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第5章 七夕
2.祈りのようなもの
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いつのまにか人がずいぶん増えている。
伊吹は階段のすぐ近くに立ち、集まった人々のざわめきを聞いている。ユーヤ最後の夏の企画はきっと成功するだろう。顔を出すだけのつもりだったのに、四月以来顔見知りになったスタッフや、紹介された地元の作家と話しているうちに、なんとなく時間がすぎてしまった。
いや、なんとなく時間がすぎたというのが自分をごまかす口実にすぎないと伊吹にはわかっている。ほんとうはここから立ち去りたくないのだ。
でも、そんなわけにはいかない。
カフェの中央には人の壁ができ、その上にしだれかかるように七夕の笹飾りが立っている。
「あ、帰るまえに、短冊に願いごと書いてね!」
スタッフの声を聞いて人の壁が動いた。その向こうに七星がいるように思ったが、さすがにこれほど人が集まると、彼の香り――蜜の甘い匂いは届かなくなるようだ。立ち去るまえにもう一度、七星の顔をみたい――そんなおのれの本音を伊吹は押し殺し、いじましくこの場に留まろうとする自分自身をいまいましく思った。
(おまえは感情を箱に入れて、深く沈めてしまっている)
伊吹は祖父の言葉を思い出す。自分がいま感じているものはなんだろう? 怒り? 罪悪感? いったい何に対して?
今まで生きてきたなかで、自分が下した選択に対してか?
俺は後悔はしない。自分の人生に責任がとれるのは自分だけだ。
「三城さん、お帰りですか?」
はっとして放心状態からさめると、ユーヤの主宰、魚居が横にいる。
「はい、そろそろ……。ずいぶん盛況ですね。明日からが楽しみです」
「今の時間に来る連中はこのあと飲みにつきあう人間を探しに来てるんです」
魚居は懐かしそうに目を細めた。
「ここをはじめたころはそういうのが多くてね。駅前も人の流れも今とはちがった」
九月末でここを閉めることはもうオープンにされている。彼女はそのあとどうするのだろう。他のスタッフたちは? ――伊吹は問いを腹の中に飲みこみ、うなずいた。
「あの笹飾り、ちょっと変わっていますね」
「ああ、ほんものじゃありませんからね」
魚居は気軽な口調でいった。
「短冊はもう書かれましたか?」
「いや、今日は人も多いし、今月はまた来るつもりだからその時にでも……」
「ただの笹飾りじゃなくて作品なので、短冊をさげていくと笹全体の形が変わるんです。数が増えるほど吊るときの難易度が上がります。だんだん難しくなるから、お願いは早めがいいですよ」
伊吹は小さく笑った。
「形が変わるって、どんなふうに? ゲームみたいですね」
「最終形態は明かせないんです。ま、時々見に来て、クロージングまで楽しんでください。願いごとを書いてもプラウみたいにはなりませんから、そこは大丈夫です」
魚居の声には皮肉な調子があり、伊吹はまた笑ってしまった。
プラウみたいには、といったのは、今くだんの施設のロビーが巨大な笹飾りと錦織の反物を組み合わせたインスタレーションに占領されているからだろう。バックパネルにはソーシャルメディアで募集した願いごとのフレーズが星屑のように流れ、天の川を暗示する。
「この空では、叶わない願いはない。」
そんなキャッチフレーズとともにテレビをはじめとしたメディアで紹介されて、プラウはたちまちデートスポットになった。三ツ星レストランや瀟洒なカフェは簡単に予約が取れないほどの評判らしい。
「だったら今日のうちにやっておきましょうか」
「それがおすすめです」
魚居に会釈すると伊吹はその場を離れた。人のあいだを縫って笹飾りのそばへ行った。短冊の用紙は二重になっていた。内容がみえないように隠せるのだ。伊吹はペンをさっと走らせ、表面を覆った。ゆらゆら動く笹の葉の影にはワイヤーが何本も垂れている。短冊をひっかけて吊るしながら、自分が書いたのは願いと呼べるようなものではない、と伊吹は思った。どちらかといえば、祈りに似ていた。
今度こそ出口の方へ向かったとき、すぐうしろでよく知った声が聞こえた。
「徹? ああ、神社を抜けると早いぞ。今そっちへ行く」
伊吹は無視して階段へ向かった。肩にぽんと手がかかる。
「伊吹、もう帰るのか?」
気が進まない様子を表に出さないようにしながらふりむく。スマホを片手にした武流がにやにや笑いをむけている。
「ああ」
「俺も出るんだ。一緒に行こう」
「帰るのか?」
半信半疑でたずねると、武流はあっさり首を横にふったが、それでも伊吹と並んで階段を下りていく。
「知りあいがこの辺にいるから誘ったのさ。飲みに行こうって。ここ、いいところだな。代表者はちとおっかないが、スタッフの子は感じいいし。七星くんとか」
伊吹は返事をしなかったが、武流はぺらぺら喋りつづけている。
「蓮の顔ばっかりみてるから、おなじ男のオメガでもあんな素朴な感じの子は新鮮だよ。そういえば蓮のやつ、最近オメガの友だちができたみたいだな。会った時もその話ばかりしてた」
それは七星のことではないのか。このスペースについては蓮に聞いたといったくせに、蓮は七星のことを話していない?
