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最終話 私の隣は君しかいない
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「四ノ宮くん、本当に林さんは来るのかね?」編集長は腕を組み裕貴を見据えた。
「はい、絶対に来てくれます。僕は信じたい。」裕貴は時計をじっと見つめた。
約束の18時45分 林花凛は現れなかった。
「林さんと連絡は!!」さすがの編集長も憤りを隠せない口調だった。
「・・すみません。繋がりません。」裕貴は携帯をポケットに仕舞う。
「もういい、彼女との契約は切らせてもらう。新進気鋭の作家は他にもいるし、彼女一人いなくなってもこちらの負担は特にない。」裕貴は冷静に言い放った編集長の左頬を拳で殴った。
「いたぁっ!!な、何するんだ君は!!!じ、自分が何したか分かってるのかぁ!」編集長は頬を押さえて立ち上がった。
「・・あなたこそ、自分の言った事が分かってるんですか。彼女は確かに約束を守らずここには来なかった。契約を切られるのも文句は言えない。
だからって、彼女がいなくなっても困らないなんて貴方が言っていい事だと思ってるのか!!僕は彼女を信じている。絶対に来る。だから待っていて下さいませんか。お願いします。」裕貴は声を荒げた直後、深く頭を下げた。
「き、君は今上司に向かって歯向かい暴力を振るったんだぞ!そんな奴の言う事が聞けるとでも・・」
「確かに僕は今、とんでもない事をした。だけどそれは全部僕がしたことです。
クビにしたければ僕を切ってください。」
「なっ!!もういい!とにかく彼女と君には辞職してもらう!話はそれだけだ!」
編集長が会議室のドアノブを握った。
編集長が引こうとしたとき、扉は編集長の額を直撃した。
「痛っ!!」編集長は額を押さえて倒れた。
「花凛!!!」裕貴はドアを開けた人物に正面から抱き着いた。
「・・四ノ宮さん、遅れてごめんなさい。原稿読んでくださいますか?」
花凛はいつもの2倍の量の原稿を裕貴に渡した。
「四ノ宮さんの事想って書いてたら、いつの間にかこんなになってて。」花凛はクスクスと笑った。
「あはは、ありがとう。」裕貴は微笑み返すと、席につき原稿を開いた。
読み終わると、席を立って花凛に原稿を返した。
「・・・やっぱり書いてないと腕って落ちるものなんですかね。」花凛は悲しげな表情で言った。
「めっちゃいいよ・・・」 「はい?」
「めっちゃいい!!!すっごい良かった。今までの中で一番!」
裕貴は原稿ごと花凛の体を抱きしめた。
「ちょ、え、あのよ、良かったんですか?これで・・」
「俺は今までで一番良かったと思う!」体を離すと、編集長の元へ裕貴が原稿を持っていった。
「やっぱり彼女はここに必要な人間です。彼女がいないときっと貴方は能無しですよ。」編集長に言い放つと裕貴は花凛の腕を引き、会社を後にした。
「あの、えっと四ノ宮さん?」腕をいつまでも離さない裕貴を不思議に思い、花凛は名前を呼び続けるが、一向に返事はない。
花凛が足を止めると、自然に裕貴は立ち止まった。
「私、あの時は自分のトラウマの事で精一杯だったんで気付いてなかったんですけど、私・・喜んでいいんですよね・・?」
花凛は裕貴に恐る恐る問いかけた。
「喜ぶって何で?」裕貴はわざと花凛に聞き返した。
「え、な、なんでってその・・だって・・」喜ぶ理由を聞かれるとは一切思っていなかった花凛は戸惑い、耳を赤くした。
「俺が花凛を好きって言ったから、かな。」
「ふぁっ!?あの、えっと、そういうの直接言われると・・・。」
「ははっ、さっきから戸惑いすぎだよ。喜んでいいんじゃない?今日来てくれた事で俺は勝手に気持ちに応えてくれたって勘違いしてるけど?」
「・・・意外といじわるなんですか。」不貞腐れた顔をして花凛は裕貴を見る。
「俺は好きだったよ、ずっと前から。」裕貴は右腕で花凛の左肩に手を回し、唇を重ねた。街のど真ん中でキスされたことに花凛は10分程放心状態に陥っていた。
「おーい、かりんちゃーん。そろそろ反応しよーぜー・・・」花凛の顔の前で手を振ってみるが、一向に反応はない。
「・・・・・・・・あ!す、すいません。うわっ!」花凛は裕貴の顔を見て後ずさる。
「そんな人を見て恐れなくても・・。あ、心配してる?心配しなくても二度と・・・・人前ではキスしないよ。」
裕貴は花凛の耳元で囁いた。「あぁ、勿論キス以外はするから覚悟してて?」
花凛はその場に気絶して裕貴の肩に倒れた。
「あははっ、ほんっとかわいい・・俺の隣、やっぱり花凛でよかったよ。つーか、花凛以外居ないかも。」
髪を撫でた後、花凛を抱えると裕貴は花凛を自宅に送り届けて帰宅した。
「よし、じゃあ俺も帰るか・・。じゃあな花凛。」額に口づけをして裕貴は花凛の家を出た。花凛は直後ゆっくり目を覚ました。
「・・私も四ノ宮さんが隣にいてよかった。ていうかヤバ・・心臓もたないかも。」
花凛は幸せに浸りながら眠りに就いた。
「はい、絶対に来てくれます。僕は信じたい。」裕貴は時計をじっと見つめた。
約束の18時45分 林花凛は現れなかった。
「林さんと連絡は!!」さすがの編集長も憤りを隠せない口調だった。
「・・すみません。繋がりません。」裕貴は携帯をポケットに仕舞う。
「もういい、彼女との契約は切らせてもらう。新進気鋭の作家は他にもいるし、彼女一人いなくなってもこちらの負担は特にない。」裕貴は冷静に言い放った編集長の左頬を拳で殴った。
「いたぁっ!!な、何するんだ君は!!!じ、自分が何したか分かってるのかぁ!」編集長は頬を押さえて立ち上がった。
「・・あなたこそ、自分の言った事が分かってるんですか。彼女は確かに約束を守らずここには来なかった。契約を切られるのも文句は言えない。
だからって、彼女がいなくなっても困らないなんて貴方が言っていい事だと思ってるのか!!僕は彼女を信じている。絶対に来る。だから待っていて下さいませんか。お願いします。」裕貴は声を荒げた直後、深く頭を下げた。
「き、君は今上司に向かって歯向かい暴力を振るったんだぞ!そんな奴の言う事が聞けるとでも・・」
「確かに僕は今、とんでもない事をした。だけどそれは全部僕がしたことです。
クビにしたければ僕を切ってください。」
「なっ!!もういい!とにかく彼女と君には辞職してもらう!話はそれだけだ!」
編集長が会議室のドアノブを握った。
編集長が引こうとしたとき、扉は編集長の額を直撃した。
「痛っ!!」編集長は額を押さえて倒れた。
「花凛!!!」裕貴はドアを開けた人物に正面から抱き着いた。
「・・四ノ宮さん、遅れてごめんなさい。原稿読んでくださいますか?」
花凛はいつもの2倍の量の原稿を裕貴に渡した。
「四ノ宮さんの事想って書いてたら、いつの間にかこんなになってて。」花凛はクスクスと笑った。
「あはは、ありがとう。」裕貴は微笑み返すと、席につき原稿を開いた。
読み終わると、席を立って花凛に原稿を返した。
「・・・やっぱり書いてないと腕って落ちるものなんですかね。」花凛は悲しげな表情で言った。
「めっちゃいいよ・・・」 「はい?」
「めっちゃいい!!!すっごい良かった。今までの中で一番!」
裕貴は原稿ごと花凛の体を抱きしめた。
「ちょ、え、あのよ、良かったんですか?これで・・」
「俺は今までで一番良かったと思う!」体を離すと、編集長の元へ裕貴が原稿を持っていった。
「やっぱり彼女はここに必要な人間です。彼女がいないときっと貴方は能無しですよ。」編集長に言い放つと裕貴は花凛の腕を引き、会社を後にした。
「あの、えっと四ノ宮さん?」腕をいつまでも離さない裕貴を不思議に思い、花凛は名前を呼び続けるが、一向に返事はない。
花凛が足を止めると、自然に裕貴は立ち止まった。
「私、あの時は自分のトラウマの事で精一杯だったんで気付いてなかったんですけど、私・・喜んでいいんですよね・・?」
花凛は裕貴に恐る恐る問いかけた。
「喜ぶって何で?」裕貴はわざと花凛に聞き返した。
「え、な、なんでってその・・だって・・」喜ぶ理由を聞かれるとは一切思っていなかった花凛は戸惑い、耳を赤くした。
「俺が花凛を好きって言ったから、かな。」
「ふぁっ!?あの、えっと、そういうの直接言われると・・・。」
「ははっ、さっきから戸惑いすぎだよ。喜んでいいんじゃない?今日来てくれた事で俺は勝手に気持ちに応えてくれたって勘違いしてるけど?」
「・・・意外といじわるなんですか。」不貞腐れた顔をして花凛は裕貴を見る。
「俺は好きだったよ、ずっと前から。」裕貴は右腕で花凛の左肩に手を回し、唇を重ねた。街のど真ん中でキスされたことに花凛は10分程放心状態に陥っていた。
「おーい、かりんちゃーん。そろそろ反応しよーぜー・・・」花凛の顔の前で手を振ってみるが、一向に反応はない。
「・・・・・・・・あ!す、すいません。うわっ!」花凛は裕貴の顔を見て後ずさる。
「そんな人を見て恐れなくても・・。あ、心配してる?心配しなくても二度と・・・・人前ではキスしないよ。」
裕貴は花凛の耳元で囁いた。「あぁ、勿論キス以外はするから覚悟してて?」
花凛はその場に気絶して裕貴の肩に倒れた。
「あははっ、ほんっとかわいい・・俺の隣、やっぱり花凛でよかったよ。つーか、花凛以外居ないかも。」
髪を撫でた後、花凛を抱えると裕貴は花凛を自宅に送り届けて帰宅した。
「よし、じゃあ俺も帰るか・・。じゃあな花凛。」額に口づけをして裕貴は花凛の家を出た。花凛は直後ゆっくり目を覚ました。
「・・私も四ノ宮さんが隣にいてよかった。ていうかヤバ・・心臓もたないかも。」
花凛は幸せに浸りながら眠りに就いた。
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