今流行りの悪役令息が真のヒロインなゲームに尻軽ヒロイン(偽)として転生してしまった

わさび

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誤解

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「ふう。。。
終わりました。
手伝っていただきありがとうございます。」


仕事が片付き、ダリフの方を向いて礼を言う。


「いいんだ。
また何かあったら遠慮なく言ってくれ」

“自分から行くことは絶対無いけどね”
心の中で言い返しながらも表向きは
「ありがとうございます。」
と笑顔を作りながらドアノブに手を掛けた。


ガラガラガラ



「うわ!!」



「レオ!?」



部屋を出ようとしたら何かにぶつかった。


レオだ。



やっぱりイベントだったんだと確信した。


「レオか。ここに用事か?」


僕の焦りも知らずに平然と対応し始めたダリフ。

変なこと言うなよ!?!?



「いえ、ダリフ様に明日の公務について相談がありまして探していたところ資料室の前に護衛がいたものですから。」



「そうか。
ではユキルを寮まで送ってから聞こう。」


「.....ユキは一人で帰れると思いますが。」


「どうして本人の前でそんな冷たいこと言えるんだ?」



遭遇して1分も経たないうちに険悪な雰囲気が漂い始める。
しかも原因は僕とか本当勘弁してくれ....


僕の手首をチラッと見たレオとそのまま目が合う。

そうだ!!
これバングルがあるから無罪を証明できるよね!?


レオに疑われたらオワリだ。。。と思いつつちゃっちゃとここから去ろうと決心した。
元々ダリフに送ってもらいたくなかったし。


「あの!俺一人で帰れますから!!」


それでは失礼します!!!


と超特急で廊下を駆け抜けて地獄から逃げた。



そんな僕は知らない。



残された2人の関係が急激に冷めてしまったのも。







「お前が冷たいからあの子は怯えてたでは無いか。」




「そうですか?
私は当たり前のことを申し上げただけですが。」



「はっレオには分からないのだろうな。
連絡は必要最低限にしてくれ。
私の交友関係を壊すな」




「......ユキに気持ちが傾いて贔屓したいだけでしょう?資料室でも何をやってたんだか。」




「はぁ?随分短略的な考えだな。
いくら婚約者とはいえ口の聞き方には気を付けろ。」




「はぁ。。。はいはい」


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