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その日、仕事へ着くと昨日の不調が嘘のように素材を見つけることができた。その日送られてきたゴミの中にプラスチックや金属類がたくさん入っていたのだろう。
かごにいっぱいに積まれてたプラスチックや重たいので台車をつあって集めている金属類。
この分なら、数日分の生活費になるかもしれない。
周りを見ると、他の人も普段よりもずっと好調なようだ。
ふといつもいっている店を思い出す。 昨日の盗んだ分のお金を払って気持ちをリセットしたくなったが、そんなことはできない。
自分から盗みをしましたと、いえるはずもない。
こんなに好調な日が続けばいいのにと思った。
----------------------------------------------------------------------------------------------------
ケイの住んでいる廃ビル
ケイの住居空間は二階にある。
男2人が、あたりを見回しながらその廃ビルの階段を上っている。2階にたどりつくと住居空間の扉を開けた。
ケイがいつも使っているベットや飼っている花がある。
布団の上で寝ていた猫がケイが帰ってきたのかと顔を上げたが、入ってきたのがケイでないとわかると
背中を丸め威嚇のポーズをとった。
男たちはずかずかと部屋に入ってくると部屋の中を物色し始めた。
おいてあるものを次々とひっくり返す。その反動で置いてあった花のバケツが地面に落ちた。バケツの中が床に散らばった。
猫が声を上げて威嚇しているが構うことなく男たちはあたりのものをひっくり返し、物色を続ける。
「金が多少なりともある可能性がある。
きっと子供を捕まえて追及しても無いと言い張るだろうから、見つかった金は今回の被害者の店の店長の被害の埋め合わせに使われるだろう。」
実はいつもケイの行っている店の店長がケイの盗みに気づき警察に連絡していたのだ。
荒々しく物色を続ける男たちに、声だけでなく噛みついたりまとわりついて抵抗をする猫に一人の男がうっとおしく感じてそれをみた。
見坊を取り出すと、威嚇しながらとびかかってきた猫に向かって振り上げた。
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夜になり仕事が終わりその日のあがりを換金をすると普段の2~3日分のお金になった。 大変好調である。
そのお金を受け取ると、上機嫌でいつもの店へ向かう。
今日は少しぐらい多く買ってもいいかもしれないし、明日は仕事を休んでも大丈夫かもしれない。
そんな思いで店へはいった。
店へ入りいつものように週品を選びに棚を見る。 今日はお金に余裕があるから普段は見ないような商品にまで目がいってしまう。
今日は少し豪華なものを買おう。 自分にはおにぎりではなく、小さめの弁当。 猫には、ささみと鮭。
商品を選びレジへと行く。 意気揚々とレジへ行ったが、店番をしていたこの店の店長がケイの顔を見た。
するとめつきが変わり叫んだ。
「盗人!」
ハッとして顔をあげると、すぐに腕をつかまれた。
「おまえ、昨日金を払わなかったな!?昨日だけじゃないだろ!」
店長はケイのお金を取り出そうとしていたケイのポケットに手を無理やり突っ込むと、お金を取り出した。 それを見て
「このお金はどうした!?これも盗んだものか!?」
すぐに首を横に振る。パニックになり反射的にその場から走りだそうとしたが、腕をつかまれている。
「警察に通報したからな!家の中の盗んだものはもう全部なくなっているぞ!」
腕を強くつかみながら大声で言われる内容は混乱した頭ではうまく理解できなかった。
その瞬間殴られた。
腕をつかまれているため逃げられない。 何度か殴られた後、つかまれている腕から逃れることができた。
このまま帰ってもお金をとられた状態では食料を買うことができない。 必死にレジに自分が置いた食料に手をのばした。
店長は近くに置いてあった鉄の棒でケイを突いてきた。それを肘に食らう。
ケイはそれでも商品をつかみ店を飛び出した。 全力でその場から逃げる。
後から店長も飛びだしてくると、走り去るケイに向かって何か叫んでいた。
店から遠く離れた場所までくると、おおきく肩で息をしながら人気のない場所へもぐりこむ。
ビルの陰で息を整えていると、ふと自分の腕から液体がどんどんしたたり落ちていることに気づいた。
液体の量から、何か持っていた飲み物に穴が開いてそこから液体が漏れているのかと思ったが、それは自分に血だった。
さっき突かれた場所の皮膚がめくりあがり、そこから血が次々と血が流れ出ていた。
とめどなく流れ出てくる見たことのない血の量に驚いた後、涙がでてきた。
次々と流れてくる涙は、自分の意志とは関係ないように思えた。
さっきの店にほとんどすべてのお金をとられ失ってしまった。
とってきた食料を確認する。
包装が血でべとべとになってしまったが、その日の十分な量の食料はあった。
しばらくその場で泣いていたが、やがて家に向かって歩き出す。
頭の中はこれからのことや明日のことを考えていた。
血は明日には止まっているのか? けがをしていても明日仕事はできるのか? 今後食料をどこで買うか?
しばらくして住んでいる廃ビルの前についた。
入るときに扉が開いていた。
2階の住んいる部屋へ上がるための階段を上る。
階段を上る途中、ふと帰ると飛びついてくる猫のことを思い出した。
今日も帰れば、いつものように普段と変わらず飛びついてくるのだろう。
けがをしている腕をみる。少しはこの腕のことを心配してくれるのだろうか?
