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【2. ヘリウムちゃん】ふわふわとして掴みどころがなく、おっとりしたマイペース。感情の起伏が少なく、いつも穏やか
「燃えてきたー!」リチウムちゃん、実験中に大惨事!?ヘリウムちゃんの冷静判断が、友情の炎色反応を呼び起こす!?
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聖メンデーレフ魔法女学院には、最新鋭の設備を備えた実験棟がある。
今日の授業は、元素の炎色反応を観察する実験だ。
色とりどりの炎が試験管の上で踊る様子は、元素の個性を視覚的に理解するのに最適だった。
「炎色反応とは、特定の元素を炎に入れると、その元素特有の色を示す現象だ。これは、元素が持つ電子のエネルギー遷移によって引き起こされる、まさに色彩とエネルギーの交響曲なのだよ」
色彩学の一部も担当していたオストワルト先生は、いつものように流暢な言葉で講義を始めた。
彼の視線は、生徒たちの手元にある試験管やバーナー、そしてそこに生じるであろう炎に、期待と分析の眼差しを向けている。
彼は、炎の僅かな色の違いや、反応の効率性にも厳しい。
実験台の前で、リチウムちゃんは目を輝かせていた。
赤いツインテールが興奮で僅かに揺れる。
「今日は炎色反応の実験だ! 燃えてきたーっ!(物理)」
彼女はリチウム塩の入ったビーカーを手に取り、バーナーの炎を見つめている。
炎色反応におけるリチウムの色は鮮やかな紅色だ。
彼女自身の髪や瞳と同じ色。
だからこそ、この実験は彼女にとって特別なのだ。
自分の「色」が、炎として現れる。
その力強さに、彼女はいつもワクワクする。
全身に電気が走るような「ビビっと」くる感覚だ。
ヘリウムちゃんは、実験台から少し離れた、窓際の席で静かに実験を見守っていた。
彼女の周りには、いつものように小さなヘリウム風船がいくつか浮かんでいる。
彼女の役割は、反応性の高い元素を扱うリチウムちゃんのような生徒たちの「安全係」のようなものだった。
といっても、彼女自身が積極的に何かをするわけではない。
ただそこにいて、何かあったら冷静に対処する。
それが不活性な彼女のスタイルだ。
「ふわぁ…綺麗ですねぇ…」
他の生徒たちが様々な元素の炎色反応を観察している中、ヘリウムちゃんはゆったりと呟いた。
ストロンチウムの深紅色、ナトリウムの黄色、カリウムの紫色。
それぞれの炎の色が、まるで元素たちの魂の色のように見えた。
オストワルト先生は、生徒たちの手元を回り、時には「…その炎の赤は、もう少し深みが出せるはずだよ。顔料の調合と同じだ…」と、美術的な観点からアドバイスを送っていた。
リチウムちゃんは、ガラス棒にリチウム塩をつけて、意気揚々とバーナーの炎にかざした。
瞬間、炎が鮮やかな紅色に染まる。
「見たか! これが私の色だ! 最強の赤だ!」
リチウムちゃんは興奮して叫んだ。
しかし、その興奮が仇となった。
彼女は勢い余って手を滑らせてしまったのだ。
持っていたフラスコが実験台の端から落下し、床に激しく叩きつけられた。
フラスコの中には、実験に使うための大量の水が入っていた。
「パリーン!」という音と共に、水が床一面に勢いよく広がっていく。
「うわああ! 水だ! やめてくれええ!」
リチウムちゃんは絶叫した。
彼女にとって、水は最も恐ろしい存在だった。
リチウムはアルカリ金属の中でも非常に反応性が高く、水と接触すると水素ガスを発生させながら激しく反応し、発火することもある。
その性質は、彼女の最も脆弱な部分として具現化されていた。
水を見るだけで、触れるだけで、彼女は本能的な恐怖に襲われるのだ。
全身のエネルギーが急速に失われ、パニック状態に陥る。
リチウムちゃんは、広がる水から逃れるように、実験室の隅っこまで後ずさり、膝を抱えて震え始めた。
その顔は真っ青になり、いつものエネルギッシュな様子は微塵もなかった。
「ひっ…ううっ…こ、来ないで…!」
他の生徒たちも驚き、一斉にリチウムちゃんを見た。
オストワルト先生も、まさかの事態に一瞬目を見開いた。
「…エネルギーの無駄遣いにもほどがある…!」とでも言いそうな表情で、事態を分析しようとする。
