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番外編 子供
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「バカ!!ケダモノ!!狼!!」
「…そんな泣くか?」
「泣くわよ!!痛かったんだもん!!」
「…ごめん。調子に乗った。」
「ふぇぇ…歯形ついちゃったよ…」
私はずっと輝に耳を甘噛みされ続けた。
「ごめんって言ってるだろ?」
「…詩乃達にはしないでよ?」
「あぁ。」
その時誰かが扉をノックした。
「王子。タークです。少しお話が…」
「…ちっ。いつも邪魔が入る…」
輝は頭を掻きながら私から離れた。
「ターク。入れ。部屋の中で話せ。」
「…それが…」
タークが扉を開けるとある1人の女の人が飛び込んできた。
「リリエンヌ~!!」
「え!?カーラ!?」
「リー。知り合いか?」
「彼女はカーラ。私の使用人友達よ。それにしてもあなたのお嬢様のリィ様は良かったの?」
「有給取ってきたわ。それにしても…使用人から王妃にまで上り詰めるとはね…どうやったの?教えなさい!!」
カーラは私の肩を掴んで揺らした。
「わわっ…どうするもなにも…私元々リリエンヌお嬢様の代わりとして嫁いだのよ?そこから…色々とバレて…」
「…私にはリィ様と偽れないから無理ね。」
「…カーラと言ったな。」
そこでやっと輝が口を開いた。
「はい。」
「リーの友達なんだな。これからもリーをよろしく頼むな。」
「かしこまりました。」
「…カーラ。硬すぎよ。それと輝は狼になるから気をつけてね♪」
「な…余計なこと言うな!!」
「狼…ですか。輝様は獣人ですか?」
カーラはどうやら勘違いをしているようだ。
「…違うわよ。こういうこと。」
私は耳についた歯形を見せた。
「あぁ…リィ様の婚約者のシン様もよ。男の人って皆そうなのかしらね。」
「…後は女だけで話しておけ。俺は公務に行ってくる。」
「…輝。さりげなく詩乃達の所に行こうとしない。」
私がそう声をかけると輝はビクッとしてから部屋を出て行った。
「詩乃?」
「私の子供達よ。見る?」
私はカーラを連れて詩乃達の元へ行った。
「キュン。詩乃達は?」
「かーさま!!」
「ぅ。」
「…可愛い!!」
カーラはすぐに飛びついた。
「かーさま。このひとは?」
「母様の友達よ。仲良くしてね。」
「ぅ…ぁぅ。」
藍歌はこっちに来たいようでジタバタしている。
「…母親が1番ってことね。」
カーラは2人を離した。
「かーさま♪」
「ぅ。」
「2人とも甘えん坊ね。カーラの前でそんな姿見せてもいいの?」
私がそう言うと詩乃はすぐに立ち上がって挨拶をした。
「ヴィンランド次期国王王妃リリエンヌの第一王女詩乃です。(読みづらいと思ったので今回だけ漢字付きです)」
「でこっちが第二王女藍歌ね。」
「ぅ。」
「藍歌ちゃんは声が小さいのね。」
「そうなの。生まれた時からずっとよ?」
「うたのおかしたべたい!!」
「そうね。お茶にしましょうか。」
私は元の部屋に戻った。
「…そんな泣くか?」
「泣くわよ!!痛かったんだもん!!」
「…ごめん。調子に乗った。」
「ふぇぇ…歯形ついちゃったよ…」
私はずっと輝に耳を甘噛みされ続けた。
「ごめんって言ってるだろ?」
「…詩乃達にはしないでよ?」
「あぁ。」
その時誰かが扉をノックした。
「王子。タークです。少しお話が…」
「…ちっ。いつも邪魔が入る…」
輝は頭を掻きながら私から離れた。
「ターク。入れ。部屋の中で話せ。」
「…それが…」
タークが扉を開けるとある1人の女の人が飛び込んできた。
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「え!?カーラ!?」
「リー。知り合いか?」
「彼女はカーラ。私の使用人友達よ。それにしてもあなたのお嬢様のリィ様は良かったの?」
「有給取ってきたわ。それにしても…使用人から王妃にまで上り詰めるとはね…どうやったの?教えなさい!!」
カーラは私の肩を掴んで揺らした。
「わわっ…どうするもなにも…私元々リリエンヌお嬢様の代わりとして嫁いだのよ?そこから…色々とバレて…」
「…私にはリィ様と偽れないから無理ね。」
「…カーラと言ったな。」
そこでやっと輝が口を開いた。
「はい。」
「リーの友達なんだな。これからもリーをよろしく頼むな。」
「かしこまりました。」
「…カーラ。硬すぎよ。それと輝は狼になるから気をつけてね♪」
「な…余計なこと言うな!!」
「狼…ですか。輝様は獣人ですか?」
カーラはどうやら勘違いをしているようだ。
「…違うわよ。こういうこと。」
私は耳についた歯形を見せた。
「あぁ…リィ様の婚約者のシン様もよ。男の人って皆そうなのかしらね。」
「…後は女だけで話しておけ。俺は公務に行ってくる。」
「…輝。さりげなく詩乃達の所に行こうとしない。」
私がそう声をかけると輝はビクッとしてから部屋を出て行った。
「詩乃?」
「私の子供達よ。見る?」
私はカーラを連れて詩乃達の元へ行った。
「キュン。詩乃達は?」
「かーさま!!」
「ぅ。」
「…可愛い!!」
カーラはすぐに飛びついた。
「かーさま。このひとは?」
「母様の友達よ。仲良くしてね。」
「ぅ…ぁぅ。」
藍歌はこっちに来たいようでジタバタしている。
「…母親が1番ってことね。」
カーラは2人を離した。
「かーさま♪」
「ぅ。」
「2人とも甘えん坊ね。カーラの前でそんな姿見せてもいいの?」
私がそう言うと詩乃はすぐに立ち上がって挨拶をした。
「ヴィンランド次期国王王妃リリエンヌの第一王女詩乃です。(読みづらいと思ったので今回だけ漢字付きです)」
「でこっちが第二王女藍歌ね。」
「ぅ。」
「藍歌ちゃんは声が小さいのね。」
「そうなの。生まれた時からずっとよ?」
「うたのおかしたべたい!!」
「そうね。お茶にしましょうか。」
私は元の部屋に戻った。
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