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第2話
幼馴染が追ってくるっ!! 7
完全に搦め手にしてやられたっ!!
アルバートは昔から用意周到な男だった。そんな彼に俺がついた嘘は不用意すぎた。むしろ逃げ場を失ってしまった感さえある。
俺は神殿に解呪を依頼した時、女に変えられてしまうという失態を他人に知られたくなくて、どんな呪いか神殿に明かさず、素性も偽って自分がディエゴだという事も明かさなかった事を褒めてやりたいと思った。
呪いで女にされたなんて幼馴染のライバルには絶対に知られたくないからな。絶対にバカにされる。
俺の脳裏に俺を蔑んだ目で侮辱するアルバートの姿が思い浮かんだ。
(・・・あううっ!! ちょっといいかもしれない~~~っ!!
あのお美しいお顔で、あの低音の甘い声で、一晩中罵られたいわっ!!)
(あ、今、陽が落ちたのね。日没の瞬間がわかるなんてローニャ、あなた本当に便利な体ね。
なんの役にも立たないけど・・・)
太陽が落ちると私の呪いは強く成る。とうとうわずかに残っていた男性としての自我も私から失われてしまった。チャームはその切り替わりの瞬間に呆れたようにぼやいた。
しかし、事態はより深刻になってしまった。
私はアルバートから逃げないといけないのに、私の好みドストライクのアルバートに興味津々。
これほどの美形で女性の扱いを心得た男性の誘惑に抗う事ができる女性がいるだろうか? ・・・いるはずが無いわ。
今の状況がどれほど危険なことなのか、チャームはわかっていた。だから私が色欲の呪いに操られるがまま彼の体を求めようとしないように説得してくれるのだった・・・。その色欲の化身がチャームなのにおかしな話ね。
(ママ、しっかりしてっ!!
この男は危険なのっ!! どれだけこの男に欲情しても流されては絶対にダメっ!!
この男は私達のモノにはならないっ!!
それどころか捕らえられて拷問をされて、殺される可能性だってあるのよっ!!
何とか誤魔化して、今は逃げるのよっ!!)
チャームの意見はもっともだった。アルバートのディエゴに対する執着は私の想像を超えていた。
このまま彼に掴まってしまうと本当に身の危険がある。プレイではなく本当の拷問を受けるかもしれない。
チャームに諭されて私は背筋が寒くなった。アルバートは厳格な神官騎士。いざとなったら女相手でも無慈悲に殺すかもしれない。
私は必死で頭を巡らせて、新たなる嘘でこの場を切り抜けることにした。
「お察しの通りですわ。アルバート様。
私には貴族の血が流れています。ですが、それも百年前に没落した家。
私の母はその血筋のために貴族の男にとって都合の良い女として利用され、私を身籠った時に捨てられた女です。
私の躾はいつか貴族の私の父上様が私達母子を迎えに来てくれるという妄想にとり憑かれた母親の手によって叩きこまれたものです。
だから私は貴族が嫌いです。ディエゴなんて男に関わりたくもありませんわ。」
アルバートは神妙な顔で私の話を聞き入っていた。
アルバートは昔から用意周到な男だった。そんな彼に俺がついた嘘は不用意すぎた。むしろ逃げ場を失ってしまった感さえある。
俺は神殿に解呪を依頼した時、女に変えられてしまうという失態を他人に知られたくなくて、どんな呪いか神殿に明かさず、素性も偽って自分がディエゴだという事も明かさなかった事を褒めてやりたいと思った。
呪いで女にされたなんて幼馴染のライバルには絶対に知られたくないからな。絶対にバカにされる。
俺の脳裏に俺を蔑んだ目で侮辱するアルバートの姿が思い浮かんだ。
(・・・あううっ!! ちょっといいかもしれない~~~っ!!
あのお美しいお顔で、あの低音の甘い声で、一晩中罵られたいわっ!!)
(あ、今、陽が落ちたのね。日没の瞬間がわかるなんてローニャ、あなた本当に便利な体ね。
なんの役にも立たないけど・・・)
太陽が落ちると私の呪いは強く成る。とうとうわずかに残っていた男性としての自我も私から失われてしまった。チャームはその切り替わりの瞬間に呆れたようにぼやいた。
しかし、事態はより深刻になってしまった。
私はアルバートから逃げないといけないのに、私の好みドストライクのアルバートに興味津々。
これほどの美形で女性の扱いを心得た男性の誘惑に抗う事ができる女性がいるだろうか? ・・・いるはずが無いわ。
今の状況がどれほど危険なことなのか、チャームはわかっていた。だから私が色欲の呪いに操られるがまま彼の体を求めようとしないように説得してくれるのだった・・・。その色欲の化身がチャームなのにおかしな話ね。
(ママ、しっかりしてっ!!
この男は危険なのっ!! どれだけこの男に欲情しても流されては絶対にダメっ!!
この男は私達のモノにはならないっ!!
それどころか捕らえられて拷問をされて、殺される可能性だってあるのよっ!!
何とか誤魔化して、今は逃げるのよっ!!)
チャームの意見はもっともだった。アルバートのディエゴに対する執着は私の想像を超えていた。
このまま彼に掴まってしまうと本当に身の危険がある。プレイではなく本当の拷問を受けるかもしれない。
チャームに諭されて私は背筋が寒くなった。アルバートは厳格な神官騎士。いざとなったら女相手でも無慈悲に殺すかもしれない。
私は必死で頭を巡らせて、新たなる嘘でこの場を切り抜けることにした。
「お察しの通りですわ。アルバート様。
私には貴族の血が流れています。ですが、それも百年前に没落した家。
私の母はその血筋のために貴族の男にとって都合の良い女として利用され、私を身籠った時に捨てられた女です。
私の躾はいつか貴族の私の父上様が私達母子を迎えに来てくれるという妄想にとり憑かれた母親の手によって叩きこまれたものです。
だから私は貴族が嫌いです。ディエゴなんて男に関わりたくもありませんわ。」
アルバートは神妙な顔で私の話を聞き入っていた。
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