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【2. ヘリウムちゃん】ふわふわとして掴みどころがなく、おっとりしたマイペース。感情の起伏が少なく、いつも穏やか
不活性娘ヘリウム、まさかの主役!?リチウムちゃんの爆走サプライズ計画に巻き込まれるオストワルト先生の受難!
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聖メンデーレフ魔法女学院、3年乙組の教室には、古びた木製の机と椅子が整然と並び、窓からは柔らかな午後の光が差し込んでいた。
教壇に立つのは、端正な顔立ちをしたヘンリー・モーズリー先生だ。
彼は特殊元素材料学を担当しており、今日も熱心に周期表について講義をしていた。
「…元素の周期性とは、性質が似通ったものが周期的に現れる現象です。これは、元素の持つ電子配置、特に最外殻電子の数に深く関連しています…」
モーズリー先生の声は穏やかで、聞いていると不思議と落ち着く。
しかし、彼の講義の対象である生徒たちの中には、その落ち着きから最も遠いタイプもいれば、落ち着きすぎて別世界にいるタイプもいた。
教室の窓際、最も日当たりの良い席に座っている少女は、淡いクリームイエローのふわふわとした髪を陽光に透かしながら、窓の外をぼーっと眺めていた。
彼女こそ、元素番号2番、ヘリウムちゃん(He)だ。
その体は常に僅かに浮いており、椅子に座っているようで、実際には座面に軽く触れているだけだ。
手には、空色の小さなヘリウム風船が揺れている。
「ぷかぷか~…」
ヘリウムちゃんは、雲一つない青空を流れる白い雲を追いかけるように、瞳を細めていた。
モーズリー先生の声は、彼女の耳には心地よいBGMとして聞こえているらしい。
周期性? 電子配置? 彼女にとっては、自分自身の性質ほど掴みどころのない概念だった。
彼女は不活性ガス。
誰とも反応せず、ただそこに「いる」だけ。
それが彼女の「性質」だった。
周囲がどんなに騒がしくても、彼女の内面は常に静かで、嵐の中の凪のように穏やかだ。
モーズリー先生が周期表の貴ガス族(第18族)の列を指し示した時だ。
教室の前方から、鮮やかなカーマインレッドの髪をツインテールに結んだ少女が、突如立ち上がった。
元素番号3番、リチウムちゃん(Li)だ。
彼女は赤い瞳を輝かせ、全身からエネルギッシュなオーラを放っている。
手首にはバッテリー残量のようなゲージ付きアクセサリーが光っていた。
「先生! 大事なこと忘れてませんか!」
リチウムちゃんの声は、教室中の生徒たちの眠気を一気に吹き飛ばすほど大きかった。
モーズリー先生も少し驚いて彼女を見た。
「リチウム君、どうしたんだい? 何か質問かな?」
「違います! 先生! 明日は美術のオストワルト先生の誕生日じゃないですか! サプライズパーティーしましょう!」
「は、はぁ…」
リチウムちゃんの声に、教室中が「えー!」「先生お誕生日おめでとうございます!」「パーティーだ!」と一気にざわつき始めた。
リチウムちゃんはそんなクラスメイトたちの反応に「だろだろー!」と得意げだ。
思い立ったら即行動、それが彼女の流儀だった。
先生の誕生日という情報が頭に「ビビっときた」瞬間、彼女の脳内では既にパーティー計画がフル回転していたのだ。
ヘリウムちゃんは、その騒ぎを遠い世界のことのように見守っていた。
相変わらず窓の外を眺めている。
リチウムちゃんの勢いは、彼女にとって理解不能な自然現象のようなものだった。
嵐が来ても、自分は変わらずそこにいるだけ。
パーティー? サプライズ? 別に、何でもないですよぉ…?
放課後、教室はパーティー準備のためにざわついていた。
リチウムちゃんは指揮者のように指示を飛ばしている。
誰がお菓子を用意する、誰が飾り付けをする、誰が先生を足止めする…。
彼女のエネルギーは尽きることがない。
「よし、ヘリウム! お前は風船係だ!」
突如、リチウムちゃんがヘリウムちゃんの目の前に現れ、大量のゴム風船を押し付けてきた。
「先生をびっくりさせるために、教室をヘリウム風船でいっぱいにしよう! これはお前にしかできない大役だ! フルチャージで頼むぞ!」
リチウムちゃんはヘリウムちゃんの肩をバンバンと叩こうとしたが、ヘリウムちゃんの体が僅かに浮いているため、空を切るだけだった。
「ふわぁ…別に、何でもないですよぉ…?」
ヘリウムちゃんは困惑したような、しかし感情の読めない瞳で風船を見つめた。
風船を膨らませること自体は彼女の特技の一つだ。
自分や軽いものを浮かせる浮遊魔法の応用で、ガスを生成し、物体に注入するのは容易い。
ただ、大量の風船で教室を埋め尽くすというリチウムちゃんの意図が、彼女にはよく分からなかった。
なぜそこまでして先生を驚かせたいのだろう? 驚かせて、何になるのだろう?