伊吹はいぶかしく思った。蓮は武流を兄のように慕っているし、なんでも打ち明けているにちがいないと思っていたのだが。ハウス・デュマーのアフタヌーンティのあと、伊吹が迎えに行ったことを知らないのだろうか。
もしそうだとしたら、蓮が武流にそのことを話していないのだろう。蓮は伊吹を透明人間のように扱うことがおおかったし、すすんで伊吹の話題を持ち出すのも嫌がった。
あるいは武流は、蓮の「新しい友だち」が誰なのかを自分に教えたくなくて、わざとこう話しているのかもしれない。たしかに蓮が誰に興味を持っているかを伊吹が把握していないのは、伊吹にとって不都合なところがある。当主の瀧は蓮のつがいとして、伊吹にも蓮の行動の責任を求めるからだ。つまりこれも、武流がときどき伊吹に向ける遠回しな嫌がらせのひとつか。
先月のなかば、蓮が七星を誘ってハウス・デュマーへ行ったことは伊吹も知っていた。もちろん七星に聞いたわけではなく、家政婦と運転手を通じて把握しただけである。
その日、伊吹は夜中まで起きていた。夫婦の寝室はヒートの時期以外はわけているが、書斎にいれば蓮が帰宅したことはわかる。いつものように、夜遊びのあとの蓮は酔って眠たげな目をして、書斎のドアをあけた伊吹にも無関心だった。いつもの香水にまじって、かすかに甘い蜜の香りがした。
伊吹は匂いの記憶をふりはらった。
階段を下までおりる。ユーヤの重い扉は開け放たれていた。空気はなまぬるく、たれこめた雲のせいか夜空はやけに白い。看板に板に貼りつけられたチラシが風にパタパタ揺れる。ふと横をみると、武流が注意深い目つきで伊吹を見ていた。
「何だ?」
何かいいたいことでもあるのかと思ったが、武流はわざとらしい笑みを浮かべただけだ。
「べつに? じゃあな、伊吹」
車はコインパーキングに停めていた。宮久保家の邸宅へ、いつもの道を走るうちに雨が降り出した。大粒のしずくがフロントガラスにいくつか落ちたあと、ぱらぱらと小さな水滴が散っていく。梅雨はまだ明けていないが、今週はほとんど雨が降らなかった。七夕にかぎって雨にするとは、天の神も嫌がらせが好きらしい。
ユーヤではこれから毎日公演や展示がある。週に数回足を運んでもかまわないだろう。うしろめたく感じることもないはずだ。
「みどりさん、蓮は?」
夫婦の部屋を担当する家政婦にたずねると「志野様とお出かけです」と答えがかえってきた。伊吹はうなずいて化粧室のドアをあける。
「恐れ入りますが、伊吹様」と家政婦がいった。伊吹はふりかえった。
「なんだね?」
「こちらのスーツですが、ほつれがあるままクロゼットに放置されていたたようです。今日まで気がつかず申し訳ございません。補修のあとクリーニングに出させていただきます」
はっと眉をあげそうになったが、伊吹はあやういところで無表情を保った。家政婦が持っているのは伊吹のスーツではなかった。あの日、七星のマンションから着て帰ったもの――七星の夫のスーツだ。
「それは――」
ほんの一瞬、それは自分のものではないというべきか、伊吹は迷った。しかし何と説明すればいい?