その時、静かに実験を見守っていたヘリウムちゃんが動いた。
彼女の蜂蜜色の瞳が、僅かに、しかしはっきりと、リチウムちゃんに向けられた。
彼女は慌てた様子もなく、ただ冷静に、自身の力を発動させた。
「別に、何でもないですよぉ…?」
ヘリウムちゃんが小さく呟くと、彼女の体から淡い光が放たれた。
それは彼女の浮遊魔法だ。
彼女自身の体を浮かせるだけでなく、周囲の軽いものや、指定した物体を浮かせることができる。
彼女は、床を這うように広がる水に追いつめられ、震えているリチウムちゃんにその魔法を向けた。
リチウムちゃんの体が、ゆっくりと、しかし確実に床から離れていく。
彼女は驚いて顔を上げた。
目の前には、いつもぼーっとしているヘリウムちゃんが、静かにこちらを見つめている姿があった。
「リチウムちゃんは、水が苦手でしたよねぇ…」
ヘリウムちゃんは、感情の起伏が少ない声で言った。
彼女はリチウムちゃんの体を水から遠ざけ、安全な場所、水が届かない実験台の上にそっと下ろした。
リチウムちゃんの体は、まるで軽い風船のように運ばれたのだ。
水から解放されたリチウムちゃんは、まだ少し震えていたものの、次第に落ち着きを取り戻していった。
恐怖で真っ青だった顔に、少しずつ血色が戻ってくる。
そして、自分を助けてくれたのが、普段はあまり積極的に関わってこないヘリウムちゃんだと気づき、彼女は顔を真っ赤にした。
それは、恐怖やパニックの色ではなく、照れと、そして感謝の色だった。
「…ヘリウム…」
リチウムちゃんは、掠れた声でヘリウムちゃんの名前を呼んだ。
「お前…助けてくれたのか…ありがとう…」
普段は強気でエネルギッシュな彼女が、こんなにも素直に、そして小さな声で感謝を口にするのは珍しかった。
ヘリウムちゃんは、そんなリチウムちゃんの様子をじっと見つめていた。
その蜂蜜色の瞳に、明確な感情は読み取れない。
ただ、彼女の周りに浮かぶ風船が、優しく揺れているだけだ。
ヘリウムちゃんは何も答えなかった。
ただ、小さく微笑んだように見えた。
しかし、リチウムちゃんの素直な感謝は長くは続かなかった。
水への恐怖から完全に解放され、いつものエネルギーが戻ってくると、彼女の思考回路は一気にいつもの高速モードに切り替わった。
「でも! でもだ!」
リチウムちゃんは勢いよく立ち上がり、実験台の上で身振り手振りを始めた。
「水に浮くなんてありえない! 私のビビっとくる解決策は、炎で水を全部蒸発させることだったのに! なんでその発想に至らなかったんだ! フルチャージが足りなかったのか!」
リチウムちゃんは、自分を助けてくれたヘリウムちゃんへの感謝よりも、自分のパニックによる判断力の低下や、水に浮いたという事実(彼女にとってリチウムが水に触れるのは絶対に避けるべき事態であり、浮くという発想はなかったのだろう)に対する自己嫌悪と反省(?)に思考が切り替わったらしい。
彼女の顔は再び紅潮していたが、今度は興奮と少しの悔しさの色だった。
ヘリウムちゃんは、そんなリチウムちゃんの突然の豹変ぶりを、ただ静かに見ていた。
そして、いつものように小さく「ぷかぷか~」と呟き、微笑んだ。
彼女は知っていた。
リチウムちゃんはそういう子なのだ。
素直な感情表現のすぐ後に、自身の性質に基づいた思考に戻る。
それでいいのだ。
自分は自分、リチウムちゃんはリチウムちゃん。
無理に変わる必要はない。
実験室の床はびしょ濡れになり、後片付けが大変になった。
オストワルト先生は、床に広がる水を見て「…エネルギーの無駄遣い、そして美しさの損失…!」と眉間に皺を寄せながらも、リチウムちゃんが無事だったことに安堵していた。
リチウムちゃんは、今度は「実験台を乾かすのは私の仕事だ! 電気で水を分解してやる!」と意気込み、先生に止められていた。
ヘリウムちゃんは、そんな騒ぎを横目に、また窓の外に目を向けた。
この一件で、ヘリウムちゃんとリチウムちゃんの間には、明確な言葉にはならない、かすかな繋がりが生まれた。
リチウムちゃんは、ヘリウムちゃんの意外な優しさと、危機における冷静さを知った。
ヘリウムちゃんは、リチウムちゃんのパニックと、その後の立ち直りの早さ、そして自分への素直な感謝の気持ちを見た。