しかし、断る理由もない。
それに、たくさんの風船がぷかぷか浮かぶ光景は、少しだけ面白そうではあった。
ヘリウムちゃんは「ぷかぷか~」と呟きながら、魔法でガスボンベから風船にヘリウムを注入し始めた。
彼女の手にかかると、風船はみるみるうちに膨らみ、軽やかに空中に舞い上がっていく。
そのスピードは驚くほど速かった。
リチウムちゃんは「さすがヘリウム! ビビっとくる速さだ!」と興奮していたが、ヘリウムちゃんはただ黙々と風船を増やしていく。
彼女の周りはあっという間に、様々な色の風船で満たされていった。
まるで、彼女自身が大きな風船の集合体になったようだ。
翌朝。
聖メンデーレフ魔法女学院の廊下は、いつもより少しそわそわしていた。
生徒たちは先生の誕生日サプライズが成功するかどうか、期待と緊張の入り混じった面持ちだった。
リチウムちゃんは教室の前で、準備万端というようにエネルギーを滾らせている。
そして、その時が来た。
スラリとした長身に、芸術家のような洒脱な服装。
首にはカラフルなスカーフを巻き、ベレー帽を被ったオストワルト先生が、いつものように優雅な足取りで教室の扉を開けた。
彼の瞳は鋭く、常に周囲の色彩のバランスやエネルギーの流れを分析しているかのようだ。
その視線が、期待に満ちた生徒たちに注がれた。
瞬間、先生は言葉を失った。
「…なんだこの色彩は、調和を欠いているね…!」
教室の中は、文字通りヘリウム風船で埋め尽くされていたのだ。
床が見えないほどではなく、生徒たちの座る空間は確保されていたが、天井に届くほどの大量の風船がぎゅうぎゅうに詰まっている。
赤、青、黄色、緑…色とりどりの風船が先生の視界を覆い尽くし、まるで巨大な泡の中に迷い込んだかのようだった。
普段から色彩の調和と美を重んじる彼にとって、無秩序に詰め込まれた大量の風船は、視覚的なノイズでしかなかった。
彼の顔は、風船の隙間から半分ほどしか見えない。
「大成功! フルチャージ!」
リチウムちゃんが満面の笑みで叫んだ。
クラスメイトたちからも拍手と歓声が上がる。
「オストワルト先生! お誕生日おめでとうございまーす!」
しかし、その歓声の中、先生の声が聞こえてきた。
それは、いつもは静かで神経質な、彼特有の整った声ではなかった。
「こ、これは…一体…どういう…こと…で…す…か…?」
声が、甲高く裏返っていたのだ。
先生は教室のヘリウムガスの濃度が高くなっていることに気づかず、大きく息を吸い込んでしまっていたらしい。
ヘリウムガスを吸うと声が高くなる、という性質は、元素化学魔法の応用としても知られている、まさにヘリウムの特性だ。
先生の予想外の、そしてあまりに滑稽な声に、教室は一瞬静まり返った後、堪えきれない笑い声に包まれた。
リチウムちゃんは「あれ? 先生の声が変だ!」と不思議そうに首を傾げている。
その騒ぎの中、ヘリウムちゃんは大量の風船に紛れて、ぷかぷか、とゆっくりと浮いていた。
彼女の周りを風船が優しく揺れる。
蜂蜜色の瞳は、少しだけ面白そうに細められていた。
「ぷかぷか~」
小さな声で呟きながら、彼女は目の前で繰り広げられる光景を眺めていた。
大騒ぎするリチウムちゃん、裏返った声で困惑するオストワルト先生、笑いをこらえる生徒たち。
彼女の周りは相変わらず穏やかで、嵐の外側にいるようだった。
しかし、その心の中には、かすかな、悪戯めいた感情が芽生えていたのかもしれない。
だって、ほら、先生の声、ちょっと面白いでしょう?
