推薦が無ければ入隊できなかった気がする。
「親衛隊ですと、ゾフィー兄様と一緒ですね」
ゾフィー兄様は、今や副隊長になっている。
私としては、ゾフィー兄様とセイフィード様が一緒の職場だと安心感がある。
「それが、嫌だから悩んでいる。ただ、第二王子から親衛隊に入隊するようにとの推薦状が来てる。断れないだろうな」
「親衛隊に入隊したら、忙しくなりますね」
「アンナ、大丈夫か?」
「大丈夫です⋯⋯、でも、その⋯⋯、たまに、ぎゅーっと抱きしめて欲しいです」
ゾフィー兄様は、入隊後2、3年は殆ど家に居なかった。
だからきっとセイフィード様も同じく家に帰れない日々が続くに違いない。
寂しいだろうな⋯⋯。
でも、魔法騎士団に入団しても忙しいだろうし。
どちらにせよ、私はセイフィード様が選んだ道を応援したい。
「アンナは、俺と一緒になったら、もちろん家にいるよな」
「ええっと⋯⋯、それは、その⋯⋯」
「やっぱりな。学校に通い続ける気か?」
「できれば⋯⋯、通い続けたいです。駄目でしょうか?」
「居づらくなると思うぞ。それでも構わないなら通い続ければいい」
「ありがとうございます。私、反対されると思っていました」
「あぁ、反対だ。俺はアンナには家にいて欲しい」
ええー、そんな嬉しいこと言われたら、家に居たくなってしまう。
私って、もともとインドアだから家にいるの苦痛じゃないし。
寂しさに耐えて、健気に旦那を待つお嫁さん⋯⋯、意外にいいかも。
暇だったらケーキでも、作ればいいし。
あ、でも、そんな生活していたら確実に太る。
やっぱり学校に行った方が、刺激があっていいかも。
「なるべく家に居ます」
「そうか、わかった」
「来週、とうとうシャーロットと第二王子の婚約パーティーですね。私、セイフィード様と一緒に出席できるのがとても嬉しくて、楽しみです」
「パーティー当日、俺と離れるなよ」
「はい」
この頃の、私とセイフィード様は、少しづつだけど、将来について話し合っている。
また、時間の余裕があれば、お茶を飲んで、ケーキを食べて、その繰り返し。
最高に幸せなひととき。
家に戻ると、シャーロットや、シャーロットのお父様が婚約パーティーの準備に追われている。
忙しくて大変そうだけど、みんな幸せそう。
今回の婚約パーティーは離宮で行われ、王様も、王妃も出席なさる。
そして、瞬く間に日が経ち、婚約パーティー当日を迎えることとなった。
「シャーロット、素敵、とても素敵」
私やセイフィード様、コルベーナ家の人達は離宮の待合室で、シャーロットを取り囲んでいる。
シャーロットはラベンダー色の光沢があるドレスを身に纏っている。
装飾とかは一切なく、とてもシンプルな作りだが、逆にそのシンプルさがシャーロットの気品を引き立たせる。
私は、まだ結婚式でもないのにシャーロットのその姿を見ただけで、歓喜まわって泣けてくる。
「アンナ、泣くのはまだ早すぎるわ。化粧も落ちてしまうわよ」
「うん。そうだよね、そうだよねっ」
一生懸命涙を止めようとしているのに、なかなか涙が止まらない。
シャーロットの幸せそうな笑顔を見ていると、私までとても嬉しくなる。
その嬉しさが胸いっぱいに溢れて、自然と涙も溢れてくる。
そんな私に対してセイフィード様は、そっとハンカチを出し、私に手渡してくれた。
その優しさに感激し、また泣いてしまう。
今日の私は感受性が強すぎて、些細な親切でも、些細な幸せでも、私の心が震え泣いてしまう。
自分でも、呆れてしまうほどだ。
なんとか、私の涙が止まりかけた時、待合室の扉が盛大に開き、第二王子が一直線にシャーロットの元へ近付く。
「シャーロット、さあ行こう」
第二王子はそう言うと、シャーロットをお姫様抱っこし、パーティー会場へと颯爽と歩き出した。
その姿はまるで、勇敢な勇者が、囚われていたプリンセスを見事救い出したようである。
あまりに、感動的なシーンに、また私は涙ぐむ。
「セイフィード様、呆れてますよね⋯⋯、私が泣き過ぎてしまってることに⋯⋯」
「別に呆れてない。シャーロットの結婚式の時には大きなタオルを用意しといてやるよ」
「ありがとうございます。きっと、とても大きなタオルが必要です」
「そうだな。俺たちも会場へ行くぞ」
私とセイフィード様は腕を組み、パーティー会場へと足を進める。
そして、会場に着くと、私にも見知っている人が数多くいた。
魔法陣学のラウル先生に、エルフ語講座の先生、驚いたことにマーリン師とミランダさんもいる。
「お久しぶりです。マーリン師、ミランダさん」
「アンナちゃんに、セイフィード、久しぶりだねー。僕も一応貴族だからね、招待を受けちゃった。それにしても美味しそうなご飯がいっぱいあるね。楽しみー」
そういえば離宮の料理って前回食べ損なったよね。
美味しいらしいし、是非今回こそ頂きたいな。
私が料理がどこにあるのかと、会場内をキョロキョロと見回した時、突如、ラッパの音が響き渡る。
同時に水の妖精達が、何処からともなく現れ、虹を作り出す。
その虹をくぐりながら、王様と王妃様が来場した。
王様と王妃様はゆっくりと会場中央を歩き、上座へと足を進める。
念願だった王様、王妃様にようやく私は拝顔できた。
王様は赤いマントをたなびかせ、威風堂々と歩く。
王妃様も同じく赤いマントを纏い、頭上には真っ赤なルビーが何個も付いているティアラを乗せている。
そのティアラが虹の光と重なり、眩しいほど光り輝いている。
王妃様も王様に負けず劣らず威風堂々としていて、身長も高く、真の強そうな女性に思われる。
第二王子は王妃似で、間違いない。
そして、王様が婚約についてのお言葉を述べ終わると、一挙に会場内は盛り上がる。
会場にいる人々は、王様、王妃様に挨拶したり、第二王子とシャーロットにお祝いの言葉を掛けたり、お酒を嗜みつつお喋りに興じている。
「セイフィード様、私達も王様と王妃様に挨拶に伺いましょうか?」
「そうだな」
「物凄く緊張します⋯⋯」
「ウー様に対して物怖じしなかったアンナだ、神様に比べれば全然、問題ないだろ」
「神様より、緊張します」
「アンナは、ほんと変なやつだ」
セイフィード様は私の緊張を解くように、私の頭をポンポンする。
セイフィード様に頭をポンポンされると、ほんと、和む⋯⋯。
なんなら、頭ポンポンされながら、王様と王妃様に挨拶したいぐらい。
かなり緊張しつつ、私はセイフィード様と一緒に、王様と王妃様の目の前に行き挨拶をしようとお辞儀をする。
その次の瞬間、突如、パーティー会場は闇に包まれた。
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