どこにでもいる平凡な私

柚みかん

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番外編

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最近どうにもフォード様が怪しい。
いえ、私の事は思ってくださってるのは伝わっているのだけど…。

ほら、今日もだわ。
夕刻の少し前。
日が下がる少し前にお忍びで出かけられる。
少数の護衛だけを連れて…。

もしかして市地に他にも思う方が…?

いえ、フォード様は私を愛してくださってるわ。

でも…
もしかしたら…愛を分け与えられる方だったのかしら。

わからない。

そして、晩餐には帰って来て何食わぬ顔で笑いかけてくる。

私は笑えてるとは思う。
王太子妃教育の賜よね。
でも笑えてない。

そんな日を数日過ごした。

「シェール気になっていたのだが何かあったのか?」

それはあなた様ではなくて?

でも言えないわ。

「何もありません事よ。」

薄ら微笑む。

「しかし」「私はいつもと変わりませんわ。」

そう言ってサッと部屋に下がる。

どうしよう…。
もしもどなたか連れて帰って来たら…。
私は受け入れるしかないのかしら。

あ、まただわ。
見たくないのに見えてしまう。

いつも、いつでも、フォード様がすぐわかってしまう。
重症だわ。

それから3か月もすると、フォード様はいつも通りなのに何だかギクシャクしてしまう。

「アルベルトフォード様やはりリリシェール様にお伝えするべきでは?」

「いや、しかしここまで来たのだから」

「でも最近ギクシャクしてますよね。きちんとお伝えした方が宜しいのでは?」

「あと少しなのだ。あと少し…準備が出来次第伝える」

ダメだとわかっていながら聞こえてきた声に耳を傾けてしまったわ。

準備が出来たら…側室か愛妾でも迎えいれるのかしら…。
胸が痛いわ…。




もういつ何を言われてもいいように心の準備をする。

「シェール晩餐の後で話したい事がある」

「…わかりましたわ」

とうとう来てしまったわ。
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