結局、その日のオストワルト先生の授業は、先生の裏返った声と、風船でいっぱいの教室というカオスな状況で行われた。
普段はクールで神経質な彼が、「…エネルギーの損失は、美しさの損失でもあるのだよ…」と、普段の調子で発言しようとしても声が甲高くなるため、生徒たちは笑いをこらえるのに必死だった。
彼が色の調和を乱す風船の混沌に、そして自身の奇妙な声に、戸惑いを隠せない様子は生徒たちの笑いを誘った。
リチウムちゃんは先生の声が変わったこと自体を「サプライズの二次効果だ!」と興奮し続け、ヘリウムちゃんは先生が何か言うたびに小さく「ぷかぷか~」と呟いて、先生をさらに困惑させるのだった。
大成功、とは少し違う形で、サプライズは強烈な印象を残したのだった。
教壇に立つのは、端正な顔立ちをしたヘンリー・モーズリー先生だ。
彼は特殊元素材料学を担当しており、今日も熱心に周期表について講義をしていた。
「…元素の周期性とは、性質が似通ったものが周期的に現れる現象です。これは、元素の持つ電子配置、特に最外殻電子の数に深く関連しています…」
モーズリー先生の声は穏やかで、聞いていると不思議と落ち着く。
しかし、彼の講義の対象である生徒たちの中には、その落ち着きから最も遠いタイプもいれば、落ち着きすぎて別世界にいるタイプもいた。
教室の窓際、最も日当たりの良い席に座っている少女は、淡いクリームイエローのふわふわとした髪を陽光に透かしながら、窓の外をぼーっと眺めていた。
彼女こそ、元素番号2番、ヘリウムちゃん(He)だ。
その体は常に僅かに浮いており、椅子に座っているようで、実際には座面に軽く触れているだけだ。
手には、空色の小さなヘリウム風船が揺れている。
「ぷかぷか~…」
ヘリウムちゃんは、雲一つない青空を流れる白い雲を追いかけるように、瞳を細めていた。
モーズリー先生の声は、彼女の耳には心地よいBGMとして聞こえているらしい。
周期性? 電子配置? 彼女にとっては、自分自身の性質ほど掴みどころのない概念だった。
彼女は不活性ガス。
誰とも反応せず、ただそこに「いる」だけ。
それが彼女の「性質」だった。
周囲がどんなに騒がしくても、彼女の内面は常に静かで、嵐の中の凪のように穏やかだ。
モーズリー先生が周期表の貴ガス族(第18族)の列を指し示した時だ。
教室の前方から、鮮やかなカーマインレッドの髪をツインテールに結んだ少女が、突如立ち上がった。
元素番号3番、リチウムちゃん(Li)だ。
彼女は赤い瞳を輝かせ、全身からエネルギッシュなオーラを放っている。
手首にはバッテリー残量のようなゲージ付きアクセサリーが光っていた。
「先生! 大事なこと忘れてませんか!」
リチウムちゃんの声は、教室中の生徒たちの眠気を一気に吹き飛ばすほど大きかった。
モーズリー先生も少し驚いて彼女を見た。
「リチウム君、どうしたんだい? 何か質問かな?」
「違います! 先生! 明日は美術のオストワルト先生の誕生日じゃないですか! サプライズパーティーしましょう!」
「は、はぁ…」
リチウムちゃんの声に、教室中が「えー!」「先生お誕生日おめでとうございます!」「パーティーだ!」と一気にざわつき始めた。
リチウムちゃんはそんなクラスメイトたちの反応に「だろだろー!」と得意げだ。
思い立ったら即行動、それが彼女の流儀だった。
先生の誕生日という情報が頭に「ビビっときた」瞬間、彼女の脳内では既にパーティー計画がフル回転していたのだ。
ヘリウムちゃんは、その騒ぎを遠い世界のことのように見守っていた。
相変わらず窓の外を眺めている。
リチウムちゃんの勢いは、彼女にとって理解不能な自然現象のようなものだった。
嵐が来ても、自分は変わらずそこにいるだけ。
パーティー? サプライズ? 別に、何でもないですよぉ…?
放課後、教室はパーティー準備のためにざわついていた。
リチウムちゃんは指揮者のように指示を飛ばしている。
誰がお菓子を用意する、誰が飾り付けをする、誰が先生を足止めする…。
彼女のエネルギーは尽きることがない。
「よし、ヘリウム! お前は風船係だ!」
突如、リチウムちゃんがヘリウムちゃんの目の前に現れ、大量のゴム風船を押し付けてきた。
「先生をびっくりさせるために、教室をヘリウム風船でいっぱいにしよう! これはお前にしかできない大役だ! フルチャージで頼むぞ!」
リチウムちゃんはヘリウムちゃんの肩をバンバンと叩こうとしたが、ヘリウムちゃんの体が僅かに浮いているため、空を切るだけだった。
「ふわぁ…別に、何でもないですよぉ…?」
ヘリウムちゃんは困惑したような、しかし感情の読めない瞳で風船を見つめた。
風船を膨らませること自体は彼女の特技の一つだ。
自分や軽いものを浮かせる浮遊魔法の応用で、ガスを生成し、物体に注入するのは容易い。
ただ、大量の風船で教室を埋め尽くすというリチウムちゃんの意図が、彼女にはよく分からなかった。
なぜそこまでして先生を驚かせたいのだろう? 驚かせて、何になるのだろう?
