復讐

夏野ホスタ

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第一章

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ーそして三年後現在に至る。



ジリリリリ…
目覚ましの音で俺は目を覚ました。
まだ完全に覚醒しきれていない。
ゆっくりとした足取りで洗面所に向かい、寝巻きを脱ぐ。
浴室に入り、シャワーを浴びていく。
固まっていた体が溶けていく。
次第に思考も活動してきた。
「あー。今日どうなんだろ?」
今日で彼女仲村由美と付き合って3年記念。
それほど記念日にはうるさくない由美だが、付き合った日というのはやはり特別なのだろう。
1年記念の時はすっかり忘れてしまっていて、あわや別れる寸前までなった。


前の日の夜、由美から電話があった。
「もしもしー。しんちゃん?
明日って何の日だか覚えてる?」
「えー?由美の誕生日は違うでしょ?
なんかあったっけ?」
「えっ?わかんないの?」
「うん。何ー?教えてー?」
「信じらんない。」
ブツ。着信が切れた。
まじ?なんで怒ってる?
明日ってなんだ?
とりあえず掛け直そう。
としたけれど、違う女の声が…
「ただいま電波の届かない所に…」
何回掛け直しても出てくれない。
くそ!だめだ。
明日何があったか自分で考えるしかないか。


次の日、あれから考えたけれども結果何も浮かんでこなかった。
今、由美から何か携帯に連絡がないか確認したら、一通メールが来ていた。

「今日で1年だったのに…
じゃあね。」
そうか。1年記念だったのか!
俺はすぐさま由美の家へと駆け出した。


由美の家について呼び鈴を押した。
ちょっとして声がした。
「はい。」
「慎吾です。昨日はごめん。
記念日だってこと全然気づかなかった。」
「いいよ。だって慎吾にとって記念日って所詮そんなもんなんでしょ?大事じゃないんだよね。わたしのことも」
「何言ってるんだよ!大事に決まってるじゃないか!」
「じゃあなんで?大事なら忘れたりしないよね?」
「記念日は今朝君に言われてやっと気付いた。ごめんな。すぐわからなくて。」
由美は黙っていた。
「…由美?」
ドアが開いた。
由美が駆け寄ってきた。
「ごめん。わたしも意地張りすぎた。」
「ううん。俺が全部悪いんだ。
そうだ。せっかくだしどっか出掛けようぜ!」
「うん!」
晴れて由美と仲直りした。



そして今現在、今日これから会うのだけれども、どうしよう。
いつものことだが、何も考えていない。
あっ!そうだ!
由美が前行きたいって言っていたスカイツリーにでも行ってみるか!
朝目覚めたばかりにしては冴えているな俺。
さ、そうと決まれば時間と場所を由美に報告と…
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