年上不能どM御曹司は年下貧乏どSフリーターを絶対逃がしたくない!

りこりー

文字の大きさ
9 / 9
第一章

9

しおりを挟む
 今日は、プロモーション体験の日。いつものガラス部屋ではなく、簡易的な個室へ案内された。全面壁でどこか圧迫感のある部屋だった。ベットのみで道具などもない。
 部屋の様子はカメラで撮影されていて、別部屋の顧客達に流されるそうだ。放映されるのも趣味ごとに分かれるそうで、それごとに部屋が分かれていると聞かされた。
 時間も普通なら時間無制限で落札側のストップで終了の所、プロモーションは三十分と短い。すべて見せると勿体ないということなんだろうか。

「愛音さん…あ、ラブさんだったけ?源氏名。まだ開始まで時間はあるから声は聞こえてないから大丈夫だと思うけど」
「礼音くん…?」

 部屋のドアから入ってきた彼が何故ここにいるのか分からず、頭の中にクエスチョンマークが浮かぶ。それに彼は夜のマゾヒズムデーの主役だったはずだ。

「僕が今日の相手だから」
「え?だって…」

 今日の相手は、熟練のマゾヒズム演者だったはずだ。マゾヒズムデーの主役級演者の礼音ではない。だから、私は何も気にせずに相手に任せ思った通りに動けばいいと麗奈から言われていた。

「相手を変わってもらった」
「なんでそんな事を?今日の夜はマゾヒズムデーだよね?」
「…だってもう一回やって欲しかったから。別に夜の本番までは時間あるし、僕が相手でもいいでしょ?」

 うるうると大きな瞳で見つめられるとなんとも断りにくい。けれど、彼とどうこうとか恋愛とかも考えられないのも事実だし、彼が私のテクニックだけを求めているなら別にこのままでもいいんではないかという気持ちもある。
 しばらく悩んだけれど、これは仕事だし、彼が望むのならいいかと結論つけた。

「じゃ、お願いします」

 その言葉を聞いた途端、ぱあと花開いたように笑う礼音はすごく可愛い。そこらの女の子なんて比にならないほどの愛らしさに思わず頭を撫でてしまった。さすが麗奈さんと張り合うほどの主役級演者だ。
 それに甘える様に抱き着いてきた彼の下半身をさっきから足に摺り寄せられている。ごりごりと当たる固いものに今からの行為に期待してますと言われているようで嬉しくなった。

「足に当ててどうしたいの?それでイケる?」

 急にスイッチが入った私に生唾を飲み込む礼音が期待したように見上げてきた。この瞬間、ゾクゾクした感覚が背中から首筋を通ってゆく。これが普通の人は違うのだと私に知らせてくる。礼音のもちもちの頬に触れて耳朶に触れる。それさえ快楽を探ろうと礼音の体が震える。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

そこは優しい悪魔の腕の中

真木
恋愛
極道の義兄に引き取られ、守られて育った遥花。檻のような愛情に囲まれていても、彼女は恋をしてしまった。悪いひとたちだけの、恋物語。

身代りの花嫁は25歳年上の海軍士官に溺愛される

絵麻
恋愛
 桐島花は父が病没後、継母義妹に虐げられて、使用人同然の生活を送っていた。  父の財産も尽きかけた頃、義妹に縁談が舞い込むが継母は花を嫁がせた。  理由は多額の結納金を手に入れるため。  相手は二十五歳も歳上の、海軍の大佐だという。  放り出すように、嫁がされた花を待っていたものは。  地味で冴えないと卑下された日々、花の真の力が時東邸で活かされる。  

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

橘若頭と怖がり姫

真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。 その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。 高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。

処理中です...