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Folge 12 新規メンバーいらっしゃい
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登校後は結局鼻血が止まらなかった。
職員室へ事情を話しに顔を出したわけだが。
そこにいた先生に『んなもん、とっとと帰りなさい』と。
迷い込んだ猫のような扱われ方でポイ捨てされた。
【藍原サダメはポイ捨てを許しません! ポイ捨て、禁止!】
というポスターを即興で仕上げて校内中に貼りまくってやろうか。
とも思ったけど、そんな体力も材料調達も馬鹿らしくなった。
なので、手を差し伸べて貰えなかった猫のように家に帰ったのだ。
帰りながら美乃咲さんにチャットで報告をした。
『先生に捨て猫の如くポイ捨てされたので、段ボール箱の中でお待ちしています』
『か、かわいい! かわいいですっ! すぐに迎えに行きますっ!』
『ちゃんと学校のミッションを完了させてからにしてね』
『昇降口まで来たのに……』
『早っ!』
『当然ですっ!』
『ゆっくり待っているんで、ちゃんと授業を受けてください。』
『じゃないと、オレが罪悪感半端ないことになるんで』
『(ごめんなさいのスタンプ)』
『(サムズアップのスタンプ)』
とまあこんなやりとりをした後の放課後。
藍原家のリビングでソファーの真ん中に座るオレ。
その正面に美乃咲さんは座っている。
オレの右側には首に抱き着いているツィスカ。
左側には膝枕に頭を乗せて横になっているカルラがいる。
どこの富豪だ。
タケルはいつものように食卓。
お茶を飲みながらこちらを観戦している。
ツィスカの腰に手をまわし、カルラの頭を撫でる。
さて、美乃咲さんとのお話しだ。
「何から聞いたらいいのか分からないんで、美乃咲さんの方から自己紹介的な感じで色々と教えてくれる?」
「わかりました。」
紅茶を一口飲んでから話が始まった。
「現在私は家から追い出されていて、この近くにあるアパートで暮らしています」
「そうなの!?」
「はい。ウチは代々続いている医者一家で、今の父は大学病院の院長です」
「どうりでお嬢様感があるわけだ」
「いえ、そんなことは無いと思いますが。近々父は院長から理事になるそうで、後継ということで自分の子供をと考えていたようです」
なんだか話が大きくなってきた。
まさかこういう話を実際に聞くとは思いもしなかった。
物語でしか聞かない別世界の話じゃないか。
ここで美乃咲さんは携帯を取り出し、オレに何やら尋ねてきた。
「こちらに一人連れを呼びたいのですが、よろしいですか?」
「え? 誰か連れて来たの?」
「はい。紹介をしないと私の、いいえ私たちのことをわかっていただき難いと思いますので」
「別に構わないよ。外に待たせていたの?」
「そうです」
携帯でその紹介したいという人物に連絡をしている。
「入ってきていいそうよ。私が玄関へ行くから、うん」
美乃咲さんは玄関へその人物を小走りで迎えに行った。
しばらくしてその人物と美乃咲さんが並んでオレたちの前に現れた。
背恰好は美乃咲さんと同じ。
キャップを後ろ向きに被りヘッドホンを首に掛けている。
パーカーのポケットに両手を突っ込んで――――
特に目を引かれたのは、ミニスカートから伸びた真っ白で綺麗な素足。
「さ、お願い」
美乃咲さんが何かをその人物に促す。
その子はキャップを脱いで頭を左右に軽く数回振った。
すると綺麗な黒髪のロングヘア―が現れ、最初の印象を完全にぶち壊してきた。
前開きパーカーの前立てに噛ましていた青いコンコルド。
これを前髪へ持っていき、美乃咲さんとは逆向きの右から左へ噛ませる。
見事に左右対称な双子に変身した。
「名前を言ってちょうだい」
「妹の美乃咲咲乃と申します」
富豪フォーメーションなオレたち三人は固まっていた。
そんな話あるのかよ。
「実は私たちも双子の姉妹なのです。それもあって藍原君の状況には耐性があったというか、受け入れるのは容易かったのです」
双子で美人はウチの妹しかいないと思っていた。
けれど、これは中々凄い二人が登場したぞ。
「この子も座ってよろしいですか?」
「も、もちろんどうぞ」
カルラがもう一人分の紅茶を用意しにキッチンへ向かう。
ささっと用意して咲乃さんへ差し出した。
「初めまして。中学二年で次女の藍原カルラと申します」
それを聞いてツィスカも続いて自己紹介をした。
「私は姉の藍原フランツィスカと申します。そして弟の……」
ツィスカが右手のひらを上にして全ての指を閉じ揃えタケルへ向ける。
咲乃にタケルを見るように促したのだ。
タケルへの自己紹介をしなさいという合図でもある。
いつもとは違って他所向けの対応をしている。
少々面白く感じたが、こういうことも出来るようになっているんだなと感心した。
「弟で末っ子の中学一年、藍原タケルと申します」
「親はどちらも仕事で日本にいない。だから、基本的にこの四人で生活しているんだ」
「ではあまり私たちと変わらない生活をされていた、ということになりますね」
「ところで、追い出されているって話だったけど」
何かやらかした、とか?
