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#15 初公演オーディション
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2日後…………
ついにレッスン室での初公演オーディション当日を迎えた。見事オーディションに合格出来れば、シオンと同じ舞台に立てれる。
演劇講師 ケイト「それでは、これから劇団科 初公演オーディションを開始します。シオン。入ってきなさい。」
里菜「っ!!(キャ──!!シオン様♡……って叫びたいけど……我慢しなきゃ……)」
シオン「こんにちは。星堂シオンです。実力の高い生徒と公演が出来るのを楽しみにしています。実力を発揮出来るよう皆さん頑張って下さい。」
劇団科クラス全員・里菜「はい!!」
シオン「では、まずは、永田 明香里(ながた あかり)。」
シオンが名前を呼び、1人ずつ前に出て披露する。
里菜(歌を歌いながらダンスして、演技するなんて難しいことなのに…ちゃんとやれるか不安すぎる……でも……)
-------------------------------------------------
初公演オーディション 前日
真子「何言ってんの!里菜ならやれるって!」
由夢「そうだよ!せっかくの初公演でシオン様と一緒に出れるんだよ!」
里菜「私…本当にこの学校を受けて良かったのかな……」
真子「シオン様と結婚するのが目的で受けたんでしょ!?ここは難関芸能学校なのに中等部から受験でも難しいってのに、せっかく合格してここまで来れたんでしょ!?」
由夢「本当に両思いになりたいのなら、絶対オーディションを受けるべきだよ!」
里菜「うん……頑張ってみる。」
私には初公演オーディションを受ける自信がなかった。
もしかしたら最悪は不合格になってしまうかもしれない。
シオン様と舞台に立てれないかもしれない。
でも……
運が良ければ合格出来るかもしれない。
シオン様と舞台に立てる事が出来るかもしれない。
考え事で感情がごちゃごちゃになった。
-------------------------------------------------
シオン「次、坂口 里菜。」
里菜「…はいっ!」
里菜は前に立つ。
合格者数はたったの3人だけ……
結果がどうなっても…………
とにかく全力で……
やりきる!!
里菜は笑顔で歌を歌いながら踊る。
本番前は自信がなかった里菜が まるで別人のようになった。
シオン「っ……!!」
シオンは目が輝いた。
最後に里菜は演技をする。演技はまるでミュージカル映画そのものだった。
シオン (里菜ちゃんは……まさか、こんなに…上手な子なの…………!? )
いつの間にか不安がどこかに消えていった。
里菜「……ふぅ……ありがとうございました──!!!!」
レッスン室に拍手が響いた。
演技講師 ケイト「シオン………最終審査でも見たけど、坂口さんが劇団科の中等部1年生の生徒の中で1番上手だわ……。」
シオン「そうですね…。ケイト先生……」
シオンは里菜の目の前で言葉を失った。
里菜 (とりあえず……最後までやりきれた……!あとは……結果を待つのみ!)
劇団科の生徒全員が披露し、初公演オーディションの結果発表の時間になった。
演劇講師 ケイト「お待たせしました。只今より、初公演オーディションの合格者を発表致します。星堂シオンより、発表して頂きます。」
シオン「はい。1人目の合格者は……1年C組、愛咲 絵里香(あいさき えりか)。」
絵里香「っ……!はいっ!」
シオン「2人目の合格者は……1年D組、鈴原 瑠璃(すずはら るり)。」
瑠璃「はい!」
シオン「最後、3人目の合格者は……」
絶対に………………
合格しますように……………………!!!!!!!!!!
シオン「1年A組、坂口 里菜(さかぐち りな)。」
里菜「っっっ!?!?!?!? は、はいぃぃっっ!!!!」
嘘………………………
私が………………………………
初公演オーディションに………………
合格した───────!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
里菜は涙が溢れてきて、思わず 嬉し涙を流す。
これは夢………!?!?!?!?!?!?!?!?
現実でこんなに嬉しい事が起きるなんて…………!!!!
