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第3部 ギャラリー・ルクス
32.青い闇
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寝室の壁はネイビーブルーに塗られていた。足元から淡い黄色いあかりが立ち上がる。俺と藤野谷は並んでシーツに座っている。藤野谷の片手が背後から俺の腰を抱き寄せ、シャツの上から脇腹を撫でる。急に俺は頬に熱を感じる。ヒートに入っていないせいだろうか。はじめてするわけでもないのに、なんだか照れくさい。
布越しに接した皮膚から炎が体の内側に灯るような気がする。藤野谷の唇が俺の首筋に触れ、耳たぶを舐めると、俺は声をもらしそうになり、また顔が火照るのを感じる。もう一方の手で藤野谷は俺の顎をとらえる。そのままキスしてくると思ったのに、彼はなぜかためらったようだった。
「サエ」
骨に響くほど近いところで、藤野谷が低い声でささやく。
「祖父と伯父のことで――それと葉月に関係することで……話しておかなければいけない……と思う」
「いま?」
俺はいささか気分をそがれてたずねたが、藤野谷はうなずいた。といっても、話したくてたまらないといった雰囲気ではなかった。
「気持ちのいい話じゃない」
「だろうな」
「だからこの先――親族の噂話のような、歪んだ形で聞かせたくない」
俺は藤野谷の腕をほどくともう一度シーツに座りなおした。膝の上で藤野谷の片手を握る。
「話せよ」
藤野谷はためらいがちに口をひらいた。俺は藤野谷の手を握っていた。彼の方が俺より少し手が大きいが、指の長さは同じくらいだ。指に指をからめて、なめらかな皮膚と節をなぞった。藤野谷は俺が指を弄るままにしている。
「藍閃と葉月が結婚する前、俺の祖父の天青は……藍閃に黙って葉月に誘発剤を与えた。藍閃が葉月を先につがいにして、空良から引き離せるように。だが彼らは失敗したんだ。空良が適合者だったから。それに誘発剤は葉月の体に負担が大きすぎた。祖父が勝手に誘発剤を使ったことをあとで藍閃は責めたが、どのみち葉月は守られなかった」
「天、その話……」
「藍閃から聞きだした」
俺は藤野谷の手の甲を指でたどり、爪をなぞった。どういうわけか、藍閃の指に傷があったことを思い出した。藤野谷と目をあわせる。間接照明の黄色い光で彼の顔にはあわく二重の影ができ、眸の色は暗かった。
「おまえの祖父さんはとっくの昔に亡くなっただろう。それに藍閃は藤野谷家から離れることを選んだ。亡霊はもうたくさんだ」
藤野谷の手首を持ち上げ、人差し指の爪を口に含む。上目で藤野谷をみつめながら二番目の関節まで咥えて舐める。
藤野谷はうっと妙な声をあげ、俺の口から指を引き抜いた。
「サエ、そんなことしたら」
「何?」
逃げていく指を追いかけようとすると、どさっと音がして視界がまわり、背中をシーツに押しつけられた。藤野谷が俺の肩を押さえてのしかかる。
「……我慢できない」
「我慢しなくていい」
そのままキスをした。何度もたがいに唇を押しつけあって、入ってきた藤野谷の舌と舌をからめて、口の中も鼻から抜ける香りも、頭のなかに思いうかぶ景色を、ぜんぶ藤野谷でいっぱいにした。唾液がこぼれて首筋に垂れたあとを藤野谷の舌が這っていく。背中をふるえが走り抜け、気づくと俺は甘ったるい声をもらしている。シャツのボタンが外され、藤野谷は俺の肩と胸をさらけ出し、両方の乳首を順番に舐める。それだけで来るものがあって、俺は体をよじらせる。ファスナーが下げられ、藤野谷は俺のスラックスを引き抜いた。
下着の上から揉まれて俺は息を荒くする。自分は服を着たまま、藤野谷は俺のボクサーを下げ、舌で俺の胸を弄りながら、指でもどかしいほどゆるやかな愛撫を下半身へ加えていく。俺は眼をなかば閉じて、おかしな声をあげてしまわないようこらえる。でも左右の乳首を吸われ、軽く歯を立てられて、俺のペニスはとっくに立ち上がってしまっている。藤野谷は先走りの雫で湿らせた指で俺の尻をたどり、後口の周囲をなぞった。ふいにのしかかる重みがはずれて、軽くなる。
「天?」
