季節の四姉妹

斉藤 延廣

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季節の四姉妹  ~夏パート編~

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 道を歩いている夏樹、手にはアイス。
「暑くなって来たわね。 海にでも行きたいわ。」

 夏樹は空に向かって手を動かすと日の光が強くなる。
「あつ・・・!」
 手をもう一度動かしてちょうどいいくらいの日差しにする。
「よし。」

 海岸では子ども達が海水浴、若い男女が日光浴などを行っている。

 浜辺に来ると夏樹は水着にサンダル姿になる。
 歩いているとくつろいでいたサングラスの男が傾けて夏樹を見る。

「ヘイ彼女。」
 夏樹の前に来たのはチャラい感じの男達。
「え、なに?」
「かわいいねキミ。」
「よかったら一緒にどう?」
「大丈夫、酔わせて個室に連れ込んだりしないからさ。」
「そう・・・。」

 夏樹は手を動かすと日の光は男達に直撃する。
「ギャー焼ける~!!」
「目が~! 目が~!!」
「悪いけど、私は一人で楽しんでるだけだから。」
 夏樹はそのまま去って行く。

 海の家に来る夏樹。
 テーブルを拭いている緑の服に黄色い帽子をかぶった少女。

「ゴーヤーちゃん。」
「なに、冷やかしなら帰って。」
「今回はここでバイトなんだ。」
「おばさん(海の家 主人)が体調よくないからお願いだって。」
「私も手伝おうか?」
「いやよ、あんたつまみ食いするじゃない。」
 そこに水着姿の人々。
「ねえ、いまやってる?」
「あ、はい。」

 約二時間後、夕方くらいになる。
 夏樹の衣装は戻り手にはドリンク(駄賃代わりの)。
 歩いているとポスターに目が止まる。 花火大会の案内。
「あと一週間か、そういえば華子(花火師見習い)もやるのかな?
 まあいいや、楽しみ。」
 夏樹はその場をあとにする。




 ‐  終わり  ‐
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