シオン様との初公演……頑張らなきゃ…………!!!!!!!!
ついにレッスン室での初公演オーディション当日を迎えた。見事オーディションに合格出来れば、シオンと同じ舞台に立てれる。
演劇講師 ケイト「それでは、これから劇団科 初公演オーディションを開始します。シオン。入ってきなさい。」
里菜「っ!!(キャ──!!シオン様♡……って叫びたいけど……我慢しなきゃ……)」
シオン「こんにちは。星堂シオンです。実力の高い生徒と公演が出来るのを楽しみにしています。実力を発揮出来るよう皆さん頑張って下さい。」
劇団科クラス全員・里菜「はい!!」
シオン「では、まずは、永田 明香里(ながた あかり)。」
シオンが名前を呼び、1人ずつ前に出て披露する。
里菜(歌を歌いながらダンスして、演技するなんて難しいことなのに…ちゃんとやれるか不安すぎる……でも……)
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初公演オーディション 前日
真子「何言ってんの!里菜ならやれるって!」
由夢「そうだよ!せっかくの初公演でシオン様と一緒に出れるんだよ!」
里菜「私…本当にこの学校を受けて良かったのかな……」
真子「シオン様と結婚するのが目的で受けたんでしょ!?ここは難関芸能学校なのに中等部から受験でも難しいってのに、せっかく合格してここまで来れたんでしょ!?」
由夢「本当に両思いになりたいのなら、絶対オーディションを受けるべきだよ!」
里菜「うん……頑張ってみる。」
私には初公演オーディションを受ける自信がなかった。
もしかしたら最悪は不合格になってしまうかもしれない。
シオン様と舞台に立てれないかもしれない。
でも……
運が良ければ合格出来るかもしれない。
シオン様と舞台に立てる事が出来るかもしれない。
考え事で感情がごちゃごちゃになった。
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シオン「次、坂口 里菜。」
里菜「…はいっ!」
里菜は前に立つ。
合格者数はたったの3人だけ……
結果がどうなっても…………
とにかく全力で……
やりきる!!
里菜は笑顔で歌を歌いながら踊る。
本番前は自信がなかった里菜が まるで別人のようになった。
シオン「っ……!!」
シオンは目が輝いた。
最後に里菜は演技をする。演技はまるでミュージカル映画そのものだった。
シオン (里菜ちゃんは……まさか、こんなに…上手な子なの…………!? )
いつの間にか不安がどこかに消えていった。
里菜「……ふぅ……ありがとうございました──!!!!」
レッスン室に拍手が響いた。
演技講師 ケイト「シオン………最終審査でも見たけど、坂口さんが劇団科の中等部1年生の生徒の中で1番上手だわ……。」
シオン「そうですね…。ケイト先生……」
シオンは里菜の目の前で言葉を失った。
里菜 (とりあえず……最後までやりきれた……!あとは……結果を待つのみ!)
劇団科の生徒全員が披露し、初公演オーディションの結果発表の時間になった。
演劇講師 ケイト「お待たせしました。只今より、初公演オーディションの合格者を発表致します。星堂シオンより、発表して頂きます。」
シオン「はい。1人目の合格者は……1年C組、愛咲 絵里香(あいさき えりか)。」
絵里香「っ……!はいっ!」
シオン「2人目の合格者は……1年D組、鈴原 瑠璃(すずはら るり)。」
瑠璃「はい!」
シオン「最後、3人目の合格者は……」
絶対に………………
合格しますように……………………!!!!!!!!!!
シオン「1年A組、坂口 里菜(さかぐち りな)。」
里菜「っっっ!?!?!?!? は、はいぃぃっっ!!!!」
嘘………………………
私が………………………………
初公演オーディションに………………
合格した───────!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
里菜は涙が溢れてきて、思わず 嬉し涙を流す。
これは夢………!?!?!?!?!?!?!?!?
現実でこんなに嬉しい事が起きるなんて…………!!!!
シオン様との初公演……頑張らなきゃ…………!!!!!!!!
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