しかし、断る理由もない。
それに、たくさんの風船がぷかぷか浮かぶ光景は、少しだけ面白そうではあった。
ヘリウムちゃんは「ぷかぷか~」と呟きながら、魔法でガスボンベから風船にヘリウムを注入し始めた。
彼女の手にかかると、風船はみるみるうちに膨らみ、軽やかに空中に舞い上がっていく。
そのスピードは驚くほど速かった。
リチウムちゃんは「さすがヘリウム! ビビっとくる速さだ!」と興奮していたが、ヘリウムちゃんはただ黙々と風船を増やしていく。
彼女の周りはあっという間に、様々な色の風船で満たされていった。
まるで、彼女自身が大きな風船の集合体になったようだ。
翌朝。
聖メンデーレフ魔法女学院の廊下は、いつもより少しそわそわしていた。
生徒たちは先生の誕生日サプライズが成功するかどうか、期待と緊張の入り混じった面持ちだった。
リチウムちゃんは教室の前で、準備万端というようにエネルギーを滾らせている。
そして、その時が来た。
スラリとした長身に、芸術家のような洒脱な服装。
首にはカラフルなスカーフを巻き、ベレー帽を被ったオストワルト先生が、いつものように優雅な足取りで教室の扉を開けた。
彼の瞳は鋭く、常に周囲の色彩のバランスやエネルギーの流れを分析しているかのようだ。
その視線が、期待に満ちた生徒たちに注がれた。
瞬間、先生は言葉を失った。
「…なんだこの色彩は、調和を欠いているね…!」
教室の中は、文字通りヘリウム風船で埋め尽くされていたのだ。
床が見えないほどではなく、生徒たちの座る空間は確保されていたが、天井に届くほどの大量の風船がぎゅうぎゅうに詰まっている。
赤、青、黄色、緑…色とりどりの風船が先生の視界を覆い尽くし、まるで巨大な泡の中に迷い込んだかのようだった。
普段から色彩の調和と美を重んじる彼にとって、無秩序に詰め込まれた大量の風船は、視覚的なノイズでしかなかった。
彼の顔は、風船の隙間から半分ほどしか見えない。
「大成功! フルチャージ!」
リチウムちゃんが満面の笑みで叫んだ。
クラスメイトたちからも拍手と歓声が上がる。
「オストワルト先生! お誕生日おめでとうございまーす!」
しかし、その歓声の中、先生の声が聞こえてきた。
それは、いつもは静かで神経質な、彼特有の整った声ではなかった。
「こ、これは…一体…どういう…こと…で…す…か…?」
声が、甲高く裏返っていたのだ。
先生は教室のヘリウムガスの濃度が高くなっていることに気づかず、大きく息を吸い込んでしまっていたらしい。
ヘリウムガスを吸うと声が高くなる、という性質は、元素化学魔法の応用としても知られている、まさにヘリウムの特性だ。
先生の予想外の、そしてあまりに滑稽な声に、教室は一瞬静まり返った後、堪えきれない笑い声に包まれた。
リチウムちゃんは「あれ? 先生の声が変だ!」と不思議そうに首を傾げている。
その騒ぎの中、ヘリウムちゃんは大量の風船に紛れて、ぷかぷか、とゆっくりと浮いていた。
彼女の周りを風船が優しく揺れる。
蜂蜜色の瞳は、少しだけ面白そうに細められていた。
「ぷかぷか~」
小さな声で呟きながら、彼女は目の前で繰り広げられる光景を眺めていた。
大騒ぎするリチウムちゃん、裏返った声で困惑するオストワルト先生、笑いをこらえる生徒たち。
彼女の周りは相変わらず穏やかで、嵐の外側にいるようだった。
しかし、その心の中には、かすかな、悪戯めいた感情が芽生えていたのかもしれない。
だって、ほら、先生の声、ちょっと面白いでしょう?
結局、その日のオストワルト先生の授業は、先生の裏返った声と、風船でいっぱいの教室というカオスな状況で行われた。
普段はクールで神経質な彼が、「…エネルギーの損失は、美しさの損失でもあるのだよ…」と、普段の調子で発言しようとしても声が甲高くなるため、生徒たちは笑いをこらえるのに必死だった。
彼が色の調和を乱す風船の混沌に、そして自身の奇妙な声に、戸惑いを隠せない様子は生徒たちの笑いを誘った。
リチウムちゃんは先生の声が変わったこと自体を「サプライズの二次効果だ!」と興奮し続け、ヘリウムちゃんは先生が何か言うたびに小さく「ぷかぷか~」と呟いて、先生をさらに困惑させるのだった。
大成功、とは少し違う形で、サプライズは強烈な印象を残したのだった。
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