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第一章
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今日は、プロモーション体験の日。いつものガラス部屋ではなく、簡易的な個室へ案内された。全面壁でどこか圧迫感のある部屋だった。ベットのみで道具などもない。
部屋の様子はカメラで撮影されていて、別部屋の顧客達に流されるそうだ。放映されるのも趣味ごとに分かれるそうで、それごとに部屋が分かれていると聞かされた。
時間も普通なら時間無制限で落札側のストップで終了の所、プロモーションは三十分と短い。すべて見せると勿体ないということなんだろうか。
「愛音さん…あ、ラブさんだったけ?源氏名。まだ開始まで時間はあるから声は聞こえてないから大丈夫だと思うけど」
「礼音くん…?」
部屋のドアから入ってきた彼が何故ここにいるのか分からず、頭の中にクエスチョンマークが浮かぶ。それに彼は夜のマゾヒズムデーの主役だったはずだ。
「僕が今日の相手だから」
「え?だって…」
今日の相手は、熟練のマゾヒズム演者だったはずだ。マゾヒズムデーの主役級演者の礼音ではない。だから、私は何も気にせずに相手に任せ思った通りに動けばいいと麗奈から言われていた。
「相手を変わってもらった」
「なんでそんな事を?今日の夜はマゾヒズムデーだよね?」
「…だってもう一回やって欲しかったから。別に夜の本番までは時間あるし、僕が相手でもいいでしょ?」
うるうると大きな瞳で見つめられるとなんとも断りにくい。けれど、彼とどうこうとか恋愛とかも考えられないのも事実だし、彼が私のテクニックだけを求めているなら別にこのままでもいいんではないかという気持ちもある。
しばらく悩んだけれど、これは仕事だし、彼が望むのならいいかと結論つけた。
「じゃ、お願いします」
その言葉を聞いた途端、ぱあと花開いたように笑う礼音はすごく可愛い。そこらの女の子なんて比にならないほどの愛らしさに思わず頭を撫でてしまった。さすが麗奈さんと張り合うほどの主役級演者だ。
それに甘える様に抱き着いてきた彼の下半身をさっきから足に摺り寄せられている。ごりごりと当たる固いものに今からの行為に期待してますと言われているようで嬉しくなった。
「足に当ててどうしたいの?それでイケる?」
急にスイッチが入った私に生唾を飲み込む礼音が期待したように見上げてきた。この瞬間、ゾクゾクした感覚が背中から首筋を通ってゆく。これが普通の人は違うのだと私に知らせてくる。礼音のもちもちの頬に触れて耳朶に触れる。それさえ快楽を探ろうと礼音の体が震える。
部屋の様子はカメラで撮影されていて、別部屋の顧客達に流されるそうだ。放映されるのも趣味ごとに分かれるそうで、それごとに部屋が分かれていると聞かされた。
時間も普通なら時間無制限で落札側のストップで終了の所、プロモーションは三十分と短い。すべて見せると勿体ないということなんだろうか。
「愛音さん…あ、ラブさんだったけ?源氏名。まだ開始まで時間はあるから声は聞こえてないから大丈夫だと思うけど」
「礼音くん…?」
部屋のドアから入ってきた彼が何故ここにいるのか分からず、頭の中にクエスチョンマークが浮かぶ。それに彼は夜のマゾヒズムデーの主役だったはずだ。
「僕が今日の相手だから」
「え?だって…」
今日の相手は、熟練のマゾヒズム演者だったはずだ。マゾヒズムデーの主役級演者の礼音ではない。だから、私は何も気にせずに相手に任せ思った通りに動けばいいと麗奈から言われていた。
「相手を変わってもらった」
「なんでそんな事を?今日の夜はマゾヒズムデーだよね?」
「…だってもう一回やって欲しかったから。別に夜の本番までは時間あるし、僕が相手でもいいでしょ?」
うるうると大きな瞳で見つめられるとなんとも断りにくい。けれど、彼とどうこうとか恋愛とかも考えられないのも事実だし、彼が私のテクニックだけを求めているなら別にこのままでもいいんではないかという気持ちもある。
しばらく悩んだけれど、これは仕事だし、彼が望むのならいいかと結論つけた。
「じゃ、お願いします」
その言葉を聞いた途端、ぱあと花開いたように笑う礼音はすごく可愛い。そこらの女の子なんて比にならないほどの愛らしさに思わず頭を撫でてしまった。さすが麗奈さんと張り合うほどの主役級演者だ。
それに甘える様に抱き着いてきた彼の下半身をさっきから足に摺り寄せられている。ごりごりと当たる固いものに今からの行為に期待してますと言われているようで嬉しくなった。
「足に当ててどうしたいの?それでイケる?」
急にスイッチが入った私に生唾を飲み込む礼音が期待したように見上げてきた。この瞬間、ゾクゾクした感覚が背中から首筋を通ってゆく。これが普通の人は違うのだと私に知らせてくる。礼音のもちもちの頬に触れて耳朶に触れる。それさえ快楽を探ろうと礼音の体が震える。
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