「――ありがとう。いつもすまないね」
「とんでもございません」
家政婦は一礼して廊下を去った。伊吹は化粧室のドアを閉め、無意識にとめていた息を吐いた。
伊吹は階段のすぐ近くに立ち、集まった人々のざわめきを聞いている。ユーヤ最後の夏の企画はきっと成功するだろう。顔を出すだけのつもりだったのに、四月以来顔見知りになったスタッフや、紹介された地元の作家と話しているうちに、なんとなく時間がすぎてしまった。
いや、なんとなく時間がすぎたというのが自分をごまかす口実にすぎないと伊吹にはわかっている。ほんとうはここから立ち去りたくないのだ。
でも、そんなわけにはいかない。
カフェの中央には人の壁ができ、その上にしだれかかるように七夕の笹飾りが立っている。
「あ、帰るまえに、短冊に願いごと書いてね!」
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(おまえは感情を箱に入れて、深く沈めてしまっている)
伊吹は祖父の言葉を思い出す。自分がいま感じているものはなんだろう? 怒り? 罪悪感? いったい何に対して?
今まで生きてきたなかで、自分が下した選択に対してか?
俺は後悔はしない。自分の人生に責任がとれるのは自分だけだ。
「三城さん、お帰りですか?」
はっとして放心状態からさめると、ユーヤの主宰、魚居が横にいる。
「はい、そろそろ……。ずいぶん盛況ですね。明日からが楽しみです」
「今の時間に来る連中はこのあと飲みにつきあう人間を探しに来てるんです」
魚居は懐かしそうに目を細めた。
「ここをはじめたころはそういうのが多くてね。駅前も人の流れも今とはちがった」
九月末でここを閉めることはもうオープンにされている。彼女はそのあとどうするのだろう。他のスタッフたちは? ――伊吹は問いを腹の中に飲みこみ、うなずいた。
「あの笹飾り、ちょっと変わっていますね」
「ああ、ほんものじゃありませんからね」
魚居は気軽な口調でいった。
「短冊はもう書かれましたか?」
「いや、今日は人も多いし、今月はまた来るつもりだからその時にでも……」
「ただの笹飾りじゃなくて作品なので、短冊をさげていくと笹全体の形が変わるんです。数が増えるほど吊るときの難易度が上がります。だんだん難しくなるから、お願いは早めがいいですよ」
伊吹は小さく笑った。
「形が変わるって、どんなふうに? ゲームみたいですね」
「最終形態は明かせないんです。ま、時々見に来て、クロージングまで楽しんでください。願いごとを書いてもプラウみたいにはなりませんから、そこは大丈夫です」
魚居の声には皮肉な調子があり、伊吹はまた笑ってしまった。
プラウみたいには、といったのは、今くだんの施設のロビーが巨大な笹飾りと錦織の反物を組み合わせたインスタレーションに占領されているからだろう。バックパネルにはソーシャルメディアで募集した願いごとのフレーズが星屑のように流れ、天の川を暗示する。
「この空では、叶わない願いはない。」
そんなキャッチフレーズとともにテレビをはじめとしたメディアで紹介されて、プラウはたちまちデートスポットになった。三ツ星レストランや瀟洒なカフェは簡単に予約が取れないほどの評判らしい。
「だったら今日のうちにやっておきましょうか」
「それがおすすめです」
魚居に会釈すると伊吹はその場を離れた。人のあいだを縫って笹飾りのそばへ行った。短冊の用紙は二重になっていた。内容がみえないように隠せるのだ。伊吹はペンをさっと走らせ、表面を覆った。ゆらゆら動く笹の葉の影にはワイヤーが何本も垂れている。短冊をひっかけて吊るしながら、自分が書いたのは願いと呼べるようなものではない、と伊吹は思った。どちらかといえば、祈りに似ていた。
今度こそ出口の方へ向かったとき、すぐうしろでよく知った声が聞こえた。
「徹? ああ、神社を抜けると早いぞ。今そっちへ行く」
伊吹は無視して階段へ向かった。肩にぽんと手がかかる。
「伊吹、もう帰るのか?」
気が進まない様子を表に出さないようにしながらふりむく。スマホを片手にした武流がにやにや笑いをむけている。
「ああ」
「俺も出るんだ。一緒に行こう」
「帰るのか?」
半信半疑でたずねると、武流はあっさり首を横にふったが、それでも伊吹と並んで階段を下りていく。
「知りあいがこの辺にいるから誘ったのさ。飲みに行こうって。ここ、いいところだな。代表者はちとおっかないが、スタッフの子は感じいいし。七星くんとか」
伊吹は返事をしなかったが、武流はぺらぺら喋りつづけている。
「蓮の顔ばっかりみてるから、おなじ男のオメガでもあんな素朴な感じの子は新鮮だよ。そういえば蓮のやつ、最近オメガの友だちができたみたいだな。会った時もその話ばかりしてた」
それは七星のことではないのか。このスペースについては蓮に聞いたといったくせに、蓮は七星のことを話していない?
