偽物お嬢様と本物お嬢様

如月花恋

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番外編 子供

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「…嫌…助けて…1人は嫌…詩乃…藍歌…輝…ターク…」
私は暗闇の中でたくさんの人に助けを求めた。
自分では動けない。
何かが足に絡まっている。
「嫌…嫌…」
私はその場に座り込んだ。
「嫌なの…嫌~!!」
「…ー…リー!!」
私は輝が私を必死に呼ぶ声で目が覚めた。
「ゆ…め?」
「…良かった…魘されてたから何かあったのかと思った。」
「…輝…」
私は輝に抱きついた。
「なんだ?いつもはこんな事しないだろ?」
「怖かったの…暗闇に1人…」
「…悪夢か…夢見が悪かったな。」
輝は私を撫でた。
「タークにアロマでも用意させよう。色々とリラックス出来るようにやってみようじゃないか。」
「ありがとう…でも私アロマはあまり好きじゃないの。匂いが強いとすぐ気持ち悪くなっちゃうから…」
「そうか…じゃあハーブティーぐらいにしとくか。今日は寝てろよ?王妃の仕事も後からでいい。」
「でも…詩乃達…」
「キュンがいるだろ?心配ならこの部屋に呼べばいい。」
「…タークに仕事増やしちゃう…」
「あいつは気にするな。人間じゃないからな。」
「誰が人外ですか。」
タークが急に輝の後ろに立った。
「うおっ!!」
「王子が遅いので迎えに来ました。今日は大事な会議なんですからサボらないでください。」
「だって。私は大丈夫だから行ってらっしゃい。」
「だが…」
「今すぐ行く!!」
私がそう言うとタークは輝を引っ張って行った。
「まったく…」
「かーさま…ぐあいわるいの?うたのがいっしょにいる!!」
「詩乃…ありがとう。」
私は詩乃を布団の中に入れた。
「かーさま♪」
「詩乃は甘えん坊ね。」
「だってぇかーさまだいすきだもん♪」
「私も大好きよ…」
私が詩乃を抱きしめると詩乃はすぐに眠った。
私はその詩乃を抱きしめながら眠った。
…今度は悪夢を見ないように願いながら…
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