俺は目をあけた。藤野谷は跳ねるようにベッドから降り、すぐに戻ってきた。ガサガサと音が鳴る。手に持っているのはマスターがくれた袋だった。中を見ないまま、シャワールームの隣の棚に突っ込んでおいたのだが。
「それ……」
肘をついて起き上がると藤野谷は平然と中身を取り出している。
「置いてあった」
「その袋、カフェのマスターが……中身は?」
「ローションとコンドーム」
俺は顔が火照るのを感じたが、藤野谷は気にも留めていない。ローションの容器をシーツの上に放り出し、服を脱いで全裸になった。こいつの裸は何度も見ているのにどうして今日はこんなに恥ずかしいんだろう。眼を伏せたとたんに片腕を持ち上げられた。藤野谷の舌が無防備な腋の下を舐める。
不意打ちに息をのんだ俺を藤野谷はあっけなくうつぶせにすると、膝をもちあげる。すべる液体で濡れた指が後口にゆっくりと侵入した。
「あ……」
「痛い?」
「いや……」
チュッと音を立てて背中にキスが落とされ、指がマッサージするように内側をほぐして、俺の頭はだんだんぼうっとしてくる。足を広げられ、後口を押し開く指の本数が増えた。と、敏感なところを正確に突かれて、気がついたとき俺はかん高い声をあげていた。
「ああ、サエ……可愛い」
藤野谷の匂いが頭のなかを侵食する。肩甲骨からうなじを舐めあげられると奥がさらに反応し、襞が指をしめつけるのがわかった。
「あ……ああん」
「もっと啼いて」
俺は目を閉じ、喘ぎながら指の動きに合わせて腰をゆらした。藤野谷の屹立が俺の皮膚をなぞる。
「あ、ん……天……」
「何?」
「ゴム、つけるなよ……」
「サエ」
「そのまま感じたいから……」
急に藤野谷の匂いがきつくなった。
「おまえだけだ……サエ、ずっと……」
指を抜かれる感触に俺はまたおかしな声をもらしたが、間髪おかず有無をいわせない力で腰を引き寄せられる。後口に堅い太い先端が触れ、熱い楔が一気に狭い入り口を抜けて、そのまま奥を突かれた。
「あっ……あああっ」
俺はもう声を抑えられない。前にまわった藤野谷の手が濡れっぱなしのペニスをつつみこむ。藤野谷は俺を膝に抱くようにしてさらに奥まで楔を埋めこみ、俺はみずから腰を上下させて、襞をこする感触に我をわすれる。全身が溶けそうだ。ふたたび強い力でシーツにうつぶせに押しつけられる。快感が俺の中でエコーする。藤野谷の吐息が耳をかすめて移動した。うなじに息が吹きかけられた。
「あ――ああああっ」
次の瞬間、頭のてっぺんからつま先まで一瞬で走った痛みは、痛いのに甘かった。俺の頭の芯は完全にしびれ、制御のきかない腰は勝手にうねって跳ねようとするが、藤野谷は許さなかった。うなじに歯を立てたままつながった腰を揺らして、熱い楔で中をさらに強く責め立ててくる。俺は指先まで甘い衝撃に占領され、いつ射精したのかもわからないくらいだ。だらだらと唇の端からこぼれる唾液で顎が濡れる。
藤野谷の舌がうなじに新しくできた傷を舐め、顎をつたう唾液を舐めとり、さらに噛む。噛まれるたびに俺は高い声をあげるが、喘いでいるのか泣いているのかの区別もつかない。腰を突かれる間隔が速くなり、藤野谷が低くうめいた。
「あ――いく……」
うなじにふたたび強い衝撃が走り、藤野谷の唾液が首筋に垂れた。俺は心地よい甘い陶酔に脳の奥までからめとられる。くらりと意識が波に投げ出されたように遠くなり、打ち寄せられてまた戻る。藤野谷の腕が俺を正面から引き寄せ、胸に俺の頭を抱えこむようにする。どくどくと脈打つ首のうしろに藤野谷の唇が触れ、何度もくりかえし優しく舐めた。そのたび背筋にピリピリした感覚が走るが、それすら途方もなく心地よい。藤野谷の舌が触れたところから俺のなかの何かが溶け出して、舐めとられ、混ざりあっていく。
「サエ……」
目を閉じたまま耳もとで何度も呼ばれるのを聞いていた。どうして藤野谷は俺をこう呼ぶのだろうか。苗字でも名前でもなくて。
俺は天、とささやきかえす。乾いてかすれた喉はろくな音を出さなかった。藤野谷の指が髪をまさぐり、ひたいに唇が触れる。甘ったるい感覚に支配された下半身がうずくが、まったく力が入らない。
