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第三片 混乱、混沌
第三片 混乱、混沌 1
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ベイタワー美衣浜――市内でも最大の高層マンションである。
その最上階から、奈須原綾女は街を見おろした。
洗い髪にガウンを纏い、手には琥珀色の液体の入ったグラスを掲げている。
「ふっ……愚民どもめ」
そう独白したのち、彼女はグラスの中身を一気に煽った。
選ばれた者のみに許される、伝統と信頼の高等遊技『愚民ごっこ』――ちなみに、いま飲んだのは紅茶である。
綾女はグラスをテーブルに置き、髪をまとめてタンクトップとスパッツに着替えた。
休憩は終わり。これからまたトレーニングだ。
「桜ヶ丘央霞……」
もう一度地上に目を向ける。
「この街のどこかに、あなたもいるんでしょうね」
ベイタワー美衣浜の最上階は、まるまる綾女の父親名義になっており、最新の設備を揃えたトレーニング・ルームも完備している。
ここに、彼女はひとりで住んでいた。
大企業の社長令嬢として、なに不自由なく育った綾女は、六歳のときに剣道に出会う。
親の勧めるピアノや華道などには目もくれず、彼女は剣道に打ち込んだ。
対戦相手と向かい合ったときの緊張感。勝負が決まる刹那の攻防。厳しい稽古の末、敵わなかったはずの相手をねじ伏せることができたときの快感――そのすべてに、彼女は魅了された。
学業も優秀だったため、百花学園合格も充分狙えたのだが、綾女が選んだのは剣道の強豪校である園田西高だった。
さすがに高校の部活ともなると強い連中がゴロゴロしていたが、それでも綾女は懸命に練習に励み、ついには一年生にしてレギュラーの一人に選ばれた。
だが、華々しく飾られるはずだったデビュー戦は、ひとりの少女によって打ち砕かれる。
高校総体県予選――その一回戦であたったのは、おなじ一年生である百花学園の桜ヶ丘央霞。雰囲気はあったものの、綾女は絶対の自信を持って試合に臨んだ。
結果は――惨敗。
なにが起きたかわからぬうちに二本連取され、綾女は敗退した。
その後、桜ヶ丘は破竹の快進撃を続け、無傷で全国を制覇する。
「美少女剣士が起こした奇跡!」――などと世間はもてはやしたが、実際に戦った人間からすれば、あれはそんな生易しいものではなかった。
強い者が、勝つべくして勝っただけ。対戦者は、ただただ蹂躙されたにすぎない。
桜ヶ丘に敗れた者の多くと、試合を観ただけの者数人が、心を折られ、剣の道を捨てたという。
だが、綾女はそうはならなかった。
リベンジを誓い、よりいっそうの研鑽を積んだ。
ところが――
その後、桜ヶ丘央霞は、ぱったりと公式戦に出場しなくなる。
玉竜旗大会にも全国選抜にも彼女は現れず、剣道をやめたとの噂も囁かれた。
先日の合同練習で、その噂が真実だったと知ったときは卒倒しそうになった。
(許さない……!)
いかなる事情があったかは知らないが、この奈須原綾女に対して勝ち逃げなど許されるものか。
どんな手を使ってでも、かならず試合場に引きずり出してやる。
その一心で、今日も己をいじめ抜くのだ。
綾女が、トレーニング・ルームのドアに手をかけたときだった。
轟音とともに壁が破られ、三人の女が入ってきた。
いや、女――といってよいのだろうか?
ひとりはやたらゴツくて大柄だし、やたら白い女はおかしな耳と角を生やしている。唯一まともそうな色黒の女も、殴られたのか頬を腫らせていた。
「い~い部屋じゃねえか。清潔だし、眺めもいいしなァ」
「野蛮人……これから暮らすのに、こんな大穴あけるなんて、いったいなにを考えているんですの?」
大柄な女の言葉に、白い女が呆れたように返す。
「な……ッ、なんなのアンタら!?」
綾女が声をあげると、三人はようやくこちらの存在に気づいたかのように、いっせいに彼女を見た。
「いきなり入ってきて、暮らすとかなんとか……」
綾女はパニック寸前だった。警備員はなにをしていた? 警報も鳴らないし、ていうか、そもそもコイツら何者!?
「おっといけねえ。オレとしたことが、家主に挨拶すんのを忘れてたぜ」
大柄な女が、綾女の前にやって来た。
近くで見ると、その巨大さ、筋肉の見事さに圧倒される。
なにも言えずにいる綾女を、その女は、まるで子供をそうするように、ひょいと抱きあげた。
「これからよろしくな。可愛いお嬢さん」
ふひひ、と歯を剥き出しにして、女は笑った。
奈須原宅が三人の奈落人の襲撃を受けていた頃、央霞は山茶花の引っ越しを手伝っていた。
カリンの襲撃を想定するなら、《欠片の保有者》はなるべくまとまって行動したほうがよい。
そこで、山茶花にも学生寮に入ってもらうことにした。
「これで、ボクもみずき先輩とおなじように、いつでも央霞先輩に守ってもらえるわけですね」
山茶花が、うきうきした口調で言う。
「あまり甘えるな。むしろ、私がいないときにみずきを守ってもらうほうに期待しているんだがな」
「……そういう言い方はずるいです」
央霞も、女子力には欠けるほうだという自覚はあったが、山茶花はそれ以上で、もっともかさばると思われた服もたいした数はなく、しかも男子が着るような地味で安価なものが大半だった。
さすがにどうかと思い、今度服を買いにいくぞというと、山茶花はふたつ返事でうなずいた。みずきは微妙な顔をしていたが。
荷物は、菊池に車を出してもらって寮に運び入れた。
こういうとき男手があると助かります、などと、みずきは菊池をおだてていたが、実際の所、彼が央霞以上の戦力になっていたとは、とても思えなかった。
荷解きもある程度終わったところで、山茶花の新生活に使えそうな物がいくつかあったのを思い出し、央霞は久しぶりに自宅へもどることにした。
「送ろうか?」
菊池が訊ねる。
「いえ。走っていきますんで」
「そ、そうか」
若い男性教諭が来ているということもあって、周囲には関係のない女生徒が集まって来ていた。菊池としては、いとまを告げるのにいいタイミングだと思ったのだろう。
「先生、お夕飯くらい食べていってくださいよ」
みずきが菊池の袖をひっぱった。
穏やかな物言いだが、有無をいわさぬ迫力が滲み出ている。
「し、しかし、女子寮にあまり長居するのも……」
「生徒とふたりきりで車に乗ってる姿を見られるほうが面倒ですよ」
「そりゃ……そうかもしれないが」
みずきがやけに強引な理由はわからなかったが、央霞はありがたく、その助け船に乗らせてもらうことにした。
菊池がまたなにか言い出す前に、さっさと寮をあとにする。
寮と自宅は数キロ程度離れていたが、央霞にとっては大した距離ではない。息も切れないうちに到着したところで、明かりのついていない窓に気づき、眉を顰めた。
留守、あるいはまだ帰っていないのか? だが、鍵はあいているし、中から人の気配もする。
階段を昇って弟の部屋に入ると、彼は布団をかぶって寝ていた。
「陽平」
布団の塊がもぞもぞと動く。
「ああ、おおねえ。おかえり……」
あからさまに元気がない。
「お前ひとりか? 居候がいるという話だったが」
「出てったよ」
それきり、陽平は黙り込んでしまう。
深くは訊かず、央霞は自分の部屋へと向かった。ドアを開けた瞬間、かすかな甘い香りが漂う。
中のようすは、央霞が出ていく前とすこしも変わっていない。しかし、その残り香は、つい昨日――あるいは今朝方まで、たしかに誰かが暮らしていたことを窺わせた。
「央姉……」
起き出してきた陽平が、力なく呼ぶ。
振り返って弟の顔を眺め、央霞は思った。
これは、敗北を知った者の目だ。
だが、それで終わってしまう者とそうでない者とでは、明確なちがいがある。
陽平は――後者だ。
ふたたび立ちあがる気力を、まだ身内に残している。
央霞は、手のひらを弟の頭に乗せた。
「飯を食おう」
その最上階から、奈須原綾女は街を見おろした。
洗い髪にガウンを纏い、手には琥珀色の液体の入ったグラスを掲げている。
「ふっ……愚民どもめ」
そう独白したのち、彼女はグラスの中身を一気に煽った。
選ばれた者のみに許される、伝統と信頼の高等遊技『愚民ごっこ』――ちなみに、いま飲んだのは紅茶である。
綾女はグラスをテーブルに置き、髪をまとめてタンクトップとスパッツに着替えた。
休憩は終わり。これからまたトレーニングだ。
「桜ヶ丘央霞……」
もう一度地上に目を向ける。
「この街のどこかに、あなたもいるんでしょうね」
ベイタワー美衣浜の最上階は、まるまる綾女の父親名義になっており、最新の設備を揃えたトレーニング・ルームも完備している。
ここに、彼女はひとりで住んでいた。
大企業の社長令嬢として、なに不自由なく育った綾女は、六歳のときに剣道に出会う。
親の勧めるピアノや華道などには目もくれず、彼女は剣道に打ち込んだ。
対戦相手と向かい合ったときの緊張感。勝負が決まる刹那の攻防。厳しい稽古の末、敵わなかったはずの相手をねじ伏せることができたときの快感――そのすべてに、彼女は魅了された。
学業も優秀だったため、百花学園合格も充分狙えたのだが、綾女が選んだのは剣道の強豪校である園田西高だった。
さすがに高校の部活ともなると強い連中がゴロゴロしていたが、それでも綾女は懸命に練習に励み、ついには一年生にしてレギュラーの一人に選ばれた。
だが、華々しく飾られるはずだったデビュー戦は、ひとりの少女によって打ち砕かれる。
高校総体県予選――その一回戦であたったのは、おなじ一年生である百花学園の桜ヶ丘央霞。雰囲気はあったものの、綾女は絶対の自信を持って試合に臨んだ。
結果は――惨敗。
なにが起きたかわからぬうちに二本連取され、綾女は敗退した。
その後、桜ヶ丘は破竹の快進撃を続け、無傷で全国を制覇する。
「美少女剣士が起こした奇跡!」――などと世間はもてはやしたが、実際に戦った人間からすれば、あれはそんな生易しいものではなかった。
強い者が、勝つべくして勝っただけ。対戦者は、ただただ蹂躙されたにすぎない。
桜ヶ丘に敗れた者の多くと、試合を観ただけの者数人が、心を折られ、剣の道を捨てたという。
だが、綾女はそうはならなかった。
リベンジを誓い、よりいっそうの研鑽を積んだ。
ところが――
その後、桜ヶ丘央霞は、ぱったりと公式戦に出場しなくなる。
玉竜旗大会にも全国選抜にも彼女は現れず、剣道をやめたとの噂も囁かれた。
先日の合同練習で、その噂が真実だったと知ったときは卒倒しそうになった。
(許さない……!)
いかなる事情があったかは知らないが、この奈須原綾女に対して勝ち逃げなど許されるものか。
どんな手を使ってでも、かならず試合場に引きずり出してやる。
その一心で、今日も己をいじめ抜くのだ。
綾女が、トレーニング・ルームのドアに手をかけたときだった。
轟音とともに壁が破られ、三人の女が入ってきた。
いや、女――といってよいのだろうか?
ひとりはやたらゴツくて大柄だし、やたら白い女はおかしな耳と角を生やしている。唯一まともそうな色黒の女も、殴られたのか頬を腫らせていた。
「い~い部屋じゃねえか。清潔だし、眺めもいいしなァ」
「野蛮人……これから暮らすのに、こんな大穴あけるなんて、いったいなにを考えているんですの?」
大柄な女の言葉に、白い女が呆れたように返す。
「な……ッ、なんなのアンタら!?」
綾女が声をあげると、三人はようやくこちらの存在に気づいたかのように、いっせいに彼女を見た。
「いきなり入ってきて、暮らすとかなんとか……」
綾女はパニック寸前だった。警備員はなにをしていた? 警報も鳴らないし、ていうか、そもそもコイツら何者!?
「おっといけねえ。オレとしたことが、家主に挨拶すんのを忘れてたぜ」
大柄な女が、綾女の前にやって来た。
近くで見ると、その巨大さ、筋肉の見事さに圧倒される。
なにも言えずにいる綾女を、その女は、まるで子供をそうするように、ひょいと抱きあげた。
「これからよろしくな。可愛いお嬢さん」
ふひひ、と歯を剥き出しにして、女は笑った。
奈須原宅が三人の奈落人の襲撃を受けていた頃、央霞は山茶花の引っ越しを手伝っていた。
カリンの襲撃を想定するなら、《欠片の保有者》はなるべくまとまって行動したほうがよい。
そこで、山茶花にも学生寮に入ってもらうことにした。
「これで、ボクもみずき先輩とおなじように、いつでも央霞先輩に守ってもらえるわけですね」
山茶花が、うきうきした口調で言う。
「あまり甘えるな。むしろ、私がいないときにみずきを守ってもらうほうに期待しているんだがな」
「……そういう言い方はずるいです」
央霞も、女子力には欠けるほうだという自覚はあったが、山茶花はそれ以上で、もっともかさばると思われた服もたいした数はなく、しかも男子が着るような地味で安価なものが大半だった。
さすがにどうかと思い、今度服を買いにいくぞというと、山茶花はふたつ返事でうなずいた。みずきは微妙な顔をしていたが。
荷物は、菊池に車を出してもらって寮に運び入れた。
こういうとき男手があると助かります、などと、みずきは菊池をおだてていたが、実際の所、彼が央霞以上の戦力になっていたとは、とても思えなかった。
荷解きもある程度終わったところで、山茶花の新生活に使えそうな物がいくつかあったのを思い出し、央霞は久しぶりに自宅へもどることにした。
「送ろうか?」
菊池が訊ねる。
「いえ。走っていきますんで」
「そ、そうか」
若い男性教諭が来ているということもあって、周囲には関係のない女生徒が集まって来ていた。菊池としては、いとまを告げるのにいいタイミングだと思ったのだろう。
「先生、お夕飯くらい食べていってくださいよ」
みずきが菊池の袖をひっぱった。
穏やかな物言いだが、有無をいわさぬ迫力が滲み出ている。
「し、しかし、女子寮にあまり長居するのも……」
「生徒とふたりきりで車に乗ってる姿を見られるほうが面倒ですよ」
「そりゃ……そうかもしれないが」
みずきがやけに強引な理由はわからなかったが、央霞はありがたく、その助け船に乗らせてもらうことにした。
菊池がまたなにか言い出す前に、さっさと寮をあとにする。
寮と自宅は数キロ程度離れていたが、央霞にとっては大した距離ではない。息も切れないうちに到着したところで、明かりのついていない窓に気づき、眉を顰めた。
留守、あるいはまだ帰っていないのか? だが、鍵はあいているし、中から人の気配もする。
階段を昇って弟の部屋に入ると、彼は布団をかぶって寝ていた。
「陽平」
布団の塊がもぞもぞと動く。
「ああ、おおねえ。おかえり……」
あからさまに元気がない。
「お前ひとりか? 居候がいるという話だったが」
「出てったよ」
それきり、陽平は黙り込んでしまう。
深くは訊かず、央霞は自分の部屋へと向かった。ドアを開けた瞬間、かすかな甘い香りが漂う。
中のようすは、央霞が出ていく前とすこしも変わっていない。しかし、その残り香は、つい昨日――あるいは今朝方まで、たしかに誰かが暮らしていたことを窺わせた。
「央姉……」
起き出してきた陽平が、力なく呼ぶ。
振り返って弟の顔を眺め、央霞は思った。
これは、敗北を知った者の目だ。
だが、それで終わってしまう者とそうでない者とでは、明確なちがいがある。
陽平は――後者だ。
ふたたび立ちあがる気力を、まだ身内に残している。
央霞は、手のひらを弟の頭に乗せた。
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