伊吹はいぶかしく思った。蓮は武流を兄のように慕っているし、なんでも打ち明けているにちがいないと思っていたのだが。ハウス・デュマーのアフタヌーンティのあと、伊吹が迎えに行ったことを知らないのだろうか。
もしそうだとしたら、蓮が武流にそのことを話していないのだろう。蓮は伊吹を透明人間のように扱うことがおおかったし、すすんで伊吹の話題を持ち出すのも嫌がった。
あるいは武流は、蓮の「新しい友だち」が誰なのかを自分に教えたくなくて、わざとこう話しているのかもしれない。たしかに蓮が誰に興味を持っているかを伊吹が把握していないのは、伊吹にとって不都合なところがある。当主の瀧は蓮のつがいとして、伊吹にも蓮の行動の責任を求めるからだ。つまりこれも、武流がときどき伊吹に向ける遠回しな嫌がらせのひとつか。
先月のなかば、蓮が七星を誘ってハウス・デュマーへ行ったことは伊吹も知っていた。もちろん七星に聞いたわけではなく、家政婦と運転手を通じて把握しただけである。
その日、伊吹は夜中まで起きていた。夫婦の寝室はヒートの時期以外はわけているが、書斎にいれば蓮が帰宅したことはわかる。いつものように、夜遊びのあとの蓮は酔って眠たげな目をして、書斎のドアをあけた伊吹にも無関心だった。いつもの香水にまじって、かすかに甘い蜜の香りがした。
伊吹は匂いの記憶をふりはらった。
階段を下までおりる。ユーヤの重い扉は開け放たれていた。空気はなまぬるく、たれこめた雲のせいか夜空はやけに白い。看板に板に貼りつけられたチラシが風にパタパタ揺れる。ふと横をみると、武流が注意深い目つきで伊吹を見ていた。
「何だ?」
何かいいたいことでもあるのかと思ったが、武流はわざとらしい笑みを浮かべただけだ。
「べつに? じゃあな、伊吹」
車はコインパーキングに停めていた。宮久保家の邸宅へ、いつもの道を走るうちに雨が降り出した。大粒のしずくがフロントガラスにいくつか落ちたあと、ぱらぱらと小さな水滴が散っていく。梅雨はまだ明けていないが、今週はほとんど雨が降らなかった。七夕にかぎって雨にするとは、天の神も嫌がらせが好きらしい。
ユーヤではこれから毎日公演や展示がある。週に数回足を運んでもかまわないだろう。うしろめたく感じることもないはずだ。
「みどりさん、蓮は?」
夫婦の部屋を担当する家政婦にたずねると「志野様とお出かけです」と答えがかえってきた。伊吹はうなずいて化粧室のドアをあける。
「恐れ入りますが、伊吹様」と家政婦がいった。伊吹はふりかえった。
「なんだね?」
「こちらのスーツですが、ほつれがあるままクロゼットに放置されていたたようです。今日まで気がつかず申し訳ございません。補修のあとクリーニングに出させていただきます」
はっと眉をあげそうになったが、伊吹はあやういところで無表情を保った。家政婦が持っているのは伊吹のスーツではなかった。あの日、七星のマンションから着て帰ったもの――七星の夫のスーツだ。
「それは――」
ほんの一瞬、それは自分のものではないというべきか、伊吹は迷った。しかし何と説明すればいい?
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