罪の劇場 〜SMクラブWhich Trials〜

翔田美琴

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第3クール ユウキに見る愚かさの系譜

自己顕示欲の悪魔

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Phantom Rouge隊の漆黒の司令室。レンブラントとレムは、ホログラムに映し出されたセレスティア中央政府からの指令を見つめていた。

レンブラント: また新たな指令ですか。今度はどのような『逸材』でしょう?

レム: 今回のターゲットは、ある大企業の令嬢だ。極度の浪費癖と自己顕示欲を持ち、周囲を顧みない性格らしい。まさに、我々が求める『地雷』だ。

レンブラント: 令嬢ですか。少しばかり厄介ですね。下手に動けば、政略的な問題に発展しかねない。

レム: 心配はいらない。セレスティア中央政府も、その点は考慮済みだ。彼女の父親は、既に政府と密約を交わしている。娘の浪費癖を止めさせるためなら、どんな手段も厭わないそうだ。

レンブラント: なるほど。親子の業ですね。では、早速、彼女に接触するとしましょう。

数日後、豪華なホテルの一室。レンブラントは、ターゲットである令嬢、アヤネと向かい合っていた。アヤネは高級ブランドのドレスを身にまとい、退屈そうに指を弄んでいる。

アヤネ: それで? あなたは一体何者なの? 私の時間を無駄にするつもり?

レンブラント: 私は、貴女の才能を見出した者です。貴女の美しさ、カリスマ性…それらは、もっと大きな舞台で輝くべきだ。

アヤネ: ふふ、そうでしょう? 私の美しさは、誰にも真似できない。で、その『大きな舞台』とは?

レンブラント: それは…セレスティアの未来を担うための舞台です。貴女の美しさを、人々の希望に変えるのです。

アヤネ: 希望、ねぇ…。面白いじゃない。乗ってあげるわ。ただし、私を退屈させたら、ただじゃ置かないわよ?

アヤネはレンブラントと共に、Phantom Rouge隊の訓練施設へと向かった。しかし、その先に待っているのは、華やかな舞台などではなかった。彼女の浪費癖と自己顕示欲は、次第に増幅され、周囲を混乱に陥れていく。

レム: (通信)レンブラント、状況はどうだ? 彼女の精神状態は安定しているか?

レンブラント: (通信)現状は、問題ありません。彼女の自己顕示欲は、我々の予想以上です。むしろ、利用価値は高い。

レム: (通信)油断するな。彼女のようなタイプは、一度崩れると、制御不能になる可能性がある。常に監視を怠らないように。

しかし、レムの忠告は届かなかった。アヤネの浪費癖はエスカレートし、ついには、機密情報にまで手を伸ばそうとする。そしてある夜、彼女は禁断の扉を開けてしまう。

アヤネ: あら、これって…。もしかして、すっごいお宝? これがあれば、私はもっと輝ける!

アヤネは機密情報を持ち出し、闇市場で売り捌こうと企む。しかし、それはPhantom Rouge隊の罠だった。彼女の行動は筒抜けであり、全ては計画通りに進んでいた。

レンブラント: (通信)レム中佐、アヤネが機密情報を持ち出しました。回収の準備を。

レム: (通信)ご苦労。彼女には、相応の罰を与えなければならない。彼女の父親にも、連絡を入れろ。

翌日、アヤネは父親に連れられ、再びPhantom Rouge隊の施設へと戻ってきた。彼女の表情は絶望に染まっていた。

アヤネ: パパ…! 助けて! 私は何も悪いことしてない!

しかし、父親の表情は冷酷だった。彼はアヤネを切り捨て、自身の保身を図ろうとしていた。

レム: 残念だが、これが貴女の運命だ。アヤネ、いや…『緋色の処理部隊』の一員として、貴女の罪を償ってもらう。

アヤネは絶望の叫びを上げ、Phantom Rouge隊の闇へと消えていった。今日もまた、美しい花が、絶望の淵で散っていく。

レンブラント: (独白)彼女の罪は、彼女自身の愚かさだけではない。親の愛情を歪ませ、娘を利用しようとした父親の罪もまた、深い。我々は、そんな人間たちの業を背負い、今日もまた、黒い司祭として、その役割を果たす。

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