罪の劇場 〜SMクラブWhich Trials〜

翔田美琴

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第3クール ユウキに見る愚かさの系譜

地雷踏み抜いた

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煌びやかなクラブ。音楽と喧騒が混ざり合う中、ユウキは獲物を探すように周囲を見回していた。目に留まったのは、異彩を放つレンブラントとエリオット。

ユウキ: アンタたち、かっこいいね!もしかして、お金持ち?

レンブラント: (冷静に)金ですか。必要最低限は持ち合わせていますが、それが何か?

エリオット: (微かに笑みを浮かべ)お嬢さん、その美貌に見合うだけの教養も持ち合わせていると嬉しいのですが。

ユウキ: 何それ美味しいの? あたしの魅力に気づかないなんて、もったいない!

レンブラント: (冷たい視線を向ける)『何それ美味しいの?』… 愚問ですね。

レンブラントの言葉に、ユウキは一瞬怯んだ。しかし、すぐにいつもの調子を取り戻す。

ユウキ: まあいいや。あたし、ユウキ。二人とも、名前教えてよ!

エリオット: 私はエリオット。こちらはレンブラントだ。

レンブラント: (軽く会釈)レンブラントと申します。お見知り置きを。

ユウキ: ねえ、二人とも、お酒奢ってよ! あたし、すっごく喉乾いちゃった。

エリオット: (レンブラントを見る)レンブラント、君が判断してくれたまえ。

レンブラント: (ユウキを見据え)良いでしょう。ただし、その対価として、一つ質問をさせてください。

ユウキ: 質問? なあに、怖いことじゃないよね?

レンブラント: あなたの価値は何ですか? あなた自身にしかない、唯一無二の価値を教えてください。

ユウキ: え…? 価値って…? あたし、可愛いじゃん!スタイルもいいし! それじゃダメなの?

エリオット: (静かに)外面の美しさだけでは、すぐに飽きられてしまう。魂の輝きこそが、人を惹きつけるのだよ。

ユウキは戸惑いを隠せない。そんな彼女に、レンブラントは追い打ちをかける。

レンブラント: 答えることができないのなら、あなたは私たちにとって何の価値もない。残念ですが、お引き取りください。

ユウキ: 待ってよ! そんなこと言わないで! お願い、あたし、何でもするから!

エリオット: (冷笑)『何でもする』か。その言葉の安っぽさに、ますます失望するよ。

レンブラントとエリオットの冷たい視線に、ユウキは絶望の色を滲ませる。彼女は、自分が踏み込んではならない領域に足を踏み入れてしまったことに、ようやく気づいたのだ。

ユウキ: ごめんなさい…ごめんなさい…もう二度としません…。

レンブラント: (無表情で)二度と…ですか。機会は一度しか与えられないのですよ。理解されていますか?

エリオット: (溜息をつき)さあ、レンブラント。彼女をどう処遇するか決めるとしよう。緋色の処理部隊行き、が良いかもしれない。

ユウキ: 緋色…?それって、まさか…

レンブラント: (ユウキの言葉を遮るように)おやおや、もしかして何かご存知なのですか?セレスティア国家の仕事について。

エリオット: (にこやかに)知らなくても、もうすぐわかりますよ。

ユウキは震え上がった。美しいと思っていた二人の男は、底知れない闇を抱えた悪魔だったのだ。彼女を待ち受けるのは、甘い誘惑に満ちた地獄への招待状だった。

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