インフィニート!!

桜木雨

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十二話目!

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※今回は春樹視点ではなく、インフィニートのファンの女の子視点です。

突然だけど、今日はとってもいい日!
授業を聞かずに先生に怒られたし、廊下で転けたけど。
でもそんなことが帳消しになって、プラス1000になるぐらいには、今日はいいことがある。
そう、今日はインフィニートの寮生活を撮った動画が発表される日なのだ。
しかもメンバー同士で撮り合いっことか、マジ可愛すぎじゃんか!
ファンを殺す気か?そうなのか?!
そして、そして、そして、これからも定期的に出す予定らしい。
ファンを殺す気か?そうなのか?!(2回目)
ここで、私からインフィニートについて軽く解説したいと思う。
インフィニートは今年の2月3日にデビューしたグループである。
メンバーは6人で、全員有名私立高校に通っている。同学年の人たちはクラスが同じらしい。
それだけでもやばいのに、メンバー6人だけで寮生活とかやばくない?!顔良し、歌良し、声良し、ダンス良し、性格もめちゃくちゃいいとかもう最高じゃないですか?!
なのに何故かまだまだ知名度は低い。なんでだよ!!まぁ、でもきっとこのグループは流行ると思う。ただの勘だけど。
と、解説はここまでにして、動画を見ようと思う。うん。さっきまで緊張で開けなかったこの動画を開こうと思う。
えいっ、と再生ボタンを押すと推し達のボイスが聞こえてきた。

「どーもこんにちは!インフィニートです!」
mareくんの声いいよね。
「ちょ、それ僕の仕事でしょ。取んないで!」
と、haruがmareを押す。
リーダー!!可愛い。ヤバい可愛い。
「まぁまぁ。今日はメンバー達の部屋に潜入していこうと思いまーす!」
「待って。Kei?僕の仕事取るのやめてもらってもいいかな?」
また、取られてる。
「さっさと行くぞ」
俺様なSakuくん久しぶりに見たかも。本人は俺様キャラだと思ってるぽいけど、実際はただのツンデレなんだよね。でもそこが可愛い!
Sakuの言葉でみんな階段に向かい昇っていく。てか、この寮二階建てだったんだ。
「まずは、tsukiとKeiの部屋からです!」
とtsukiくんが言う。やっぱ可愛い。声がヤバい。カワボだぁ。
Keiの手によってドアが開けられる。
「え、めっちゃ可愛いじゃん!なんか僕たちの部屋と違う」
リーダーも見たことなかったんかい!
「え、リーダー来たことなかったっけ?」
とKeiが聞いている。
「うん。ないよ。ていうか、自分の部屋しか入ったことない」
「「「「「マジか」」」」」
そうなんだ。リーダーだけなにも知らないじゃん。
「これ可愛いでしょ!」
と、ガラス細工を見せるtsukiくん。可愛い。tsukiが。ガラス細工については触れない。
メンバー達も微妙な顔をしている。一人を除いて。
「え、めっちゃ可愛いー!」
リーダー、JKか。JKなのか?!
「でしょでしょー」
と言うtsukiくん。2人がわちゃわちゃしているのを他のメンバーは暖かく見守っている。

ヤバい。尊い。尊すぎる。ちょっと一旦動画止めたい。
ふぅ。息できなくなるかと思った。
次は、また違うメンバーの部屋に行くってことでしょ。心臓持つかな…?
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