まぶたをおしあけると藤野谷の眸がすぐ正面にあって、切ない色をたたえていた。心が向かっていくのを感じながら俺は藤野谷をみつめかえす。
何もかも眠っているかのようにあたりは静かだ。部屋は深い青色に沈み、俺を抱きしめる藤野谷の周囲に淡く、俺にしか見えない光輝がきらめく。
布越しに接した皮膚から炎が体の内側に灯るような気がする。藤野谷の唇が俺の首筋に触れ、耳たぶを舐めると、俺は声をもらしそうになり、また顔が火照るのを感じる。もう一方の手で藤野谷は俺の顎をとらえる。そのままキスしてくると思ったのに、彼はなぜかためらったようだった。
「サエ」
骨に響くほど近いところで、藤野谷が低い声でささやく。
「祖父と伯父のことで――それと葉月に関係することで……話しておかなければいけない……と思う」
「いま?」
俺はいささか気分をそがれてたずねたが、藤野谷はうなずいた。といっても、話したくてたまらないといった雰囲気ではなかった。
「気持ちのいい話じゃない」
「だろうな」
「だからこの先――親族の噂話のような、歪んだ形で聞かせたくない」
俺は藤野谷の腕をほどくともう一度シーツに座りなおした。膝の上で藤野谷の片手を握る。
「話せよ」
藤野谷はためらいがちに口をひらいた。俺は藤野谷の手を握っていた。彼の方が俺より少し手が大きいが、指の長さは同じくらいだ。指に指をからめて、なめらかな皮膚と節をなぞった。藤野谷は俺が指を弄るままにしている。
「藍閃と葉月が結婚する前、俺の祖父の天青は……藍閃に黙って葉月に誘発剤を与えた。藍閃が葉月を先につがいにして、空良から引き離せるように。だが彼らは失敗したんだ。空良が適合者だったから。それに誘発剤は葉月の体に負担が大きすぎた。祖父が勝手に誘発剤を使ったことをあとで藍閃は責めたが、どのみち葉月は守られなかった」
「天、その話……」
「藍閃から聞きだした」
俺は藤野谷の手の甲を指でたどり、爪をなぞった。どういうわけか、藍閃の指に傷があったことを思い出した。藤野谷と目をあわせる。間接照明の黄色い光で彼の顔にはあわく二重の影ができ、眸の色は暗かった。
「おまえの祖父さんはとっくの昔に亡くなっただろう。それに藍閃は藤野谷家から離れることを選んだ。亡霊はもうたくさんだ」
藤野谷の手首を持ち上げ、人差し指の爪を口に含む。上目で藤野谷をみつめながら二番目の関節まで咥えて舐める。
藤野谷はうっと妙な声をあげ、俺の口から指を引き抜いた。
「サエ、そんなことしたら」
「何?」
逃げていく指を追いかけようとすると、どさっと音がして視界がまわり、背中をシーツに押しつけられた。藤野谷が俺の肩を押さえてのしかかる。
「……我慢できない」
「我慢しなくていい」
そのままキスをした。何度もたがいに唇を押しつけあって、入ってきた藤野谷の舌と舌をからめて、口の中も鼻から抜ける香りも、頭のなかに思いうかぶ景色を、ぜんぶ藤野谷でいっぱいにした。唾液がこぼれて首筋に垂れたあとを藤野谷の舌が這っていく。背中をふるえが走り抜け、気づくと俺は甘ったるい声をもらしている。シャツのボタンが外され、藤野谷は俺の肩と胸をさらけ出し、両方の乳首を順番に舐める。それだけで来るものがあって、俺は体をよじらせる。ファスナーが下げられ、藤野谷は俺のスラックスを引き抜いた。
下着の上から揉まれて俺は息を荒くする。自分は服を着たまま、藤野谷は俺のボクサーを下げ、舌で俺の胸を弄りながら、指でもどかしいほどゆるやかな愛撫を下半身へ加えていく。俺は眼をなかば閉じて、おかしな声をあげてしまわないようこらえる。でも左右の乳首を吸われ、軽く歯を立てられて、俺のペニスはとっくに立ち上がってしまっている。藤野谷は先走りの雫で湿らせた指で俺の尻をたどり、後口の周囲をなぞった。ふいにのしかかる重みがはずれて、軽くなる。
「天?」
俺は目をあけた。藤野谷は跳ねるようにベッドから降り、すぐに戻ってきた。ガサガサと音が鳴る。手に持っているのはマスターがくれた袋だった。中を見ないまま、シャワールームの隣の棚に突っ込んでおいたのだが。
「それ……」
肘をついて起き上がると藤野谷は平然と中身を取り出している。
「置いてあった」
「その袋、カフェのマスターが……中身は?」