お互いの違いは大きいままだが、少しだけ、相手の存在が気にかかるようになった。
まるで、不活性なヘリウムと反応性の高いリチウムが、遠くからお互いを認識したように。
水という共通の「苦手」を通して、二人はほんの少しだけ、分かり合えたのかもしれない。
今日の授業は、元素の炎色反応を観察する実験だ。
色とりどりの炎が試験管の上で踊る様子は、元素の個性を視覚的に理解するのに最適だった。
「炎色反応とは、特定の元素を炎に入れると、その元素特有の色を示す現象だ。これは、元素が持つ電子のエネルギー遷移によって引き起こされる、まさに色彩とエネルギーの交響曲なのだよ」
色彩学の一部も担当していたオストワルト先生は、いつものように流暢な言葉で講義を始めた。
彼の視線は、生徒たちの手元にある試験管やバーナー、そしてそこに生じるであろう炎に、期待と分析の眼差しを向けている。
彼は、炎の僅かな色の違いや、反応の効率性にも厳しい。
実験台の前で、リチウムちゃんは目を輝かせていた。
赤いツインテールが興奮で僅かに揺れる。
「今日は炎色反応の実験だ! 燃えてきたーっ!(物理)」
彼女はリチウム塩の入ったビーカーを手に取り、バーナーの炎を見つめている。
炎色反応におけるリチウムの色は鮮やかな紅色だ。
彼女自身の髪や瞳と同じ色。
だからこそ、この実験は彼女にとって特別なのだ。
自分の「色」が、炎として現れる。
その力強さに、彼女はいつもワクワクする。
全身に電気が走るような「ビビっと」くる感覚だ。
ヘリウムちゃんは、実験台から少し離れた、窓際の席で静かに実験を見守っていた。
彼女の周りには、いつものように小さなヘリウム風船がいくつか浮かんでいる。
彼女の役割は、反応性の高い元素を扱うリチウムちゃんのような生徒たちの「安全係」のようなものだった。
といっても、彼女自身が積極的に何かをするわけではない。
ただそこにいて、何かあったら冷静に対処する。
それが不活性な彼女のスタイルだ。
「ふわぁ…綺麗ですねぇ…」
他の生徒たちが様々な元素の炎色反応を観察している中、ヘリウムちゃんはゆったりと呟いた。
ストロンチウムの深紅色、ナトリウムの黄色、カリウムの紫色。
それぞれの炎の色が、まるで元素たちの魂の色のように見えた。
オストワルト先生は、生徒たちの手元を回り、時には「…その炎の赤は、もう少し深みが出せるはずだよ。顔料の調合と同じだ…」と、美術的な観点からアドバイスを送っていた。
リチウムちゃんは、ガラス棒にリチウム塩をつけて、意気揚々とバーナーの炎にかざした。
瞬間、炎が鮮やかな紅色に染まる。
「見たか! これが私の色だ! 最強の赤だ!」
リチウムちゃんは興奮して叫んだ。
しかし、その興奮が仇となった。
彼女は勢い余って手を滑らせてしまったのだ。
持っていたフラスコが実験台の端から落下し、床に激しく叩きつけられた。
フラスコの中には、実験に使うための大量の水が入っていた。
「パリーン!」という音と共に、水が床一面に勢いよく広がっていく。
「うわああ! 水だ! やめてくれええ!」
リチウムちゃんは絶叫した。
彼女にとって、水は最も恐ろしい存在だった。
リチウムはアルカリ金属の中でも非常に反応性が高く、水と接触すると水素ガスを発生させながら激しく反応し、発火することもある。
その性質は、彼女の最も脆弱な部分として具現化されていた。
水を見るだけで、触れるだけで、彼女は本能的な恐怖に襲われるのだ。
全身のエネルギーが急速に失われ、パニック状態に陥る。
リチウムちゃんは、広がる水から逃れるように、実験室の隅っこまで後ずさり、膝を抱えて震え始めた。
その顔は真っ青になり、いつものエネルギッシュな様子は微塵もなかった。
「ひっ…ううっ…こ、来ないで…!」
他の生徒たちも驚き、一斉にリチウムちゃんを見た。
オストワルト先生も、まさかの事態に一瞬目を見開いた。
「…エネルギーの無駄遣いにもほどがある…!」とでも言いそうな表情で、事態を分析しようとする。
その時、静かに実験を見守っていたヘリウムちゃんが動いた。
彼女の蜂蜜色の瞳が、僅かに、しかしはっきりと、リチウムちゃんに向けられた。
彼女は慌てた様子もなく、ただ冷静に、自身の力を発動させた。
「別に、何でもないですよぉ…?」