「美乃咲家の子供は私たち二人しかいません。ですが、父は息子に継がせたかったようです。私たちも医師を目指すからと何度か話をしようとしたのですが、どうにも聞いてもらえない上、一方的に家を出て行くことだけでなく、通う学校まで決められてしまったのです」
「まさかそんなプロフィールの持ち主とは思いもしなかったよ。でも二人での生活はどうしてるの?」
「さすがに金銭面は父が出してくれていますので普通の生活はできています」
娘だし、そこまでは放り出さなかったか。
「それならよかったね。オレも聞いていたら女の子二人だけじゃって心配になったけど」
「言っていた通りでしょ咲乃?」
「うん、優しい人だね」
あれ? 結構喋り方が違うのかな。ウチの二人も違うけど。
「二人は話し方がウチの二人みたいに違うの?」
「そうですね、咲乃は……」
「何? 別に言えばいいじゃん。なんか美咲が言いにくそうなんで自分でいいますね。女の子な言葉が苦手なんでボクはこういう喋り方をします。藍原さん、いや君付けでいいのかなタメだし。美咲から聞いていた通りの優しい人だね。美咲と話しているのを少し聞いただけでよくわかったよ。ボクも美咲と同じく好きになれそうだ」
は?
今なんて?
「なんでそういう話になる? 好き嫌いの話はしていないんだけど」
「これでも女子なんで、男の子への興味は凄くあるんだよ」
「十二分に綺麗な女子ですけどぉ、足もすっごく綺麗だしぃ……痛い」
ツィスカに耳を引っ張られた。
でもミニスカから真っ白な素足が出ているんだぞ。
これは女子が見ても綺麗って言うと思うけど。
「二人共そういういきなり好きとかいう話になるのは似ているんだね」
「双子ですし、似ている所はたくさんあると思いますよ。それは藍原君が付き合ってくれれば自然にわかることですよ」
またそんな太陽のようなニコニコ顔をして見せて。
まだそれぐらいじゃあ動くわけにはいかないな。
両側から抓る準備されているし。
「ま、まあその、あれだ、色々と聞かせてもらったことだし、二人で生活している……」
「何か気になる事がありましたか?」
「お母様はどうされているの?」
なんか慣れない丁寧語になっちゃった。
「話していませんでしたね。実は私たちが小学校五年生の時に病で……。そのことが父の行動にも影響があるのかもしれませんが、それは本人しかわからない部分ですのでなんとも」
「素朴な質問のつもりが悪いこと聞いちゃったね。すまなかった。うん、これも縁と言えるだろうから、子どもだけで生活しているチームとしてお互いに助け合いができたらいいなと思うんだけど、どうだろう?」
「そんなありがたいお言葉……お付き合いよりも上へと」
「そうじゃなくって! お付き合いはとりあえず抜いて考えてよ。オレそこまでまだ頭が回らないからさ。基礎生活の助け合いができたらお互い利点が多いと思っただけさ。ウチの子たちはどう思う?」
「兄ちゃんはすっごく優しいからいつもそういう提案しちゃうのよね。……でもそれが兄ちゃんだからあたしは賛成するわ。兄ちゃんは渡さないけど」
「わたしも賛成はします。生活を助け合えるのは心強いから。サダメは渡さないけど」
「僕もいいと思うよ。兄ちゃんが言うことは僕もそう思うことばかりだからね」
「とまあ家族の同意も得られたので、よろしく」
最初に身構えていた内容とは随分話の方向が変わったけど、いいんじゃない?
弟妹たちにとっても仲間が増えるのは心強いだろうし、賑やかになりそうだ。
――――賑やか程度で済んでくれるのか心配になってきた。
職員室へ事情を話しに顔を出したわけだが。
そこにいた先生に『んなもん、とっとと帰りなさい』と。
迷い込んだ猫のような扱われ方でポイ捨てされた。
【藍原サダメはポイ捨てを許しません! ポイ捨て、禁止!】
というポスターを即興で仕上げて校内中に貼りまくってやろうか。
とも思ったけど、そんな体力も材料調達も馬鹿らしくなった。
なので、手を差し伸べて貰えなかった猫のように家に帰ったのだ。
帰りながら美乃咲さんにチャットで報告をした。
『先生に捨て猫の如くポイ捨てされたので、段ボール箱の中でお待ちしています』
『か、かわいい! かわいいですっ! すぐに迎えに行きますっ!』
『ちゃんと学校のミッションを完了させてからにしてね』
『昇降口まで来たのに……』
『早っ!』
『当然ですっ!』
『ゆっくり待っているんで、ちゃんと授業を受けてください。』
『じゃないと、オレが罪悪感半端ないことになるんで』
『(ごめんなさいのスタンプ)』
『(サムズアップのスタンプ)』
とまあこんなやりとりをした後の放課後。
藍原家のリビングでソファーの真ん中に座るオレ。
その正面に美乃咲さんは座っている。
オレの右側には首に抱き着いているツィスカ。
左側には膝枕に頭を乗せて横になっているカルラがいる。
どこの富豪だ。
タケルはいつものように食卓。
お茶を飲みながらこちらを観戦している。
ツィスカの腰に手をまわし、カルラの頭を撫でる。
さて、美乃咲さんとのお話しだ。
「何から聞いたらいいのか分からないんで、美乃咲さんの方から自己紹介的な感じで色々と教えてくれる?」
「わかりました。」
紅茶を一口飲んでから話が始まった。
「現在私は家から追い出されていて、この近くにあるアパートで暮らしています」
「そうなの!?」
「はい。ウチは代々続いている医者一家で、今の父は大学病院の院長です」
「どうりでお嬢様感があるわけだ」
「いえ、そんなことは無いと思いますが。近々父は院長から理事になるそうで、後継ということで自分の子供をと考えていたようです」
なんだか話が大きくなってきた。
まさかこういう話を実際に聞くとは思いもしなかった。
物語でしか聞かない別世界の話じゃないか。
ここで美乃咲さんは携帯を取り出し、オレに何やら尋ねてきた。
「こちらに一人連れを呼びたいのですが、よろしいですか?」
「え? 誰か連れて来たの?」
「はい。紹介をしないと私の、いいえ私たちのことをわかっていただき難いと思いますので」
「別に構わないよ。外に待たせていたの?」
「そうです」
携帯でその紹介したいという人物に連絡をしている。
「入ってきていいそうよ。私が玄関へ行くから、うん」
美乃咲さんは玄関へその人物を小走りで迎えに行った。
しばらくしてその人物と美乃咲さんが並んでオレたちの前に現れた。
背恰好は美乃咲さんと同じ。
キャップを後ろ向きに被りヘッドホンを首に掛けている。
パーカーのポケットに両手を突っ込んで――――
特に目を引かれたのは、ミニスカートから伸びた真っ白で綺麗な素足。
「さ、お願い」
美乃咲さんが何かをその人物に促す。
その子はキャップを脱いで頭を左右に軽く数回振った。
すると綺麗な黒髪のロングヘア―が現れ、最初の印象を完全にぶち壊してきた。
前開きパーカーの前立てに噛ましていた青いコンコルド。
これを前髪へ持っていき、美乃咲さんとは逆向きの右から左へ噛ませる。
見事に左右対称な双子に変身した。
「名前を言ってちょうだい」
「妹の美乃咲咲乃と申します」
富豪フォーメーションなオレたち三人は固まっていた。
そんな話あるのかよ。
「実は私たちも双子の姉妹なのです。それもあって藍原君の状況には耐性があったというか、受け入れるのは容易かったのです」
双子で美人はウチの妹しかいないと思っていた。
けれど、これは中々凄い二人が登場したぞ。
「この子も座ってよろしいですか?」
「も、もちろんどうぞ」
カルラがもう一人分の紅茶を用意しにキッチンへ向かう。
ささっと用意して咲乃さんへ差し出した。
「初めまして。中学二年で次女の藍原カルラと申します」
それを聞いてツィスカも続いて自己紹介をした。
「私は姉の藍原フランツィスカと申します。そして弟の……」
ツィスカが右手のひらを上にして全ての指を閉じ揃えタケルへ向ける。
咲乃にタケルを見るように促したのだ。
タケルへの自己紹介をしなさいという合図でもある。
いつもとは違って他所向けの対応をしている。
少々面白く感じたが、こういうことも出来るようになっているんだなと感心した。
「弟で末っ子の中学一年、藍原タケルと申します」
「親はどちらも仕事で日本にいない。だから、基本的にこの四人で生活しているんだ」
「ではあまり私たちと変わらない生活をされていた、ということになりますね」
「ところで、追い出されているって話だったけど」
何かやらかした、とか?