「ローションとコンドーム」
俺は顔が火照るのを感じたが、藤野谷は気にも留めていない。ローションの容器をシーツの上に放り出し、服を脱いで全裸になった。こいつの裸は何度も見ているのにどうして今日はこんなに恥ずかしいんだろう。眼を伏せたとたんに片腕を持ち上げられた。藤野谷の舌が無防備な腋の下を舐める。
不意打ちに息をのんだ俺を藤野谷はあっけなくうつぶせにすると、膝をもちあげる。すべる液体で濡れた指が後口にゆっくりと侵入した。
「あ……」
「痛い?」
「いや……」
チュッと音を立てて背中にキスが落とされ、指がマッサージするように内側をほぐして、俺の頭はだんだんぼうっとしてくる。足を広げられ、後口を押し開く指の本数が増えた。と、敏感なところを正確に突かれて、気がついたとき俺はかん高い声をあげていた。
「ああ、サエ……可愛い」
藤野谷の匂いが頭のなかを侵食する。肩甲骨からうなじを舐めあげられると奥がさらに反応し、襞が指をしめつけるのがわかった。
「あ……ああん」
「もっと啼いて」
俺は目を閉じ、喘ぎながら指の動きに合わせて腰をゆらした。藤野谷の屹立が俺の皮膚をなぞる。
「あ、ん……天……」
「何?」
「ゴム、つけるなよ……」
「サエ」
「そのまま感じたいから……」
急に藤野谷の匂いがきつくなった。
「おまえだけだ……サエ、ずっと……」
指を抜かれる感触に俺はまたおかしな声をもらしたが、間髪おかず有無をいわせない力で腰を引き寄せられる。後口に堅い太い先端が触れ、熱い楔が一気に狭い入り口を抜けて、そのまま奥を突かれた。
「あっ……あああっ」
俺はもう声を抑えられない。前にまわった藤野谷の手が濡れっぱなしのペニスをつつみこむ。藤野谷は俺を膝に抱くようにしてさらに奥まで楔を埋めこみ、俺はみずから腰を上下させて、襞をこする感触に我をわすれる。全身が溶けそうだ。ふたたび強い力でシーツにうつぶせに押しつけられる。快感が俺の中でエコーする。藤野谷の吐息が耳をかすめて移動した。うなじに息が吹きかけられた。
「あ――ああああっ」
次の瞬間、頭のてっぺんからつま先まで一瞬で走った痛みは、痛いのに甘かった。俺の頭の芯は完全にしびれ、制御のきかない腰は勝手にうねって跳ねようとするが、藤野谷は許さなかった。うなじに歯を立てたままつながった腰を揺らして、熱い楔で中をさらに強く責め立ててくる。俺は指先まで甘い衝撃に占領され、いつ射精したのかもわからないくらいだ。だらだらと唇の端からこぼれる唾液で顎が濡れる。
藤野谷の舌がうなじに新しくできた傷を舐め、顎をつたう唾液を舐めとり、さらに噛む。噛まれるたびに俺は高い声をあげるが、喘いでいるのか泣いているのかの区別もつかない。腰を突かれる間隔が速くなり、藤野谷が低くうめいた。
「あ――いく……」
うなじにふたたび強い衝撃が走り、藤野谷の唾液が首筋に垂れた。俺は心地よい甘い陶酔に脳の奥までからめとられる。くらりと意識が波に投げ出されたように遠くなり、打ち寄せられてまた戻る。藤野谷の腕が俺を正面から引き寄せ、胸に俺の頭を抱えこむようにする。どくどくと脈打つ首のうしろに藤野谷の唇が触れ、何度もくりかえし優しく舐めた。そのたび背筋にピリピリした感覚が走るが、それすら途方もなく心地よい。藤野谷の舌が触れたところから俺のなかの何かが溶け出して、舐めとられ、混ざりあっていく。
「サエ……」
目を閉じたまま耳もとで何度も呼ばれるのを聞いていた。どうして藤野谷は俺をこう呼ぶのだろうか。苗字でも名前でもなくて。
俺は天、とささやきかえす。乾いてかすれた喉はろくな音を出さなかった。藤野谷の指が髪をまさぐり、ひたいに唇が触れる。甘ったるい感覚に支配された下半身がうずくが、まったく力が入らない。
まぶたをおしあけると藤野谷の眸がすぐ正面にあって、切ない色をたたえていた。心が向かっていくのを感じながら俺は藤野谷をみつめかえす。
何もかも眠っているかのようにあたりは静かだ。部屋は深い青色に沈み、俺を抱きしめる藤野谷の周囲に淡く、俺にしか見えない光輝がきらめく。
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