8 / 11
第8話
しおりを挟む
ある日、僕は桜木春妃に呼び出された
「おっす」「やっほー」適当に挨拶を交わし、僕はコミケに連れて行かれた。
「きゃーー!」珍しく女子のような声をあげた桜木は王子の格好をした男性に写真撮影を求めた。
「写真いいですかっ!?」緊張して震えた手でカメラを差し出す桜木の肩を男が抱いた。
「じゃあいくよ、ハイチーズ。」男は華麗にウインクを決めると
「ありがとう、お姫様。」と桜木の手にキスをした。普通のコスプレイヤーなのになんだあの振る舞いは。と呆れていると桜木がうっとりした目で男の去っていく姿を見つめていた。
「あ、あのー…桜木?」
「ん?あ、ごめん。小動、一個頼んでもいい?」
「え、うん、なに?」
「あそこでここに書いてるもの買ってきて。30分後にここ待ち合わせで。」
1枚のメモを手渡され、桜木は足早に去って行った。
ー30分後
僕は複数の女性に囲まれていた。
「えーっ!意外です~」「今度このアニメについて語りません?」「よかったら連絡先とか…」
桜木どうしてくれるんだよ…!!
桜木が指定した本は
BL…。
こんなもの読むわけないのに当然僕が買えば僕のものだと思われる。ぼくの購入しているところを見た、世に言う腐女子の方々に一斉に囲まれた。
「あの…僕そういうのはちょっと…。」
「えー女の子に興味ないんですかぁ?少しだけお茶しません?」メイド服を着た漫画家さんとみられる女性は特に粘り強かった。
「お待たせ小動!」桜木の声がして後ろを振り向くが桜木の姿はない。
「悪い!遅くなった。」…な、なんと…
桜木は執事の格好をしていた。
「きゃー!」女性達は桜木に飛びつき、写真撮影を始めた。そして…
「お二人ってまさか…」変な誤解まで招いてしまった。
「そっ、そんなわけ…!」
「そうなんだー、だから悪いんだけどデート中はそっとしといて?」桜木の自然なウインクに悲鳴ともとれる声をあげている。
そのうちに僕らはその場を離れた。
「BL買わせるなんてお前…ばか!?」
「わりぃわりぃ、コスプレに時間かかってさー」
「自分で買えっつーの…」
「すまんすまん、せっかくだから写真撮らない?2人で」
「また変な目で見られんぞ」
「別にいいよ、小動なら。他の男とホモに間違われるのは死んでも嫌だけど。」
シャッターを切るのと同時に、
桜木は僕の頬にキスをした。
「おっす」「やっほー」適当に挨拶を交わし、僕はコミケに連れて行かれた。
「きゃーー!」珍しく女子のような声をあげた桜木は王子の格好をした男性に写真撮影を求めた。
「写真いいですかっ!?」緊張して震えた手でカメラを差し出す桜木の肩を男が抱いた。
「じゃあいくよ、ハイチーズ。」男は華麗にウインクを決めると
「ありがとう、お姫様。」と桜木の手にキスをした。普通のコスプレイヤーなのになんだあの振る舞いは。と呆れていると桜木がうっとりした目で男の去っていく姿を見つめていた。
「あ、あのー…桜木?」
「ん?あ、ごめん。小動、一個頼んでもいい?」
「え、うん、なに?」
「あそこでここに書いてるもの買ってきて。30分後にここ待ち合わせで。」
1枚のメモを手渡され、桜木は足早に去って行った。
ー30分後
僕は複数の女性に囲まれていた。
「えーっ!意外です~」「今度このアニメについて語りません?」「よかったら連絡先とか…」
桜木どうしてくれるんだよ…!!
桜木が指定した本は
BL…。
こんなもの読むわけないのに当然僕が買えば僕のものだと思われる。ぼくの購入しているところを見た、世に言う腐女子の方々に一斉に囲まれた。
「あの…僕そういうのはちょっと…。」
「えー女の子に興味ないんですかぁ?少しだけお茶しません?」メイド服を着た漫画家さんとみられる女性は特に粘り強かった。
「お待たせ小動!」桜木の声がして後ろを振り向くが桜木の姿はない。
「悪い!遅くなった。」…な、なんと…
桜木は執事の格好をしていた。
「きゃー!」女性達は桜木に飛びつき、写真撮影を始めた。そして…
「お二人ってまさか…」変な誤解まで招いてしまった。
「そっ、そんなわけ…!」
「そうなんだー、だから悪いんだけどデート中はそっとしといて?」桜木の自然なウインクに悲鳴ともとれる声をあげている。
そのうちに僕らはその場を離れた。
「BL買わせるなんてお前…ばか!?」
「わりぃわりぃ、コスプレに時間かかってさー」
「自分で買えっつーの…」
「すまんすまん、せっかくだから写真撮らない?2人で」
「また変な目で見られんぞ」
「別にいいよ、小動なら。他の男とホモに間違われるのは死んでも嫌だけど。」
シャッターを切るのと同時に、
桜木は僕の頬にキスをした。
0
あなたにおすすめの小説
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
貴方なんて大嫌い
ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と
いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている
それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる