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番外編
③
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晩餐後、フォード様の私室に向かう。
誰か待機してるのかしら…。
イヤな気持ちになりながら部屋に入るがフォード様だけで他には誰もいなかった。
話をしてからという事かしら…。
「シェールこちらへ。」
ソファで隣り合わせに座らされる。
聞きたくない。
怖いわ。
「シェール…其方には余の気持ちが伝わっていると思うが…」
フォード様が私を見遣る。
「どうしてそのように顔色が悪いのだ。体調が悪いのか?」
どうして気づいてしまうの…。
「…何もございません。」
「しかし」「話の続きを聞きとうございます。」
「うっ、うむ。その其方にこれを見て欲しくてな。」
フォード様が差し出してきた物を見るのが怖い。
そっと開くとそこには…
「フォード様のお色…」
「うむ。独占欲が強すぎるかとも思ったのだが余にはシェールだけだし…もちろんシェールにも余だけだ…つけてくれるか?」
嬉しくて…涙が止まらない。
「ど、どうした?イヤだったか?」
「違います。嬉しくて…」
フォード様がぎゅっと抱きしめてくれる。
「良かった…最近のシェールは何だか余と距離を置いているように感じていたのだ。」
「違います…私、何度かお忍びで出かけられているフォード様をお見かけして…てっきり他の方に思いを寄せているのかと」「そんな事ある訳がない!」
フォード様がより一層、力強く抱きしめてくる。
「そのような事、絶対に有り得ない。喜ばせたくてした事が不安にさせていただなんてすまなかった。私の瞳の色の珍しい宝石が入ったと聞いて内緒でデザインの打ち合わせや仕上がりを見に行っていたのだ。すまなかった」
「私も疑ってすみません。」
「不安にさせた余が悪い。すまぬ。」
首を左右に振るとフォード様の顔が近づいてきて触れるだけのキスがされる。
「シェールだけだ…」
「はい、フォード様だけです」
段々と深いキスを交わし、そのまま寝室に連れて行かれフォード様の愛を感じた。
その後いつもフォード様の瞳のお色のネックレスが私の首に光り輝く事になった。
誰か待機してるのかしら…。
イヤな気持ちになりながら部屋に入るがフォード様だけで他には誰もいなかった。
話をしてからという事かしら…。
「シェールこちらへ。」
ソファで隣り合わせに座らされる。
聞きたくない。
怖いわ。
「シェール…其方には余の気持ちが伝わっていると思うが…」
フォード様が私を見遣る。
「どうしてそのように顔色が悪いのだ。体調が悪いのか?」
どうして気づいてしまうの…。
「…何もございません。」
「しかし」「話の続きを聞きとうございます。」
「うっ、うむ。その其方にこれを見て欲しくてな。」
フォード様が差し出してきた物を見るのが怖い。
そっと開くとそこには…
「フォード様のお色…」
「うむ。独占欲が強すぎるかとも思ったのだが余にはシェールだけだし…もちろんシェールにも余だけだ…つけてくれるか?」
嬉しくて…涙が止まらない。
「ど、どうした?イヤだったか?」
「違います。嬉しくて…」
フォード様がぎゅっと抱きしめてくれる。
「良かった…最近のシェールは何だか余と距離を置いているように感じていたのだ。」
「違います…私、何度かお忍びで出かけられているフォード様をお見かけして…てっきり他の方に思いを寄せているのかと」「そんな事ある訳がない!」
フォード様がより一層、力強く抱きしめてくる。
「そのような事、絶対に有り得ない。喜ばせたくてした事が不安にさせていただなんてすまなかった。私の瞳の色の珍しい宝石が入ったと聞いて内緒でデザインの打ち合わせや仕上がりを見に行っていたのだ。すまなかった」
「私も疑ってすみません。」
「不安にさせた余が悪い。すまぬ。」
首を左右に振るとフォード様の顔が近づいてきて触れるだけのキスがされる。
「シェールだけだ…」
「はい、フォード様だけです」
段々と深いキスを交わし、そのまま寝室に連れて行かれフォード様の愛を感じた。
その後いつもフォード様の瞳のお色のネックレスが私の首に光り輝く事になった。
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もう最高でした!番外編もあるしめっちゃ満足です!!(*´꒳`*)素敵なお二人を見れて幸せでした。
ステキな感想ありがとうございます(* ⁰̷̴͈꒨⁰̷̴͈)