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初めての対局
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次の日、俺は早速その将棋部とやらに行ってみることにした。
「失礼しますッ…入部希望者です…ってか入部させられましたッ」
と言って将棋部に入ると、中には1大勢の部員たちがいた。
それを見た俺はその女子生徒にこう言った。
「おい、ちょっと表へ出てきてくれないか?」
と言い、将棋部の外へ出て、その女子生徒に問い詰めた。
「おい、廃部寸前じゃないのかよ、部員たち結構いるんだけど…だまされたんだな…そうなんだな?」
彼女はこう答えた。
「だって、こうじゃないと入ってくれそうになかったから…」
と言ってきた。
俺は「まあ入っちまった以上は三年間ちゃんと部活にはいくし、試合にも出るし、練習だってするからよ。次からはこういうやり方で勧誘はやめとけよ…」と言ってあげた。
すると彼女は「はい、では早速対局しましょう…」と言い、早速部員たちと対局が始まった。
俺は「ちょっと待ってよ、いきなり対局は無理があるだろ…俺、将棋初心者なんだけど?」
と言うと、彼女は「いいからいいから、部長のいうことは聞くもんだよ!」と言って、強制的に対局が始まった。
俺は、「えーっと、とりあえず歩兵でも動かしてみるか…」
と言いながら歩兵をまっすぐ進めた。
対戦相手の子は「じゃあ、私も歩兵を動かして…」
と言いながら、角道の歩兵を前に進めた。
で、俺は、部長に「なあ、角ってどんな動きするんだ?」と聞いた。
すると部長は「角は斜めに進むことができるから、相手の角を取ることができるよ…」
と教えてくれたので、相手の陣地にある角を取った。
そして、部長は「相手の陣地に入ったら裏返すことができて、これを成るというんだよ…」
と言った。
俺は言われるがまま、角を裏返して成った。
相手の子は「いやー素人にしてはいい動きだけど、でも、ここからが真の戦いよ…」と言い、どんどん攻めの陣形を作っていく。
何をやってるのかすらわからない俺は、部長に「なあ、相手は何やってんだ?」と尋ねると「ああ、アレは駒組といって、負けないようにぎょくのまわりを手厚くしてるのよ…」と教えてくれた。
相手の子は「何言ってるのよ…駒組も勝つためには必要な戦略よ…」といってきて、駒組をしながら、こちらの陣地に拠点をつくってきた。
俺も攻めていくが素人の俺と経験者の女の子とでは、力の差がありすぎて、こちらの陣地を荒らされてしまう。
それでも、何とか相手の玉を追い詰めていき、相手の子は、それを必死に受ける展開になった。
「はあ、はあ、くッ…まさか、今日始めたばかりのあんたがここまで追い詰めるなんて、予想外だったけど…でも、もうここまでよ、さ、ここからは私の美しい攻めに魅了されなさい…」
といって、相手の女の子はどんどん攻めてきて、俺はその攻めを必死で受けていく。
しかし、もう逃げ場がないと判断した俺は「ふう、負けました…」と言い、投了した。
すると相手の女の子は「あなた、筋は悪くないんだけど、でも…このままじゃいずれ大会で痛い目を見ることになるわ…そうね、今度の土曜、私の家に来なさい…あなたを鍛えてあげるわ…」と言ってくれた。
「失礼しますッ…入部希望者です…ってか入部させられましたッ」
と言って将棋部に入ると、中には1大勢の部員たちがいた。
それを見た俺はその女子生徒にこう言った。
「おい、ちょっと表へ出てきてくれないか?」
と言い、将棋部の外へ出て、その女子生徒に問い詰めた。
「おい、廃部寸前じゃないのかよ、部員たち結構いるんだけど…だまされたんだな…そうなんだな?」
彼女はこう答えた。
「だって、こうじゃないと入ってくれそうになかったから…」
と言ってきた。
俺は「まあ入っちまった以上は三年間ちゃんと部活にはいくし、試合にも出るし、練習だってするからよ。次からはこういうやり方で勧誘はやめとけよ…」と言ってあげた。
すると彼女は「はい、では早速対局しましょう…」と言い、早速部員たちと対局が始まった。
俺は「ちょっと待ってよ、いきなり対局は無理があるだろ…俺、将棋初心者なんだけど?」
と言うと、彼女は「いいからいいから、部長のいうことは聞くもんだよ!」と言って、強制的に対局が始まった。
俺は、「えーっと、とりあえず歩兵でも動かしてみるか…」
と言いながら歩兵をまっすぐ進めた。
対戦相手の子は「じゃあ、私も歩兵を動かして…」
と言いながら、角道の歩兵を前に進めた。
で、俺は、部長に「なあ、角ってどんな動きするんだ?」と聞いた。
すると部長は「角は斜めに進むことができるから、相手の角を取ることができるよ…」
と教えてくれたので、相手の陣地にある角を取った。
そして、部長は「相手の陣地に入ったら裏返すことができて、これを成るというんだよ…」
と言った。
俺は言われるがまま、角を裏返して成った。
相手の子は「いやー素人にしてはいい動きだけど、でも、ここからが真の戦いよ…」と言い、どんどん攻めの陣形を作っていく。
何をやってるのかすらわからない俺は、部長に「なあ、相手は何やってんだ?」と尋ねると「ああ、アレは駒組といって、負けないようにぎょくのまわりを手厚くしてるのよ…」と教えてくれた。
相手の子は「何言ってるのよ…駒組も勝つためには必要な戦略よ…」といってきて、駒組をしながら、こちらの陣地に拠点をつくってきた。
俺も攻めていくが素人の俺と経験者の女の子とでは、力の差がありすぎて、こちらの陣地を荒らされてしまう。
それでも、何とか相手の玉を追い詰めていき、相手の子は、それを必死に受ける展開になった。
「はあ、はあ、くッ…まさか、今日始めたばかりのあんたがここまで追い詰めるなんて、予想外だったけど…でも、もうここまでよ、さ、ここからは私の美しい攻めに魅了されなさい…」
といって、相手の女の子はどんどん攻めてきて、俺はその攻めを必死で受けていく。
しかし、もう逃げ場がないと判断した俺は「ふう、負けました…」と言い、投了した。
すると相手の女の子は「あなた、筋は悪くないんだけど、でも…このままじゃいずれ大会で痛い目を見ることになるわ…そうね、今度の土曜、私の家に来なさい…あなたを鍛えてあげるわ…」と言ってくれた。
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