クラブPhantom Rougeの拷問劇場

翔田美琴

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1章 ユウキの場合

45話 漆黒の鎖

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超高級クラブ【Phantom Rouge】。きらびやかなシャンデリアの下、ユウキは得意げにグラスを傾けていた。

ユウキ: きゃー、このシャンパン美味しい!こんな高級なクラブ初めて来ちゃった!あたしってば、やっぱり選ばれし女だわ!

ユウキの言葉に周囲のVIP客は冷ややかな視線を送る。誰も彼女の無知を指摘しない。興味がないからだ。やがて、ミコトが静かに現れた。

ミコト: ユウキさん、でしたね。Phantom Rougeの掟はご存知ですか? 特に、入会金について。

ユウキ: え…入会金? あたし、そんな話聞いてないけど… 誰か紹介でタダで入れるって言ってた気が…

ミコト: 書面は読まれましたか? 確認します。掟2に明記されていますね。『入会金は1000万現金一括で。しかしこれは入場料です』と。

ユウキ: ハァ?1000万? そんなの払えるわけないじゃん! 最初から言ってよ!

ミコト: あら、そうでしたか。残念。レム判事、執行をお願いします。

レム: 承知しました、ミストレスローズ。ユウキさん、少々、当クラブの掟を軽んじたようですね。

ユウキ: な、なに? レム判事って…誰? いや、待って、お願い!あたし、悪かったから!

レム: 申し訳ありませんが、今更、手遅れです。 Phantom Rouge の名にかけて、契約違反者への制裁は絶対です。

レムはゆっくりとユウキに近づき、冷たい目で彼女を見下ろす。その瞳には一切の情け容赦がない。

ユウキ: ひっ…やめて!お願い!何でもするから!お金ならいくらでも…!

ミコト: あら、『何でもする』、ですか。禁句ですね。レム判事?

レム: 承知しました、ミストレス。ユウキさん、それはつまり、これから受ける拷問全てを受け入れるということですね?

レムはゆっくりと微笑み、左手を上げた。次の瞬間、念で作られた漆黒の鎖がユウキの体を拘束する。

ユウキ: うわあああ! 熱っ!あ、あつくて痛い!!

ミコト: Phantom Rougeの拷問は、甘くありませんよ。ユウキさん。まずは爪を剥ぎましょうか。レム判事。

レム: 御意に、ミストレス。 然るべく執行致します。

ミコトは冷酷な笑みを浮かべながら、ユウキの絶望的な悲鳴を聞き流す。VIPルームの扉が開き、見物人が静かに席に着いた。Phantom Rouge、血と臓物の拷問ショーの幕開けだった。

ユウキ: おねがい、やめて、たすけて、だれかぁ

ミコト: 誰も助けに来ませんよ。ユウキさん。契約違反者は永遠に苦しむのが、このクラブのルールですから。 レム判事、容赦はいりません。

レム: ミストレスの仰せのままに。 ユウキさん、貴女の魂が朽ち果てるまで、この痛みと絶望を味わい尽くしてください。

そしてユウキの悲鳴は、【Phantom Rouge】の華やかな喧騒に飲み込まれていった。クラブの夜は、いつも通り、残酷に、そして美しく過ぎていく。

ユウキの絶叫がクラブのVIPルームに響き渡る。レムは漆黒の剣を構え、その切っ先はユウキのふくらはぎを捉えていた。

ユウキ: いやああああ! 足! 私の足! 痛い! 痛すぎる!

ミコト: 醜い悲鳴ですね。ユウキさん、少しは静かにできませんか? あなたの無様な姿を見に来ているVIPの方々もいらっしゃるのですよ?

レム: ミストレスの仰る通りです。静粛に。これも全て、貴女が招いた結果なのですから、甘んじて受け入れなさい。…覚悟は宜しいですね?

レムはためらうことなく、剣を振り下ろす。ユウキの悲鳴はさらに大きくなり、VIPルームは騒然となる。

ユウキ: ああああああ! ふくらはぎが…! 裂ける! 死ぬ! 死ぬ死ぬ死ぬ!

ミコト: まだ序の口ですよ、ユウキさん。これから、あなたの美しい髪を剥ぎ取りましょう。レム判事、お願いします。

レム: 承知いたしました、ミストレス。では、始めましょうか、ユウキさん。髪は女の命とも言いますから、さぞかしお辛いでしょうね。

レムは再び動き出し、今度はユウキの髪を掴んだ。ユウキは必死に抵抗するが、レムの力には遠く及ばない。

ユウキ: やめて! お願いだから! 髪だけは! 髪だけはやめて! お願い!

ミコト: あらあら、醜い姿を晒さないでください。ユウキさんの髪なんて、染めてごまかしてるだけのハリボテじゃないですか。無駄なあがきはやめて、さっさと終わらせましょう。

レム: では、遠慮なく。…ご覚悟を。

レムは一気にユウキの髪を剥ぎ取った。ユウキの悲鳴はさらに大きく、そして、長く響き渡った。

ユウキ: ぎゃああああああああ! 頭皮が…! 熱い! 熱すぎる!

ミコト: 次は、その青い瞳を頂きましょうか。レム判事、手際良く。

レム: 畏まりました。ユウキさん、残念ですが、これも貴女の罪の報いです。

レムは小さなナイフを取り出し、ユウキの目に近づける。ユウキは恐怖に震え、涙を流した。

ユウキ: いやああああ! 目だけは! 目だけは勘弁してください! もう二度としません! 約束しますから!

ミコト: その言葉を信じられるとでも? レム判事、早く。

レム: 御意に。

レムは躊躇なくナイフをユウキの目に突き刺した。そして、そのまま、えぐり出した。ユウキの悲鳴は、もはや言葉にならない。

ユウキ: あ…ああ…あああ……見えない…何も見えない……。

ミコト: レム判事、最後に塩酸を。永遠の苦しみを味あわせましょう。

レム: 最後に相応しいでしょう、ミストレス。

レムはユウキの体に塩酸を浴びせた。ユウキは痙攣し、絶叫し、そして、意識を失った。しかし、拷問は終わらない。Phantom Rougeの制裁は、終わることがないのだから。

ミコト: 素晴らしいショーでしたね。 さすがはレム判事です。 また次回の契約違反者が出たら、その時もよろしくお願いしますね。

レム: 光栄です、ミストレス。 Phantom Rougeの掟は絶対であり、私はそれを守護する者。 またいつでもお声がけください。

レムは深々と頭を下げ、そして、静かにVIPルームを後にした。残されたのは、塩酸によって変わり果てたユウキの姿と、Phantom Rougeの非情な掟だけだった。

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