「美乃咲家の子供は私たち二人しかいません。ですが、父は息子に継がせたかったようです。私たちも医師を目指すからと何度か話をしようとしたのですが、どうにも聞いてもらえない上、一方的に家を出て行くことだけでなく、通う学校まで決められてしまったのです」
「まさかそんなプロフィールの持ち主とは思いもしなかったよ。でも二人での生活はどうしてるの?」
「さすがに金銭面は父が出してくれていますので普通の生活はできています」
娘だし、そこまでは放り出さなかったか。
「それならよかったね。オレも聞いていたら女の子二人だけじゃって心配になったけど」
「言っていた通りでしょ咲乃?」
「うん、優しい人だね」
あれ? 結構喋り方が違うのかな。ウチの二人も違うけど。
「二人は話し方がウチの二人みたいに違うの?」
「そうですね、咲乃は……」
「何? 別に言えばいいじゃん。なんか美咲が言いにくそうなんで自分でいいますね。女の子な言葉が苦手なんでボクはこういう喋り方をします。藍原さん、いや君付けでいいのかなタメだし。美咲から聞いていた通りの優しい人だね。美咲と話しているのを少し聞いただけでよくわかったよ。ボクも美咲と同じく好きになれそうだ」
は?
今なんて?
「なんでそういう話になる? 好き嫌いの話はしていないんだけど」
「これでも女子なんで、男の子への興味は凄くあるんだよ」
「十二分に綺麗な女子ですけどぉ、足もすっごく綺麗だしぃ……痛い」
ツィスカに耳を引っ張られた。
でもミニスカから真っ白な素足が出ているんだぞ。
これは女子が見ても綺麗って言うと思うけど。
「二人共そういういきなり好きとかいう話になるのは似ているんだね」
「双子ですし、似ている所はたくさんあると思いますよ。それは藍原君が付き合ってくれれば自然にわかることですよ」
またそんな太陽のようなニコニコ顔をして見せて。
まだそれぐらいじゃあ動くわけにはいかないな。
両側から抓る準備されているし。
「ま、まあその、あれだ、色々と聞かせてもらったことだし、二人で生活している……」
「何か気になる事がありましたか?」
「お母様はどうされているの?」
なんか慣れない丁寧語になっちゃった。
「話していませんでしたね。実は私たちが小学校五年生の時に病で……。そのことが父の行動にも影響があるのかもしれませんが、それは本人しかわからない部分ですのでなんとも」
「素朴な質問のつもりが悪いこと聞いちゃったね。すまなかった。うん、これも縁と言えるだろうから、子どもだけで生活しているチームとしてお互いに助け合いができたらいいなと思うんだけど、どうだろう?」
「そんなありがたいお言葉……お付き合いよりも上へと」
「そうじゃなくって! お付き合いはとりあえず抜いて考えてよ。オレそこまでまだ頭が回らないからさ。基礎生活の助け合いができたらお互い利点が多いと思っただけさ。ウチの子たちはどう思う?」
「兄ちゃんはすっごく優しいからいつもそういう提案しちゃうのよね。……でもそれが兄ちゃんだからあたしは賛成するわ。兄ちゃんは渡さないけど」
「わたしも賛成はします。生活を助け合えるのは心強いから。サダメは渡さないけど」
「僕もいいと思うよ。兄ちゃんが言うことは僕もそう思うことばかりだからね」
「とまあ家族の同意も得られたので、よろしく」
最初に身構えていた内容とは随分話の方向が変わったけど、いいんじゃない?
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