ヘリウムちゃんが小さく呟くと、彼女の体から淡い光が放たれた。
それは彼女の浮遊魔法だ。
彼女自身の体を浮かせるだけでなく、周囲の軽いものや、指定した物体を浮かせることができる。
彼女は、床を這うように広がる水に追いつめられ、震えているリチウムちゃんにその魔法を向けた。
リチウムちゃんの体が、ゆっくりと、しかし確実に床から離れていく。
彼女は驚いて顔を上げた。
目の前には、いつもぼーっとしているヘリウムちゃんが、静かにこちらを見つめている姿があった。
「リチウムちゃんは、水が苦手でしたよねぇ…」
ヘリウムちゃんは、感情の起伏が少ない声で言った。
彼女はリチウムちゃんの体を水から遠ざけ、安全な場所、水が届かない実験台の上にそっと下ろした。
リチウムちゃんの体は、まるで軽い風船のように運ばれたのだ。
水から解放されたリチウムちゃんは、まだ少し震えていたものの、次第に落ち着きを取り戻していった。
恐怖で真っ青だった顔に、少しずつ血色が戻ってくる。
そして、自分を助けてくれたのが、普段はあまり積極的に関わってこないヘリウムちゃんだと気づき、彼女は顔を真っ赤にした。
それは、恐怖やパニックの色ではなく、照れと、そして感謝の色だった。
「…ヘリウム…」
リチウムちゃんは、掠れた声でヘリウムちゃんの名前を呼んだ。
「お前…助けてくれたのか…ありがとう…」
普段は強気でエネルギッシュな彼女が、こんなにも素直に、そして小さな声で感謝を口にするのは珍しかった。
ヘリウムちゃんは、そんなリチウムちゃんの様子をじっと見つめていた。
その蜂蜜色の瞳に、明確な感情は読み取れない。
ただ、彼女の周りに浮かぶ風船が、優しく揺れているだけだ。
ヘリウムちゃんは何も答えなかった。
ただ、小さく微笑んだように見えた。
しかし、リチウムちゃんの素直な感謝は長くは続かなかった。
水への恐怖から完全に解放され、いつものエネルギーが戻ってくると、彼女の思考回路は一気にいつもの高速モードに切り替わった。
「でも! でもだ!」
リチウムちゃんは勢いよく立ち上がり、実験台の上で身振り手振りを始めた。
「水に浮くなんてありえない! 私のビビっとくる解決策は、炎で水を全部蒸発させることだったのに! なんでその発想に至らなかったんだ! フルチャージが足りなかったのか!」
リチウムちゃんは、自分を助けてくれたヘリウムちゃんへの感謝よりも、自分のパニックによる判断力の低下や、水に浮いたという事実(彼女にとってリチウムが水に触れるのは絶対に避けるべき事態であり、浮くという発想はなかったのだろう)に対する自己嫌悪と反省(?)に思考が切り替わったらしい。
彼女の顔は再び紅潮していたが、今度は興奮と少しの悔しさの色だった。
ヘリウムちゃんは、そんなリチウムちゃんの突然の豹変ぶりを、ただ静かに見ていた。
そして、いつものように小さく「ぷかぷか~」と呟き、微笑んだ。
彼女は知っていた。
リチウムちゃんはそういう子なのだ。
素直な感情表現のすぐ後に、自身の性質に基づいた思考に戻る。
それでいいのだ。
自分は自分、リチウムちゃんはリチウムちゃん。
無理に変わる必要はない。
実験室の床はびしょ濡れになり、後片付けが大変になった。
オストワルト先生は、床に広がる水を見て「…エネルギーの無駄遣い、そして美しさの損失…!」と眉間に皺を寄せながらも、リチウムちゃんが無事だったことに安堵していた。
リチウムちゃんは、今度は「実験台を乾かすのは私の仕事だ! 電気で水を分解してやる!」と意気込み、先生に止められていた。
ヘリウムちゃんは、そんな騒ぎを横目に、また窓の外に目を向けた。
この一件で、ヘリウムちゃんとリチウムちゃんの間には、明確な言葉にはならない、かすかな繋がりが生まれた。
リチウムちゃんは、ヘリウムちゃんの意外な優しさと、危機における冷静さを知った。
ヘリウムちゃんは、リチウムちゃんのパニックと、その後の立ち直りの早さ、そして自分への素直な感謝の気持ちを見た。
お互いの違いは大きいままだが、少しだけ、相手の存在が気にかかるようになった。
まるで、不活性なヘリウムと反応性の高いリチウムが、遠くからお互いを認識したように。
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