心配してもきっと餌を出せばすぐに興味はそっちに移ってしまうのだろう。
そう思った瞬間元気がでた。 普段と変わらない生活がケイをいやした。
きっとなんとかなるさ・・・
そして、2階へたどり着いたとき 住居空間への扉が開いていることに気が付いた。
締め忘れたのだろうか? ケイは扉の所へ歩いていくと、中をのぞいた。 そこには普段と変わらない日常があるはずだった。
かごにいっぱいに積まれてたプラスチックや重たいので台車をつあって集めている金属類。
この分なら、数日分の生活費になるかもしれない。
周りを見ると、他の人も普段よりもずっと好調なようだ。
ふといつもいっている店を思い出す。 昨日の盗んだ分のお金を払って気持ちをリセットしたくなったが、そんなことはできない。
自分から盗みをしましたと、いえるはずもない。
こんなに好調な日が続けばいいのにと思った。
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ケイの住んでいる廃ビル
ケイの住居空間は二階にある。
男2人が、あたりを見回しながらその廃ビルの階段を上っている。2階にたどりつくと住居空間の扉を開けた。
ケイがいつも使っているベットや飼っている花がある。
布団の上で寝ていた猫がケイが帰ってきたのかと顔を上げたが、入ってきたのがケイでないとわかると
背中を丸め威嚇のポーズをとった。
男たちはずかずかと部屋に入ってくると部屋の中を物色し始めた。
おいてあるものを次々とひっくり返す。その反動で置いてあった花のバケツが地面に落ちた。バケツの中が床に散らばった。
猫が声を上げて威嚇しているが構うことなく男たちはあたりのものをひっくり返し、物色を続ける。
「金が多少なりともある可能性がある。
きっと子供を捕まえて追及しても無いと言い張るだろうから、見つかった金は今回の被害者の店の店長の被害の埋め合わせに使われるだろう。」
実はいつもケイの行っている店の店長がケイの盗みに気づき警察に連絡していたのだ。
荒々しく物色を続ける男たちに、声だけでなく噛みついたりまとわりついて抵抗をする猫に一人の男がうっとおしく感じてそれをみた。
見坊を取り出すと、威嚇しながらとびかかってきた猫に向かって振り上げた。
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夜になり仕事が終わりその日のあがりを換金をすると普段の2~3日分のお金になった。 大変好調である。
そのお金を受け取ると、上機嫌でいつもの店へ向かう。
今日は少しぐらい多く買ってもいいかもしれないし、明日は仕事を休んでも大丈夫かもしれない。
そんな思いで店へはいった。
店へ入りいつものように週品を選びに棚を見る。 今日はお金に余裕があるから普段は見ないような商品にまで目がいってしまう。
今日は少し豪華なものを買おう。 自分にはおにぎりではなく、小さめの弁当。 猫には、ささみと鮭。
商品を選びレジへと行く。 意気揚々とレジへ行ったが、店番をしていたこの店の店長がケイの顔を見た。
するとめつきが変わり叫んだ。
「盗人!」
ハッとして顔をあげると、すぐに腕をつかまれた。
「おまえ、昨日金を払わなかったな!?昨日だけじゃないだろ!」
店長はケイのお金を取り出そうとしていたケイのポケットに手を無理やり突っ込むと、お金を取り出した。 それを見て
「このお金はどうした!?これも盗んだものか!?」
すぐに首を横に振る。パニックになり反射的にその場から走りだそうとしたが、腕をつかまれている。
「警察に通報したからな!家の中の盗んだものはもう全部なくなっているぞ!」
腕を強くつかみながら大声で言われる内容は混乱した頭ではうまく理解できなかった。
その瞬間殴られた。
腕をつかまれているため逃げられない。 何度か殴られた後、つかまれている腕から逃れることができた。
このまま帰ってもお金をとられた状態では食料を買うことができない。 必死にレジに自分が置いた食料に手をのばした。
店長は近くに置いてあった鉄の棒でケイを突いてきた。それを肘に食らう。
ケイはそれでも商品をつかみ店を飛び出した。 全力でその場から逃げる。
後から店長も飛びだしてくると、走り去るケイに向かって何か叫んでいた。
店から遠く離れた場所までくると、おおきく肩で息をしながら人気のない場所へもぐりこむ。
ビルの陰で息を整えていると、ふと自分の腕から液体がどんどんしたたり落ちていることに気づいた。
液体の量から、何か持っていた飲み物に穴が開いてそこから液体が漏れているのかと思ったが、それは自分に血だった。
さっき突かれた場所の皮膚がめくりあがり、そこから血が次々と血が流れ出ていた。
とめどなく流れ出てくる見たことのない血の量に驚いた後、涙がでてきた。
次々と流れてくる涙は、自分の意志とは関係ないように思えた。
さっきの店にほとんどすべてのお金をとられ失ってしまった。
とってきた食料を確認する。
包装が血でべとべとになってしまったが、その日の十分な量の食料はあった。
しばらくその場で泣いていたが、やがて家に向かって歩き出す。
頭の中はこれからのことや明日のことを考えていた。
血は明日には止まっているのか? けがをしていても明日仕事はできるのか? 今後食料をどこで買うか?
しばらくして住んでいる廃ビルの前についた。
入るときに扉が開いていた。
2階の住んいる部屋へ上がるための階段を上る。
階段を上る途中、ふと帰ると飛びついてくる猫のことを思い出した。
今日も帰れば、いつものように普段と変わらず飛びついてくるのだろう。
けがをしている腕をみる。少しはこの腕のことを心配してくれるのだろうか?
心配してもきっと餌を出せばすぐに興味はそっちに移ってしまうのだろう。
そう思った瞬間元気がでた。 普段と変わらない生活がケイをいやした。
きっとなんとかなるさ・・・
そして、2階へたどり着いたとき 住居空間への扉が開いていることに気が付いた。
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